笹原駅前教室

Tel:0120-92-7141

  • 〒811-1302 福岡県福岡市南区井尻3-17-22 MFビル 2F
  • JR鹿児島本線 笹原駅 徒歩1分/西鉄天神大牟田線 井尻駅 徒歩7分

受付時間:14:00~20:00 日祝休

2016.09.01

こんにちは、教室長の木村です。

ブラジルで開催されたリオ五輪が閉幕しました。

リオ五輪ではたくさんの日本人選手が活躍しましたが、その中で今回取り上げたい話題は、陸上の男子400mリレーです。

山縣亮太選手、飯塚翔太選手、桐生祥秀選手、ケンブリッジ飛鳥選手が走った男子400mリレーは、「37秒60」のアジア新・日本新記録を出して、ジャマイカに次ぐ2位で銀メダルを取りました。

私が不思議に思うのは、4人の選手の100m走の自己ベスト記録10秒05、10秒22、10秒01、10秒10を単純に足し合わせると40秒を超えてしまうのに、なぜ400mリレーだと「37秒60」というタイムを出すことができるのだろうということです。

もっとも、「4人のベストタイムを合計すると40秒を超える」と考えてしまうのは素人の考え方で、「走って加速した状態で4人がバトンを渡していくので、400mリレーで走った時の方が、100m走の4人分のタイムを合計したよりも速くなる」というのが実際の陸上競技で起きる事のようです。

この「加速した状態でバトンを渡していく」ということが重要で、日本チームは下からバトンを手渡す「アンダーハンドパス」を採用して、他の国のチームとは違うやり方で「加速した状態でバトンを渡す」という状況を実現し、リレーのタイムを短縮しているのだそうです。

陸上の男子400mリレーの日本チームは、バトンパスの練習を繰り返し行うことで、4人で走ったリレーのタイムを大幅に短縮し、アジア新・日本新記録のタイムを出しました。

これは、陸上関係者の専門的な見地から言えば「合理的な工夫と努力で良いタイムを出した」ということになるのでしょうし、陸上を知らない素人の目で見れば「4人のチームワークで、えも言われぬ力が出て、良いタイムが出た」と感じる内容でした。

このようにチームとして取り組むことで「単なる個人成績の足し算ではない」結果が出ることは、陸上だけではなく、野球やサッカーなどの他のスポーツ、あるいは、企業が行う経済活動や、政治の世界などでもよく見られる現象なのではないかと思います。

人が集まって一つのチームとして物事を行う時には、一人ひとりの力を足し合わせた以上の成果や結果が出せることもあれば、逆に力を打ち消しあってしまって思ったほどの成果や結果が出せないこともあります。

人と人との和を「チームワーク」として捉えることもできますし、科学的な目で分析していけば、そこに何らかの「合理的な工夫と努力」があると気がつくこともできます。

リオ五輪の陸上400mリレーを見て、私はそんなことを考えました。

中学生や高校生のみなさんは「合唱コンクール」がある人が多いと思いますが、クラスで練習をする時には、「チームワーク」と「合理的な工夫と努力」のことを考えながら練習に取り組んでみてはどうでしょうか。