中学生中1で習う英語の現在進行形とは?ルールや疑問文・否定文の作り方を解説

中学1年生で学ぶ現在進行形は、英語の基本文法の一つです。この記事では、英語の現在進行形の意味や使い方を例文とともにわかりやすく解説します。現在進行形にする際、不規則に変化する動詞をまとめた一覧表も用意していますので、受験を控えている中学3年生はもちろん、中学1~2年生もぜひ参考にしてください。

英語の現在進行形とは

英語の現在進行形は、今行っている動作や起こっている出来事を伝えるための表現です。こうした意味合いを持たせるために「~しています」と訳されます。また、英語の現在進行形は現在の出来事だけでなく、すでに決まっている近い未来の予定を表すことも可能です。

それでは、実際に例文を見てみましょう。

He is playing soccer.(彼はサッカーをしています。)
We are going to school tomorrow.(私たちは明日、学校に行きます。)

一番目の英文では、現在進行形が現在の動作を説明するために使われています。一方、二番目の英文では、現在進行形が近い未来の予定を示すため用いられていることがわかるでしょう。

現在形との違い

現在形は特定の状態や習慣を伝えるために使われますが、現在進行形は今まさに行われている動作を表す点で異なります。

実際に例文を見てみましょう。

I play soccer.(私はサッカーをします。)
I am playing soccer.(私は(今)、サッカーをしています。)

一番目の英文は、サッカーをする習慣があるという意味です。対して二番目の英文では、今この瞬間にサッカーをプレーしていることを意味します。

現在進行形の作り方

現在進行形の英文を作る際、基本の形は「be動詞+動詞のing形」です。be動詞は主語に応じて「am」「is」「are」を使い分けます。ここからは、英語における現在進行形の肯定文と否定文、疑問文の作り方をそれぞれ解説します。

現在進行形の肯定文

英語の現在進行形の肯定文は、主語のあとにbe動詞を置き、直後に動詞のing形を続けて文章を作成します。実際に例文を見てみましょう。

She is studying English.(彼女は英語を勉強しています。)
We are playing basketball.(私たちはバスケットボールをしています。)

一つ目の例文では「is」、二つ目の例文では「are」が使われており、それぞれの主語に適した形になっています。

現在進行形の否定文

英語の現在進行形の否定文は「今~していません」といった意味を表す際に使います。主語のあとにbe動詞を置き、直後に「not」、そして動詞のing形を続けて文章を作るのが基本形です。

なお、否定文では短縮形が使用される場合があります。たとえば「is not」は「isn't」、「are not」は「aren't」と表記します。

実際に例文を見てみましょう。

He isn't eating dinner now.(彼は今、夕食を食べていません。)
They aren't studying now.(彼らは今、勉強していません。)

どちらの例文も主語に応じたbe動詞と短縮形が使われており、現時点において動作が進行していないことを伝えています。

現在進行形の疑問文

英語における現在進行形の疑問文は「~していますか?」と問いかける際に用いられます。文頭にbe動詞を置いて、主語と動詞のing形を配置するのが基本の形です。肯定文・否定文と同じように、be動詞の形は主語に合わせて変えましょう。

英語の現在進行形の疑問文に対する答え方としては「yes」か「no」が一般的です。その際も、使用するbe動詞には注意する必要があります。

実際に例文を見てみましょう。

Are you reading a book?(あなたは本を読んでいますか?)
Is she talking on the phone?(彼女は電話で話していますか?)

一つ目の例文に対しては「Yes, I am.」または「No, I'm not.」と、二つ目の例文には「Yes, she is.」あるいは「No, she isn't.」と答えます。

英語の現在進行形の一例【例文つき】

中学英語で習う動詞を使って、それぞれを現在進行形でどのように使うかを表にまとめました。動詞の意味と使い方がひと目でわかるよう、例文もセットで紹介しています。

英単語 日本語訳 例文
eat 食べる I am eating an apple.(私はリンゴを食べています。)
read 読む She is reading a book.(彼女は本を読んでいます。)
talk 話す They are talking in the classroom.(彼らは教室で話しています。)
go 行く We are going to the park.(私たちは公園に向かっています。)
make 作る He is making lunch now.(彼は今昼食を作っています。)
sing 歌う I am singing a song.(私は歌を歌っています。)
buy 買う She is buying some fruit.(彼女は果物を買っています。)
cut 切る He is cutting the paper.(彼は紙を切っています。)
study 勉強する I am studying  math.(私は数学を勉強しています。)

不規則に変化する英単語の例

英語の現在進行形では、基本的に動詞に「ing」をつけるだけで使えますが、なかには形を変えなければならない英単語もあります。具体的には、語尾が「e」で終わる動詞や「子音+母音+子音」で綴りが終わる動詞です。

英単語 日本語訳 例文
lie 嘘をつく She is lying to her friend.(彼女は友だちに嘘をついています。)
come 来る My brother is coming home now.(弟が今帰ってきています。)
live 住んでいる We are living in Tokyo.(私たちは東京に住んでいます。)
swim 泳ぐ He is swimming in the pool.(彼はプールで泳いでいます。)
run 走る They are running in the park.(彼らは公園で走っています。)

「lie」「come」「live」は語尾が「e」で終わるため、進行形にする際は「e」を削ってingをつけています。ただし「lie」のみスペルが「lying」になる点には注意しましょう。「swim」と「run」は、文末が「子音+母音+子音」で構成されているため、最後の子音を重ねてingをつけています。

進行形にできない英単語の例

英語の動詞には、現在進行形にできるものと、できないものがあります。以下の英単語は、現在進行形で使えないため、注意しましょう。

英単語 日本語訳
know 知っている
have 持っている
like 好む
see 見える
taste 味がわかる
smell においがする

上記の動詞は「状態動詞」と呼ばれ、知識や感情、感覚、所有といった状態を表します。このような状態は「今まさに行われている行為」として説明できないため、現在進行形にすることが不適切とされています。

まとめ

現在進行形は、今まさに起こっている動作や、確定している近い未来の予定を表すときに使われます。現在進行形を使った肯定文・否定文・疑問文を作る際は、主語に応じてbe動詞の使い分けがポイントです。動詞によってはing形に変える際にルールがあるものや、進行形にできない動詞もあるため、注意しましょう。

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