2024.06.26
こんにちは。教室長の小野です。
先日、関東も梅雨に入りました。梅雨のシーズンになると雨が多くなり、憂鬱に感じる人もおおいと思います。私もその1人です。
梅雨の間は雨が多く降るので、湿気が高いうえに気温も高く、ジメジメとした蒸し暑い天気が続きます。多くの人にとってはあまり好きではない時期ですが、夏の間に必要となる農業用の水などを蓄えるための重要な時期です。
実は日本で梅雨が季語として使用されるようになったのは、近世になってからのことでした。日本最古の和歌集である【万葉集】では梅雨を「長雨」と表現して、平安時代の和歌では「五月雨」という言葉が使われていました。
梅雨の語源
語源には説がいくつかあります。
①戦国時代に後奈良天皇が京都の加茂神社に梅を奉納したところ恵みの雨が降り、人々はこの雨のことを「梅雨」と呼ぶようになったという説です。
②もう1つの説は「梅雨」という言葉の起源は中国という説です。中国では5月から6月にかけて雨が多く降る時期があり、ちょうどこの時期は梅の実が熟す時期でもあります。そのため、中国ではこの時期の雨を「梅雨(ばいう)」と呼んだという説です。
梅雨の発生
梅雨はオホーツク海高気圧と太平洋高気圧という2つの異なる気圧が影響し合って発生します。梅雨前線は、これら2つの高気圧がぶつかり合う場所にできる停滞前線のことを表します。
南からの暖かく湿った空気と、北からの冷たく湿った空気がぶつかることで前線が形成され、この前線が日本列島の上空に停滞することで長期間の雨が続きます。この梅雨前線が北上して日本列島から消えると梅雨明けとなります。
また、この梅雨前線は南から北へと移動していきますが、勢力が弱まってしまうため北海道まで北上することは少ないです。このことから北海道では梅雨がないとも言われます。
まとめ
今回は梅雨のお話をしました。雨が多いのはあまり好きではありませんが、私たちが生活する上で重要な時期だということが少しでも伝われば梅雨の見方も変わるかもしれません。
しかし、体調を崩しやすい時期になりますので体調管理に気をつけながら日々の生活を送るようにしましょう。