笹原駅前教室

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笹原駅前教室からのメッセージ

勝負に出るか、安全策をとるか、それが問題だ(城南コベッツ笹原駅前教室:福岡市南区井尻)

2018.08.01

こんにちは、教室長の木村です。

今月も、2本目の記事を投稿します。

6月~7月に開催された男子サッカーW杯ロシア大会は、フランスの優勝で幕を閉じました。

日本代表は、グループリーグを2位で通過し、決勝トーナメントに進出しましたが、トーナメント1回戦で「日本2-3ベルギー」のスコアで敗れ、ベスト8に進出することはできませんでした。

決勝トーナメント進出をかけたグループリーグの最終戦では、「日本0-1ポーランド」と日本が1点負けている状況で、試合終了直前のおよそ10分間、日本はあえて得点を狙って攻めることはせずに、ボールを奪われて失点するリスクを避けるために「ボール回し」をする戦術をとりました。

グループリーグの最終戦が始まる前の状況では、最終戦の結果次第で「1位通過」と「2位通過」と「3位敗退」の可能性がありましたが、同時に行われたもう一つの試合が「コロンビア1-0セネガル」という展開になっていたため、日本が「1位通過」を狙うなら2点取って逆転する必要があり、逆にこれ以上失点してしまった場合には「3位敗退」となってしまう情勢になっていました。

そこで、このまま「ボール回し」をして残り時間を使いきった方が、「2位通過」できる可能性が高いと判断して、日本代表は「時間稼ぎ」を行い、結果として目論見どおりグループリーグを突破し、ベスト16に進出したわけです。

この日本代表の「ボール回し」に関しては、評価する意見もあれば、非難する意見もあり、実際の試合会場ではブーイングが巻き起こっていました。

これもまた実に難しい問題で、サッカーW杯のグループリーグ最終戦に限らず、世の中のいろいろな場面で、「勝負に出るか、安全策をとるか」という決断を迫られることは多々あります。

私が自分自身のこととして思い出すのは、大学入試の時に、九州大学の前期の2次試験の数学の試験で確率の問題を解いた時のことです。

出題された確率の問題をどのように解くか、ちょっと迷ってしまい、それで、「樹形図をかいて解く」というやり方を選択しました。

確率の問題を「樹形図をかく」というやり方で解くのは、中学校の数学で習った解き方で、高校の数学では、順列や組み合わせなどを計算する式を使って解くのが一般的です。

しかしこの時、私は「間違った式を立ててしまうかもしれない」という不安に駆られて、「それなら、樹形図をかいて、確実に解こう」と考えて、残りの試験時間を使って、ひたすら樹形図をかいていきました。

1次試験のセンター試験の点数が良くて、2次試験ではそんなに悪くない点数が取れれば合格できそうな感じでしたので、「確率の問題を全部解答できなくても、残り時間で樹形図をかけるところまで問題を解いて、その分だけ正解して得点できれば、おそらく合格できるだろう」と判断して、樹形図をかきました。

大学入試の問題ですので、100通りを超える膨大な樹形図になり、答案用紙いっぱいに樹形図をかくのも大変で、採点された大学の先生方も答案を見て嫌になったかもしれませんが、結果として「樹形図をかいて確実に合格を狙う」という判断は正しかったのでしょう、無事に大学合格して、現在へと至っています。

国立大学の入試の2次試験では、英語で100語程度の自由英作文の問題が出題されることがあります。

各種参考書や過去問集などに掲載されているアドバイスには、「自分が自信を持って使える単語と構文で、平易な表現の英文で構わないので、誤りの少ない英文を書くように心がけること」といったことが書かれていると思いますが、極端に言えば、中学校で習った単語や、中学校で習った構文で構わないので、「スペルミス」や「文法ミス」として減点されない英文で、指定された語数の英文を時間内に書ききることが重要です。

このように、入試においては「安全策」が役に立つ場面が多いのですが、必ずしも「安全策」が良いとは言い切れない場合もあります。

例えば、公立高校入試において、「A高校を受験したいと思っていたけれども、合格ラインの点数を取れる自信がないので、合格ラインの点数が低いB高校を受験して、確実に公立高校に合格できるようにする」という出願をすることは、どこでもよく見かける光景です。

これは、城南コベッツの他の教室でのエピソードとして聞いた話ですが、公立高校入試で、「合格が厳しいかなと思っていた子が思い切って志望校に出願したら合格して、逆にランクを下げて確実に合格を狙いにいった子がワンランク下の高校にも落ちてしまった」ということがあったそうです。

実際問題として、公立高校入試の出願の日から入試の日までの間にはある程度の日にちがありますから、その間に「何としてもA高校に合格するぞ」と思って日々努力を続けた子は本番に向けて成績が上がり、「B高校なら、そんなに勉強しなくても合格できるだろう」と思ってモチベーションを下げてしまった子は今まで解けていた問題も解けなくなる、といったことは大いにありえます。

また、ワンランク下の高校を受験することで、高校入試自体は確実に合格することができたとしても、その後、高校に入学してからナメてかかって勉強しないと、高校の中で埋没してしまって成績が下がり、大学進学の時に志望校に全然届かないといったこともありますし、逆に、ワンランク下の高校でしっかり勉強を続けることで、大学入試では難関校への合格を果たすことができたという人も数多く存在します。

「勝負に出るか、安全策をとるか」というのは実に難しい問題ですが、どちらを選択したとしても、うまくいく場合もあれば、うまくいかない場合もありますので、よく考えて決断したうえで、しっかり目的や目標を見据えて、最後まで努力し続けることが重要なのだと思います。

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