城南コベッツ玉川学園教室

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玉川学園教室のメッセージ

英検目安のリアルな数字(中3/高3)

2025.07.27

高校Wacth8月号
城南進学研究社 教育事業本部発行

=====[ざっくり要約]=====
文部科学省の「2024年度 英語教育実施状況調査」にて
英検3級相当の中学3年生52.4%(+2.4pt)
英検準2級相当の高校3年生51.6%(+1.0pt)
英検2級相当の高校3年生21.2%(+1.4pt)
と調査開始(2013年度)以来、過去最高の水準に。

国の目標は「中学生A1以上が50%以上」で、
達成自治体も増えている一方、
地域間で最大50ポイント差がつくなど格差が課題に。
(東京・神奈川は上位・下位に記載ナシ)
この格差は教員にも見られるとの事。

文科省の方針はこの格差をなくし、
英語力を上げるため、
AI活用による生徒の支援体制を強化
・約5万人の英語教員の英語力向上
を目指すとのこと。

======[村上の雑感]======
英検3級相当の中学3年生は2人1人。
英検準2級相当の高校3年生も2人に1人。
英検2級相当の高校3年生は4人に1人以下となりました。

12月1日(23年)時点の調査なので、
これは受験前に取った、最後の英検と考えられます。
(従来型第3回は1月実施/CBTはありますが)

■中学生
推薦等で英検3級が評定のプラスになる場合がありますが、
高校在籍の公立:私立が6:4程度と考えると、
入試・進学のためというより、
英検が一つの学習目標として使われていると感じます。

■高校生
現在、大学進学者は6割なので準2級相当の50%は高く感じます。
しかし、入試で使われる基準は2級以上が多いため、
大学進学の60%に対し、2級相当25%は低く感じられました。

・2級の壁
これは準2級には受かったが、
入試までに2級が受からないという事が考えられます。

英検側も準2級プラスという新しい級を作りました。
入試では級だけでなく、スコアも活用されているので、
準2級プラス受験を検討していきましょう。

・早期スタート
英検には単語力が必要であり、
準2級→準2級プラス→2級というステップを考えると、
早期に受験スタートをすることが、
可能性を広げることに繋がることは確かだと思われます。

繰り返しになりますが、
大学進学者が2人に1人以上の中、
準2級は2人に1人、2級は4人に1人です。

推薦入試での大学進学者が6割になった今、
高1から評定が取れるよう学習し
英語学習の早期スタートが求められていることが、
現状や数値から分かるかと思います。

■AIの活用
ICT教材がより活用される方向性が示されています。
今後、教えられるのではなく、
今より自ら学ぶ力が必要な時代になるように思われます。

子どもの読解力低下が問題視される中、
それを超えるAI・ICT教材が出てくるまでは、
主体的に学び、自ら読み解く力を持つことが重要になりそうです。
その力によって分断が生まれてしまわないよう、
取り組めることを探していきたいと思います。