綱島教室のメッセージ
冬の大三角
2023.11.30
こんにちは。
皆さん冬の夜空に浮かぶ「冬の大三角」はご存じですか?
教室に通う生徒さんに聞いたら「夏の大三角」は知ってる!というお返事がありました。
夏の大三角は有名どころですよね。「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」なんて歌詞のある有名なアニソンもありますし。(ただどの星がどれかは分からない)
そう考えると、冬の大三角はめちゃくちゃわかりやすいんですよ。実は。
今日は星座神話大好きな私が語る、「冬の大三角」及び「天体の勉強」のお話です。
さてさて、「空にある何かを見つめていたら それは星だって君が教えてくれた」
こんな歌詞から始まる曲、何かわかりますか?
う~~~~~ん!なんか喉元までは出る!そう!優里さんの「ベテルギウス」です。
そしてこの「ベテルギウス」は冬の大三角の一部です。
ではベテルギウスがどこにあるか、というと、冬の星座代表格「オリオン座」の一つです。
しかも超わかりやすい、あの鼓型になっている星座の皆さんから見て上左。オリオン座の右肩に当たる星(こん棒みたいなのを持ち上げてる方の肩)です。
そこから左にまっすぐ進みましょう。割とすぐ近く(人間目視距離)で大きく輝く星があります。こいぬ座の「プロキオン」があります。プロキオンも1等星なので比較的明るい場所でも見やすいと思います。
ではそこから三角形になりそうな星を下にたどって探していきましょう。
プロキオンとベテルギウスのちょうど真ん中あたり。
ここにはひときわ大きく輝く1等星があります。おおいぬ座の「シリウス」です。
このベテルギウス、プロキオン、シリウスを結んでできるのが「冬の大三角」。
オリオン座を見つければすぐに冬の大三角まで見つけられるので、ぜひふと夜空を見上げてオリオン座を見つけたら、冬の大三角までつなげてみてください。
冬は空気が澄んでいることから、星が見やすい時期でもあります。
そして、オリオン座周辺には1等星が多く、冬の大三角だけではなく冬のダイヤモンドと呼ばれる、6つの1等星を繋げた形も存在します。ちょっと文章では説明が難しいので気になった人はぜひ「冬のダイヤモンド」で検索してみてくださいね!
というわけで、星座の話もしましたが、今授業で天体の授業をやっている方や、そろそろ授業が始まるという生徒さんも多いかと思います。
理科における天体って、中学3年生の終わり間際にやるうえ、受験に入っているんですよね~~~~!
それに合わせて、結構難解で、得意不得意がはっきりしてしまう科目もあるんです。
月や太陽の動き、そこに付随する見落としがちな金星や火星の動き。これらをギリギリで詰め込むのは結構大変ですし、つらいんですよね。
でもそれが「あ、これ知ってる!」や「こう考えたら面白い!」にシフトチェンジし、興味を持つことで楽しく授業や勉強に向き合えれば、受験勉強の追い込み時にも役に立つはずです。
夜道、人や車の通りを気にしながら天体に興味を持ってぜひ夜空を見上げてみてくださいね。
天体の話が大好きな講師も教室にはいますので、ぜひ「教えて!」と声をかけてみて下さい。