2025.11.04
未来につながる進路ガイド 第2回
〜進路の考え方と、学部・学科選びの逆算〜
こんにちは。教室長の山中です！
今回はシリーズ「未来につながる進路ガイド〜高校生のための5つのステップ〜」の第２回です。
第１回では、「学部・学科と将来の関係」についてお話ししました。
今回はもう少し踏み込んで、進路の考え方と、学部・学科選びの"逆算"について見ていきましょう。
第2回：進路の考え方と、学部・学科選びの逆算
高校生のみなさん、こんなふうに思ったことはありませんか？
- 「将来の仕事が決まっていないから、学部も決められない」
- 「大学ってたくさんありすぎて、どうやって選ぶの？」
実は、そんなときこそ"逆算思考"が役に立ちます。
「今の自分」からではなく、「なりたい自分」から進路を考える方法です。
1．ゴールを"ぼんやり"でもいいから思い描く
いきなり「将来の夢を明確にしよう！」と言われても難しいですよね。
でも、"なんとなく興味のあること"で十分です。
- 動物が好き → 生物学・獣医学・環境系
- 人の役に立ちたい → 教育・福祉・看護・心理系
- ゲームが好き → 情報・デザイン・プログラミング系
「好き」や「気になる」を入り口にして、"自分の興味の方向"を見つけることが第一歩です。
2．そこから"必要な学び"を逆算してみよう
たとえば、「動物を助けたい」と思ったら、どんな道があるでしょう？
- 獣医になりたい → 獣医学部
- 野生動物の保護活動がしたい → 環境科学や生物学
- ペット関連のビジネスをしたい → 経営学部やデザイン学部
このように、「やりたいこと」→「必要な知識」→「学部・学科」へとつなげていくのが"逆算型の進路設計"です。
3．「学び」と「職業」をつなぐ情報を集めよう
高校生のうちは、学部名を見てもピンとこないことが多いです。
そんなときは、次のような方法で少しずつ理解を深めていきましょう。
- 大学の公式サイトで「学部紹介」や「卒業生の進路」をチェックする
- オープンキャンパスや学園祭の動画を見てみる
- 学校や塾の先生に「この学部ってどんな授業が多いの？」と聞いてみる
知るほどに、「この学問って面白い！」という発見が増えていきます。
4．保護者の方へ：焦らず"会話のきっかけ"を
「進路の話をしたいけど、子どもが乗ってこない」というご相談をよくいただきます。
でも、実は無理に話し合いをしなくても大丈夫です。
- 日常会話の中で「この職業ってどんなことするんだろうね」と話してみる
- ニュースやテレビ番組から「この人はどんな勉強をしてきたのかな？」と話題にする
- 本人の「なんとなく興味ある」という言葉を、まず受け止めてあげる
家庭の会話が進路を考える"種"になります。
次回予告
次回は、「自分に合った大学の見つけ方」です。
どんな大学が合っているのか、どうやって調べたらいいのか、具体的なポイントを紹介します。
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