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2025.01.07

もうすぐ小学校を卒業する小6生が、これから中学生になるに向けて、学習面で準備しておいた方がよい内容を数学と英語についてご紹介します。

今回は数学です。

知識面で学習しておいた方がよいのが2点です。
  • 正負の数の四則のルールを把握しておく
  • 速さ、割合、図形の復習をしておく
一つ一つ見ていきましょう。

1. 正負の数の四則のルールを把握しておく

算数と数学での大きな違いが、負の数を扱うようになることです。したがって新たなルールを身につけなければいけませんが、これをしっかり練習しない状態で進んでしまうと、数学がずっと苦手という状態が続いてしまいます。ですので、最低限四則のルールの違いをしっかり身につけておく状態で学校で学習できると、順調に学習が進むと思います。

今まで計算ミスが多かった人にとっては、符号のチェックもしなければいけないという点では、より負担がかかることになります。符号の処理については当たり前にできる状態を作っておくことが理想です。

数値を単純化した(一桁の整数、など)問題で正負の数の四則をランダムに出題されて、100問を200秒程度でできるように練習しておくことをお勧めします。

数学が苦手な人の学習の特徴として、練習が足りないということがあげられます。やり方がわかっても、時間がかかるのでは、それは完全に身についた状態ではありません。スムーズにできるまでトレーニングを繰り返すことが大切です。


2. 速さ、割合、図形の復習をしておく

これらは、算数の主要単元ですが、これらは当然中学校になっても出てきます。基本問題レベルで大丈夫ですが、これらの問題をやり方を意識して式を作れるようにしておくことが今後重要になってきます。

以下の問題を例にして、いかにやり方が大切かを考えてみましょう。

1. 時速60kmで240km進むと何分かかるか。

2. 時速akmでykm進むと何分かかるか。

上の問題は数値が易しいので4時間というところから、240分というのは比較的求められる子が多いです。
しかし、下の問題を60y/a(分)であることをすぐに求めるというのは、算数が苦手な生徒さんにとっては比較的難しいと思われます。

これは以下のような理由になります。
1の問題で、時速60kmと240kmとありますが、「60」「240」という数値の「イメージ」で4というのは比較的「ひらめき」やすいのです。
そして4時間が240分という変形も、特にやり方を意識せずに240分と答えられることは多いかと思います。

ところが、2の問題は、まず時間を出すために「距離÷速さ」をする、それが「時間」になっているので「分」に直すために×60をする、ということをしっかりと考えて解く必要があります。

数値ですとイメージしやすいですが、文字になると難しくなりますので、それぞれの問題できちんと考え方ややり方を意識して問題を解くことができるかが重要です。

文字式は正負の数の後に学習しますが、上記の2のような問題をここで扱いますので、それまでに、速さや割合、図形をしっかり復習しておくとよいと思います。



中学校の授業は4月の中旬以降本格化していきます。それまでに予習と復習をバランスよく進めておくことが大切です。



今後の学習ついてのご相談がありましたら遠慮なくご連絡ください。




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2025.01.07

新中1になる皆さんが今の時期に準備をしておいた方がよいことをご紹介します。
今回は英語です。

※数学編はこちら→小6から中1へ 今この時期にやっておきたいこと【数学編】

英語は中学校に入る前、および入ってしばらくの間、学校の授業が本格化する前に以下のことをやっておきたいところです。
  • アルファベットをスムーズにかけるようにする
  • 英単語を覚えられるようにする
  • 単語の読み方を理解する
  • (可能なら)一般動詞とbe動詞の文の基本的な文の作り方を「理解」しておく

一つ一つ見ていきましょう。

1.アルファベットをスムーズにかけるようにする

小学生の時のときに、どれだけ書く機会があったかは現状では学校にもよる印象ですが、実際に新中1の生徒さんたちにアルファベットを書いてもらうと小文字がスムーズでないことが多々あります。bとd、pとqの向きなどを迷っているうちは今後単語を覚えるのに苦労してしまいますので、何の迷いもなくアルファベットを書けるようにしておくことが大切です。


2.英単語を覚えられるようにする

中学校に入ると「単語テスト」というものがあったり、定期テストで英作文などを求められます。中1の半ばになれば、さほど長くないものの「長文」問題も出題されますので、語彙力が大切になります。そうなると単語を覚えるという作業が入ってくることになりますが、慣れないうちは英単語を覚えるのに非常に時間がかかります。ですので、少しでも早く「英単語」を覚えるということを習慣づけることが大切です。

ここで、英単語の暗記についてですが、漢字を覚えるように何回も書くという作業は、個人的にはあまり必要ないと思っています。1に記載したアルファベットを書くことそのものに不安がある間は当然効果的です。しかし、すでにアルファベットが書けていたり、練習して書けるようになった場合は、まず読み方を覚え、読み方から単語をかけるようにするという練習をすることが大切です。それでも書けない単語を書いて練習するというようにすると負荷が減り、多くの単語を覚えられるようになるのですが、こうしたことを練習し、単語を覚える能力を身につけていくことが大切です。この数か月でできるようになるものでもないのですが、単語暗記という作業をしたことない場合は、今のうちから始めておくとよいでしょう。


3.単語の読み方を理解する
 
上記の単語暗記とも関連しますが、単語をある程度読めるようになると、逆に発音から単語をかけるようになります。これをいつできるようになるかが今後の英語学習のポイントになってきます。細かいことを覚えるには時間がかかりますが、まずこの期間にできることとしては、「フォニックス」と呼ばれる、アルファベットの単語内での読み方を練習しておくことです。たとえば、

aはアルファベットとしては「エイ」ですが、単語内では「ア」と読む
(例外もありますが)

というものです。こうした練習をしておくと、例えば、

b「ブ」a「ア」n「ン」k「ク」 →bank「バンク」

となるので、発音の「バンク」を覚えられれば、bankと書くのには時間はかかりません。
上記に書いたように、単語を何回も書いて覚えなくてよいというのはこうした理由です。

ここで、このフォニックスを覚えるのにはローマ字が役立ちます。ローマ字が書けない場合は練習しておくのよいでしょう。

そして、英単語は実際に発音をしながら覚えることが、暗記効率を上げます。この時いわゆる「日本語発音」よりもできるだけ正しい発音で覚えたほうが覚えやすくなります。フォニックスでkは「ク」と発音しますが、これは有声音(ku)でなく、無声音(k)です。この違いを意識しながら練習することが大切です。

なお、余力があれば、thやsh、ch、などの子音字が重なる場合の読み方や、ar,ir,ur,er,orなどの「アー」の違い、そして「silent-e(サイレントe)」などについてまで整理できるとよいのですが、これらはすぐに身につくものではないので、今後これらを意識して単語練習をしていくとよい、ということを把握されておくとよいと思います。


4.(可能なら)一般動詞とbe動詞の文の基本的な文の作り方を「理解」しておく

小学校では文法学習はしていませんが、実は現中1の後半の内容くらいまでの文章は扱っています。ですので、本来はこれまで学習した表現が、「なぜそのようになるのか」ということを学んでいくというのが中1の位置づけです。ですので、中1のはじめはbe動詞の文と一般動詞の文を並列して学習します。

これが、中1英語が今大変な理由です。

be動詞の文と一般動詞の文は文の作り方が違うので、始めて文法学習をする生徒たちには非常に難しくうつります。どこまでこれらの文章が自然な形で頭に入っているかによるのですが、多くの場合、このふたつが混乱しやすいのです。ですので、いまのうちに、それぞれを練習しておくと入学後スムーズにいくと思います。中2、中3と進学してもここの部分が整理できていないがために英語が苦手になるというところですが、これを中1のLesson1で学習しますので、できれば予習しておいて授業に臨むのがよいと思います。



英語、数学とご紹介いたしました。これからご通塾をご検討の方は、体験授業を通して、ご紹介した内容をお受けいただくこともできますので、お気軽にご連絡ください。


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2025.01.06

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2025.01.06

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