東船橋教室のメッセージ
「算数」と「数学」は論理的な思考力と問題解決の基盤となる。ハードに力を入れたほうが良い教科です!
2025.11.15

↑ こちらの画像上の問題の答えは、本文中にあります。
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おはようございます。
東船橋の2ストバイク大好き!です。
「いまどき2ストかい!?」と言われそうですが、2ストの白煙、オイルの匂い・・・たまりませんな!
はい、それでは本日もいってみましょう。
今日は、「算数」と「数学」は論理的な思考力と問題解決の基盤となるということをテーマに書いてみましょう。
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「算数」と「数学」----この二つの学問は、しばしば学校の必修科目として捉えられがちですが、その重要性は単なる学習の枠を超え、私たちの思考プロセスや日常生活、そして社会の発展の根幹を支えています。
さらに
算数、数学的な思考は、日常生活にしっかりと根付きものごとの判断基準をする際の道しるべとして溶け込んでいると言っても過言ではありません。
なぜこれらの科目がこれほどまでに重要なのでしょうか。その理由を深掘りします。
1. 論理的思考力の育成
算数・数学の学習において最も重要な効果の一つが、論理的思考力、つまり物事を筋道を立てて考える力を養うことです。問題を解くプロセスは、与えられた条件(既知の情報)から結論(答え)を導き出すための道筋を構築する訓練そのものです。
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演繹的な思考: 一般的な法則や定義(例:三角形の内角の和は180°)を特定の事例に適用し、結論を導きます。これは、法的な判断やプログラミングにおけるアルゴリズム設計など、厳密さが求められる分野の基盤となります。
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帰納的な思考: 複数の具体的な事例やパターン(例:偶数+偶数=偶数)から共通の規則性を見出し、一般的な法則を推測します。これは、科学的な仮説構築やデータ分析において不可欠な能力です。
算数から始まり、数学で本格化する「証明」の学習は、前提が真であれば結論もまた真であることを、曖昧さなく示す能力を育みます。
この論理的な構造を理解する力は、複雑な情報を整理し、誤った主張やフェイクニュースを見抜くための批判的思考力にも直結します。
2. 現実世界の問題解決への応用
算数・数学は、私たちの身の回りのあらゆる現象をモデル化し、解決するための強力なツールです。
日常生活への応用
私たちは意識せずとも、日常の多くの場面で算数を利用しています。
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金銭管理: 予算の計画、割引率の計算、ローンの金利理解など、賢い経済活動を行うための基礎です。
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時間・空間の認識: 料理のレシピの分量調整(比率)、移動時間の見積もり(速さ・時間・距離)、家具の配置(図形・空間認識)など、生活の効率化に貢献します。
さて、突然ですが、ここで皆さんに質問です。
ローンと言えば、カーローンとか住宅ローンとございます。
一生に一度か二度の大きな買い物で家を買うときには、ほとんどの方がローンを組みます。そのときの「ローン金利〇%」
この意味をさらりと答えられますでしょうか。
例えば、住宅ローン金利1%で、4000万円のフルローン、均等払いで、35年ローンを組んだとします。
この場合はどうなるでしょうか。
一番知ってほしいのは、金利1%というと、「おお!安い!」と思われるかもしれませんが、4000万円を35年ローンすれば、1%の金利でも金利分で740万円の金利がかかるのです。
つまり支払い総額は4790万円です。
この部分、ふ~~~んって流さないでくださいね。
4000万円ローンを金利1%で組んでも790万、今だったらポルシェとか買えるぐらい、ベンツでもAMGとか買えるぐらいの金額です・・・。
Switch2なら158台買える金額です・・・。
そして、ほとんどの人は「固定」ではなく「変動金利」を選びます。今、日本は利上げに向けて慎重に歩みを進めていますので、いずれ早晩 間違いなく金利が上がります。
そうすると、「変動」ですので、ローン金利も上がります。
当然ながら、金利分で740万円という部分は変わってくるのです。
例えば金利が1.5%になったとします。
これは金利分で5割増しですよね。
では金利分は単純に金利分も5割増しで1110万円?と思われますよね。
違います。住宅ローンの場合は複利的ですので、だいたい56%ぐらい増加してしまいます。
ということは1154万円ぐらいです。
おいおいおいおい、金利のマジック凄すぎです。
・・・・というような、日常にたくさんある「数学的要素」をしっかりと身につけていく、
多分ですが、これから日本も世界も
①金融知識
②投資知識
は、必須だと思います。
社会・科学技術への応用
数学は、現代社会を支える科学技術や経済活動の言語です。
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物理学・工学: ニュートン力学から量子力学まで、自然法則はすべて数式で記述されます。橋の設計、航空機の飛行、AIの画像認識など、工学の進歩は高度な数学に支えられています。
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情報科学: コンピュータの動作原理は二進法に基づき、暗号技術(セキュリティ)やデータ圧縮、そしてインターネット検索エンジンのアルゴリズムは、離散数学や線形代数などの分野が応用されています。
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経済学・金融: 微分積分は経済モデル(需要と供給)の分析に、確率・統計は市場予測やリスク管理(保険、投資)に不可欠です。
数学によって、複雑で予測不可能な現象(例:パンデミックの拡大、株価の変動、気象予報)を数値化し、パターンを見つけ出し、予測や最適化を行うことが可能になります。
3. 抽象的な思考力と普遍性の理解
数学は、具体的な数値を離れて、抽象的な概念(例:集合、関数、無限)を扱う学問です。この抽象的な思考力は、物事の本質を見抜く上で非常に重要です。
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本質への着目: 特定の具体例にとらわれず、「変化の法則」や「関係性」といった抽象的な構造に焦点を当てることで、異なる分野に応用できる普遍的な知識を獲得できます。
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形式化の力: 言葉で表現すると曖昧になりがちな事柄を、厳密な記号や数式という形式に落とし込むことで、誤解の余地なく伝達し、操作することが可能になります。これは、異文化を持つ人々との共通認識を築く際にも役立つ、人類共通の知の形式です。
まとめ
算数・数学の学習は、単に計算技術を身につけることではありません。
それは、「世界をどのように認識し、論理的に分析し、問題の解決に導くか」という、人生において最も価値あるスキルを磨くための「思考のトレーニングジム」です。
このトレーニングを通じて培われた論理的思考力と問題解決能力は、職業や分野を問わず、社会で活躍するための強力な武器となり、私たち一人ひとりの可能性を大きく広げる基盤となるのです。
この普遍的で強力なツールを身につけることこそが、「算数」と「数学」を学ぶ最大の意義と言えるでしょう。






