都賀駅前教室のメッセージ
推薦入試と生成AI ~文章力とリテラシが未来を分ける~
2025.06.27
こんにちは!
【成績保証がある個別指導塾】城南コベッツ都賀駅前教室です。
最近、AO入試(総合型選抜)や学校推薦型選抜の出願書類において、生成AIで作成されたと見られる文章が目に留まるケースが増えてきたという話を耳にします。
ある大学の先生によると、文体が不自然に変化したり、高校生らしからぬ言い回しが突然出てきたりと、「読み慣れている人にはわかる」のだそう。
このような状況に対して、大学側は懸念を強めています。
というのも、推薦入試では出願書類の内容が合否に大きく影響します。
特に学校推薦型選抜では、合格者の数は全国で31万人を超え、全体の半数以上にあたります。
そうした重要な書類に生成AIが使われ、他者との差がAIによって生まれてしまうと、公平性に疑問が生じる可能性があるのです。
この流れを受けて、大手予備校では生成AIによる文書かどうかを判別するシステムを開発しています。
AIが書いた文章には一定の「癖」があり、それを検知する技術ですが、まだ誤判定も多く、現時点では決定打にはなっていないのが現状。
しかし一方で、生成AIは決して"悪"ではありません。
自分の考えを整理するためのたたき台として使ったり、表現を広げるヒントを得たりするなど、使い方によっては非常に有用なツールとなります。
そのため、多くの大学ではAIの使用そのものを一律に禁止するのではなく、「受験者の判断に委ねる」方針をとっています。
ここからは私見ですが、生成AIの活用自体には何の反対もありません。
むしろ、活用すべきだとすら思っています。
ただし、その活用が本当に有効かどうかは、"自分自身の文章力"があってこそだと強く感じています。
たとえば、AIが提示してくれた文章をただコピー&ペーストして提出してしまえば、読み手に違和感を与えるだけでなく、そもそも自分の考えが伝わらない文章になってしまいます。コピペに頼りすぎて説明できなかったことが私の経験としてもあります。頼りすぎはよくありません。
逆に、自分である程度の文章が書ける人であれば、AIの提案を"選び、直し、自分らしくする"ことが可能になります。
これこそが、今後求められる「AIと共に学ぶ力」なのです。
また、これからの時代、AIと共存していく社会では、AIの使い方に関するモラルやリテラシーも極めて重要になります。
これは「使っていい・悪い」という単純な話ではありません。
「どう使うべきか」「自分の意見とAIの出力をどう区別し、融合させるか」ということを、使う側がしっかりと理解していなければならないのです。
特に、AO入試や推薦入試のように、自分自身の思いや経験を問う場面では、自分の言葉で語る力が最も大切になります。
どれだけ上手な文章であっても、それが自分の思考や体験から生まれたものでなければ、審査する側には見抜かれてしまいます。
これは入試に限らず、将来的な就職活動やプレゼンテーション、日常のコミュニケーションにも通じる話です。
まずはしっかりとした文章力を育てること。
そのうえで、AIを正しく活用する力を身につけていく。
この二つをバランスよく備えてこそ、AI時代において"本当に強い学び手"になれるのだと思います。
当教室では、作文指導や志望理由書の添削も行っていますが、単に「うまく整える」のではなく、"自分の言葉で書く力"を育てることを大切にしています。
その上で、必要に応じてAIの提案を一緒に読み解くことも可能です。
生徒一人ひとりの個性と考えを大切にしながら、進路実現のサポートを行っています。
「書くことは、自分を知ること」。
この姿勢を忘れずに、これからの入試に向けて、AIとどう向き合うか、一緒に考えていきましょう。
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