城南コベッツ反町教室

Tel:045-620-3912

  • 〒221-0841 神奈川県横浜市神奈川区松本町2丁目20-6 反町旭ビル 2階
  • 東急東横線/反町駅 徒歩4分 横浜市営地下鉄/三ッ沢下町駅 徒歩8分

受付時間:14:00~21:30/日祝休

  • 1対1個別指導
  • 1対2個別指導
  • オンライン個別指導
  • みんなの速読
  • 総合型・学校推薦型選抜対策
  • ジュニア個別指導
  • デキタス
  • プログラミング

反町教室のメッセージ

三寒四温

2022.03.25

こんにちは。城南コベッツ反町教室・東前です。

しばらく寒い日が続きましたが、今日は少し暖かいですね。と思ったら、また明日、明後日は雨のようです。

寒い日と暖かい日が繰り返しているので、「三寒四温」だなと思っていましたが、少し間違えていたようです。

「三寒四温」ってもともとは今頃ではなく、冬の気候を表す言葉だそうです。しかも、日本ではなくて中国の東北部や朝鮮半島の気候です。日本の冬では寒いと暖かいが周期的に繰り返されることはないそうです。

日本の場合、春になると低気圧と高気圧が交互にきます。低気圧は寒い空気を持ってきます。反対に、高気圧は暖かい空気を連れてきます。これで、寒いと暖かいが繰り返されることになります。このことから「三寒四温」ということばが使われるようになりました。

文学小説の中にも登場したりします。

ノーベル文学賞を受賞した川端康成の作品に「舞姫」というのがあって、その中に以下の文があります。

「三寒四温の温に向いたか、近ごろになく、小春日和になりそうな、朝でもあった」

よく見ると、この一文はちょっと謎ですね。文の最初の「三寒四温の温に向いたか」とあるので、春っぽい感じがします。しかし、「小春日和」は秋の終わりから冬に入る頃を表す言葉です。

「小春日和」というのを「春」の言葉として使うのはよくある誤った使い方なのですが、ノーベル文学賞の方がそんな誤りをするとは、あまり思えません。ということは、「三寒四温の温に向いたか」という表現が、春ではなく冬なのかもしれません。

作品を読んでみようと思います。


---------------------------------------------------------------------------------------------------
無料体験授業の申し込み、資料請求は045-620-3912までお電話ください。