笹原駅前教室

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2015.12.01

こんにちは、教室長の木村です。

阿部寛さん主演のTBSドラマ『下町ロケット』が、視聴率が好調で話題になっています。池井戸潤さんの小説が原作で、精密機械製造業の中小企業「佃製作所」がロケットエンジンに重要な部品を供給し、そのロケットが打ち上げに成功するというドラマです。

このドラマに登場する企業や大学の名前はほとんどが架空のものですが、「慶應大学」に関しては実在する大学と同じ名前で登場し、「わたしもロケット作りたい! 本気で慶應理工目指す!」というセリフもありました。

ドラマとしては感動的な良い話だと思いますが、ここで語られている「慶應大学」は、あくまでもドラマ上のフィクションとしての「慶應大学」だと考えておいた方がよさそうです。

実際の「慶應義塾大学」のホームページには、「慶應義塾大学理工学部には、学科としては航空宇宙工学科はありません。」と書かれています。

航空宇宙工学を学べる学部・学科を持つ大学は、国公立大学にも私立大学にもいくつかあります。関東であれば、東京大学、東京工業大学、早稲田大学、日本大学など、九州であれば、九州大学、九州工業大学、崇城大学、日本文理大学などがあります。

理系で「わたしもロケットが作りたい」という夢を持つ人が自分の夢に近づくための進路選択としては、まずはこれらの大学を志望校として考えた方がよさそうです。

また、文系で「将来は学校の先生になりたい」という夢を持つ人であれば、例えば九州大学教育学部を志願先にするのが果たして良いのか、よく考えてから志願先を選んだ方がよいと思います。

「九州大学」のホームページには、「九州大学教育学部は、教員養成を目的とした学部ではありませんが、所定の単位を履修すれば中学校社会科、高等学校地理・歴史科、公民科などの教員免許を取得できます。」と書かれています。

確かに中学校社会科、高等学校地理・歴史科、公民科などの教員免許は取得できるのですが、教員になろうとすれば「中学校か高校の社会の先生」に限られてしまうということになります。

九州大学教育学部の卒業生の進路を見てみると、大学院へ進学して研究者を目指す、官公庁(県庁、市役所、町役場など)で行政に携わる、一般企業(西日本シティ銀行、福岡中央銀行、NTTマーケティングアクト、日立製作所、山田養蜂場、西松屋チェーン、はせがわ、悠香など)に就職する、といったところが主な進路先になるようです。

九州大学教育学部から教育関係の進路に進むという場合には、「大学の先生になる」とか、「県や市の教育委員会で働く」といった進路をイメージしておいた方がよさそうな感じです。

文系で教員志望の人が九州大学に行きたいと考える場合には、むしろ文学部を志願先にする方がよいのかもしれません。

九州大学文学部人文学科で取得可能な教員免許の種類は、次の通りです。

中学校:社会・国語・英語
高等学校:公民・地理歴史・国語・英語・独語・仏語・中国語

実際、九州大学文学部の出身で、国語や英語の先生をされている方は結構おられます。九州大学に行って国語や英語の教員免許を取ろうと思えば、文学部に進学すべきだということになります。

もし、社会の先生になろうと考えるのであれば、九州大学教育学部に進学して教員を目指すことも可能です。ちなみに、社会科の教員免許に関して言えば、教育学部や文学部以外に、法学部や経済学部で教員免許を取得することも可能です。

最後に、慶應義塾大学に関して、ホームページには「慶應義塾大学理工学部には、機械工学科、システムデザイン工学科など、技術開発の根幹を成す学科があり、航空宇宙工学に係わる研究を進めています。その中では、宇宙ロボットなど宇宙で必要となる構造物に関する研究、推進装置であるエンジンに関する研究などが行われています。」と書かれています。

「ロケットが作りたい」というよりも「慶應義塾大学に進学して、将来は航空宇宙開発に係わる仕事がしたい」と考えるのであれば、「慶應義塾大学理工学部」は有力な進学先の一つとして挙げることができます。

いずれにしても、これから志願先を決めるみなさんは、自分が本当にやりたいことは何なのかを考えたうえで、出願しようとしている大学で実際に自分のやりたいことができるのかをしっかり調べて、自分の進路を決めてほしいと思います。