2024.08.01
8:30~21:30
【8 月休館日】
以下の日は教室への入室はできません。
・日曜日
・8 月 12 日(月)~16 日(金)
Tel:04-7192-7182
受付時間:16:00~20:00/日休
2024.08.01
2024.05.07
2024.04.01
2024.02.05
2023.11.27
10月7日、イスラム組織ハマスが、イスラエルへ大規模な攻撃を行いました。これに対して、イスラエル側はパレスチナのガザ地区へ徹底した空爆を実施しています。さらに、ハマスもイスラエルに対し、ロケット弾を応射。双方の攻撃は民間人も巻き込んで、多数の死傷者を生んでいます。
1948年。イスラエルという新しい国家が、パレスチナの地に建国されました。その結果、元々パレスチナに住んでいた人々は、無理に追い立てられて、ヨルダン川西岸やガザ地区に住むことを余儀なくされてしまいました。パレスチナ側には、武力でイスラエルに抵抗するイスラム系武装組織も生まれます。イスラエルはそういった武装組織に軍隊でもって対抗。この争いは今日に至るまで収まりを見せていません。これが、いわゆるパレスチナ問題です。
こうまとめると、イスラエルが強引に建国したことが原因であり、速やかにパレスチナの地を出れば、解決しそうに見えますが、この問題の根は、それが何千年にも続くしがらみのせいで、困難である、というところにあります。
ここでは、そのパレスチナ問題の根がどういうものか、少し書いていこうと思います。
元々、といっても何千年もまえの話です。現在のパレスチナは、「カナンの地」と呼ばれ、イスラエルのほとんどを構成するユダヤ人の祖先が暮らしていたといいます。どこでいわれているか。世界一のベストセラーである聖書、その旧約聖書の中で、いわれていることなのです。今回のタイトルである「密あふるる約束の地」というのは、旧約聖書におけるカナンの地の描写に登場する言い回しです。現在の紛争の話なのに、発端は旧約聖書。このパレスチナ問題の根がとんでもなく深いということがこれだけでも感じられるのではないでしょうか。
古代、このカナンの地で暮らしていた人々を、「ヘブライ人」といいます。
その後、ヘブライ人たちは飢饉から、一時古代エジプトに集団移住を行い、エジプトで奴隷とされてしまいますが、指導者モーセの導き(例の、海をばっくり割るやつですね)によって、再びカナンの地にたどり着き、定住していきます。
やがてカナンの地にはイスラエル王国が建国されます。そしてまた聖書の有名人であるダビデ、ソロモン王の統治を経て、王国は北のイスラエル、南のユダに分かれます。
この2つの王国は共に、バビロニアやエジプトなどに敗れ、滅亡していきます。先にイスラエル王国が滅び、ユダ王国は、バビロンへ捕囚されることになります。(いわゆるバビロン捕囚です。)こうして、この捕囚されたヘブライ人はユダヤ人と呼ばれるようになります。
こうして故郷を失ったユダヤ人は、ペルシア、マケドニア、ローマ、そしてヨーロッパ全土へと、時代の波に翻弄されるように流浪してゆきます。
中世ヨーロッパのキリスト教社会では、ユダヤ人は「キリスト殺し」の罪を背負うとされ(イエスもユダヤ人ですが)、迫害を受け続けます。土地を持たず、商工業ギルドにも入れないユダヤ人にできた仕事は、いわゆる"闇金"の類しかなかったといいます。
イギリスの文豪、シェイクスピアも、「ヴェニスの商人」という作品で、ユダヤ人高利貸しのシャイロックというキャラクターを登場させています。
この何百年に及ぶユダヤ人差別は収まるどころか、近代にいたるまで延々と続き、ついには、ナチスドイツによる、ホロコースト(大量虐殺)へと発展してしまうのです。
何千年も、居場所がなく、迫害され続けてきた民族、ユダヤ人。彼らが1948年に、「密あふるる約束の地」に建国したのが、イスラエルなのです。
もちろん、これはユダヤ人側から見たイスラエル建国までのお話です。迫害されていたから、数千年前に住んでいたからといって、パレスチナに住んでいた人から無理矢理土地を奪っていいわけではありません。しかし、パレスチナ問題の根は、このようにヨーロッパ全土を巻き込んで、何千年も遡る必要のある、深刻な問題である。ということが少しでもお伝えできれば、、、、と思っています。
また、パレスチナ問題を語る上では、当然パレスチナ=アラブ側にも、スポットライトを当てる必要がありますが、非常に長くなることが確実ですので、ここには書かないでおきます。興味を持たれた方は、是非調べてみてください。
しかし、聖書に「密あふるる約束の地」と書かれた場所が、今日でも戦火にさらされており、死者を出してしまっている事実は、なんというか、やりきれない思いがありますね。
2023.08.10
8/10現在、生徒の皆さんは一年で最も長いお休み、夏休みの真っただ中だと思います。
もちろん、我々城南コベッツとしては生徒さんの夏休みこそ夏期講習期間中であり、「夏休みは目一杯遊んでください!」というよりも、「夏休みは目一杯勉強しましょう!!」という立場です。
しかし、そんな生徒の皆さんに酷なことを言う学習塾も、8/11(金)~8/16(水)まではお休みを頂いています。いわゆるお盆休みというやつですね。今度こそ言えます。「お盆休みは目一杯遊びましょう!」
さて、夏休み中の生徒さんはもちろん、大人の大半さえも(もちろんお盆中働いてくださっている方々もいらっしゃることでしょう)休むことができてしまう「お盆」とは、一体なんなのでしょうか?
お盆とは、ちょうど夏のこの期間、毎年ご先祖様の御霊があの世から帰ってくるため、そのお迎えを行い、またあの世へ戻るために送り返す、という一連の宗教儀式を指します。
具体的にどんな儀式で迎えるか、送るのか、という儀式の内容については、各地方によって異なってくるため、割愛させて頂きますが、大体この「あの世」であったり「ご先祖様」であったり、といったキーワードが出てくることがほとんどです。
中国などにも「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という仏教行事があり、お盆のルーツの一つではありますが、いつごろから日本にお盆の風習があったのかは明確にはわからないそうです。ただ、8世紀ごろ(700年代ですから、奈良時代ですね!)には、夏に祖先の供養を行う風習があったと考えられているようです。と、言っても、令和の現在、それも東京のベッドタウンである流山で、厳格に宗教的な意味でお盆を全うしている人は多くないかもしれません。もちろん、これを書いている筆者もそうです。そんな現代人にとっては、お盆とは上記の「いわゆるお盆休み」でしかありません。ただ、宗教的意味合いは薄れても、せめてお盆の間はふるさとに帰る――いわゆる帰省シーズンとしてのお盆は、まだ残っているのではないでしょうか?
帰省ラッシュというやつですね。2023年は、ここ数年コロナ禍で規制がままならなかった方も多いとみえて、大規模な帰省ラッシュが予想されています。8/10現在、数十キロの渋滞が首都圏で発生していますので、予想というか、実際にラッシュは起こっていますね。10日夜にはさらに渋滞は伸び、下りの渋滞ピークは明日11日になるとのことです。
ドライバーのみなさん、安全運転で無事帰省なさってください。また、お盆をおじいちゃん、おばあちゃんのお家で過ごす生徒のみなさん。是非ゆっくり羽を伸ばしてください。
17日木曜日からは夏期講習後半戦が始まります。スタッフ一同、生徒さんの愉快なお土産話を楽しみにしています。
2023.06.01
2023.06.01
5/12に、「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム(以下ゼルダtotk)」が発売されました。......前回に続いてテレビゲーム、それも任天堂のゲームの話題が連続していますが、これは筆者の趣味ゆえということで、ご容赦ください。
さて、この新作ゼルダtotkですが、主人公であるリンクが、ハイラル王国を滅ぼそうとする魔王ガノンドロフに立ち向かい、ついにはそれを倒して、王国に平和をもたらす――。という、物語です。新作のゼルダtokに限らず、ほとんどのゼルダの伝説のシリーズ作品はこのようなストーリーになっています。従って、何も目新しいことはありません。
しかし、ゼルダtotkは、全世界で飛ぶように売れ、発売3日でソフト売上1000万本を突破するスマッシュヒットになっています。
もちろん、ゼルダの伝説シリーズは30年以上続く息の長い作品であり、多くのファンを獲得してきています。さらに、前作「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は、ソフト売上累計2000万本を超えるヒット作であり、その数年後を描いているゼルダtotkは、無条件で購入を決めているという方も多かったと思われます。
それにしても、本作がここまでの快進撃で売り上げを伸ばしている原因は、本作の"新しい要素"にあると、発売日から作品に触れている筆者は感じているのです。
その新しい要素とは、「クラフトワーク(工作)」です。ゼルダtotkのリンクは、「ウルトラハンド」という能力を持っています。これは、フィールド上のオブジェクト(モノ)を動かしたり、くっつけたりすることができます。丸太を組み合わせてイカダを作ったり、動力を取り付けてモーターボートにすることもできます。橋を架けることもできるし、クルマだって、飛行機だって、巨大ロボットの如きものまで、好きに作ることが可能なのです。
これは、教育に非常に有益です。ゲームを通して創造性を刺激し、問題解決能力を向上させることがき、ゲーム内で、設計、デザイン能力も向上させることができます。また、空間認識能力、そして工作に際してもルールを把握することで、論理的思考能力を身につけることができます。実際、工作系ゲームとして先駆けであり、大人気でもある「マインクラフト」は、教育の現場に取り入れられています。
もちろん、楽しいゲームには、止め時がわからないため、学業に割く時間が足りなくなるというデメリットが生じる可能性はあります。しかし、上記のようなクリエイティビティや論理的な思考能力は、これからの時代に生きる我々にとって益々貴重になると思います。子を持つ親の皆様には、おこさんが「ゼルダがやりたい」と言ったら、なるべく与えてあげて欲しい、というのが、今回のテーマでした。
最後に、そのうえで学業に不安が出てしまったという方は、是非我々城南コベッツまでご相談ください。ゲームで培う各種能力向上と学業の成績向上の両立をさせて頂くお手伝いができるかと存じます。
2023.05.11
4月29日に映画「スーパーマリオ」が封切られました。マリオは日本の企業「任天堂」が生み出したキャラクターで、言わずと知れた日本ゲームのアイコンと呼べる存在です。もう40年以上前に生み出されたキャラクターですが、この映画「スーパーマリオ」は、世界興行収入10億ドルを突破し、世界的な成功を収めています。
「マリオ」のような、日本の生んだコンテンツや文化などを世界に広める「クールジャパン戦略」という、日本政府の施策があります。おそらくこの施策を聞いたことがある方は、同時にこの「クールジャパン」が、あまり上手くいっていないことを連想するのではないかと思います。実際、googleに「クールジャパン」と入力したときに表示される予測変換の一覧には「クールジャパン 失敗」と出てきます。映画「スーパーマリオ」が大成功しているにもかかわらず、です。
内閣府公認のクールジャパン・アンバサダー(2022年10月にクールジャパン・プロデューサーに名称変更)で、「日本はクール!? 間違いだらけの日本の魅力発信」の著者、ベンジャミン・ボアズ氏は、今までのクールジャパン戦略によるコンテンツや文化の売り込み方を「もったいない!」と断じます。
人生のほとんどを日本で過ごしていれば、海外の方の描く日本像の「正しくない」ところには敏感に気づくことができます。相手が「日本が好き」なのにも関わらず、「FUJIYAMA、GEISYA」的な日本のイメージを持っていれば、「正してあげよう」という気にもなるのも、むべなるかな、というところです。
また、我々日本人は、「他の人にも人気があるか」ということを非常に気にします。日本におけるマーケティングでは非常に重要です。「みんな持ってる」と、持っていないことが不安になって自分も買ってしまう、なんて経験を持つ方もいるかもしれません。当然、日本のモノをオススメするのにも「大人気」という修飾語を当然のようにつけてしまうと思います。
しかし、ボアズ氏は、「海外の消費者は、「 正しい」 楽しみ方とか、 他の人が何を欲しがっているかといったことは、気に留めません。」(ベンジャミン・ボアズ. 日本はクール!? (Kindle の位置No.233-234). 株式会社クロスメディア・パブリッシング. Kindle 版. )と、綴っています。その認識のずれが、クールジャパン戦略がうまくいっていない一因である、と。
ボアズ氏も、もちろんただ警鐘を鳴らして終わり、ということはありません。しっかり「では、どうすればよいか?」も書いてくれています。「外国人に知識を押し付けるのではなく、彼らの視点を理解し、そこに橋を架けることが効果的だということです。」(ベンジャミン・ボアズ. 日本はクール!? (Kindle の位置No.1069-1070). 株式会社クロスメディア・パブリッシング. Kindle 版. )というものです。
中学の社会科では、「世界のグローバル化」を学びます。そこでは他文化の理解や共生が大切である、と教えるワケですが、なんのことはない、政府の施策であるクールジャパンには、その視点が欠けていた。ということです。
一方で、売り込み方がよろしくなくとも、マリオのように、世界中で人気を博するコンテンツを生み出すことができる力が、日本にあるわけです。(今回の映画スーパーマリオは、米イルミネーションが製作していますが)いっそ、クールジャパンの失敗を教科書に載せて、改めてグローバルなもの考え方とはどういうことか? いかに大事なのか? を学ばせることが効果的かもしれません。
生徒の皆さんも、「日本を愛する外国の方」と友達になったときには、その方の語る「間違い日本」を正すのではなく、相手の立場で考えてあげてください。
2023.04.08
毎回、なんとなく書き出しをスタッフで話し合って出しているのですが、今回は「那須川天心」で行こう、ということになりました。
那須川天心選手は松戸市出身。とある教室には松戸市からの生徒さんもおり、身近な地域ということもあり地元のヒーロー的なイメージを持つキックボクサーでした。
そんな彼が、ボクシング転向を電撃的に表明したのが一昨年前、2021年の今頃でした。そして来る4月8日、彼のプロボクシング初試合が行われます。
当然、当人たちは試合の日を待ち望んでいるワケなのですが、生徒さん、保護者の方には、「他人様が殴り合う様子の何が面白いだろう?」とお思いの方もいらっしゃると思います。
「他人様が殴り合う様子を面白がる」というのは、実は古代ローマには、すでに娯楽として成り立っていました。もっとも、正確には、「他人様が殺し合う様子を面白がる」という物騒極まりないものでした。
象徴的かつ最も有名なのが、ローマのコロッセオです。紀元80年に完成したといわれ、そこから100日で、数百人の剣闘士が命を散らしたといわれているそうです。
その中に、奴隷同士が鉄鋲付きの拳にグローブを着けて殴り合うという種目があったようです。
さらに起源を辿ると、古代ギリシアのオリンピックで、23回大会から正式種目となったようで、オノマストスさんという方が、月桂樹の冠を授かった(つまり優勝した)という記録があるそうです。
その後ボクシングは一旦、西ローマ帝国の滅亡と共に消え去りますが、名誉革命直後のイギリスで、近代ボクシングが始まり、いくつかの試合中の死亡事故などを経て、徐々に安全に配慮したルールが定められ、スポーツとしてのボクシングへと至るのです。
暴力衝動に任せて他人を害する行為は、社会生活を営む上で絶対にあってはなりません。
しかし、ヒトもまた、「他を喰らって生きる」という動物であり、個人差はあれ、暴力や血に対する衝動はあるのだということから目を背けてはならないと思います。
暴力の代替行為(ボクシング鑑賞など)がキリスト教によって否定された中世、果たして人々は平和に暮らせていたでしょうか? 延々と続く戦や、魔女狩りなど、少し思いを巡らせても、そうではなかったと思います。
まあ、結論をいうのであれば、ボクシングの試合を楽しみにしている人たちは、それを鑑賞して本能からくる渇望の溜飲を下げているのであり、それゆえ社会の一員として理性的に振舞えているんだ。と、生温かい目でみてくれればいいな、ということです。