玉川学園教室のメッセージ
総合型推薦、英語民間試験の活用(入試実態調査)
2025.05.01
大学の芽5月号
城南進学研究社 教育事業本部発行(4月28日)
「総合型選抜や英語民間試験の活用進む(24年の大学入試実態調査)」
=====[ざっくり要約]=====
文部科学省が2024年4月に公表した調査によると、
24年度大学入試では国立大学を中心に総合型選抜の割合が増加し、
英語資格・検定試験の活用も進んでいることが明らかになった。
調査は全国の全大学・短大(計1069校)を対象に行われ、回答率は100%だった。
大学全体で見ると、
一般選抜は47.1%に減少し、
総合型選抜が22.2%、
学校推薦型選抜が30.7%となった。
特に国立大学では一般選抜の割合が減少。
総合型・推薦型の導入が進んでいる傾向が見られる。
また、英語力評価の多様化が進み、
英語資格・検定試験を活用する大学の割合も増加。
一般選抜で28.1%、総合型で34.1%、推薦型で27.1%が活用しており、
特に私立大学では一般選抜での利用が3割超と高い。
一方、国公立では英語資格試験の活用が限定的である。
共通テストの利用状況では
、**国立大学96.2%、公立大学98.5%**と微増したが、
私立大学では44.5%とやや減少。
科目数では、国公立が7科目、私立は2~3科目の利用が多い。
文科省は、急激な制度変更は見られないが、
「学力だけでなく多面的な評価」を重視する流れが進んでいると分析。
英語資格試験の活用は、受験生が英語力を示す機会を広げる利点もあると評価している。
(「教育新聞」2025年4月1日号掲載記事参考)
<編集後記>
総合型選抜(旧AO入試)の増加はもう10年以上続いていますが、
今年度からは「基礎学力テスト」という新たな入試が
中堅レベルまでの私立大学で一気に導入されると思われます。
(総合型選抜に組み込まれるものと思われます)
この入試は英検®など英語の外部検定を取得していると非常に有利になることから、
早期からの対策が大学受験の結果を左右することになるはずです。


======[村上の雑感]======
東洋大学の公募制「学校推薦入試 基礎学力テスト型」は25年度入試の大きなトピックでした。
募集人員578人に対して約2万人が志願するという、とんでもないことがおきました。
(受験料3万5千円の2万人分は7億円と考えると規模や与えた影響の大きさが分かります)
高校と大学の関係者からなる「大学入学者選抜協議会」は
『面接や小論文など2種類以上の評価方法を組み合わせて丁寧に選抜』するようにとし、
年内の基礎学力試験を事実上認める方向となりました。
入学者における推薦入試の増加を考えると、
高1からの高校評定や、
基礎学力(高2までの学習が多くなる予想)が重視される風潮は
強くなってくると思われます。
中学生は定期テストだけでなく、単元テストが導入され、日々の学習が重視されてきていますが、
高校生も高1生になった瞬間から日々の学習が大事になることがほぼ確定しています。
(高1,2生は部活頑張って、高3生は一般入試に向けて受験生モード!という時代ではないということ)
高校生になると、活動範囲も広がり、部活、バイト、遊びと幅が広がりますが、
受験情報から状況を読み取り対策をしていきましょう。
城南進学研究社 教育事業本部発行(4月28日)
「総合型選抜や英語民間試験の活用進む(24年の大学入試実態調査)」
=====[ざっくり要約]=====
文部科学省が2024年4月に公表した調査によると、
24年度大学入試では国立大学を中心に総合型選抜の割合が増加し、
英語資格・検定試験の活用も進んでいることが明らかになった。
調査は全国の全大学・短大(計1069校)を対象に行われ、回答率は100%だった。
大学全体で見ると、
一般選抜は47.1%に減少し、
総合型選抜が22.2%、
学校推薦型選抜が30.7%となった。
特に国立大学では一般選抜の割合が減少。
総合型・推薦型の導入が進んでいる傾向が見られる。
また、英語力評価の多様化が進み、
英語資格・検定試験を活用する大学の割合も増加。
一般選抜で28.1%、総合型で34.1%、推薦型で27.1%が活用しており、
特に私立大学では一般選抜での利用が3割超と高い。
一方、国公立では英語資格試験の活用が限定的である。
共通テストの利用状況では
、**国立大学96.2%、公立大学98.5%**と微増したが、
私立大学では44.5%とやや減少。
科目数では、国公立が7科目、私立は2~3科目の利用が多い。
文科省は、急激な制度変更は見られないが、
「学力だけでなく多面的な評価」を重視する流れが進んでいると分析。
英語資格試験の活用は、受験生が英語力を示す機会を広げる利点もあると評価している。
(「教育新聞」2025年4月1日号掲載記事参考)
<編集後記>
総合型選抜(旧AO入試)の増加はもう10年以上続いていますが、
今年度からは「基礎学力テスト」という新たな入試が
中堅レベルまでの私立大学で一気に導入されると思われます。
(総合型選抜に組み込まれるものと思われます)
この入試は英検®など英語の外部検定を取得していると非常に有利になることから、
早期からの対策が大学受験の結果を左右することになるはずです。


======[村上の雑感]======
東洋大学の公募制「学校推薦入試 基礎学力テスト型」は25年度入試の大きなトピックでした。
募集人員578人に対して約2万人が志願するという、とんでもないことがおきました。
(受験料3万5千円の2万人分は7億円と考えると規模や与えた影響の大きさが分かります)
高校と大学の関係者からなる「大学入学者選抜協議会」は
『面接や小論文など2種類以上の評価方法を組み合わせて丁寧に選抜』するようにとし、
年内の基礎学力試験を事実上認める方向となりました。
入学者における推薦入試の増加を考えると、
高1からの高校評定や、
基礎学力(高2までの学習が多くなる予想)が重視される風潮は
強くなってくると思われます。
中学生は定期テストだけでなく、単元テストが導入され、日々の学習が重視されてきていますが、
高校生も高1生になった瞬間から日々の学習が大事になることがほぼ確定しています。
(高1,2生は部活頑張って、高3生は一般入試に向けて受験生モード!という時代ではないということ)
高校生になると、活動範囲も広がり、部活、バイト、遊びと幅が広がりますが、
受験情報から状況を読み取り対策をしていきましょう。