城南コベッツ反町教室

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反町教室のメッセージ

漢字のはなし(その6)  長さの単位

2021.12.13

こんにちは。城南コベッツ反町教室・東前です。

今回は長さの単位に使われる漢字についてです。

昔話に「一寸法師」というのがありますね。おじいちゃんとおばあいちゃんの間に生まれた小さい子供が都にでて、鬼退治をし、打ち出の小づちで体が大きくなる、というお話です。

この「一寸」というのは、「だいたい3センチ」ということを、お話と一緒に記憶されている方も多いかもしれません。「寸」は今では使われない単位です。これは、「尺貫法」による単位です。

日本の単位は「尺貫法」が長く使われてきました。長さの単位の「尺」と質量の単位の「貫」から命名されています。この尺貫法は現在ではほとんど使われていません。それは計量法により取引等に尺貫法を使うことが禁止されているからです。違反すると、罰金を払うことになります。

日本にメートル法が紹介されたのは、1855年だとされています。1893年に施行された「度量衡法」では尺貫法とメートル法の両方が使われ、1921年の度量衡法の改正でメートル法が基本になります。そして、度量衡法が廃止された1951年に「計量法」が制定され、1959年に完全にメートル法になりました。

尺貫法では、長さは以下の単位が使われました。

寸・・・一番小さな単位
尺・・・10寸と同じ
丈・・・10尺と同じ
間・・・6尺と同じ
町・・・60間と同じ
里・・・36町と同じ

「里」が歴史の授業で出てきますね。「一里塚」です。歴史で「一里」は「およそ4キロメートル」と習いますが、もう少し正確にいうと「およそ3927メートル」です。

さて、メートルは外国から来た単位ですが、漢字が割り当てられています。

米・・・メートル
粍・・・ミリメートル(1メートルの1000分の1)
糎・・・センチメートル(1メートルの100分の1)
粁・・・キロメートル(1メートルの1000倍)

難しそうですが、わかりやすくできています。基本は「メートル」の「米」です。1センチメートルは1メートルの「100分の1」。100分の1を表す漢字は「厘」なので、それを「米」につけた「糎」がセンチメートルです。同じく、1000分の1を表す「毛」をつけた「粍」がミリメートル。1メートルを1000倍したので「千」つけたのがキロメートルの「粁」。

次回は重さに関する単位について書く予定です。

他の「漢字のはなし」はこちら→クリック

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