城南コベッツ鵠沼海岸教室

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  • デキタス

2023.12.20

『県立七里ガ浜高校プロフィール』
1976年創立。1977年現在地に移転。
健全な精神と身体、社会性、個性と豊かな情操の育成を目指し、「学力・体力・精神力の豊かな人物の育成」「学校生活を通しての社会生活の基礎を身につける」などを教育方針としています。

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『内申・偏差値』(2023年)
内申:112(合格率80%基準・135点満点)
偏差値:59

『選考基準(比率)』(2024年度)
評定4・学力検査6

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『授業』
生徒の主体的な学習姿勢を養い、思考力・判断力・表現力の育成を目指します。またタブレット端末を用いた個に応じる学びを推進しています。
1年は、ほぼ共通履修で基礎を固めます。
2年は、歴史か化学、文学国語・数学Bなどから1科目の必修選択を設置。
3年は、文系・理系①・理系②に分かれます。
文系は、国語・社会・英語を重点的に学習します。
理系①は、数学・理科に多くの時間を当てて実践力を磨きます。
理系②は、看護・栄養系など幅広い進路希望に対応します。
さらに各類型に自由選択が設けられていますので、多様な履修が可能です。

『部活動』
運動系では、陸上競技部、バレー部、テニス部、サッカー部、ラグビー部、バスケット部、水泳部、弓道部などが各大会で活躍。
文化系では、東関東大会出場の吹奏楽部のほか、ボランティア部、軽音楽部、茶道部、美術工芸学部などが意欲的に活動しています。

『ミニ情報』
※資格取得、ボランティア・インターンシップ体験などは卒業単位に認定されます。
※「浜ラン」こと砂浜ランニングは運動部に欠かせない名物トレーニング。
※人気の図書館からの眺望は抜群。

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2023.12.19

『県立湘南台高校プロフィール』
1985年創立。1986年現在の地に移転。
「自立・創造・敬愛・協調・健康」を教育目標に、積極的に社会参加をするアクティブ・シチズンの育成に努めています。

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『内申・偏差値』(2023年)
内申:107(合格率80%基準・135点満点)
偏差値:56

『選考基準(比率)』(2024年度)
評定5・学力検査5

『授業』
1年では数学と英語で2クラス3展開の習熟度別授業を実施しています。
定期的に入替を行い、個々の学力に合わせた学習で基礎を固めます。
2年では進路を視野に2系統の必修選択から各1科目を選択します。
3年では大学受験に向けて柔軟な科目選びができるよう、必修を国語・英語など4科目に抑え、残りは週12時間分(4科目)の必修選択及び週4時間(2科目)までの自由選択から各自の希望進路に応じて履修します。

『部活動』
約25の部があり、運動系では女子サッカー部、バトミントン部、ダンス部、陸上競技部などが各大会で好成績を収めています。
文化系では吹奏楽部がマーチングバンドの全国大会で優勝し、合唱部、書道部、自然科学部、料理研究部なども鋭意活動しています。

『ミニ情報』
大学との連携に力を入れており、横浜市大、専修大、神奈川大、東海大、関東学院大、文教大、桜美林大、神奈川工科大、女子美術大、多摩大、桐蔭横浜大、産業能率大の講義が受けられます。

2023.12.07

2023年の神奈川県公立高校入試問題に、どの位の文字数が含まれていたかを表記しました。

・英語:5,500【47都道府県中1位】【全国平均3,592】【最小静岡2,600】
・数学:3,800【47都道府県中5位】【全国平均2,888】【最小岐阜1,800】
・理科:10,300【47都道府県中3位】【全国平均7,460】【最小秋田4,900】
・社会:12,600【47都道府県中1位】【全国平均8,444】【最小秋田4,600】
・国語:未集計【未集計の県を除く全国平均9,234】

以上のことから、神奈川県公立高校入試問題の文字数が、いかに多いかがわかります。
大学のセンター試験~共通テストでも、年々単語数、文字数が増加しています。
これらに対応していくためには、語彙力、読解力といった国語力と解くスピードが求められます。

また、近年高校入試で増加傾向にあるのが、複数の文章や図表その他の資料を並行して読解する
「複線型読解」問題です。
社会や理科では珍しくありませんが、英語・数学・国語ではあまり見られませんでした。
同じ文字数でも、情報の並行的処理の負荷が大きくなり、読解力の柔軟さや幅広さの能力によって大きな差がつきます。
この「複線型読解」の2023年神奈川県公立高校入試問題での、出題比率は以下の通りです。

・英語:47%【47都道府県中4位】
・国語:10%【47都道府県中35位】
・社会:60%【47都道府県中2位】

文字数のみならず、「複線型読解」問題においても科目によっては、全国的に見て多いことがわかります。
前述のように読解力の柔軟さや幅広さが求められます。

さらには、数学や理科の文章問題においても、国語力が問われています。
2008年にノーベル物理学賞を受賞した、益川俊英氏は、数学と理科について以下のように発言しています。
『科学の基本は国語ですよ。(略)数学は計算するもの、というイメージがあるかもしれないけど、数式は基本的に言葉なんです。数式は「かくかくじかじかの関係がある」とか「○○という事実を表している」ということを語っていて、そういうことを組み合わせて発展させていけば答えになる。だから言葉が大事なんです』
益川氏がいうように、数式や化学反応式などが事実を記号で表したものに過ぎないのなら、国語は全ての問題の根底に存在することになります。
そういった意味からは、国語力が問われるのは、文章問題のみならず全ての問題だといえます。

中学生において国語力が問われやすいのは、数学や理科の文章問題です。
以下の例題で紹介していきます。
『原価1,500円の商品に原価の2割の利益があるように定価を設定し、その定価の3割引きで売ると、いくらの損になりますか?』
これを解くには、前提条件として原価と定価の意味がわかっている必要があります。
原価:商品やサービスを製造、提供するまでにかかった金額
定価:商品やサービスについて前もって決定している売値
この原価と定価の違いを理解していないと、「原価と定価って何が違うの?、原価って?、損するとは?」という疑問から、問題を解こうという気にならず断念するという事態に陥ってしまします。
さらに問題文の意図を正しく理解していないと解くことはできません。

例題を解く順序として、最初に定価を求めるところから始まります。
原価の2割の利益があるように定価を設定とあります。
原価の1,500円に1.2、または、12/10を掛けて定価を求める必要があります。
よって10割で1,500円の商品に2割の利益を付けるために、10割から2割足した1.2を原価の1,500円に掛けることになります。
※1,500円×1.2=1,800円
従って定価は1,800円となります。

問題文は、さらにそこから定価の3割引で売るとあるので、1,800円に0.7、または7/10を掛ける必要があります。
よって10割から3割引いた0.7を定価である1,800円に掛けることになります。
※1,800円×0.7=1,260円
従って値引き後の金額は、1,260円となります。

またさらに問題の最後に「いくらの損になりますか?」とあります。
先ほど求めた3割引の1,260円を、原価である1,500円から引いて損の金額を計算する必要があります。
※1,500円-1,260円=240円
従って例題の答えは、「240円」です。

例題自体はシンプルですが、ここまでの過程を経て答えを導くことになり、頭の中で論理的に組み立てができなければ、問題を解くことはできません。

このように国語と関係のない数学の問題でも、解いていく上で論理的に考える力、すなわち国語力が必要とされ、理科の文章問題でも意図を正確に読み取らないと、その問題を解くことはできません。
益川氏が言うように、文章問題でも計算問題でも国語力は常に問われるものなのです。
思考過程が複雑になる文章問題を解く時には、国語力がより問われます。
国語力を上手に駆使して問題ごとに正確な思考過程で、答えを導きだしていくことが不可欠になります。
文部科学省の提言「国語の果たす役割と重要性」には「個人にとっての国語」が「知的活動の基盤を成す」「感性、情緒の基盤を成す」さらには「国語は個人が社会の中で生きていく上で欠かすことのできない役割」を担っていると記されています。
すなわち国語力は、全ての活動の基盤となるものです。
人間として、あるいは日本人としての根幹に関わる重要なものですので、しっかりと磨いていきましょう。

2023.12.07

スマホ社会の今、若者は動画やゲームの画面に熱中し、用事は絵文字を含む超短文メールで済ます。時間を割いて他人と会って話すのは「タイパが悪い」と主張する。
このような世相を反映した内容の「日本人なのに何故か日本語が通じない」「年配者なら知っている言葉を若者は知らない。だからコミュニケーションが成立しない」という記事の一部を紹介します。

世代が大きく離れた者同士が実際に交わしたこんな会話があります。
①上司(年配者)と部下(若者)の会話
上司:「出張お疲れ様。一日延びたから足が出たんじゃないか」
部下:「はい、急遽取った宿の布団が小さく、足先が出てよく眠れませんでした」

②大至急の原稿仕事をこなしたライター(年上)が廉価の支払書を若い編集者に渡された時の会話
ライター:「あのう、もう少し色をつけていただけると嬉しいのですが」
編集者:「白い紙ではダメですか」

何ともおかしなチグハグさが生じています。
①の「足が出る」は、「予算をオーバーする」という意味。
②の「色をつける」は、「金額を上乗せするなどをして、相手に感謝や誠意を示す」という意味。
かつてなら当然のように通じた日本語(慣用句)が、空回りすることが多くなっています。
日本語は物事をズバリ言い表さずに、婉曲に言おうとする特徴があります。
特に少し言いづらかったり、言葉を少し和らげたりしたい時は、その傾向が見られるようです。
たとえば次のように
●「どうにも首が回らない」⇒お金がなくて困っている、という窮状をあからさまに言えずに。
●「たまたま耳に挟んだもので」⇒聞こうとしていたわけでなく、ふと聞いてしまった言い訳として。
しかし、スマホの短いメール文字だけで要件を済ます昨今、ただでさえ文字数が増える言い方を若者たちがするはずがなく、またこうした言葉に接したことがない若者が多く存在しています。

語彙数を身の回りから削ぎ落していくと、生きるための説明力や相手に対する理解力などが劣っていきます。
「国語の重要性と、若者に日本語が通じない現象(1)」にも記しましたが、文部科学省の提言にあるように「国語は個人が社会の中で生きていく上で欠かすことのできない役割」を担っています。国語力を磨き、人間としてあるいは日本人としての根幹に関わる重要なものとして身に付けたいものです。

2023.06.16

テレビ朝日のYouTubeチャンネル「子ども悩み相談」の中で、
「勉強する意味が分からないのでやりたくないです!!何でやらないといけないんですか?」
という相談がありました。
歌手でタレントの「あの」ちゃんが、この相談に対して、
「勉強ができないと大人になって、圧倒的にバカにされる数は増えます。そして世の中のことが何も分からないので生きづらいです。」
「それは事実なので、それが嫌なら今のうちに勉強しておくと楽だと思います。」
と回答し、「心に響いた」等、多くの共感を得ていました。

「天の上には人を造らず人の下には人を造らず」
誰もが知っている福沢諭吉の『学問のすすめ』の名言です。
天から人が生まれてくる以上、人間全員は同じ身分であって差別など無いはずである。
しかし、実際は財産や権利などの差があります。
学問をして物事を知る人は、財産や権利などを得て偉くなり、
無学の物は、財産や権利を得られない。
学問をするかどうかで、人生が決まる。
これが諭吉が言いたかったことです。

両者とも豊かな人生を送るために、勉強や学問が必要であることを表しています。
勉強や学問で得た教養は、生きる力になります。

誰もが年を重ねて悲しい人生を迎えたくないはずです!!
大人になって後悔しないよう、
城南コベッツ鵠沼海岸教室では、この人生を決めるべく、生徒の皆さまの勉強、学問に、ベストを尽くして取り組んでまいります。