城南コベッツ北浦和埼大通り教室

Tel:048-823-8500

  • 〒338-0011 埼玉県さいたま市中央区新中里1丁目1-5 新中里ビル 1階
  • JR京浜東北線 北浦和駅 徒歩10分

受付時間:14:00~20:00/日祝休

  • 1対2個別指導

2024.02.05

今年一番の大雪を眺めながら、久しぶりにブログを更新します。
今回から何回かに分けて、当教室の自習対応についてご紹介します。
第1回は中学3年生、特に公立高校志望者へ1月から実施している対応をご紹介します。

[自習対応のご紹介(中学3年生編)]

自習対応の目的
冬期講習で過去問は10年分程度解いたので、入試までの1ヵ月間に公立入試用の模擬テストを解くことで得点力の向上を目指します。

自習対応の大まかな流れ
①事前に自習予定を決めます。
 →基本的に毎日自習に来るよう勧めています。2月は1日も休みませんので、日曜、祝日も自習できます。
②自習内容は塾側で用意します。
 →塾で使用している模擬テストプリントがあるため、そちらを順番に解いてもらいます。
  英語のリスニングも自習中に実施します。
③模擬テストプリントが終了したら所定の場所に提出してもらいます。
 →講師が採点をして解説付きで返却します。

実施状況
平均1日につき2教科分の過去問を解いていますので、だいたいですが、現在2週間程度経過した状態で1教科につき5~6回分、合計25~30回分の過去問を解いています。このペースだと残りの期間でその倍は解くことになるでしょう。

学習効果
冬期講習から数えれば、短期間に非常に多くの模擬テストを行ったことになります。入試の出題傾向や出題されやすいポイント、また自身の知識が不足している箇所などが、回をこなしてもらうごとに身についてきていることを実感します。

コメント
講師たちは採点、返却作業で負担が増えてしまいますが、作文や記述問題の採点は塾生にはできませんので、お願いして対応してもらっています。ただ、この作業により当教室の講師は毎年入試問題は30回分以上は解きますので、指導力が大きく向上します。教室長(私)としましては、一石二鳥の自慢の自習対応だと自負しています。当然ですが、時期ごとに自習対応の内容は異なります。ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

2023.08.19

[あなたの「分かった」は私の「分かった」とは違う!!]

不思議なタイトルからスタートしますが、
指導していて実感することが多いことです。

例えば、数学の授業で以下のような問題を解説するとします。

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(問題)
Aさんが、4㎞離れた駅に向かって自転車で家を出発しました。
それから10分後に、父親が同じ道を車で追いかけた。
Aさんは時速15㎞、父親は時速45㎞で進むとすると、
父親がAさんに追いつくのは、家から何㎞のところですか。
(常盤中・中1ワークより)

(解説)
①[(Aさんが進んだ時間)=(父親が進んだ時間)+10分 ]から方程式を作る。

家からX㎞地点で追いつくとすると、
②X/15=X/45+10/60
4X=2X+15
4X=15
X=15/4

答え 15/4㎞

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このような内容を授業時に丁寧に解説するとします。
皆さんも生徒になったつもりで読んで理解しようとしてみてください。

先生「Aさんが出発した10分後にお父さんが出発したわけだから、①のようになるよね。」
  「で、追いつくということは進んだ距離は同じだからXにするよ。」
  「時間=道のり÷速さだから②のように表せるね。」
  「できた方程式をxについて解くと解けるよ。わかったかな?」
生徒「わかりました。」
先生「では、自分で式を作って解いてみよう。」
生徒「解けました。」
先生「じゃあ、ぱっちりだね。」

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よくありがちな個別指導の授業時の様子です。
しかし、これと全く同じやり取りを10人にやったとして、
テストの時にワークと同じか似た問題が出た場合に、
解ける生徒と解けない生徒が出てきます。
これはなぜでしょうか。

それは生徒一人ひとりの「分かった」に差があるにもかかわらず、
同じような解説と同じような対応を行ってしまうからです。

皆さんは解説を読んで理解しようとするとき、
どんなことを考えていましたか?

□なんで時間に着目して式を作るのか?
□なぜ父親の方に10分足すのか?
□なぜ10分足すはずが、+10/60なのか?
□なぜ距離をXにするのか?
□そもそも追いかけるとか追いつくってどういう状況か想像できない。

例えば、こんなことを考えながら解説を聞き、
自分で納得した上で「分かった」と判断することが大切です。

でも、先生の解説を「聞く」ことが「分かった」だと思う人もいます。
先生の話を聞いているだけでも今さっき説明されたことですから、
すぐに問題を解いたら解けます。式を暗記しちゃってますから、、、。
しかし、考え方を理解していないので、テストで同じような考えを使う問題や、
数字が変わった問題や全く同じ問題さえ解けなかったりするわけです。

このように、同じ「分かった」という言葉でも生徒によって違いがあり、
厄介なことに、教えている先生自身も「分かった」基準が違います。

先生は人に教えられるくらい学力があるわけですから、
「分かった」の基準が深いです。
だから、生徒が「分かった」というと、
自分と同じくらいの深さで「分かった」んだなと思うので、
それで解説は終わります。

そういうことが原因で、塾に行って教わっているのに成績が上がらないみたいな状態が起こります。(それだけではありませんが、、、)

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それではどうすればよいのでしょうか。

一番良いのは、まず自分一人の力で問題を解いてみて、
正解できた場合も、何となく説いている可能性もあるので、
どのように考えて式を立てたかを先生に聞いてもらうことです。
解けなかった場合も何がわからないかをはっきりさせて、
やはり先生に分からない箇所を説明した上で解説に入ってもらいます。
私は、これを「言語化作業」と呼んでいます。

例えば、大人向けの難しい映画があったとして、
「この映画、何が何だかわかりませんので、一から説明してください」
と質問したら、どこが分からないかわからないまま説明するため、
要領を得た説明にはなりません。
そもそも全部わからないことはないはずです。
普通は「あの場面ってどういう意味だったんでしょうか?」
といったような聞き方になると思います。

勉強も同じです。

まずは「自分が分からないこと」を言語化して先生に伝えること、
そうすることで、先生も生徒に合わせた良い指導ができるのです。

このことが実行できれば、絶対に成績は上がります。

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今日はだらだらと書いてしまい、
分かりにくいかもしれませんが、
手直しする暇がないためこのまま載せます。

何か質問があればお問い合わせ時にご質問ください。







2023.08.19

前回の記事からだいぶ間が空いてしまいましたが、夏期講習も後半に入り後期の準備を行うまでの間に少し余裕ができましたので、成績が上がる話の続きを書きます。

最初に前回の内容をまとめます。

成績を上げるためには、、、
①問題演習と○付けを集中して丁寧に行うこと。
②間違えた問題の処理の仕方を決めて、その都度実行すること。
です。

私の経験上、成績が伸び悩んでいる人ほど、①だけ取り組んで終わりにしています。
分からない問題がはっきりしただけでは学力が上がるわけないです。
ただ、②をやろうにもどういうやり方をすればよいのか分からない人が多いです。
まあ、そもそもやり方を決めるにしても自分で決められないですよね。
ただ、「やり方を決めること」が第一歩ですから、
前回の記事を参考に実行してみてください。

それでもうまくいかない場合は当教室にご入塾ください。
私が全部決めて差し上げます。

別の視点から続きを書こうと思いましたが、長くなりそうなので、
それは「成績が上がる話(その③)」で書きたいと思います。

2023.07.17

皆さんは、成績ってどうすれば上がると思いますか?

答えは簡単で、「今まで解けなかった問題を解けるようにする」ことです。
それができれば必ず成績が上がります。
しかし、具体的にはどうすればいいのでしょうか?
それは、「正しい問題演習と○付けのやり方」を身に着けることです。
今回はこのことについて書きたいと思います。

問題演習と〇付けは、その段階で自分が理解していることと、理解していないことを「仕分ける」ためにあります。
つまり、それらを行うことで、「自分がわかる問題と分からない問題がはっきりすること」です。
だから、集中して丁寧に行うことが大切です。

ただ、これで成績は上がるのでしょうか?
成績を上げるためには、先ほどお伝えしたように「解けなかった問題が解けるようになる」ことが必要です。
問題演習や○付けを丁寧にやったら、解けるようになるのでしょうか?
答えは、「No]です。
間違えた問題を正しく「処理」しないと解けるようになりません。

いくつか例を挙げます。

英語について
単語が書けなかった間違い→空いている所に3回書いてその場で覚える。
文法の間違い→正解の根拠が言語化できるようにする。
長文問題中の間違い→正解の根拠を言語化できるようにする。

数学(算数)について
計算間違い→何が原因で間違えたか言語化する。別の紙にもう一度解く。
文章問題の間違い→模範解答をすべて写す。一つひとつの式の意味を言語化する。
         別の紙にもう一度解く。

※間違えた問題の種類によって処理方法が違います。さらに別のものを知りたい場合はお問い合わせください。

間違えた問題の「処理」については3点ほどポイントがあります。
①処理方法が決まっていること。
②言語化すること。
③覚えるものはその場で覚えること。それ以外はもう1回解くこと。

①について
 処理方法があいまいな人が非常に多いです。きちんと処理しないと身についている手ごたえを感じにくくなり、やる気がなくなってきます。

②について
 間違えた理由、今後気を付けること、正解の根拠など、独り言でよいので、ぶつぶつ言ってみてください。自分なりに言葉にできたものは一時的に身に付いたと思います。
「言語化」は非常に重要で、たいてい人は頭の中で理解したと思って終わりにしています。試しに理解したと思ったことを人に説明しようとすればわかります。全然説明できませんよ。「言語化」は客観的に自分が理解したかわかるのでお勧めです。

③について
 単語や漢字、社会や理科の知識など、暗記しなければならないものをその場で覚えようとしない人は非常に多いです。いつ覚えるつもりですか? 家に帰ってから? 3日後? 1週間後? いやいや、覚えなおさないです。面倒すぎます。では、「今でしょ」というわけで、その場で覚えましょう。ただ、覚えるという作業は曖昧なので、ルールを決めていないとうまくいきません。そこで、単語や漢字などは3回で集中して覚える。社会や理科の知識は5回ほど、口に出して言う。というのがお勧めです。
例:「炭素を含む物質が有機物」×3回
  「大正時代、原敬、本格的な政党内閣」×3回

すいません。夏期講習のスケジュールのミスチェックを行わないといけません。数日後に続きを書きます。

2023.05.31

当教室では中3北辰テストの各回の2週間前までに過去問を回収し、記述採点を行い、簡単な解説付きで返却しております。これを5教科すべてサービスで行っている塾はありませんのんで、当教室の大きな特長の1つと言えます。

採点作業は講師にも行ってもらっていますので、当教室のスタッフは全員が北辰の過去問のすべての回数を解いていることになります。これだけでも当教室の講師の質の高さがお分かりいただけると思います。

当教室は進学個別指導塾なので、定期テストだけでなく、北辰テストの偏差値を上げることも目標にしていますが、だとすれば過去問を解いたことがない講師に中学3年生を担当させるわけにはいきません。そうやって考え出したのが、北辰過去問採点サービスです。生徒も講師もレベルアップしてウインウインです。

私は基本的に中学生は全教科教えられるのですが、特に北辰や入試対策としては社会が得意です。社会は教科書内容を整理して覚えていけば必ず偏差値が上がりますので、個人的には5教科の中で一番頑張りがいがあると思っています。

では「北辰や入試のために教科書を整理して覚える」とは具体的にどうすればよいのでしょうか。私は過去問採点時に「社会の作業指示書」を作成して生徒に配っています。そこに小問ごとに教科書のどこに書いてあるか記載してあるので、その指示に従って不正解の問題やあやふやな問題について教科書で確認していきます。それを過去問をやることに行っていけば社会の偏差値は確実に上がります。これで調べ方がわかったら、定期テストや問題集などでも同じようにやれば数か月で偏差値65を切ることはなくなるはずです。

IMG_7723.jpgIMG_7724.jpgこれを毎回作るのは少し手間ですが、成績向上のために必要なことは何でもやると決めているので、ここ数年欠かしたことはございません。

より具体的にやり方を知りたい場合は、お問い合わせ時にご質問しただければ教えます。