笹原駅前教室

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2018.08.22

こんにちは、教室長の木村です。

今年の夏の甲子園「第100回全国高校野球選手権記念大会」は、大阪桐蔭高校の春夏連覇で幕を閉じました。

今回の大会は、決勝まで進んだ秋田県の金足農業高校の快進撃に注目が集まり、また、福岡県からは沖学園高校と折尾愛真高校の2校が甲子園初出場を果たして、大いに盛り上がりました。

さて、高校野球の甲子園とは歴史の長さや大会の規模などがまったく異なりますが、日本速脳速読協会が行っている「速読甲子園」に参加しましたので、今日はその話題に触れたいと思います。

「速読甲子園」は、全国の速読受講生たちが速読甲子園専用の受検サイトから参加してネット上で受験し、団体戦や個人戦で『速く正確に読み解く』日本一を競い合うものです。

笹原駅前教室は、昨年7月に速読講座を開講したのですが、その時はまだ開講したばかりでしたので、団体戦に参加できるだけの人数が集まらず、今回が初めての団体戦への参加となりました。

今年の7月に参加した団体戦の種目の結果が配信されてきたので確認したところ、城南コベッツ笹原駅前教室は、福岡県内の学習塾の中で13位の成績でした。

県内でベスト8には入れなかったものの、ベスト16に入っていて、ランキングを見てみると、「城南コベッツ笹原駅前教室」よりも下のところに、有名なあの塾やこの塾の名前が載っていて、予想外の結果に、とてもビックリしました!

笹原駅前教室がこんなに上位にランクインしたのは、受講生ひとりひとりが頑張ってしっかりポイントを稼いでくれたおかげで、こんなうれしい気持ちにさせてくれた受講生たちに感謝したいと思います。

そうはいっても、福岡県内だけでも笹原駅前教室よりも上位の成績をあげた学習塾が12教室もあり、また、日本全国で考えれば、何百もの教室が笹原駅前教室よりも上位のところにいることも確かですので、さらに上を目指して頑張っていかなければならないな、とも感じました。

そして、なにより大事なことは、塾で速読をやっているのは「実力テストや本番の入試で問題文を速く正確に読みこなして、しっかり問題を解いて良い成績をあげる」ということが目的ですので、英語や数学などの受験教科の勉強を今まで以上に頑張るということになります。

特に中学3年生や高校3年生の受験生たちには、来年の春に自分の夢を叶えることができるように頑張ってほしいと思いますし、私も、そのために指導を頑張っていきたいと思います。

2018.08.01

こんにちは、教室長の木村です。

今月も、2本目の記事を投稿します。

6月~7月に開催された男子サッカーW杯ロシア大会は、フランスの優勝で幕を閉じました。

日本代表は、グループリーグを2位で通過し、決勝トーナメントに進出しましたが、トーナメント1回戦で「日本2-3ベルギー」のスコアで敗れ、ベスト8に進出することはできませんでした。

決勝トーナメント進出をかけたグループリーグの最終戦では、「日本0-1ポーランド」と日本が1点負けている状況で、試合終了直前のおよそ10分間、日本はあえて得点を狙って攻めることはせずに、ボールを奪われて失点するリスクを避けるために「ボール回し」をする戦術をとりました。

グループリーグの最終戦が始まる前の状況では、最終戦の結果次第で「1位通過」と「2位通過」と「3位敗退」の可能性がありましたが、同時に行われたもう一つの試合が「コロンビア1-0セネガル」という展開になっていたため、日本が「1位通過」を狙うなら2点取って逆転する必要があり、逆にこれ以上失点してしまった場合には「3位敗退」となってしまう情勢になっていました。

そこで、このまま「ボール回し」をして残り時間を使いきった方が、「2位通過」できる可能性が高いと判断して、日本代表は「時間稼ぎ」を行い、結果として目論見どおりグループリーグを突破し、ベスト16に進出したわけです。

この日本代表の「ボール回し」に関しては、評価する意見もあれば、非難する意見もあり、実際の試合会場ではブーイングが巻き起こっていました。

これもまた実に難しい問題で、サッカーW杯のグループリーグ最終戦に限らず、世の中のいろいろな場面で、「勝負に出るか、安全策をとるか」という決断を迫られることは多々あります。

私が自分自身のこととして思い出すのは、大学入試の時に、九州大学の前期の2次試験の数学の試験で確率の問題を解いた時のことです。

出題された確率の問題をどのように解くか、ちょっと迷ってしまい、それで、「樹形図をかいて解く」というやり方を選択しました。

確率の問題を「樹形図をかく」というやり方で解くのは、中学校の数学で習った解き方で、高校の数学では、順列や組み合わせなどを計算する式を使って解くのが一般的です。

しかしこの時、私は「間違った式を立ててしまうかもしれない」という不安に駆られて、「それなら、樹形図をかいて、確実に解こう」と考えて、残りの試験時間を使って、ひたすら樹形図をかいていきました。

1次試験のセンター試験の点数が良くて、2次試験ではそんなに悪くない点数が取れれば合格できそうな感じでしたので、「確率の問題を全部解答できなくても、残り時間で樹形図をかけるところまで問題を解いて、その分だけ正解して得点できれば、おそらく合格できるだろう」と判断して、樹形図をかきました。

大学入試の問題ですので、100通りを超える膨大な樹形図になり、答案用紙いっぱいに樹形図をかくのも大変で、採点された大学の先生方も答案を見て嫌になったかもしれませんが、結果として「樹形図をかいて確実に合格を狙う」という判断は正しかったのでしょう、無事に大学合格して、現在へと至っています。

国立大学の入試の2次試験では、英語で100語程度の自由英作文の問題が出題されることがあります。

各種参考書や過去問集などに掲載されているアドバイスには、「自分が自信を持って使える単語と構文で、平易な表現の英文で構わないので、誤りの少ない英文を書くように心がけること」といったことが書かれていると思いますが、極端に言えば、中学校で習った単語や、中学校で習った構文で構わないので、「スペルミス」や「文法ミス」として減点されない英文で、指定された語数の英文を時間内に書ききることが重要です。

このように、入試においては「安全策」が役に立つ場面が多いのですが、必ずしも「安全策」が良いとは言い切れない場合もあります。

例えば、公立高校入試において、「A高校を受験したいと思っていたけれども、合格ラインの点数を取れる自信がないので、合格ラインの点数が低いB高校を受験して、確実に公立高校に合格できるようにする」という出願をすることは、どこでもよく見かける光景です。

これは、城南コベッツの他の教室でのエピソードとして聞いた話ですが、公立高校入試で、「合格が厳しいかなと思っていた子が思い切って志望校に出願したら合格して、逆にランクを下げて確実に合格を狙いにいった子がワンランク下の高校にも落ちてしまった」ということがあったそうです。

実際問題として、公立高校入試の出願の日から入試の日までの間にはある程度の日にちがありますから、その間に「何としてもA高校に合格するぞ」と思って日々努力を続けた子は本番に向けて成績が上がり、「B高校なら、そんなに勉強しなくても合格できるだろう」と思ってモチベーションを下げてしまった子は今まで解けていた問題も解けなくなる、といったことは大いにありえます。

また、ワンランク下の高校を受験することで、高校入試自体は確実に合格することができたとしても、その後、高校に入学してからナメてかかって勉強しないと、高校の中で埋没してしまって成績が下がり、大学進学の時に志望校に全然届かないといったこともありますし、逆に、ワンランク下の高校でしっかり勉強を続けることで、大学入試では難関校への合格を果たすことができたという人も数多く存在します。

「勝負に出るか、安全策をとるか」というのは実に難しい問題ですが、どちらを選択したとしても、うまくいく場合もあれば、うまくいかない場合もありますので、よく考えて決断したうえで、しっかり目的や目標を見据えて、最後まで努力し続けることが重要なのだと思います。

2018.08.01

こんにちは、教室長の木村です。

非常に重いテーマではありますが、今日は、死刑制度存続の是非について考えてみたいと思います。

大学入試の小論文のテーマとしては、大いに出題の可能性が考えられる内容ですので、高校生のみなさんには、自分の考えを整理するヒントにしてほしいと思います。

「死刑制度は存続させるべきである」という意見の主要な論拠としては、次の2つが挙げられます。

一つ目の論拠としては、哲学者のカントが「刑罰は悪に対する悪反動であるため、犯した犯罪に相当する刑罰によって犯罪を相殺しなければならない」という「絶対的応報刑論」の観点から「もし彼が人を殺害したのであれば、彼は死なねばならない」と述べている通り、「殺人の罪を犯した者は、死刑に処せられるべきだ」という考え方が存在します。

二つ目の論拠としては、「犯罪者の生命を奪う死刑をあらかじめ定めておくことで、これから犯罪を行おうと考える者に対して死刑で威嚇をし、犯行を思いとどまらせることができる」というもので、「死刑には、犯罪を予防し、抑止する効果がある」という考え方が存在します。

これに対して、「死刑制度は廃止するべきである」という意見の主要な論拠としては、次の2つが挙げられます。

一つ目の論拠としては、「近代国家においては(犯罪者を含めて)すべての人の人権が尊重されるべきであり、少なくとも国家の正常な状態においては、死刑は廃止されるべきである」という考え方が存在します。

二つ目の論拠としては、「もし後から無罪だと分かった時に、死刑を執行してしまっていたら取り返しがつかないが、懲役刑などであれば、後から補償を行うことができる」ということがあります。

「死刑制度存続論者」の議論に対する「死刑制度廃止論者」からの有力な反論としては、自らが生きることに絶望した者が「たくさんの人を殺して、逮捕されて死刑判決を受け、国の手によって自分を死刑にしてもらいたい」という歪んだ自殺願望を抱いた場合に、死刑制度は犯罪に対する抑止にならない、ということがあります。

逆に、「死刑制度廃止論者」の議論に対する「死刑制度存続論者」からの有力な反論としては、死刑制度を廃止した場合、自分の親や子どもなどの親しい人を殺された遺族は、犯人が死刑にならずに生き続けていることを思うと、復讐の気持ちが湧いてしまい、(自分が人を殺しても死刑にならないのだから、なおさら)犯人を裁判に委ねずに自分の手で殺してしまうか、誰か人を雇って犯人を殺そうと考えてしまうのではないか、という私的な復讐(仇討ち)への懸念が挙げられます。

では、これらの内容をどのように小論文にまとめればよいのか、小論文の書き方を見ていきたいと思います。

小論文の書き方として、絶対的なものがあるわけではありませんが、小論文をあまり書き慣れていない人や、文章に自信がない人は、まずは3部構成(短くて済む場合には、3段落構成)で書く練習をするのがよいと思います。

まず、第1部(第1段落)では、自分の意見や自分の立場をはっきり書きます。今回の例であれば、「私は今後も死刑制度を存続させるべきであると考えます。」とか、「私はできるだけ早く環境を整えて、死刑制度を廃止するべきであると考えます。」というように、明確に立場を宣言してしまいます。そのうえで、「なぜならば、・・・だからです。」というふうに、理由も提示しておきます。

次に、第2部(第2段落)では、「確かに、・・・」と書いて、自分とは異なるもう一方の立場の意見について述べます。今回の例であれば、自分が「死刑制度存続論」に立つなら「死刑制度廃止論」の、自分が「死刑制度廃止論」に立つなら「死刑制度存続論」の意見を記述し、その意見に一定の論拠があることをきちんと示します。

最後に、第3部(第3段落)では、「しかし、・・・」と書いて、自分の立場からの意見を(できれば自分とは異なるもう一方の立場の意見に対して有効に反論する形で)詳しく述べます。今回の例であれば、自分が「死刑制度存続論」に立つなら「死刑制度存続論」の意見を、自分が「死刑制度廃止論」に立つなら「死刑制度廃止論」の意見を詳しく記述して、できるだけ読む人を説得できるように見解を述べます。

このような形の3部構成(3段落構成)の文章の書き方は、福岡県の公立高校入試の国語の作文の問題で、今の2段落構成ではなく、昔の3段落構成での記述を求められていた頃に、よく出題されていました。

「確かに、・・・」と「しかし、・・・」を使って文章をまとめるやり方は、大学入学共通テストの国語の試行問題の作文の問題でも出題されています。

小論文をあまり書き慣れていない人や、文章に自信がない人は、まずはこの「確かに、・・・」と「しかし、・・・」を使って文章をまとめるやり方をマスターするとよいでしょう。

そのうえで、文章を書くことに慣れてきたら、2部構成(2段落構成)で文章を書いたり、4部構成(4段落構成)で文章を書いたりするのもよいと思います。

また、文章の結論についても、「イエス」または「ノー」のはっきりした結論ではなく、「折衷案」的なことを提示することを考えてもよいかもしれません。

ただ、結論を「折衷案」にするには、余程うまく議論を展開しないと、ぼやけた印象になってしまう危険性が大きいですので、実際に本番で小論文を書く時間や字数が限られていることを考えると、はっきり「イエス」か「ノー」で答える形にした方が無難だと思います。

さて、世界における死刑制度の趨勢についてですが、ヨーロッパを中心とした多くの国で、死刑制度は廃止されてきています。

しかし、死刑制度を存続させているのは日本だけに限らず、アメリカのいくつかの州や、他の国々でも死刑制度を存続させていますので、「死刑制度を存続させることで、世界の中で日本だけが孤立している」と断言される状況に至っているわけではありません。

死刑制度を存続させるべきなのか、廃止するべきなのかというのは、非常に難しい問題で、大人でも簡単に結論が出せる話ではありません。

それでも、もし大学入試の小論文で問われたならば、高校生のみなさんは何らかの「結論」を出して、答案に書かなければなりません。

難しい問題であればあるほど、事前に一度文章を書いてまとめておいて、自分の中で、小論文として書けるような内容を準備しておいた方が、入試本番で対応しやすいでしょう。

大学入試で小論文を書くことになる高校生のみなさんは、死刑制度存続の是非だけではなく、小論文で出題される可能性が考えられる主要なテーマについて、時間のある夏休みのうちに、実際に文章を書いて、自分の考えをしっかりまとめておきましょう。