2019.04.17
4月は、中3生の三者面談が各中学校で行われますね。
その三者面談について、長年、塾講師をしてきて感じることを
話したいと思います。
三者面談は普通、生徒さんのこれまでの内申点、成績(つまり1・2年生までの内申点、成績)を基に志望校について話し合います。
それは当然といえば当然です。
自分の内申ランクがどのくらいで、点数がどのくらいとれているかを確認することは、志望校を決める際に、とても大切なことです。
まず自分の現時点での実力を、客観的に知る必要があるということです。
学校の先生は、生徒を志望高校に入れることに強い責任感をお持ちです。
ですから、生徒の成績が志望校の合格基準に達していない場合、どうしても厳しい見方をせざるをえないのです。
ただ、その際に、どうしても重視されるのは、2年生の3学期までの成績となります。
入試は来年の3月です。まだ300日以上も勉強する時間があります。
そして、3年生の成績は、これからの生徒の勉強次第で変わってくるということを忘れ
てはなりません。
現時点で大事なのは、本人の勉強するモチベーションを維持できる志望校を選ぶと
いうことであって、4月で安全な志望校を決定するのはまだ早すぎるのでないでしょう
か?
塾の商売のために煽っているんだろうと言われるかもしれませんが、秋以降の数ヶ
月で学力テストの五教科合計点を、30点から70点ぐらいまで伸ばす子を多く見てきた
経験から思ったことです。
4月の第1回学力テストは、現時点での実力を知るための あくまでも参考です。
高校への出願は来年の冬休み明け、さらに、そのあと、願書変更もできます。
わたしは、塾生の親御さんには、「志望校で悩むのは願書を出すとき。今はひたすら志
望校目指して勉強してください」と話しています。
でも、やっぱり心配という方には、次のことをお勧めします。
1 夏から秋、冬と実施される学力コンクールなどの全道的な模擬試験を受験して、合
格データを見ておくこと。(こういった模試は過去何十年のデータをもとに合格判定を行
いますので、大変正確です。)
2 秋以降の学力ABCのテストの合計点が右肩上がりだと有望だということ。逆に右肩
下がりは要注意です。このことは、定期テストについても大筋同じです。
3 何が何でも志望校に受かりたいという気持ちを持っている子は、これまで長年見てきたかぎり、受かります。
逆に、本人が「落ちるかもしれない」などといった弱気発言をする場合は、志望高を下げたほうが良い場合が多いです。
何十年も前の話で恐縮ですが、3年の学力テストCで、志望校の推定合格点数が50点以上も足りなかった生徒さんを心配した親御さんから、志望校を下げるよう説得してくれと頼まれたことがあります。
私も心配だったので、その生徒(女の生徒さんです)に「志望校を変えたほうがいいのではないか」と話したところ、彼女は怒りを露わにして「志望校は変えません。私は絶対受かるよう勉強します」と答えました。
そして、彼女は見事に志望校に合格しました。
強がりで言っていたのではなく、 彼女はその高校に入学したくて、一生懸命勉強したから合格したのです。
この話は、結局、志望校に行きたいという本人の気持ちが、高校合格のとても大きな要素になるという、平凡な結論で終わってしまい、申し訳ありません。
受験生をお持ちの保護者のみなさまは、来年の合格まで、大変だと思いますが、
お子様とのコミュニケーションをお大切に、「怒るのではなく励ましねぎらう」といった御姿勢でお子様と受験を乗り越えていかれますよう、僭越ながらお祈り申しげます。
教室長
その三者面談について、長年、塾講師をしてきて感じることを
話したいと思います。
三者面談は普通、生徒さんのこれまでの内申点、成績(つまり1・2年生までの内申点、成績)を基に志望校について話し合います。
それは当然といえば当然です。
自分の内申ランクがどのくらいで、点数がどのくらいとれているかを確認することは、志望校を決める際に、とても大切なことです。
まず自分の現時点での実力を、客観的に知る必要があるということです。
学校の先生は、生徒を志望高校に入れることに強い責任感をお持ちです。
ですから、生徒の成績が志望校の合格基準に達していない場合、どうしても厳しい見方をせざるをえないのです。
ただ、その際に、どうしても重視されるのは、2年生の3学期までの成績となります。
入試は来年の3月です。まだ300日以上も勉強する時間があります。
そして、3年生の成績は、これからの生徒の勉強次第で変わってくるということを忘れ
てはなりません。
現時点で大事なのは、本人の勉強するモチベーションを維持できる志望校を選ぶと
いうことであって、4月で安全な志望校を決定するのはまだ早すぎるのでないでしょう
か?
塾の商売のために煽っているんだろうと言われるかもしれませんが、秋以降の数ヶ
月で学力テストの五教科合計点を、30点から70点ぐらいまで伸ばす子を多く見てきた
経験から思ったことです。
4月の第1回学力テストは、現時点での実力を知るための あくまでも参考です。
高校への出願は来年の冬休み明け、さらに、そのあと、願書変更もできます。
わたしは、塾生の親御さんには、「志望校で悩むのは願書を出すとき。今はひたすら志
望校目指して勉強してください」と話しています。
でも、やっぱり心配という方には、次のことをお勧めします。
1 夏から秋、冬と実施される学力コンクールなどの全道的な模擬試験を受験して、合
格データを見ておくこと。(こういった模試は過去何十年のデータをもとに合格判定を行
いますので、大変正確です。)
2 秋以降の学力ABCのテストの合計点が右肩上がりだと有望だということ。逆に右肩
下がりは要注意です。このことは、定期テストについても大筋同じです。
3 何が何でも志望校に受かりたいという気持ちを持っている子は、これまで長年見てきたかぎり、受かります。
逆に、本人が「落ちるかもしれない」などといった弱気発言をする場合は、志望高を下げたほうが良い場合が多いです。
何十年も前の話で恐縮ですが、3年の学力テストCで、志望校の推定合格点数が50点以上も足りなかった生徒さんを心配した親御さんから、志望校を下げるよう説得してくれと頼まれたことがあります。
私も心配だったので、その生徒(女の生徒さんです)に「志望校を変えたほうがいいのではないか」と話したところ、彼女は怒りを露わにして「志望校は変えません。私は絶対受かるよう勉強します」と答えました。
そして、彼女は見事に志望校に合格しました。
強がりで言っていたのではなく、 彼女はその高校に入学したくて、一生懸命勉強したから合格したのです。
この話は、結局、志望校に行きたいという本人の気持ちが、高校合格のとても大きな要素になるという、平凡な結論で終わってしまい、申し訳ありません。
受験生をお持ちの保護者のみなさまは、来年の合格まで、大変だと思いますが、
お子様とのコミュニケーションをお大切に、「怒るのではなく励ましねぎらう」といった御姿勢でお子様と受験を乗り越えていかれますよう、僭越ながらお祈り申しげます。
教室長