2025.05.31
「エンジニアになるわけじゃないのに、なぜ子どもにプログラミング?」という疑問にお答えします
教育における大きな変化
ここ数年、小学校や中学校で「プログラミング教育が始まった」と聞いたことがある方も多いでしょう。加えて、2022年からは高校の科目「情報Ⅰ」が必修化され、2025年の大学入学共通テストからは「情報Ⅰ」が正式な出題科目として組み込まれました。
こうした流れを見ると、「子どもがエンジニアになるかどうかに関係なく、なぜ今これほどまでにプログラミング教育が強調されているのか?」という疑問を感じるのは当然です。
この記事では、その理由を国の方針・教育現場の実情・子どもたちの将来像といった視点から、わかりやすくお伝えします。
国が求めるのは「自ら考える力」
文部科学省が示す小学校学習指導要領の解説では、プログラミング教育の目的を次のように説明しています。
情報を主体的に捉えながら,何が重要かを主体的に考え,見いだした情報を活用しながら他者と協働し,新たな価値の創造に挑んでいけるようにするため
ここからわかる通り、「コードを書いてアプリやソフトウェアを作ること」を目的にしているわけではありません。
むしろ本質は、自分の頭で順序立てて考える力、失敗を恐れず試行錯誤を続ける力、問題を見つけて解決策をつくる力を育てることにあります。
社会のあらゆる分野でデジタル化が進む今、ITに触れることなく生活することは不可能に近いことです。
こうした力は、文系・理系問わずすべての子どもたちにとって必要不可欠な「生きる力」になりつつあるのです。
高校・大学入試にも「情報Ⅰ」が登場
2022年度から新学習指導要領のもと、高校では「情報Ⅰ」という新しい教科が必修化されました。内容は以下の通りです:
- プログラミング(Python等):自動化や効率化の発想を育てる
- データの収集・分析・可視化:統計的な思考を養う
- ネットワークとセキュリティ:インターネット社会に必要な知識
- AIとアルゴリズム:未来の社会を理解する基礎教養
この「情報Ⅰ」は、2025年から大学入学共通テストにて正式に出題されます。
つまり、すべての高校生にとって情報・プログラミング的思考は「学ばなければならないもの」として位置づけられたということです。
小学校・中学校でも導入。でも教育現場はまだ追いついていない
小学校では2020年度からプログラミング教育が必修となりました。
中学校では、技術・家庭科の中で「計測・制御のプログラム」などが教えられています。義務教育でも、情報教育やプログラミング教育は重要性を増してきていると考えてよさそうです。
しかし、全国一律に指導がうまくいっているとは言いがたいのが現実です。
そこには、以下のような要因があります。
- 先生自身がプログラミングを学んだ経験がない
- 教える時間や教材の準備が不十分
- 授業内容が形だけで、実践力に結びついていない
このように、「制度として導入されたが、子どもたちが本質的に力をつけるための環境が整っているとは言い難い」という状況に、不安を感じる保護者の方も少なくありません。
だからこそ、学校の枠を超えた学びの場として、民間教育機関でのサポートが重要になっています。
子どもたちが「楽しく、本質的に学ぶ」ために 〜QUREOの紹介〜
城南コベッツ日吉教室では、小学生から楽しく始められるプログラミング教材「QUREO(キュレオ)」を導入しています。
QUREOの特長は次の通りです:
- ゲーム感覚で夢中になれる設計:ストーリーに沿ってキャラクターを動かしな がら、自然と条件分岐・ループなどの基本概念を習得
- 豊富なカリキュラム:約420ステージの豊富で本格的な内容
- 進捗・理解度の可視化:お子様の学習状況を把握可能
- 継続しやすいシステム:達成感を積み重ねて、飽きずに継続
プログラミングが得意・不得意に関わらず、「考えることが楽しい!」と実感できる教材です。
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次回は、今回の内容を踏まえて「プログラミング的思考とは?」をテーマに、具体的にプログラミングで養われる力についてご紹介していきます。
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