横浜六浦教室のメッセージ
ふたご座流星群2025
2025.12.03
ふたご座流星群が、月明かりの影響もほとんどなく最良の条件で見ごろとなります。
2025年のふたご座流星群は、12月14日(日)午後5時頃、極大となることが予想されています。
国立天文台によると、13日夜から14日の明け方までと、
14日夜から15日明け方までは、普段より多くの流星が期待できるといいます。
流星群の放射点はふたご座のカストルのそばにありますが、流星はいろんな方向に流れるので、
1点ではなく空全体を眺めるのが、観察のポイントとなります。ふたご座の見つけ方は東の空の
ひときわ明るい星、木星を目印にするとよいでしょう。
「空が広く見渡せる場所」「街明かりの少ない場所」で「根気強く観察すること」が大切です。
流れ星は、宇宙に漂う1ミリメートルから数センチメートルほどの大きさのチリが、
地球の大気に突入して光る現象で、流星群の流れ星は、彗星と深い関係があります。
彗星は、氷やチリが混じった汚れた雪だるまのような天体で、太陽に近づくと氷が溶けだすため、
彗星が通りすぎた後にはチリが残されます。地球がそこを通るとチリが流れ星となって見えます。
毎年、決まった時期に、流星群が見られるのは、地球がそこを通っているからです。
ふたご座流星群のチリは、「小惑星3200フェートン」がまき散らしたものと考えられています。
フェートンは小惑星ですが、彗星のような性質も持っているとても興味深い天体です。
フェートンを探査する深宇宙探査技術実証機「DESTINY⁺」が計画されています。






