2025.01.16
S=科学(Science)
T=技術(Technology)
E=工学(Engineering)
M=数学(Mathematics)
これらがSTEM(ステム)と言われています。STEM分野として最近は特に重視されているのですね。
STEM分野は、とにかく「科学分野の発展」をベースにとらえています。
目的が科学技術の発展に寄与する人材育成ということになります。
この科学技術分野は、これからの国際競争力を高めるために必須とされていて、しかも単一分野ではなく、STEMの4領域の総合的分野を発展的に育成していくことを重要視しています。
・4つの分野の横断学習
・実践力重視
・アクティブラーニングの充実
これらが主軸方針となっています。
さて、ここに
A=芸術(Art)とか、社会知識であるとか、許容を重視したリベラルアーツを加えた分離融合の教育、それが日本で提唱されている 「STEAM教育革新」というものです。
OECD(経済協力開発機構)の加盟国でも、
上述のSTEM分野における大学卒業者では女性比率がかなり低いようです。
全体の平均が30%超なのに対して、日本は18%ということでした。
少し微妙な数字です。
端的に言いますと、日本ではいわゆる「リケジョ=理系女子」が少ないのです。そのため、STEAM教育革新においては、理系分野の魅力を伝えるためのさまざまな取り組みが進行しています。
最初、このSTEAMの「A」の部分は、その他4つとは分野がかなり違うように思い、違和感を覚えました。
科学領域メインのSTEMにA(アート)ですので。
しかしながら、この「A」を入れたことが、日本らしいなとも思えるのです。
このAには、個人的には日本が世界に誇る「アニメ」という領域もきっと入っているのだろうなと思ったからこその「日本らしいな」であります。
もし「あ、実はアニメは入っておりません」というのなら、是非入れてほしいです。
そして、
このSTEAM教育革新は、とどのつまり、
今の若ものたちの能力を引き出すという趣旨ですし、国力、国の人材(人財)育成で、中核を成す分野の革新となりますので、おおいに期待していきたいです。
(※文部科学省の「STEAM教育等の各教科等横断的な学習の推進」というサイトページのPDFの表紙部分を画像として掲載しました)
STEAM教育に関しての文部科学省のページはこちらです。
なんとなくお分かりでしょうか。
国は 理系人材(人財)を本気で欲しがっているのです。
だから、皆さんに「数学」を推奨しています。