2025.05.28
「こんな勉強、将来使わないじゃん」
そんな風に思ったことはありませんか?
因数分解とか、歴史の年号とか、化学式とか...
たしかに、日常生活でそのまま使う機会はあまりありません。
「これ覚えていったい何になるの?」
「こんなことやってても意味ないんじゃないの?」
そう感じるのはごく自然なことです。
実際、すぐに役立つとは言いにくい内容も多いのが事実です。それでも勉強が「意味のあるもの」と言われるのは、ちゃんと理由があります。
なぜなら、勉強の価値は「今」ではなく「将来」将来になってから見えてくることが多いからです。
♦進路を選ぶとき、選べる幅が変わる
高校受験やその先の進路を考えたとき、必ず成績が関わってきます。
行きたい高校や、興味のある分野の学校が見つかっても、成績が届いていなければ、受験すらできない場合もあります。「この学校良さそう!」と思ったときに、「自分、ここ受けられないんだ...」と気づくのは、かなり悔しいものです。
逆に、普段から勉強を重ねておけば、選べる道が広がります。選択肢が多いということは、それだけで将来のチャンスを増やすことにつながります。
♦社会に出たとき頭の使い方に差がつく
学校の勉強では、知識だけではなく「頭の使い方」を鍛える時間でもあります。
たとえば、仕事の説明を受けたとき、一度で理解して動ける人と、何度も聞き返さないとできない人とでは信頼のされ方が違います。
社会では「話しを正確に理解する力」「覚えたことを活かす力」「ミスを減らす工夫をする力」なぢが必要になりますが、これらは勉強を通して自然と身についていくものです。
♦「あのときの勉強が役立った」と思う瞬間
「将来こんなことをやってみたい」と思ったとき、勉強が生きてくることがあります。例えばー
・プログラミングを学ぶとき:数学の考え方がベースになる
・看護や医療を目指すとき:理科でマ難波人体や化学が関わってくる
・ビジネスや経済に興味を持ったとき:社会や数学で学んだことが役立つ
・子どもに勉強を教えるとき:「なぜ勉強するの?」と聞かれて、自分の経験を語れる
また、長い文章を読む、資料を正しく理解する、分かりやすく伝える。こういった力も、国語や英語、社会での学びが土台になっています。
♦勉強は「未来の自分のための予習」
今は「意味がない」と感じることがあるかもしれません。けれど、意味があるかどうかを本当に判断できるのは、数年後の自分かもしれません。
未来の自分が困らないように、今の内からちょっと準備をしておく。それは、決して無駄なことではありません。
むしろ、あとで「やっておけばよかった」とならないために、今できることを少しずつ積み重ねるのは、とてもカッコいい生き方だと思いませんか?