中学生中学生の定期テスト対策の勉強法とは?教科別の勉強法のコツを紹介します。

中学生になると、単元ごとにテストが行われていた小学校のときとは違い、複数の単元についてまとめて出題される「定期テスト」が実施されます。

定期テストは、その結果が高校入試で重視される内申点にも影響を与える大事なテストです。それだけに「定期テストの勉強はいつから始めれば良いの?」「定期テストの勉強法が分からない」と悩んでいる中学生も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、悩める中学生のために定期テストの勉強法のコツを紹介します。

「勉強ができない」中学生の特徴

定期テストのための勉強をしようとしても、そもそも「勉強のやり方が分からない」という人もいると思います。定期テストの勉強法を具体的に紹介する前に、まずは「勉強ができない」という理由から考えてみましょう。

やる気が起きない

「勉強ができない」という人の中でも、「勉強のやる気が起きない」という人が一番多いのではないでしょうか。ただ、「やる気」という言葉でひとくくりにしていても、細かく見ていくと「勉強の仕方がわからない」「テレビやスマホなど誘惑が多い」「学校・部活で疲れている」といったように原因が特定できることがあります。

勉強の目標が無い

勉強に対するモチベーションが湧かないという人もいると思います。モチベーションは何かを達成したいという目標から生まれるものです。「志望校の○○に合格したい」「定期テストで○点・○位を取りたい」といった大きな目標から、「今日中に教科書のここまで勉強する」といった目の前の目標まで、何らかの目標を設定してみましょう。

好きな科目・単元しか勉強していない

「勉強ができない」という言い方は同じでも、「勉強するという行為ができない」という場合と、「行為はできているが点数につながらない」という場合があります。「行為はできているが点数につながらない」という場合は、自分がどういう勉強をしているか客観的に考えてみましょう。得意科目や好きな単元ばかりを勉強していて、全教科のテスト範囲全てを勉強していないということはないでしょうか。

教科書を読んでいれば良いと思っている

「全教科のテスト範囲全てを勉強しなくては」と思っていても、苦手な分野であったり勉強方法が分からなかったりして、「とりあえず教科書は読んでおこう」と考え、それだけに留まっている人もいると思います。実際のテストでは様々な問題形式で出題されるため、公式を覚えているだけであったり、重要単語を覚えていたりするだけでは、一定以上の得点にはつながりません。

集中できる定期テストの勉強法とは?

定期テストの勉強法の最も大切なコツは、集中して勉強することです。集中して勉強するためには、次のようなことに気を付けてみましょう。

勉強する環境を整える

勉強する部屋にテレビやゲーム、スマホなどを置いていませんか?勉強するときには、勉強に集中できる環境を整える必要があります。勉強に関係のないものが部屋にあると、集中力の低下につながります。勉強するときには、テレビやスマホなどがない環境で勉強しましょう。

定期テストに向けた勉強の計画を立てる

いつ、どの教科のどの部分を勉強するのか事前に勉強の計画を立てましょう。計画を立てていないと、テストまでに勉強が間に合わなくなってしまう教科が出てきてしまう可能性があります。また、事前に計画を立てておけば、毎日何から勉強をしようか悩む必要がないため、時間も効率的に使えます。

苦手な教科は後回しにしない

苦手な教科は、どうしても後回しにしたいものです。しかし、苦手な教科こそ弱点を克服しなければなりませんし、逆に言えば、最も点数を伸ばせる可能性がある教科とも言えます。テスト直前になって苦手教科の勉強が終わらなかったということがないように、まずは苦手な教科から勉強をスタートさせることをおすすめします。

定期テスト対策に塾の活用も検討しよう

定期テストはそれまでの学習範囲の理解度を確認するためのテストでもあり、学習内容を定着させる目的も持つテストです。定期テストの勉強の積み重ねが、高校受験に向けた勉強にもつながっていきます。定期テストに向けて効果的な勉強法が見つけられないような場合やなかなか自宅で勉強することができない場合は、勉強に集中できる塾で学習することも検討してみましょう。塾によっては、定期テストで目標点を達成するための年間計画を設定しているところもあります。学校の授業の進度や生徒一人ひとりの状況に合わせてカリキュラムを設定してもらえるため、定期テストに備えて効果的に学習を進めることができます。また、分からないことがあれば担当の講師に質問でき、その場で分からない箇所の理解を深められる点も塾の魅力です。

定期テストの勉強はいつから始める?

定期テストの勉強は、遅くとも2週間前から始めるのがおすすめです。テスト2週間前には、テストの出題範囲が発表されることが多いため、しっかり計画を立てて勉強をスタートさせましょう。

定期テストは、試験日までに学習した範囲から出題されます。授業の中でテストに出やすいポイントや重要ポイントについて、ヒントになる発言をしている先生も少なくありません。日頃からしっかり授業を聞いておくこと、重要ポイントをしっかりノートに書き留めておくことも、定期テストで良い成績をとるために大切なことです。

教科別!定期テストの勉強法のコツをご紹介

中間テストでは、英語・国語・数学・理科・社会のテストが実施され、期末テストではこの5教科に副教科のテストが加わります。ここでは、必ず定期テストが行われる5教科の勉強法をご紹介します。

英語

英語の勉強法の基本は、単語の暗記です。単語を知らなければ英文を理解することができません。まずは、単語をしっかりと覚えるようにしましょう。単語を覚えたら、次は文法を理解します。文法は、教科書などの例文をそのまま覚えるようにすると、具体的な使い方も身に付き、効率的に覚えられます。

国語

現代文では、出題範囲の漢字をまずはしっかり覚えましょう。文章読解問題は、教科書に出てくる文章が対象となるため、繰り返し教科書を読んで文章の内容を把握し、演習問題に取り組みます。古文や漢文の勉強では、古文の仮名遣いや文法、漢文の返り点を理解し、現代語に訳せるようにしておきましょう。

数学

数学では、計算を間違えずにスピーディーに行えるよう、計算問題に取り組みましょう。数をこなし、計算に慣れることも大切です。公式は単に暗記するのではなく、どのような問題で使うのかを理解することが大切です。教科書やワークにある例題など、多くの演習に取り組み、公式の使い方や考え方をマスターしましょう。

理科

理科は暗記することが多い教科です。教科書に載っている図や表を見ながら、単語が表す意味を理解するようにしましょう。法則や公式は演習問題に繰り返し取り組むと、法則や公式の意味を理解しやすくなります。演習を通して暗記して行きましょう。

社会

社会も暗記が多い教科です。暗記すればするだけ成績もアップするため、勉強の成果が出やすい教科でもあります。暗記のコツは、一気に覚えようとするのではなく、繰り返し復習しながら覚えることです。復習によって記憶が定着しやすくなります。また関連づけて理解することもポイントになります。

まとめ

定期テストの問題は、それまで授業で扱った学習範囲から出題されるため、しっかり対策を行っていれば良い成績をとることも難しくはありません。大切なのは、集中して学習する環境があり、学習する習慣を身に付けることです。

個別指導塾の城南コベッツでは、弱点克服にも十分な勉強時間を確保することができ、一人ひとりにぴったりのオーダーメイド学習プログラムを提供しています。

また、分からないことをその場で教えてもらえるため、定期テスト対策だけでなく、高校受験に向けた勉強にも最適です。塾選びに悩んでいる人は是非ご検討ください。

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