笹原駅前教室

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2017.09.01

こんにちは、教室長の木村です。今日は2本目の記事を投稿します。

今から94年前、1923年(大正12年)9月1日の午前11時58分に、相模湾西部を震源とするマグニチュード7.9の大地震が発生しました。関東大震災です。

地震の発生時刻が昼食の準備の時間帯と重なったことから、多数の火災が発生し、折からの強風にあおられたこともあり、火災によって多くの人々が亡くなりました。

この地震で東京・横浜を中心とする地域が壊滅状態になり、死者・行方不明者は10万人を超えたと言われています。

こうした震災の混乱の中で、「朝鮮人が火をつけて歩いている」とか、「朝鮮人が井戸に毒を入れている」とか、「社会主義者が暴動を起こす」といった根拠のない噂が流れ、多くの人々がこのデマを事実だと信じてしまいます。

その結果、住民が組織した自警団が、多数の朝鮮人や中国人を殺害する事態に至ってしまいます。

また、無政府主義者の大杉栄や女流作家の伊藤野枝らが憲兵大尉の甘粕正彦らによって殺害されるという事件も起きています。

こうした混乱の中で、神奈川警察署鶴見分署で分署長を務めていた大川常吉は、自警団に殺される恐れのあった朝鮮人や中国人ら約300人の命を守り抜きました。

「朝鮮人が井戸にビンの毒を入れた」と言って騒ぎ立てる自警団に、大川常吉は自らビンの液体を飲んで「ビンの中身は毒ではない」ことを証明します。

さらに、1000人以上の群衆に取り囲まれても、ひるむことなく、朝鮮人や中国人を鶴見分署内に保護し続けたのです。

災害などの非常時に、群集心理で他人に危害を加えてしまうようなことがないか、あるいは、差し迫った状況の中で、自分の身を危険にさらしても他の人の命を救おうとすることができるのか、など、いろいろなことを考えさせられる出来事だと思います。

虐殺の話は現代の日本に当てはまる話とは思われませんが、デマは現代においても世界のあちこちで流れています。

そうしたデマに惑わされないためにも、歴史の教訓はしっかり学んでおく必要があるのではないでしょうか。

2017.09.01

こんにちは、教室長の木村です。

先月8月3日に第3次安倍第3次改造内閣が発足し、新たな閣僚ポストとして茂木敏充氏が「人づくり革命担当大臣」に就任しました。

「人づくり革命」では、「無償化を含む教育機会の確保」、「社会人のリカレント(学び直し)教育」、「人材採用の多元化、高齢者活用」、「人的投資を核とした生産性向上」、「全世代型の社会保障への改革」の5つのテーマについて検討し、政策の実現に取り組んでいくのだそうです。

ところで、ずいぶん古い本の話になりますが、1992年に出版された安土敏(著)『ニッポン・サラリーマン 幸福への処方箋』(日本実業出版社)という本の中で、安土敏さんが<社会的価値観のファッション化>という現象を指摘しておられます。

日本の戦後の歴史を振り返ってみると、複雑に絡み合った問題を解決しようとする際に、耳ざわりのいいキャッチフレーズを打ち出すことで「問題が解決したかのごときムード」を作り出し、それで事足れりとしてきたというのです。

<社会的価値観のファッション化>によって問題がはぐらかされてしまい、結果として問題を先送りしてしまうか、かえって問題をこじらせてしまったような例は、枚挙に暇がありません。

「人づくり革命」が何らかの問題の解決につながっていくのか、それとも、問題の先送りとなるのか、あるいは、かえって問題をこじらせることになるのか、これからの推移を見てみないと何とも言えませんが、子ども達の教育の分野に大きな影響を与える可能性がありますので、これからの動向に関心を持って、しっかり注視していきたいと考えています。