城南コベッツ東船橋教室

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2026.02.02

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春期講習は、新しい学年への進級を控えたこの時期にしかできない「最高の準備期間」です。

冬の寒さが和らぎ、心機一転、学習意欲が高まる春休みは、これまでの遅れを取り戻し、次の一歩を確実なものにするための絶好のチャンスです。

それでは、小学生から高校生まで、それぞれの状況に合わせた春期講習の活用法を紹介します!



小学生(学校補習型):苦手をゼロにして自信を育む

小学校の学習内容は、学年が上がるごとに積み上げ式で難しくなっていきます。特に算数や国語の基礎が抜けていると、進級後に大きな壁にぶつかることになります。

復習のポイント

前学年で理解が曖昧だった単元を特定し、集中的に潰します。例えば、算数の分数や小数、国語の漢字や読解のルールなど、積み残しがあると次学年の授業についていけません。春期講習では、プロの視点から「どこでつまずいているか」を見極め、土台を固め直すことができます。

予習のポイント

新しい学年の最初の単元を少しだけ先取りします。春休み中に「次の内容はもう知っている」という状態を作ることで、新学期の最初の授業で自信を持って手を挙げられるようになります。この「自信」こそが、学習習慣を定着させる最大の原動力です。


小学生(中学受験型):新学年の波に乗るための調整期

中学受験を目指す受験生にとって、春は「新学年カリキュラム」が本格化する重要な時期です。塾の進度が速くなる中で、一度立ち止まって整理整頓をする必要があります。

復習のポイント

2月から始まった新学年の授業内容を総点検します。特に5年生や6年生の場合、扱う情報量が激増するため、消化不良を起こしている分野が必ず出てきます。春期講習を利用して、それらの弱点を補強し、GW以降の応用期に備えることが不可欠です。

予習のポイント

春休み明けに控えている公開テストや組み分けテストを見据え、出題範囲の先取りや典型問題の解法パターンを定着させます。ライバルたちが休んでいる間に、一歩先の実践力を養うことで、上位クラスへの昇級や維持を狙います。


中学生:定期テストと入試を見据えた「基礎固め」

中学生にとって、春休みは部活動も忙しくなる時期ですが、学習面では「学力格差」が最も開きやすい時期でもあります。

復習のポイント

数学の計算ルールや英語の基本文法など、前学年までの学習内容は、新学年の学習の前提条件です。例えば、中2の連立方程式は中1の方程式ができていなければ解けません。春期講習では、これらの「つながり」を意識した復習を行い、基礎体力を強化します。

予習のポイント

中学では最初の定期テストの結果が、その後の学習モチベーションを大きく左右します。英語の単語練習や数学の予習を春のうちに進めておくことで、余裕を持って学校の授業に臨めるようにします。また、中3生にとっては、この春から受験勉強を本格始動させることで、夏以降の負担を大幅に軽減できます。


高校生:志望校合格への戦略的スタート

高校生、特に大学受験を控える生徒にとって、春期講習は単なる講習ではなく「受験戦略の一環」です。


ここで声を大にしてお伝えしなくてはならないことがあります!

高校生になったら、絶対に、絶対に、絶対に 予習が必要です!!!!!中堅以上の学校に進んだならば、予習なしで高校の授業を悠々自適にすることは不可能です。

そして、進学校に進んだならば・・・・

予習をしないことは、授業についていけなくなる可能性=リスクが高まることを意味する!!ということを是非意識しておいてください。

英語と数学は特にです。

復習のポイント

大学入試において、高1・高2の基礎内容は配点の大きな割合を占めます。

英文法の網羅的な復習や、数学の基礎概念の再確認など、自学自習では後回しにしがちな「地味だが重要な部分」を講師の解説で一気に整理します。

基礎が固まっていない状態で応用問題に取り組むのは非効率です。この春で「穴」を完全に塞ぎましょう。

予習のポイント

共通テスト対策や私立・国立二次試験を見据えた先取り学習を行います。

特に理科や社会などの現役生が遅れがちな科目を早めに着手することで、秋以降に過去問演習の時間を十分に確保できるようになります。

志望校のレベルに合わせた最適なカリキュラムを春から組み込むことが、合格への最短距離となります。


結論:春期講習を最大限に活かすために

春期講習は期間が短いからこそ、目的を明確にすることが成功の鍵です。

「なんとなく受講する」のではなく、

「この春でどの単元を克服し、どこまで先取りするか」を塾側と相談して決めましょう。


学年が切り替わる狭間の今、進級進学前の今、復習で過去を清算し、予習で未来へのアドバンテージを握る。

この春の数週間が、一年間の成績、そして将来の進路を大きく左右することになります。


今の自分に足りないものは何か、まずは現状の分析から始めてみてはいかがでしょうか。



城南コベッツ東船橋教室は、生徒さんの状況に応じて春の学習を進めて参ります。
基本的に、新6年生(中学受験)と新3年生(高校受験・大学受験)は、2月の試験が終わったらもう次年度の受検準備を進めていくのが普通だと捉えておいてください。

春期生募集です!!





2026.01.31

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こんにちは!

東船橋は晴れ。寒いですが日向は暖かい・・・春へ向かっているのだろうなぁと思えるこの微妙な調和がなかなか趣があっていいですね。

昨日は、朝から夜までほとんど一休みする間もなく色々やっておりました。今日も午前中は、事務系等とかその他やらなくてはならないことを、大急ぎ対応しており、進捗ゲージは、60%にようやく!といったところです。

今日で一月は終わり、明日から二月に突入!ですが、受験生たちにとっては、直前期にあたりますので、風邪やインフルエンザなどに十分に気を付けて体調を整えながら本番試験に向かう準備を進めてください。

私とスタッフは夏も冬もこの教室内ではマスクをするようにしています。そして、手洗いもしっかり行うようにして、防御しているつもりです。

生徒さんが使う机やタブレット端末も毎日拭き掃除して、未然防止に努めています。

せっかく今まで頑張ってきたのですから、最高に良い状態で試験に臨んでほしいです。ここからの2週間は教室内でも生徒さんの顔色や体調の状態をチェックして、保護者様ともしっかり連携とっていこうと思います。

そして、中学1年生・2年生にとっても一年でもっとも大切な学年末ストを迎える時期です。東船橋近隣の公立中学では、2月12日(木)、13日(金)の2日間で実施されますので、直前期ですね。

先輩たちは千葉県公立高校受験に向かい、自分たちは学年末・・どうか先輩たちの努力している様子を目に焼き付けておいてください。

さらにこの時期は、「春期面談」の実施時期です。

保護者様とは、一年間に3回ぐらいは面談をさせて頂いております。春と夏、冬ですね。面談にご足労いただくのは、本当にお時間取らせてしまって申し訳ない気持ちもありますが、やはり面談をしておいてよかったと思えることもたくさんあるのです。

生徒さんのご家庭や学校における状況を知ることもできますし、今最も困っていることを伺うこともできます。ご要望もそのときに伺うことで、塾としての方針とご家庭における方針のずれがないように調整もできるのです。

城南コベッツ東船橋教室は、「生徒が一番大事」というスタンスではありません。

生徒を大事にするのは当たりまえです。

生徒さんとご家族を大切にしています。保護者様をより大切にしています。

塾あるあるの、「うちはこういうスタンスです!」的なちょっと傲慢っぽい任せなさい風なやり方は一切しておりません。

大原則は、三位一体です。

保護者様ー生徒さんー城南コベッツ東船橋教室です。

ここに実は学校も含めて考えています。

保護者様とはとにかくメールなどのやり取りは多いですが、このことで、日々の把握がしやすくなると思います。

この件は、教室開校以来一貫した考えです。


城南コベッツ東船橋教室には大学受験、高校受験、中学受験に精通したスタッフが常駐しております。
ご相談は随時承っております。


お子さんの状況把握から計画立案まで全部お任せください









2026.01.30

比例のコツ ~計算より先に見るものとは?~ (1).png

「比例の問題は公式に当てはめるだけ」

もしそう考えているとしたら、それは非常にもったいないことです。

比例の本質は、公式 y = ax を覚えることではなく、

「1あたりの量(変化のルール)」を正しく見抜くこと

にあります。

ここを意識できているかどうかで、文章題の難易度は劇的に変わります。

【問題例】
3秒間に 120m 進むとき、同じ速さで進むと 5秒間では何m 進みますか。


この問題を、ただ「120 ÷ 3 × 5 = 200」という算数の解き方だけで終わらせず、
数学的な「比例の構造」として捉え直してみましょう。

なぜ「式は知っている」のに、解けないのか?

多くの学生が比例の文章題でつまずく原因は、計算力不足ではありません。

実は、以下の2つのステップを飛ばして、いきなり数字をいじり始めてしまうことにあります。

  • 「何と何」が比例しているか把握していない 問題文の中にある複数の数字のうち、どれとどれが連動して動いているのかが見えていない。

  • 変数の「正体」を定義していない xy という文字が、具体的に「時間」なのか「道のり」なのか「重さ」なのかを決めずに計算を始めてしまう。

その結果、あてずっぽうに数字を掛けたり割ったりして、「なんとなく」で答えを出してしまうのです。

これでは少し問題のひねりが加わっただけで、すぐに立ち往生してしまいます。


差がつく「1あたりの量」の考え方

①変数 x , y をはっきりさせる

計算の前に、まず言葉で定義します。

  • x時間(秒)
  • y進む道のり(m)


「時間が経てば経つほど、道のりも増えていく」

という関係性が確認できれば、
ここで初めて

「これは比例の関係だから、 y = ax という設計図が使えるな」

と確信が持てます。


②比例定数 a を「1あたりの量」と捉える

比例の式にある a(比例定数)は、単なる数字ではありません。

今回の問題でいえば、「1秒あたりに進む道のり(=速さ)」を意味しています。

「3秒で 120m」という条件から、この「1あたりの量」をあぶり出します。


a = 120 ÷ 3 = 40


このa = 40こそが、この問題における絶対的なルール、

つまり「1秒につき 40m ずつ増える」という法則なのです。


③ルールを適用して計算する

ルール( y = 40x )が決まれば、あとは変数 x に好きな数字を入れるだけです。

今回は「5秒間」を知りたいので、x = 5 を代入します。


y = 40 × 5 = 200

答えは 200m となります。


「1あたりの量」を意識するメリット


なぜ、わざわざ「1あたりの量(比例定数)」を経由して考える必要があるのでしょうか?
それには2つの大きな理由があります。

1:複雑な問題でも迷わなくなる

例えば、「500円で 300g の肉を買ったとき、800g ではいくらか?」といった、
少し数字が複雑な問題。


「1g あたり何円か(500 ÷ 300)」

あるいは

「1円あたり何g か(300 ÷ 500)」

という「1あたりの量」を意識することで、何を何で割ればいいのかという混乱を防ぐことが
できます。


2:理科や日常生活への応用が効く

比例の考え方は、数学だけの世界ではありません。

  • 理科の「密度(1cm³ あたりの質量)」
  • 社会の「人口密度(1km² あたりの人数)」
  • 料理の「1人あたりの材料分量」


これらはすべて比例の関係です。

数学で「1あたりの量」を意識する訓練をしておくと、他の教科や実生活でのデータの見方が
ガラリと変わります。

比例をマスターするための思考の順序

比例の文章題を解くときの「3ステップ」を体に染み込ませましょう。

  1. 「何と何」が比例しているか言葉にする(例:リンゴの数と、合計代金は比例する)
  2. 「1あたりの量(比例定数)」を求める(例:1個あたりの値段を出す)
  3. 求めたルール(式)に、知りたい数字を当てはめる


まとめ:比例は「関係を解き明かすカギ」

比例とは、単に x が2倍になれば y も2倍になる、というだけの現象ではありません。

それは、バラバラに見える「時間」「道のり」という情報を、「1あたりの量(速さ)」という
共通のルールでつなぎ合わせる作業です。

  • 公式を使う前に:x と y が何を表しているのか、その「正体」を掴む。
  • 計算する前に:「1あたり(1秒、1g、1個など)どれぐらいか」を考える。

この視点を持つだけで、数字の羅列だった文章題は、筋道の通った論理的なパズルへと変わります。


「1あたりの量」を意識して、比例を完全に攻略しましょう。

2026.01.29

カラフル 抽象的パターンと図形 親友ショー 楽しい プレゼンテーション.png

証明問題は「書く」前に「描く」



数学の証明問題において、「条件は覚えているのに証明が書けない」という悩みは非常に多く聞かれます。

しかし、その原因は才能や記憶力ではありません。

「問題文を頭の中だけで処理しようとしていること」にあります。

今回は、典型的な例題を通して、図を活用した「証明の書き方」を解説します。


この問題をどう解くか?

【問題例】
△ABCにおいて、点Dは辺BC上にあり、ADは∠Aの二等分線である。
また、AB=ACであるとき、△ABD≡△ACDであることを証明しなさい。


スクリーンショット 2026-01-28 172459.pngこの問題、文章だけを眺めていても「何から書けばいいか」は見えてきません。
多くの生徒がここで「二等分線ってどう書くんだっけ?」「対応する順番は?」と考えることが多くなってしまいます。


なぜ「図に書き込む」だけで解けるようになるのか

多くの生徒が証明でつまずく最大の理由は、

「問題文」と「合同条件」を頭の中だけで結びつけようとするから

です。

問題文を読みながら「AB=ACで、角の二等分線だから......」と文字で考えていると、脳は情報の処理だけで手一杯になります。

しかし、図に印(|| や ●)を書き込むことで、脳は「言葉」を処理するモードから、
直感的に形を捉える「図形」モードに切り替わります。


図に書き込むメリットは3つあります。

  • 情報の整理 仮定(問題で与えられたヒント)がひと目でわかる。
  • 「隠れた条件」の発見 共通な辺や対頂角など、問題文に書かれていない事実に気づきやすくなる。
  • 合同条件の選択 印がついた場所を見るだけで、3つの合同条件のうちどれを使うべきかが自然に浮かび上がる。


合同の証明を完成させる「4ステップ」

では、例題をもとに、実際にどのような手順で思考を進めればよいか整理してみましょう。


①仮定を図に反映させる

まずは問題文のテキストを「記号」に置き換えます。

  • 「AB=AC」→ 辺ABとACに、同じ本数の印(||)を入れる。
  • 「ADは∠Aの二等分線」→ ∠BADと∠CADに、同じ印(●)を入れる。
  • ここで重要! 「隠れた条件」を探す。この図では、ADが2つの三角形の「壁」になっています。

スクリーンショット 2026-01-28 172510.png
②比べる三角形を宣言する


図を見ると、左側の△ABDと右側の△ACDが重なり合っていることがわかります。
「これからこの2つを比べますよ」という合図として、証明の書き出しを固定します。

△ABDと△ACDにおいて、


③根拠を3つ並べる


図につけた印を、そのまま数式に書き起こします。
このとき、「なぜそれが言えるのか」という理由(仮定より、など)を添えるのがルールです。

  1. AB = AC (仮定より)

  2. ∠BAD = ∠CAD (角の二等分線なので)

  3. AD = AD (共通な辺なので)


④合同条件に当てはめる

3つの証拠が出揃ったら、図をもう一度見ます。

「辺・角・辺」の順に印が並んでいるはずです。

ここで初めて、暗記していた合同条件を当てはめます。

2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい


このフレーズが決まれば、あとは「したがって、△ABD ≡ △ACD」と結ぶだけです。

証明のテンプレート


書き方に迷ったら、以下の「型」に流し込んでみてください。

【証明】

△ABDと△ACDにおいて、

仮定より、 AB = AC ......①

ADは∠Aの二等分線なので、 ∠BAD = ∠CAD ......②

また、ADは共通の辺なので、 AD = AD ......③

①、②、③より、 2組の辺とその間の角がそれぞれ等しい。
したがって △ABD ≡ △ACD


ケアレスミスを防ぐ「対応順」のコツ


最後に、多くの生徒が最後に減点されるポイントが「対応する頂点の順番」です。

図に書き込みをしていれば、このミスも防げます。

例えば、△ABDに対応するのは、△ACDなのか、△ADCなのか。

図の印を辿ってみましょう。

「辺(||)を通って、角(●)を通る」
というルートで名前を呼べば、

左が「A→B→D」なら、右も同じルートで「A→C→D」になると一発でわかります。


まとめ:証明問題は「文章題」ではなく「パズル」

証明問題を「文章題」だと捉えると、「どんな言葉を使えばいいのか」「どう作文すればいいのか」という悩みにはまってしまいます。

しかし、その正体は

「ピース(仮定・条件)を組み合わせて、
指定された形(結論)を完成させるパズル」


です。

  1. 図に印をつける(思考の視覚化)
  2. 3つの証拠を並べる(パズルのピース集め)
  3. 合同条件を選ぶ(パズルの完成)


このリズムを身につければ、どんなに複雑な図形が出てきても、迷うことなくペンを動かせるようになります。

まずは、手元の問題集の図に「●」や「||」を書き込むことから始めてみましょう。

2026.01.28

数学の文章題を攻略するために.png
数学の文章題を攻略する鉄則:「何をxにするか」がすべてを決める


数学の学習において、「計算は得意なのに文章題になると手が止まる」という悩みは非常に多く聞かれます。なぜ、多くの学習者が文章題でつまずいてしまうのでしょうか。

その理由は、計算スキルの不足ではなく、
「問題文を数式という言語に翻訳するプロセス」が抜け落ちていることにあります。

文章題を解くということは、日本語の文章を、数学の共通言語である「式」へと変換する作業です。
ここで、最も重要で最初に行うべきステップが、「何を x と置くかを明確にすること」です。


なぜ文章題で「差」がつくのか

文章題でつまずく原因は、大きく分けて2つあります。

  1. 読解力の不足: 問題文が表している状況を、頭の中でイメージできていない。

  2. 論理的構成力の不足: どの数値とどの数値が「等しい(または大小関係にある)」のかを整理できていない。

これらが不足していると、問題文を読み終えないうちに闇雲に数字を組み合わせようとしてしまい、結果として「意味不明な式」が出来上がるか、あるいは全く式が思いつかないという事態に陥ります。


実践:思考のプロセスを可視化する

例題を通して、正しい思考のステップを確認してみましょう。

【問題例】

ある数に 5 を足すと、その数の 3 倍より 7 小さくなる。このとき、ある数を求めなさい。

多くの人がいきなり式を書こうとしますが、正答率を安定させるために、以下の順序を徹底してみましょう。


x の定義を確定させる


まず、何を求めるべきかを読み取り、「ある数を x とする」とノートに書き出します。
これがすべての土台になります。


② 情報をパーツごとに分解・式に変換する


一気に式にせず、日本語を数学のパーツに変換します。

  • ある数に 5 を足す」 → x + 5

  • その数の 3 倍より 7 小さい」 → 3x - 7


③ パーツを繋いで「等式」を作る


翻訳したパーツを問題文の指示(「~となる」というような言葉)に従って繋ぎます。

 x + 5 = 3x - 7


④ 解決と検証


立てた方程式を解くと

-2x = -12 より、

x = 6 と導き出せます。


そして、この考え方は連立方程式の文章題でも使えるのです。

以下の例題を通して、確認してみましょう。

【問題例】

りんごとみかんを合わせて 10 個買いました。りんごは 1 個 120 円、みかんは 1 個 80 円で、代金の合計は 960 円でした。りんごとみかんをそれぞれ何個買いましたか。

① 2つの「数量」を文字で決める

問題文に出てきた数量を、文字に置き換えてみましょう。


 ・りんごの個数 → x 個
 ・みかんの個数 → y 個

とします。

② 問題文を2つの条件に分ける

連立方程式の文章題には、必ず 2つの独立した条件(ルール) が隠されています
これらを別々に取り出すのがコツです。

  • 条件①:個数に関する関係

    「合わせて 10 個」 → x + y = 10

  • 条件②:金額に関する関係

    「合計 960 円」 → 120x + 80y = 960

このように、文章を「個数の話」と「お金の話」という2つのグループに分けることで、自然と2つの方程式が浮かび上がってきます。

③ 式を立てて、計算する

2つの式が完成したら、あとは計算するだけです。

 x + y = 10
 120x + 80y = 960


この式を解くと、x=4, y=6 と導き出せます。



まとめ:式を書く前の「準備」が成功を分ける


文章題が解ける人と解けない人の間にある決定的な差は、「計算を始める前の準備」にあります。

「何を x にするか」を最初に決めることは、航海における「目的地」を決めるのと同じです。
x さえ決まれば、問題文の言葉一つひとつが式を構成するためのヒントへと変わります

「式が立てられない」と悩んだときは、一度ペンを止め、「今、自分は何を x と置こうとしているのか?」を自分自身に問いかけてみてください。


その一言が、複雑な文章を解き明かす最強の鍵となるはずです。

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