こんにちは!!!
関西出身教室長の小野です!!!
今、関西では万博を行っています。このゴールデンウイークに私は帰省しなかったのですが、今関西ではお祭りムードらしいです。ちなみに私の実家の最寄り駅から万博へは乗り換えなしで行けるので、もし住んでいたら私も行っていたかもしれません。。。勉強になるので一度は行ってみたいものです。

今回の万博のキャラクターは皆さんご存じの通り「ミャクミャク」です。万博に行った人の感想を聞いていると「行くまでは好きでなかったが、行くと目にすることが多くなるので段々かわいく思えてきた」らしいです。生徒も同じで、何事も何度も塾で顔を合わせていると印象が変わってくるもんだなあ~と改めて感じることが出来た今日この頃です。
さて、勉強でも何度も何度も繰り返し学習することは重要など思います。まったく伸びなかった生徒がグー--ンと成績を伸ばすタイミングも、本当に人それぞれです。大切なのは目標に向かって諦めない気持ちをもつこと、自分の強みが何かを理解努力をし続けることです。
今回は、何度も何度も毎日コツコツというテーマで、私が指導した生徒のお話をしたいと思います。
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中3生のAさんは、小学校の時に入塾した生徒で小6の時に私が英語を担当していました。毎回単語テストは満点、単元ごとのテストをすると高得点が取れる生徒でした。しかし、まとめテストをすると点数が取れなくなってしまいます。当時の私は一つ一つパターンごとにまとめて指導していくことで中1の3人称単数の内容までは整理させることができました。
その後、私の手から離れて中3の時に再度英語を担当することになりました。
久しぶりに授業を担当することになり、今までのテスト結果・内申点などを確認していたところ英語に苦手意識を持ち始めてしまい、成績は2年生の学期末で「2」を取っていました。

今はほとんどの学校で1学期は期末テスト一発勝負ですが、当時1学期にも中間テストがあったので、そこで結果を出すためにも単語・熟語・文法と一つ一つ教え、テストもしていきました。
テスト2週間前になりテスト範囲を手に持って生徒がやってきました。その時の会話です。
Aさん:先生。英語で点数取りたいけど何すればいいでしょう?
私:通学していた○○中のテストは教科書の本文から出題される問題が多いから、まず本文の英語と意味を丸暗記して。」と伝えました。
A:えっ、英語で暗記ですか?わかりました・・・
私:あと、英語は語学だから毎日やるのが大切!こっから来れる日は毎日自習室に来て英語を30分でいいから覚えよう!!!
そうして約1週間、毎日のように自習室に来てコツコツ英語をやったAさんに変化が現れます。
Aさん:先生、暗記嫌いですが毎日やって全部覚えました。
私:ほんまか?
Aさん:テストお願いします!!!
と私は半信半疑だったので、教科書を持って来てランダムで訳すように言うと、全て正解していました。次に日本語から英語にするのもランダムで出題したのですが、全て正解することできました。「めっちゃすごいやん!!!頑張ったやん!!!あとは残りの期間で文法を固めようか!!!目指せ平均点✊」そうやって勉強を頑張ってくれました。毎日やることで頭に入る!という確かな手ごたえをAくんは得ることができたのでした。
その後テストがあり、中間テストの結果が返ってきました。Aさんはいつもは学校帰りに絶対に来る生徒ではないのですが、その時だけ来たんです。(後にも先にもこの日だけでした)何かあったんかな。と心配になり。「どしたんや。」と声をかけると「これ。見て!」と手に大事に持っていた英語の答案用紙を見せてくれました。
点数は90点。ん?90?
私も一瞬止まってしまいました。「すごいやん!!!よぉ頑張ったやん!!!」と伝えると嬉しそうに笑っていました。私が期末のことを言う前に、後1ヵ月しかないから英語また始めると言って英語の勉強をしていました。(他の科目も総じて上がり、学年順位や総合点でも飛躍を遂げたきっかけでした・・・)

その後、保護者面談があり志望校のお話をすることになりました。実はその生徒は看護師になりたいという目標がありました。そのためにも看護学部がある大学の附属高校に行きたい。と思っていたのですが、2年生までの内申点が悪く諦めていたようです。しかし、英語で高得点を取ったことで実は行けるんちゃうか。ということを思うようになったというお話を聞くことができました。
次の授業の後、少し生徒を呼び私立高校のお話をしました。単願でも「オール4」を取らないといけないこと、英検・漢検など検定をとれば加点がもらえることを伝えました。「オール4」は苦手な科目がある(数学・理科)ので第2回の英検・漢検で3級を取りたいという旨を伺いました。
次の日、保護者に英検・漢検の話をするとお家でもその話をしたようで、学校終わったら本屋に行って過去問買ってくると言って学校に行ったそうです。その日から漢検、英検勉強をし始めました。
そして、1学期の期末が終わり通知表が返ってきました。
結果、英語は「5」を取ることができました!
はじめて通知表で「5」を取ることができてとても喜んでいました。しかし、この時点ではまだ目標の高校の確約基準に達していなかったので、夏期講習で2教科(英、数)と漢検、英検の勉強をするようにというお話をしました。
また積極的に自習室に来るよう呼びかけ、課題を出して進捗管理をするようにしました。
1学期のうちに英語の勉強の仕方は理解することができたので、英語に対して自信を持つことができました。そこからは勢いのまま、まずは英語と同じように数学もやればできるということを理解するためにも今までに勉強した内容の基本問題を中心に勉強していきました。最初は計算ミスが多かったですが、繰り返し問題を解くことで徐々に正答率が上がってきました。
夏期講習の間、ほぼ毎日塾に来て一生懸命勉強しました。具体的な目標、志望校が設定されていたたため、密度の濃い夏休みを過ごすことができました。保護者・生徒との信頼関係を構築したからこそできることでした。
夏が終わり、英検・漢検のテストが徐々に近づいてきました。
志望校合格のためにも英検・漢検は必ず合格しなければなりません。2学期が始まってからもほぼ毎日自習に来て、どこまで進んだのか確認するようにしました。何度も勉強していると苦手な分野・単元がわかってきたので、直前には苦手な分野を徹底的に切り返し勉強しました。
その結果、英検・漢検ともに合格することができました。
これであと一つ「4」を取ることが出来れば志望校の確約基準に到達します。そのため私は「どの科目なら4取れる?」と聞くと「社会」と答えてきました。今まで社会は全く勉強している様子を見ていなかったので、びっくりしましたが私が社会を教えているのを見て「教えてもらえばいける」と思ったようです。そこから英語を社会に変えて覚えないといけない用語・意味など徹底的に叩き込みました。もとから記憶力は抜群にある生徒だったので学校のノート、ワーク、準拠のテキストを繰り返し行いました。
そしたら社会も、中間テストでは惜しくも80点には届きませんでしたが期末で80点を超えることが出来たので無事「4」を取ることができました。(英語はもちろん「5」です。) 結果第1志望としていた高校に合格できる基準を手に入れることができました。

最初は目標としている志望校は難しいと思っていましたが、英語という得意科目を作ることで道が開けていきました。しかし、それも諦めないという意思を持っていたからこそできることだと私は思います(風の噂では高校でも頑張った無事付属している大学の看護学部に入れたようです。習慣化って、本当に素敵ですね・・・)
このように私たち城南コベッツ中浦和駅前教室は、諦めないでコツコツ繰り返すことの大切さを生徒に伝え、生徒と伴奏し、目標の高校に入れるよう一緒に歩んでいきます。よい授業はあたりまえ。頑張るその過程でどうしても家で勉強ができない生徒にはどんどん自習に来るように呼びかけ学習習慣を定着させるお手伝いもしていきます。
「うちの息子・娘ならどうかな・・・」というのは、ぜひ体験授業で感じてみてください。スタッフと私が密に連携を取り、どのように変われるのか可能性を感じていただけたらと思います。ご連絡、お待ちしております!
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