高校生高校生の定期テスト対策|始めるタイミングやコツなどを紹介

小学生は単元が終わるとテストが行われますが、中学生は中間テスト、期末テストのように定期的にテストが実施されます。

高校生も同様に定期的にテストが実施されますが、中学生の時と同じ勉強法でいいのか分からず悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

この記事では、高校生の定期テストに向けた教科別の勉強法を紹介します。

定期テストの勉強を始めるタイミング

中学生の定期テスト対策はテストの2週間くらい前から始めれば十分でしたが、高校生は少し余裕を持って勉強を始めることをおすすめします。

その理由は、中学生の時間割は英語・数学・国語・理科・社会の5教科に実技科目を加えた9教科でしたが、高校生の時間割はさらに細分化されて増えるためです。

例えば、英語は英語全体の知識を身に付ける「英語表現(新課程より論理・表現)※以下、英語表現」と、会話やリスニングなどの英語でのコミュニケーション能力を養う「コミュニケーション英語(新課程より英語コミュニケーション)※以下、英語コミュニケーション」に分かれます。

また、出題範囲が広く、問題量も多いうえ、難易度も上がるなどの点にも注意が必要です。

このように、中学生とは違い、英語だけでも複数回のテストが実施されるため、教科数に応じて逆算する必要があります。本格的なテスト勉強は2週間前からでも問題ありませんが、日々の復習をしっかり行いましょう。

【教科別】定期テストの勉強法を紹介

前述の通り、高校生の定期テストは中学生の定期テストとは違う部分がいくつかあるため、高校生の内容に合わせた勉強法を取り入れることが大切です。

また、定期テストは、総合型選抜、学校推薦型選抜で大学を受験する場合、評定平均値が重要になってくることが多いので、定期テストでも苦手分野をつくらずにできるだけ高得点を取っていく必要があります。

続いて教科別の定期テストの勉強法について見ていきましょう。

英語

総合的な英語力を身に付ける「英語表現」では、中学校と同様に教科書の内容について問われる問題が多く、教科書の理解が重要となります。そのため、内容をしっかり理解するためにも音読しながら理解度を深めていくことが大切です。

「英語コミュニケーション」では、単語や熟語、文法などの意味と説明を理解できていなくてはなりません。その上で、指示語が示す内容の確認や前置詞・接続詞の用法を理解し、文章展開を意識して読むことを確認しましょう。

高校英語では、ディベートやディスカッションを通して英語の発信力を高めることが求められます。テストなどの得点につながるスキルを身に付けることだけでなく、中学校までに学んできた4技能5領域の英語を使って、実践的に英語を用いることが重視されます。定期テスト対策としても重要ですが、普段の発表や提出物などは成績にも反映されるため、しっかり課題に取り組みましょう。

数学

数学も数学Ⅰ・数学Aといったように、内容によって別々の教科書を使用します。時間割やテストも数学Ⅰと数学Aで別々に行われるので個々にテスト対策をしなくてはなりません。

高校生の数学は中学生の数学と比べると、論理的で内容が難しくなります。理解度と点数が比例するため、問題演習を多くこなさなくてはなりません。解き直しに時間がかかる場合が多いので、早めに対策に着手することが大切です。

また、問題集で間違えた問題は、日を置いて繰り返して解き直すことで、「解き方」を理解しましょう。

国語

国語は現代文・古文・漢文に分かれます。こちらも英語と同様に、各科目でテストが行われるため、それぞれの理解を深めておくことが大切です。

全ての科目で確実にしておきたいのは、覚えた分だけ点数につながる内容を押さえておくことです。例えば、現代文であれば漢字や語句の意味・古文であれば文法などが挙げられます。

その上で、出題範囲の文章読解に取り組みます。現代文では接続詞や副詞を意識しつつ文脈を正確に読み取ることを重視しますが、古文・漢文では意味をつかむために文法・語法の知識が必要です。

理科

理科は物理・化学・生物・地学に分かれます。こちらも各科目でテストとなるため、科目ごとに対策を練ってテストに臨まなくてはなりません。

物理と化学には計算式や化学式などの暗記する項目もありますが、数学と同様、問題演習を多くこなしながら「なぜ、この解答になるのか。」というところまで分かるように理解度を高める必要があります。

生物と地学は暗記する項目が多いため、繰り返し問題を解いていく中で知識をしっかりと定着させていくことも大切です。特に教科書の太字などは、自分の言葉で説明できるようにしましょう。

社会

社会は世界史・日本史・地理・現代社会などに分かれます。英語や国語などと同様、各科目でテストとなりますが、理科とは少し勉強法が異なります。

社会は基本的に暗記の項目が大半を占めるため、理科のように問題演習の繰り返しよりも教科書の太字や用語を意識して、流れやつながり、関係性を説明できるようにすることが大切です。

努力が点数に反映されやすい教科なので積極的に取り組みましょう。

勉強に集中する上で重要なポイント

勉強で大切なのは、一夜漬けではなく、日々継続・集中して取り組めるかどうかです。

勉強に集中する上で重要なポイントを見ていきましょう。

テスト勉強の事前準備をする

準備不足のままテスト勉強に臨んでも、効率が落ちるだけなので意味がありません。まずは教科書、授業ノート、問題集、授業中に配られたプリントなど、勉強に必要な道具や資料などを揃えるといったように、事前準備をすることが大切です。

例えば、ノートや筆記用具が不足している場合は、途中で買いに行くことになって集中力が切れてしまいますし、休んでいた時のプリントがない場合は、勉強が不完全になってしまいます。

すぐ勉強を始めるのではなく、事前準備を怠らないようにしましょう。

テスト勉強の計画を立てる

テストで結果を出すには計画性が大切です。例えば、テスト範囲に対する必要な勉強時間が20時間であるにもかかわらず、「2週間前から1日1時間勉強する」と目標を立てて取り組んでいても、時間が足りません。

また、問題集を繰り返し3回解く、重要語句を説明できるようにしておくなど、しっかりと知識を定着させるような勉強法を取り入れることも大切です。

テストを万全な状態で迎えるためにはどのくらい勉強時間が必要なのか・その勉強時間を確保するためには何日前から1日何時間勉強しなくてはならないのかなど、テスト勉強の計画をしっかり立てましょう。

テスト勉強に集中できる環境を作る

スマートフォンを持っている高校生も多いと思いますが、SNSや動画サイトなどが勉強の妨げになることも多いです。

勉強すると決めたのであれば、その時間はしっかりと勉強に集中することが大切です。

途中で集中力が途切れないように、勉強中はスマートフォンをマナーモードにして遠くに置いておくといった集中できる環境作りを心がけましょう。

また、勉強時間と休憩時間を設定することで集中力を持続させたり、休憩時間後に勉強する科目を変更することで気持ちの切り替えをしたりすることによって、メリハリのある勉強が可能となります。

もし、それでも家で勉強に集中できない場合は、学校の図書室や自習室、近くの図書館、塾を活用する方法もあります。塾であれば分からない部分の説明を受けることができることもあり、テスト勉強の効率を高められるでしょう。

まとめ

中学生と同様、高校生になっても定期テストが実施されます。基本的な勉強の取り組み方は変わりません。しかし、教科数が増える、難易度が高くなる、出題範囲が増えるため、各教科に合った勉強法を理解し、効率よく勉強を進めていくことが大切です。

個別指導塾の城南コベッツでは、生徒一人ひとりに最適化されたオーダーメイド学習プログラムが提供されることで、必要な勉強時間をきちんと確保することができます。塾選びに悩んでいる人は是非ご検討ください。

城南コベッツについて知りたい方はこちら