皆さんは、しっかり寝ているはずなのに、次の日になっても疲れが取れないと感じたことはありませんか?今回は、私が実際に行っている疲労回復法を2つ紹介したいと思います。1つ目は交代浴です。交代浴とは、温かい湯船に2~3分ほど浸かった後に冷たいシャワーを浴び、これを数回繰り返す入浴法です。温かいお湯と冷たい水を交互に浴びることで血行が促進され、体内の疲労物質が排出されやすくなり、自律神経のバランスを整える効果もあります。実際に行うと、体がポカポカと温まり、全身がすっきりするように感じます。これから寒くなる季節には、手足の冷え対策にもなるので特におすすめです。2つ目は適度な運動です。勉強などで「頭が疲れた」「集中できない」と感じたときには、軽い運動をすることで血流が良くなり、脳に酸素が行き渡るため、リフレッシュ効果が期待できます。たとえば、塾や自宅での勉強に疲れたときに、10分休みの時間を使ってストレッチや軽い体操をしてみると、気分がスッキリしてその後の勉強にも集中しやすくなるでしょう。(文責:久島錬弥)
皆さんは日常生活の中で、ChatGPTやGeminiといった生成AIをどのくらい活用していますか?今回は、勉強における生成AIの役に立つ使い方を紹介します。まず一つ目は、自分で書いた作文やレポート、英作文をAIに添削してもらうことです。文章を入力すると、文法の間違いや、より自然な表現を教えてくれます。自分で作った文章をチェックしてもらうことで、表現力や語彙力の向上にとても役立ちます。ただし、問題の答えを直接聞いたり、英作文をすべて作ってもらったりするのはまったく勉強にならないので絶対にやめましょう。二つ目は、授業を聞いていて、もしくは問題を解いていて分からなかった部分を聞くことです。主要な生成AIのほとんどは、対話形式で利用することがほとんどです。教科書や辞書では解決しづらい疑問も、納得いくまで質問を繰り返すことができます。また、聞けば情報の出典を示してくれるので、さらなる深掘りに繋がります。ただし、出典元の情報が必ず正しいわけではないので注意が必要です。生成AIは、正しく使えば最高のパートナーになります。ぜひ日々の学習に役立ててみてください。(文責:村越温琉)
当月は勉強計画の立て方およびモチベーションアップについてご紹介します。勉強計画を立てるときは、まず自分の目的や目標をはっきりさせることが大切です。試験に合格したいのか、知識を整理したいのかなど、方向を決めることで計画がぶれにくくなります。次に全体の学習期間を考え、それを月・週・日ごとの小さな計画に分けていきます。内容を細かく区切ると、進み具合が分かりやすく、達成感も得られやすいです。さらに、重要なものから取り組むように優先順位をつけ、復習の時間も必ず組み込むことが大事です。集中力を保つために「25分勉強して5分休憩」といったリズムがおすすめです。25分だと少し短く感じますが、50分続けて勉強して10分休憩するより高い集中力で同じ時間勉強できます。また、学習アプリ「Studyplus」をご存知でしょうか。このアプリは教材と時間を記録し、勉強時間を可視化してくれるものです。もちろん一人で記録用に使うのもいいですが、友達や同じ目標を持つユーザーとお互いに刺激し合ったり励まし合ったりすることで、私の受験生時代はモチベーションを保っていました。気になる方はぜひご活用ください!(文責:川北美空)
サモア諸島をご存じでしょうか。オセアニアのポリネシアに属する、自然豊かな島々です。今回は、そんなサモア諸島周辺で過去に観測された「海の波の伝わり方」に関する興味深い現象についてご紹介します。
この事例の特徴は、波の発生源が島の南側であったにもかかわらず、北側でもその影響が見られた点、そして一度おさまったように見えた波が、再び時間をおいて届いた点にあります。いったいなぜ、このような現象が起きたのでしょうか。
その背景には、理科で学ぶ「回折」と「反射」という波の性質があります。「回折」とは、波が障害物の裏側に回り込むように広がる現象です。南側で起きた波が島の北側にまで伝わったのは、この「回折」によるものです。また、「反射」は、波が境界にぶつかって跳ね返る現象です。特に、水深の浅い場所では波が特定の角度で全反射することがあります。サモア諸島周辺の海底地形は複雑であり、それによって反射した波が再び島周辺に戻ってくることがあるのです。
このように、自然現象を理科や社会の視点から捉えることで、過去の出来事を地理的・物理的に深く理解することができます。ここにこそ、理科や社会を学ぶ意義があるのではないでしょうか。
(文責:平澤浩太郎)
長時間に渡って勉強を行っている際に「体力的にはもちろん、頭も疲れるな」と感じたことはありませんか?そこで、できるだけ脳が疲れないようにするための工夫を1つ挙げたいと思います。
脳は全重量の約2%を占めるに過ぎないにもかかわらず、消費エネルギーは人間が消費する全エネルギーの約20%を占めています。なかなか燃費が悪いですね。その上、ブドウ糖しかエネルギー源として受けつけません。(注1)デンプンなどがブドウ糖まで分解されるのには時間がかかるので、ブドウ糖を多く含むラムネなどを合間に摂取することで疲れが抑えられるのではないでしょうか。もちろん、これは勉強の合間の話であり、体調を維持するために「早寝早起き」と「朝・昼・夜としっかりごはんを食べること」は忘れないようにしましょう。
注1:https://onl.sc/gMHT12K(文責:森川文彦)