中学生中学校の定期テスト対策、結果を出すための勉強計画表の作り方を紹介します。

中学生にとって成績アップのチャンスは、定期テストで得点を伸ばすことです。定期テストは出題範囲が決まっているため、学習のポイントがつかめれば高得点も狙えます。
ただし無計画に勉強しても、高得点を獲得するのに効率的とは言えません。定期テスト対策では、計画表を作成して学習を管理することが重要なのです。では、どうやって計画表を作ればよいのでしょうか?
この記事では定期テスト向けの勉強計画表の作り方を解説します。さっそく次のテストから実践してみましょう。

いつから定期テストの計画表を作るべきか?

定期テスト対策のスケジュール作成は、結果を出すためにとても重要なことです。しかし、スケジュールを決めても、実践できなければ意味がありません。そこで、実践可能な計画表を作って、それに従って勉強を進める必要があるのです。

テスト対策のスタートは、早いほどよいと言えますが、授業の進度も関係するので、計画表の作成はテストの2週間前が最適でしょう。この時期にテスト範囲が発表されることが多いため、無駄のない効率的な計画表を作れるはずです。

定期テストの勉強計画表の作り方

計画表を作ったことがない人や、今まで計画表通りに勉強を進められなかった人は、ここで紹介する勉強計画表の作り方を参考にしてください。全体を大きく5つに分けて解説するので、その順番で作成してみましょう。

①前回の定期テストを振り返る

前回の定期テストを見直すのは、とても重要なことです。自分がどのような問題でミスをしたのか、どの分野の理解が不足していたのかなど、次のテストで成功するための反省と分析ができるからです。
同時にこの段階で、定期テストの出題傾向もつかんでおきましょう。テストごとに大幅に構成が変わることはないので、ある程度次のテストの傾向が予想できるかもしれません。
もう1つ、各教科担当の先生から、テスト範囲の中で重要な部分や勉強のコツなどを聞き出すことも忘れないでください。

②今回のテストの目標設定をする

何かを達成するためには、明確な目標が必要です。目標を設定せずに勉強しても、計画通りに進められない上、モチベーションもアップしません。
そこで、前回のテスト結果をベースにして、それぞれの教科ごとに実現可能な目標得点を設定します。ただし、例えば前回50点だった教科で、今回は90点を目標にすることは現実的ではありません。一気に得点アップを狙う前に、前回プラス20点のように、堅実に段階を踏んで到達できる目標を決めましょう。

③勉強内容をリスト化する

学習のポイントをつかむために、計画表の準備段階として、テスト勉強でやるべき内容をリストアップしておくと、効率的なスケジュールを組むことができます。
教科書、ワーク、授業で配られたプリントなど、テスト範囲表を参考にしながら、やるべきことをすべて書き出してしまいます。具体的にどの教材のどの部分を進めるのか、それを何度繰り返すのかなど、細かい部分の進め方も考えてください。

④実際に計画表を作成する

事前準備が済んだら計画表を作成しますが、計画通りに勉強が進まなかったり、体調が優れなかったりすることもあります。スケジュールを詰め込みすぎず、ある程度余裕のある計画にし、リカバリーができるようにすることもポイントです。
まず計画表は、テスト前から逆算して作成するようにしましょう。なるべく前半にワークの演習などを終わらせて、後半は余裕を持ってポイントをチェックできるような計画がベストです。

⑤実践した勉強内容をチェックする

計画表は作成してからが重要です。毎日計画通りに進んでいるかどうかをチェックして、終わったスケジュールは消していきましょう。テスト対策の進度が確認でき、これから何をすればよいかが一目で分かります。
1つずつ計画通りに進めて達成感を得ることができれば、勉強のモチベーション・アップにもつながります。

定期テストの勉強計画表を作るときの注意点

定期テストの計画表が作れても、それに従って勉強が進められないと意味がありません。実行できる計画表の作成のために、ここで注意するべきポイントを挙げておきましょう。

勉強の優先順位を明確に

苦手な部分を補強することが、定期テスト対策、そして成績アップの基本です。最初にテスト範囲をひと通り確認して、十分に理解できて点数につながるところは軽く済ませ、できないところに重点を置くなど、効率的に勉強を進めましょう。
また、範囲が広い教科や少しずつ記憶する必要がある教科などは、早目にスタートさせることも重要なポイントです。

各教科バランスよく

この日は英語、次の日は数学というように、勉強する内容が偏った計画では効率が低下します。毎日いくつかの教科を組み合わせて、気分転換を図りながら進められるスケジュールを作りましょう。

計画は具体的に

例えば英語を2時間、という漠然とした計画ではなく、ワークの文法基礎問題を2時間というように、具体的な勉強内容で計画を立てましょう。

計画倒れにならないように

どんなに頑張っても、計画通りに進まないことは誰にでもあります。計画表には時々スペースを入れて、スケジュールを調整できるようにするとよいでしょう。
実際に勉強を進めるときにも、適度に休憩時間を入れて、無理のないペースで進めたほうが集中力を維持できます。

無理な計画にはしない

計画表を作る前に、これまでの自分のテスト勉強がどうだったか、冷静に振り返ってみましょう。その振り返りを参考にして、実現可能な計画表にすることが大切です。

まとめ

定期テスト対策で重要なのは、自分の苦手な分野を見つけ出し、それを計画的に補強することです。ただし定期テストの準備期間は長くないため、なるべく効率的に勉強を進めなければなりません。

計画表を作って学習の進度を管理することは、効率的なテスト対策にはベストな方法です。前回の定期テストの反省を踏まえて、今回のテストでやるべき内容を明確にし、それをスケジューリングすることで、無駄なくしかも結果につながるテスト対策ができるからです。

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