城南コベッツ東船橋教室

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東船橋教室のメッセージ

2026.09.23

中学生:後期学習 躓きやすい 単元とポイント.gif
おはようございます。

本日は秋分の日。

城南コベッツ東船橋教室/東船橋フリースクールからお送りいたします!

秋分の日というのは、昼と夜の長さが同じになる日です。「秋」には、穀物の実り・収穫の時期という意味があり、美味しい新米が売られます。

年によっては猛暑が続き、残暑が9月、下手したら10月ぐらいまであるため、「ほんとに秋か!?」と言いたくなるようなときもありました。

今年は、夏の暑さのピークが7月中に訪れ、8月から9月は、雨、雨、雨でしたから、いつもより短い夏で、秋の訪れは秋分の日を迎えるずっと前から感じられました。


さて、本題に入ります。


本日のテーマは、

『中学後期に急増!学年別「躓きやすい単元」と克服のポイント!』です。


中学校の後期(秋〜冬・学年末)は、各教科とも難易度が急激に上がり、高校入試の頻出単元が集中する時期です。そのため、毎年多くの生徒が躓き(つまづき)を感じます。


学年ごとに特に躓きやすい代表的な単元とその理由、克服のポイントをまとめました。

注意すべき教科は、数学、理科、英語です。



1年生が躓きやすい単元

1年生の後期は、小学校の「算数・理科」のイメージから完全な「数学・理科」へと意識を切り替えられないと苦戦します。


数学:比例と反比例・平面/空間図形

  • 躓く理由:

    • 比例・反比例では、グラフの作成やスクリーンショット 2026-09-22 101914.pngのような式の立式、文章題からの読み取りで混乱しがちです。

    • 空間図形では、立体を頭の中で回転させたり、切断面をイメージしたりする空間把握能力が求められるため、苦手意識を持つ生徒が激増します。


  • 対策: 比例・反比例は「変化の割合・表・グラフ」をセットで覚えること。図形は実際に展開図を紙で作ったり、立体模型を見たりして視覚的に理解するのが有効です。

理科:光・音・力 / 物質のすがた(化学)

  • 躓く理由:

    • 「光の屈折・全反射」や「レンズのつくる像」で線を描くルールがごちゃごちゃになりやすいです。

    • 「圧力」や「水溶液の濃度(%)」、「溶解度」など、計算問題が本格的に始まるため、文系傾向の生徒がここで理科嫌いになるケースが多く見られます。

  • 対策: 公式を丸暗記するのではなく、「スクリーンショット 2026-09-22 102048.png」の意味を理解して計算する癖をつけましょう。

2年生が躓きやすい単元

2年生の後期は、「中学3年間で最も難易度が高い時期」と言われています。中1の積み残しがあると一気に点数が落ちます。

数学:一次関数・図形の証明

  • 躓く理由:

    • 一次関数: 「変化の割合」「直線の式」「利用(文章題・グラフの交点など)」と盛りだくさんで、応用問題で太刀打ちできなくなります。

    • 図形の証明: 「言葉や論理を使って説明する」という作業自体が初めてのため、「何から書き始めればいいかわからない」とパニックになりやすいです。

  • 対策:

    • 一次関数はスクリーンショット 2026-09-22 102142.pngの意味を徹底的に叩き込みます。

    • 証明は、まず「合同条件」を丸暗記し、決まったパターン(型)を何度も書き写す練習から始めましょう。

英語:不定詞・動名詞・比較

  • 躓く理由:

    • 不定詞(to + 動詞の原形)には「名詞的用法」「形容詞的用法」「副詞的用法」の3つがあり、訳し分けや文法上の役割の区別で混乱します。

    • 「比較(as ~ as / -er / the -est)」も加わり、文構造が複雑化します。

  • 対策: 各用法の「代表的な日本語訳の型」を暗唱レベルで覚えるのが一番の近道です。


理科:電流(オームの法則・電力)

  • 躓く理由:

    • 目に見えない「電圧・電流・抵抗」の関係を理解しなければならず、回路図(直列・並列)とオームの法則の計算が合体して、苦手意識が爆発します。

  • 対策: 直列回路と並列回路における「電流と電圧の伝わり方のルール」をしっかり整理してから計算に入ることが重要です。


3年生が躓きやすい単元

3年生の後期は、新しい学習内容(特に抽象的な概念)と入試対策・過去問演習が重なるため、時間に追われやすくなります。


数学:三平方の定理・円周角の定理・相似の利用

  • 躓く理由:

    • 補助線を一本引けないと解けない問題が増え、ひらめきや図形のセンスが問われるようになります。

    • 計算自体にルート(平方根)や二次方程式が絡むため、計算ミスも多発します。

  • 対策: 典型的な「解法パターン」と「特別な直角三角形の比 スクリーンショット 2026-09-22 102241.png」を身体に染み込ませるまで問題を解き込みます。


理科:水溶液とイオン・天体

  • 躓く理由:

    • イオン: 電池や中和(酸とアルカリ)の仕組みをミクロな視点(原子・電子)で考えなければならず、抽象度が高くなります。

    • 天体: 地球の自転・公転に伴う「星や太陽の見かけの運動」を、宇宙からの視点と地球からの視点で行き来しながら考える必要があるため、頭が混乱しやすいです。


  • 対策: 作図(イオンのモデル図や、地球と太陽の位置関係の図)を自分の手で何度も描いてイメージを定着させましょう。


後期の躓きを防ぐための共通アドバイス

★「計算力」の復習をしておく

数学・理科ともに、後期のつまずきの原因の半分以上は「途中の計算ミス(正負の数・方程式・分数の処理)」です。



★教科書の例題を暗唱できるくらい繰り返す

特に「図形の証明」や「理科の計算」は、難問に手を出す前に教科書の基本例題の解法手順をそのまま再現できるようにするのが最速の克服法です。




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2026.09.22

地球温暖化.png

おはようございます。

城南コベッツ東船橋教室/東船橋フリースクールから、お送りいたします!


「昨日(2026年9月21日)の台風25号による大雨で、千葉県船橋市では24時間雨量で345.5mm(観測史上1位)を記録」しました。

そんな報道です。

一夜明けて、本日は久しぶりの快晴で、空が青く眩いぐらいです。
私どもの教室ののぼりを土曜日にしまい忘れてしまい、倒れて道をふさいでしまっているとのご連絡をAIチャット経由で頂きました。

本日急いで来てみたのですが、奥の方に立ててくださった方がいらっしゃるようです。ご迷惑をおかけいたしました。誠に申し訳ございません。


これだけ雨が多いことを、誰もが不思議に思っていて、検索でも「今年なぜこんなに雨が多いのか」という質問系でたくさんの人が調べているようです。

端的に言えば

『地球温暖化の影響』です。


気象庁の将来予測では、どの温暖化シナリオにおいても、短時間に一気に降るような極端な大雨の発生頻度は全国的に増加すると予測されています。

気温が1℃上昇するごとに、大気中の水蒸気が増えて降水量が約7%増加するメカニズムが実証されているようです。(京都大学などの研究チームの発表)

前回8月は、モンスーンジャイアの影響で、13日から14日にかけて「令和8年8月千葉豪雨」と命名された、とんでもない線状降水帯による記録的な大雨がありました。その際の気候シミュレーション分析では、なんと10000年に一度!と言われるぐらいの大雨だったのです。

他にも

防災科研発ベンチャー「Ⅰ-レジリエンス」の検証では、千葉市や佐倉市などの特定時間帯の実効雨量等において「400年以上」や「200年以上」の稀さを示す値が確認されています。

千葉市や四街道市などの6時間積算雨量でも、100年に1回より大きい規模と推定されました。

この地球上に住む誰もが経験したことがない局部豪雨、、、、

それに似つかわしい事態が9月のシルバーウィークを襲いました。

これはすでに万年とかそういうレベルではなく、

今後は「数年に一度」や「毎年のように」起こるリスク

となる可能性が高いのではないでしょうか。


なぜなら・・・・


これらの大雨が引き起こされている根本は、『地球温暖化』にあるからです。

気象庁 年平均気温偏差グラフ.png

(※出典:気象庁のサイトより)世界の年平均気温偏差の経年変化(1891〜2025年)

時間のある方は、是非、こちらの気象庁サイトをご確認ください。

北半球、南半球と分けたグラフや世界地図の上で見たわかりやすい温度偏差も描かれています。

こんな地球規模の問題、果たして止めることができるのでしょうか?どう考えても地球の温度は上がり続けているように見えます。

去年、群馬県で41.8度という過去最高記録の気温がありました。

40度を超えると「酷暑」というような呼び方になりました。



日本における年平均気温は、この100年で約1.44℃上がったそうです。これは、世界平均の約1.8倍のペースでの気温上昇です。

直近のデータでも、2023年・2024年・2025年の3年間は「観測史上最も暑い3年間」として記録されており、地球規模での温暖化の加速が確認されています。

日本の最高気温ランキング上位10地点のうち、9地点は2000年代以降に観測されたものですから、どう見てもやはり「近年」の上昇ぶりが激しいということです。

気になるのは、このままのペースで温暖化、高温化が進んだ場合、日本はどうなるのか?ということです。


このままだと、2100年末までに日本の平均気温はさらに最大4.5℃前後上昇すると予測されています。

東京や大阪で43℃〜44℃、本来は涼しいはずの札幌でも40℃を超える夏がやってくると試算されているのですから、驚きです。

これまでは数年に一度、特定の地域でしか観測されなかった「40℃超えの酷暑」が、都市部を中心に毎年のように当たり前になってくるという試算です。



地球温暖化の一番の原因は、人間活動による二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの増加と言われています。


こうなってくると、

世界でも、日本でも

火力発電所とか製鉄所が矢面に立ってしまうかもしれません。しかしながら、どちらも重要な産業であり、今すぐ止めることは不可能です。

脱炭素を進めるとしても膨大な時間とコストがかかることでしょう。

科学の力は発展していきますので、

二酸化炭素を酸素に変える「人工光合成」とか「電気分解」などの分野で、画期的な何かが作られたり、酸素を人工的に作り出す酸素生成などの技術が開発されたり!

そんな技術の力を信じたいものです。



というか、そのあたりは、三菱重工業とか、三菱ケミカル、トヨタなどがすでに取り組んでいますので、日本の技術が世界を救うかもしれません。




2026.09.21

平素はお世話になっております。

本日は、台風25号の影響による警報が発表されておりますため、臨時休館とさせていただきます。

船橋市 土砂災害レベル4.png



船橋市 今後の推移.png

(出典:画像はともに船橋のウエザーニュースです)

2026.09.21

退屈な反復こそが最強の投資 (41).png
「計画を立てても、いつも途中で挫折してしまう...」
「予定通りに進まなくて、やる気がなくなってしまった...」

勉強でも、日常生活でも、「計画を立てること」の大切さは耳にタコができるほど
聞かされているかもしれません。

しかし、なぜ人は計画通りに行かないと落ち込んでしまうのでしょうか?

実は、「計画」というものの捉え方そのものに、大きな落とし穴が潜んでいます。


【勉強における計画には特別な役割がある】


例えば旅行に行くときのことを考えてみましょう。
多くの人が事前にスケジュールを立てますよね。

「〇時に出発して、あの観光地を巡って、お昼は有名なお店で食べて......」

しかし、旅行中に予期せぬトラブルが起きたらどうでしょう?
電車が遅延したり、お目当てのお店が臨時休業だったり、急に雨が降ってきたりすることもあります。

でも、旅行なら「予定通りいかなかったこと」すらも、後から振り返れば
「それも良い思い出」「予期せぬ出会いがあって楽しかった」と思えるはずです。

旅行における計画は、旅を楽しむための「大まかなガイドライン」に過ぎない
からです。


しかし、勉強においては、そうはいきません。


勉強と旅行の根本的な違い......

それは、「受験という動かせない目標(ゴール)と期日があるかどうか」です。

受験日が後ろに倒れてくれることはありません。
出題範囲が狭くなってくれることもありません。

勉強において計画が崩れるということは、「合格に必要な学習量が足りなくなる」というリスクに
直結しているのです。

だからこそ、勉強において計画通りにいかなかったことは、
必ずどこかで「補完」しなければなりません。


【遅れを一気に取り戻そうとする危険な罠】


計画が遅れてしまったとき、多くの生徒がやってしまう「最悪のパターン」があります。

それは、「遅れた分を一気に埋め合わせしようとすること」です。

たとえば、「今週やるはずの問題集10ページ分が、体調不良や部活の疲れで手につかなかった」
とします。

焦った生徒はこう考えます。

「日曜日(または来週)に、いつもの倍の量をやって一気に追いつこう!」

一見、真面目でやる気があるように思えますが、実はこれが「計画挫折スパイラル」への入り口です。


【なぜ「一気のリカバー」は失敗するのか?】


パンクする(オーバーワーク)

普段通りの学習量すら大変なのに、そこに「過去の遅れ」を上乗せすれば、
1日の負荷が限界を超えます。


勉強の質(定着度)が劇的に落ちる

「とにかく量をこなすこと」「ページを消化すること」が目的になってしまい、
丸暗記や雑な解き方になり、結局何も身につきません。


挫折感が増幅する

無理な計画を立てて結局終わらないため、「自分は意志が弱い」「やっぱり計画を守れない」と
自暴自棄になり、勉強そのものをストップさせてしまう原因になります。


では、計画が崩れてしまったとき、私たちはどのように対応するのが正解なのでしょうか?


【計画通りいかなかった際の正しい補完術】


計画通りに進まないのは、あなたがダメだからではありません。
「計画とは崩れるもの」という前提でシステムを作っていないからです。

受験勉強を乗り切るための、賢いリカバー術を3つご紹介します。


① あらかじめ「予備日」を組み込んでおく

最初から「月曜日から日曜日までギッシリ」の計画を立てないでください。

一週間のうち、例えば「土曜日の午後」や「日曜日の半分」は、
何も予定を入れない「予備日」としてあらかじめ空けておきます。

平日に予定通り進まなかった分は、この予備日に補完します。
もし平日に順調に進んでいれば、予備日は「復習の時間」に当てるか、「自由時間」にして
自分のご褒美にしてあげれば良いのです。


② 遅れは「薄めて」取り戻す

一気に取り戻そうとするのではなく、「数日間〜数週間に分散して薄める」のが鉄則です。

10ページ遅れたなら、翌日に10ページ足すのではなく、
「今日から5日間、毎日2ページずつ余分にやる」 というように、毎日の負荷を最小限に抑えながら
少しずつ追いつく計画に修正しましょう。


③ 時には「捨てる」勇気を持つ

どうしても遅れを取り戻せない場合、ただ焦って全てをこなそうとするのは悪手です。

優先順位の低い単元や、今の自分には難しすぎる問題は一旦スキップし、
「合格のために今最も必要な部分」に絞って計画を立て直す必要があります。

過去の遅れに引きずられて現在の学習がおろそかになるくらいなら、時には割り切って
「今日の計画」からリスタートする勇気も必要です。


【計画は『ノルマ』ではない】


旅行のような「思いがけない失敗」を楽しむ、そういう次元にないのが、受験勉強の厳しさです。
しかし、計画通りにいかないからといって、自分を責める必要は全くありません。

大切なのは、「計画が崩れたときに、いかに冷静に、無理のない方法で軌道修正できるか」という
リカバリー力です。


・計画はガチガチに固めず、遊びを持たせること

・遅れた分は一気にやらず、小さく分散して取り戻すこと


受験生なら入試までの計画、非受験生なら次の定期テストまでの計画、
これらを意識して勉強の計画を立ててみましょう。

2026.09.19

退屈な反復こそが最強の投資 (40).png


※この記事は、公益財団法人スプリックス教育財団が実施した「国際基礎学力調査2026」の結果をもとに作成しています。


「基礎学力」という言葉を聞いて、何を思い浮かべますか?

私たちが普段当たり前のように使っているこの言葉の意味は、国によって捉え方が大きく異なる
ことをご存じでしょうか?

2026年9月16日、公益財団法人スプリックス教育財団が日本を含む世界10か国の保護者を対象に
実施した「国際基礎学力調査2026」の結果を公表しました。

その調査内容から見えてきたのは、
日本の保護者が考える「基礎学力」と、海外の保護者が求める「基礎学力」のあいだに存在する
意外な温度差
でした。


【10か国の小中学生の保護者を対象に実施】


本調査は、日本をはじめ、東南アジア、中央アジア、アフリカ、中南米など新興国を含む
世界10か国の小中学生の保護者約3,500名を対象に行われました。

「基礎学力は重要だと思うか」という質問に対しては、どの国においてもほぼすべての保護者が
「重要である」と回答しており、子どもに基礎学力を身に付けさせたいという共通の願いが
うかがえます。


しかし、「基礎学力にはどのような力が含まれるか」という具体的な中身を尋ねたところ、
日本の結果と他9か国の結果との間に顕著な違いが表れました。


【日本の保護者:「知識・インプット」が基礎学力の根幹】


日本の保護者が「基礎学力」として上位に挙げたのは、以下のような項目でした。


・読み書きや計算の能力

・教科に関する基礎的な知識・技能

・正しく記憶し、正確に再現する力


日本では長年、漢字の書き取りや計算ドリル、用語の暗記といった「読み・書き・そろばん」に
代表されるインプット型の学習が重視されてきました。
今回の調査結果からも、日本の保護者の多くが
「確かな知識や定着した技能こそがすべての学力の土台(基礎)である」と捉えていることが
分かります。

基礎知識や正確な計算力・読解力がなければ高度な思考ができないという側面は確かであり、
日本の高い教育水準を支えてきた重要な価値観と言えます。


【海外9か国:「活用する力・問題解決」こそが基礎】


一方で、日本以外の9か国の保護者が「基礎学力」としてより高い割合で挙げたのは、
対照的な項目でした。


・得た情報を理解し、実践に活かす「情報活用力」

・自分で考え、答えを導き出す「問題解決力」

・自身の考えを伝える「表現力・コミュニケーション力」


海外の保護者にとっての「基礎」とは、単に知識を頭に蓄えることにとどまらず、
「得た知識を使って現実の課題に対応できる状態」までを含めて基礎学力とみなしているのです。

社会の変化が激しく、AIやICT技術が急速に普及する現代において、「知識を持っていること」
それ自体よりも「知識をどう使うか」という実践的な力が重視されている世界的トレンドが、
保護者の意識にも色濃く反映されていると言えます。


【なぜこのギャップが生まれるのか?】


この意識の差が生まれた背景には、各国の教育環境や社会的ニーズの違いが存在します。

新興国を中心とする海外諸国では、IT技術の発展に伴って課題解決型学習(PBL)や実用的な
スキル教育が急速に導入されています。
そのため、保護者の間でも「知識単体では意味をなさず、使えて初めて価値になる」という認識が
広がりやすい環境にあります。

対して日本は、体系的なカリキュラムやテスト文化が定着しており、
「まず知識の土台を固めてから応用へ進む」という段階的な教育モデルが深く浸透しています。
その結果、「基礎=知識・技能の習得」というイメージが強固に残っていると考えられます。


【これからの学習で意識したいポイント】

「基礎知識(インプット)」と「活用力・問題解決力(アウトプット)」のどちらか一方だけでは、
本当の学力は身につきません。

これからの時代を生きる生徒自身には、
知識を覚えるだけでなく、それを自ら使いこなすための学習プロセスが求められます。


「覚えた知識」を生活や身近な疑問と結びつけて考えてみる

教科書や問題集で解いた公式・単語・歴史の知識を、単なる暗記で終わらせず、
「これって現実のどこで使われているんだろう?」「なぜこうなるんだろう?」と自分なりに
理由や使い道を考える癖をつけます。


調べたこと・学んだことを自分の言葉で説明する

問題が解けたあとに、解答解説を読むだけで終わらせず、「なぜこの答えになるのか」を
自分の言葉で説明できるようにしましょう。
人に伝えるプロセスを通すことで、知識が単なる情報から「使えるスキル」へと昇華し、
情報活用力や表現力が身につきます。


基礎の「反復練習」と「活用問題への挑戦」をセットで行う

漢字や計算などの基礎的なトレーニング(インプット)を確実に行いながら、同時に思考力や記述力が
問われる応用問題・課題解決型問題(アウトプット)にも主体的にチャレンジします。

基礎という土台があるからこそ、自らの考えを広げられることを意識して学習を進めます。


【「インプット」と「アウトプット」をバランスよく取りいれる】


今回のスプリックス教育財団による「国際基礎学力調査2026」は、私たちが普段無意識に使っている
「基礎学力」という言葉の意味を改めて問い直すきっかけを与えてくれました。

知識を蓄える力(インプット)はもちろん大切ですが、これからはそれをいかに活用し、
自分の考えとして表現できるか(アウトプット)という視点がより一層重要になります。

2026.09.18

退屈な反復こそが最強の投資 (39).png
近年、中学校や高校の学校案内・オープンキャンパスで「探究学習」や「探究活動」という言葉を
目にすることが格段に増えました。
独自の研究プログラムを組んだり、地域社会や企業と連携したプロジェクトをアピールする学校は
年々増加しています。

では、

「探究活動に力を入れる学校が増えている」という現状は、
一体何を意味しているのでしょうか?


そして、

それに参加する生徒や学校側にはどのようなメリットがあるのでしょうか?



【探究活動の強化が意味するもの:学校教育の「劇的な転換」】


学校が探究活動に注力している最大の理由は、
社会から学校教育に求められる役割が根本から変化したからです。

一言で言えば、「正解を暗記する教育」から「答えのない問いに挑む教育」への転換が起きています。

背景には、大きく分けて3つの要因が存在します。


① AI時代の到来と知識の相対化

生成AIの急速な発展やネットの普及により、単なる「知識の記憶」の価値は著しく低下しました。
スマホひとつで答えが見つかる時代において、学校で公式や年号を暗記するだけでは、
将来社会で生き抜く力として不十分になったのです。

知識をどれだけ知っているかではなく、
「集めた知識や情報をどう組み合わせ、誰も答えを知らない課題を解決するか」
が、重要視されるようになりました。


② 学習指導要領の改訂と国の方針

文部科学省の新しい学習指導要領において、高校では「総合的な探究の時間」が必修化されました。

国全体として「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」を推進する方向に
舵を切ったことで、各学校も探究プログラムの充実を余儀なくされています。


③ 大学入試改革と「探究型入試」の急増

大学入試のスタイルも大きく変わりつつあります。
ペーパーテストの一発勝負である一般選抜だけでなく、面接や書類審査、プレゼンテーションを
重視する「総合型選抜(旧AO入試)」や「学校推薦型選抜」の割合が年々高まっています。

大学側も「探究活動でどんな問いを立て、どう行動し、何を得たか」を厳しく見るようになっており、
探究学習に力を入れることがそのまま「進学実績の強化」に直結する時代になったのです。


【探究活動がもたらす「生徒側」のメリット】


探究活動は、単なる受験対策にとどまらず、子どもたちの将来のキャリアや人間的成長において
非常に大きなメリットをもたらします。


自発的な学習意欲(知的好奇心)が芽生える

従来の勉強は「与えられた問題を解く」ものでしたが、
探究は「自分の興味・関心から問いを立てる」ところから始まります。

自分が本当に知りたいテーマだからこそ、自発的に調べる楽しさを実感できます。


「思考力・判断力・表現力」が実戦で鍛えられる

課題設定、仮説構築、情報収集、分析、そして成果発表(プレゼンテーション)という
一連のプロセスを通じて、論理的思考力や伝える力が自然と身につきます。


失敗を恐れない「トライ&エラーの姿勢」が身につく

探究に「たった一つの正解」はありません。
仮説通りにいかなかったときに「なぜダメだったのか」を考え、軌道修正する経験を通じて、
変化の激しい社会で不可欠な粘り強さが養われます。


大学受験・推薦入試で強力なアピール材料になる

探究活動で作成したレポートやポートフォリオ、発表実績は、総合型選抜などで
非常に強い武器となります。

「何を学んできたか」を自分の言葉で熱量高く語れる生徒は、入試でも高く評価されます。


【「社会」にもたらされるメリット】


生徒だけでなく、学校や地域社会にとっても探究活動の強化は大きなプラスをもたらします。


学校の「独自性・魅力」を高められる

「うちは〇〇企業と連携した探究活動ができる」
「SDGsをテーマにした独自のフィールドワークがある」
といった強みを持つことで、意欲の高い生徒を引きつけるブランディングが可能になります。


地域や企業との接点が生まれ、開かれた学校になる

地域課題の解決や企業からの課題提示などを通じて、学校と外部社会との連携が深まります。
校内だけに閉じこもらない「開かれた教育環境」を構築できます。


【探究活動は「未来を生き抜くためのパスポート」】


学校が探究活動に力を入れている現状は、

日本の教育が「正解を教わる場」から「自分だけの問いを立て、未来を切り拓く力を養う場」へと
進化していること

を意味しています。

探究学習を通して身につく「課題を見つける力」「行動する力」「他者と協働する力」は、
テストの点数のように数値化しにくいものですが、変化の激しいこれからの時代を生き抜くための
最も強固な土台となります。

2026.09.17

退屈な反復こそが最強の投資 (38).png

9月15日から共通テストの出願期間が始まりました。

今年受験を迎えるみなさんが最も気になっているのは、
『2026年度に大幅ダウンした平均点が、2027年度はどう動くのか?』
ではないでしょうか。

新課程2年目となった2026年度試験は、初年度の反動で国語・情報Ⅰ・物理などが難化し、
総合平均点が文系・理系ともに20〜30点以上下落しました。

出題形式が定着した新課程3年目は、極端な難化科目の『揺り戻し(易化・標準化)』と
『出題の深化』が混在する年になります。

2026年の結果をもとにした、2027年度の科目別・難易度予測をお届けします!


【2027年度 科目別難易度予測&傾向】


◆英語◆


英語(リーディング):横ばい(難水準維持)

2026年実績
平均点は前年よりやや持ち直したものの、圧倒的な語数と情報量が継続。

2027年展望
総語数・大問数ともに高水準を維持。
事実と意見の速やかな識別など「スピード+精度」が命題です。


英語(リスニング):やや易化〜標準化

2026年に平均点が下落したため、1回読み問題や図表参照問題の難度がわずかに調整される可能性が
あります。



◆数学◆


数学Ⅰ・A:やや易化〜標準化

2026年実績
文章量の多さと問題文の解釈で時間を取られ、平均点が低下。

2027年展望
誘導の工夫などによりやや解きやすくなる可能性がありますが、
「長文から数学的モデルを読み解く」形式自体は定着しています。


数学Ⅱ・B・C:横ばい〜やや難化

2026年実績
新科目(数学C:ベクトルや複素数平面など)の導入初調整を終え、平均点は比較的安定。

2027年展望
慣れを見越し、複数の単元を融合した概念理解を深掘りする質の高い出題が増加する予想です。


◆国語◆


国語(現代文・古文・漢文・実用的な文章):やや易化〜標準化

2026年実績
実用的な文章の読解量増加や現代文の難化により平均点が下落(約-10点)。

2027年展望
2026年の難化に対する反動でやや易化〜標準化する可能性あり。
ただし、資料と文章を組み合わせる新形式のボリューム感は維持されるため、
時間の厳しさは変わりません。


◆理科①(基礎科目:2科目選択)◆


物理基礎:やや難化警戒

2026年に大幅に平均点が上昇したため、2027年は難度が調整される反動に注意が必要です。


化学基礎:横ばい

物質量(mol)計算や実験手順の考察など、標準的〜ややタイトな処理速度を求める傾向が続きます。


生物基礎:横ばい

実験データのグラフ読み取りや思考プロセスを試す出題が定着。


地学基礎
:やや易化〜標準化

2026年に平均点が下がったため、標準的な難易度へ戻る見込みです。


◆理科②(専門科目)◆


物理:やや易化(反動)

2026年実績
平均点が約13点低下し、理科の中で最も難化。

2027年展望
難化の反動により、設問の誘導や数値設定が標準化されて解きやすくなる可能性大。


化学:やや難化警戒

2026年実績
前年の難化から一転し、大幅に易化(平均点が10点以上上昇)。

2027年展望
再び難化(揺り戻し)する可能性が非常に高く、計算量や融合問題への入念な対策が必要です。


生物:横ばい(難水準維持)

未知の実験データの読み取りや長文考察問題が多く、高い思考・分析力が要求され続けます。


地学:横ばい

観測データの解析力を中心とした標準的な難易度が継続。


◆地理歴史・公民◆


歴史総合,日本史探究 / 歴史総合,世界史探究:横ばい

2026年実績
日本史探究は平均点が上昇した一方、世界史探究は資料・文章の読解量が増え難化傾向に。

2027年展望
史料や図表を比較・分析する探究型の出題パターンが固定化。
科目間ギャップを埋める微調整が入る予想です。


地理総合、地理探究:やや難化警戒

2026年実績
比較的解きやすい出題が中心で平均点は高めを維持。

2027年展望
反動による難化に注意。
統計データやGIS(地理情報システム)を駆使した思考力問題が増加する見込みです。


公共、倫理 / 公共、政治・経済:横ばい

複数資料の読み取りや対話文形式が定着。暗記に頼らない論理的思考力が引き続き重視されます。


◆情報◆


情報Ⅰ:やや易化〜標準化

2026年実績
導入初年度(2025年)の高平均点からの反動により、平均点が約12点下落し大幅難化。

2027年展望
2026年の難化を経て「共通テストとしての標準レベル」が確定。
プログラミングやデータ活用の考察能力を問う傾向は維持されますが、極端な連鎖難化は避けられ、
標準的な出題に落ち着く予想です。


【2027年受験生が取るべき「勝ちパターン」直前対策】


①「2026年の難化科目」と「易化科目」の逆転現象に惑わされない

2026年に難しかった物理や情報Ⅰは「易化・標準化」、易しかった化学は「難化」というように、
前年の反動(揺り戻し)が起きやすい点に留意して対策を立てる。

②過去2年分(2025・2026)+予想問題集を活用

新課程の過去問が2年分蓄積されたため、出題形式のパターン把握と「予想問題集」による
時間配分演習を並行して行う。

2026.09.16

必要とされる能力が変わるのだから、教育が変わって当然.png

おはようございます。

城南コベッツ東船橋教室/東船橋フリースクールから、本日も宜しくお願い致します!
今日は、「教育が変わって当然」という内容です。

1. なぜ今、教育改革が叫ばれるのか

「最近の教育は変わりすぎていてよく分からない」

「昔ながらの読み・書き・そろばんを徹底すれば十分ではないか」

----そんな声を聞くことが少なくありません。

しかし、冷静に社会を見渡してみてください。

AI(人工知能)の台頭、グローバル化の進展、人生100年時代の到来といった急激な構造変化の中で、私たちが直面する課題はかつてないほど複雑化しています。

かつて優良とされた「言われたことを正確に素早くこなす能力」の多くは、すでに機械やシステムによって代替されつつあります。

社会が求める「能力」の定義が根本から変わっている以上、それを育む「教育」の仕組みや手法が変わるのも、極めて自然で当然の帰結なのです。




2. 産業構造の変化と「能力」の歴史的シフト

教育の形は、常にその時代の産業構造と密接に結びついてきました。

  • 工業化社会(20世紀): 均質で高品質な製品を大量生産することが求められた時代です。この時代に必要な人材は、マニュアルや指示を忠実に守り、正確かつ効率的に作業をこなす能力を持つ人でした。そのため、一斉授業による知識の暗記や、規律を守る集団行動を中心とした教育スタイルが最適解でした。

  • 知識・情報社会(21世紀): 定型的な作業の多くが自動化され、単に「知識を知っていること」自体の価値は暴落しました。スマートフォンを開けば、世界中の知識に一瞬でアクセスできるからです。


現代社会で新たに求められているのは、「暗記した知識の量」ではなく「膨大な情報から問いを立て、他者と協働して解を導き出す力」です。


具体的には、以下のような能力が重視されています。

  • 批判的思考力(クリティカル・シンキング): 提示された情報を鵜呑みにせず、本質を見極める力

  • 創造性(クリエイティビティ): ゼロから新しい価値を生み出す力

  • コミュニケーション・協働力: 多様な価値観を持つ人々と協力してプロジェクトを推進する力

  • 問題解決力・自己主導学習力: 変化に対応し、自ら学び続ける力


求めるゴール(必要な能力)が変わったのに、そこへ至るアプローチ(教育)だけを過去のまま放置することは、時代遅れの地図を持って未知の荒野を歩ませるようなものです。


3. 「変わる教育」の具体的な姿

能力の変化に応じて、教育現場も着実にアップデートを始めています。

  1. 「教え込まれる受動的学び」から「自ら探究する主体的な学び」へ

    一方的な講義形式だけでなく、生徒自身が疑問を持ち、調査し、発表する「アクティブ・ラーニング」や「探究学習」が本格化しています。これにより、自ら課題を発見し解決するプロセスを体験します。

  2. 「単一の評価基準」から「多面的な評価」へ

    ペーパーテストの点数という単一の指標だけでなく、ルーブリック(ルーブリック評価)やポートフォリオ(学習成果の記録)を用い、思考のプロセスや協働の姿勢を多角的に評価する動きが広がっています。

  3. 「個別の知識」から「STEAM教育(横断的な学び)」へ

    科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・教養(Arts)、数学(Mathematics)を横断的に学び、現実世界の複雑な問題に対応できる統合的な思考力を養います。



これらは単なる「新しい流行り」ではなく、未来の社会を生き抜くために不可欠なスキルを身につけるための合理的な変化なのです。

4. 変化に対する懸念と「不変の本質」

教育の変化に対して、「基礎学力が低下するのではないか」「漢字や計算などの基本的な読み書きがおろそかになるのではないか」という懸念も当然存在します。

しかし、教育が変わるということは、過去のすべてを否定して捨てることではありません。 基礎的な知識や概念の理解(読み・書き・そろばん)は、高度な思考や創造性を発揮するための「土台」として引き続き極めて重要です。重要なのは、基礎学力を「ゴール」とするのではなく、それを「活用して新しい価値を生み出すためのツール」として位置づけ直すことです。

また、他者への思いやり、道徳観、粘り強さといった「非認知能力」や人間性の根本は、どんな時代になっても変わりません。「変えるべき手段」と「守るべき本質」を見極めることこそが、これからの教育に求められます。



5. 大人たちの意識改革こそが最優先課題

「必要とされる能力が変わるのだから、教育が変わって当然」

----言葉にすれば当たり前のことですが、最もこの変化を受け入れにくいのは、実は過去の教育システムで成功体験を積んできた大人たち(保護者や指導者)かもしれません。


自分の育った時代の基準で子供たちの学びを測ろうとすると、「なぜ最近の学校はこんなことをさせるのか」と困惑してしまうでしょう。しかし、子供たちが生きる未来は、私たちが生きてきた過去とは全く異なる景色が広がっています。


教育の変化を恐れたり拒絶したりするのではなく、社会の変化を正しく認識し、「これからの時代を生きる子供たちには何が必要か」を共にとらえ直すこと。大人の側のアップデートこそが、変わる教育を支える最大の鍵となるのです。


見学・ご相談.png


2026.09.15

退屈な反復こそが最強の投資 (37).png
「そろそろ志望校を決めなきゃいけないのに、行きたい大学が全然思い浮かばない...」
「全国に約800もある大学の中から、どうやって選べばいいの?」

高校生や受験生を抱える保護者の皆様から、このような悩みをよく伺います。
特に総合型選抜や学校推薦型選抜を検討している場合、自分の「学びたいこと」や「将来の軸」に
合った大学選びが合格への第一歩となるため、選択肢の多さに圧倒されてしまいがちです。

ですが、最初から「運命の1校」をピンポイントで選ぶ必要はありません。
大切なのは、「興味のきっかけを作る」感覚で、気になる大学の選択肢を広げてみることです。


【志望校選びの第一歩!大学を選ぶ「4つの軸」】


最初から完璧な理由を探す必要はありません。
「なんとなく良さそう」、「家から近い」、「憧れの先輩がいる」といった直感や身近なきっかけを
起点に、大学をチェックしてみましょう。

① キャンパス・施設・環境

まずは目で見える「環境」から入る方法です。

「綺麗な図書館で勉強したい」

「最先端の研究設備が整った環境で学びたい」

「キャンパスの雰囲気がおしゃれで通うのが楽しそう」

このように、自分が毎日通う姿をワクワクしながら想像できるかどうかは、立派な志望理由の種に
なります。


② 「好きな人・身近な人」が行っている


尊敬する先輩、仲の良い友人、あるいは家族が進学・通学している大学も絶好の候補になります。

身近な人が選んだ理由や実際のキャンパスライフを聞くことで、大学のリアルな雰囲気が掴みやすく
なります。


③ 興味のある専門分野・研究テーマ


自分が普段「面白い」「詳しく知りたい」と感じているテーマから探す方法です。

同じ「経済学部」や「文学部」でも、大学によって強みを持つ研究分野や教授陣の専門は異なります。
「この大学なら自分のやりたい研究ができそうだ」という視点で検索してみましょう。


④ 創設者・理念・ルーツ


意外と見落としがちなのが、大学の「建学の精神」や「創設者の想い」です。

歴史や設立背景を知ることで、その大学がどんな人材を育てようとしているのか(求める学生像)が
見えてきます。

自分と生き様や理念が重なる偉人をきっかけに探してみるのも、面白いアプローチです。

【創設者・ルーツの例】

〇慶應義塾大学:福澤諭吉(『学問のすゝめ』の著者)

〇早稲田大学:大隈重信(元内閣総理大臣)

〇津田塾大学:津田梅子(女子高等教育のパイオニア)

〇同志社大学:新島襄(欧米の教育制度を学び私学を創設)


【候補を出した後にやるべき「深掘り」ステップ】


4つの軸を使っていくつか気になる大学がピックアップできたら、
次のステップで情報収集を深めていきましょう。


1. アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)を確認する

大学が「どんな学生を求めているか」を言語化したものがアドミッション・ポリシーです。
自分が大学でやりたいことと、大学側が求める姿が一致しているかを確認します。


2. オープンキャンパスや説明会に参加する

実際にキャンパスへ足を運び、空気感や在学生の表情を感じてみましょう。
オンライン説明会や模擬授業への参加も効果的です。


3. 「なぜこの大学なのか」を自分の言葉で整理する

他校との違いや、その大学でしかできない学び(特定の講義、教授、プログラムなど)を
見つけ出すことで、総合型選抜や面接で説得力のある志望理由書が作成できるようになります。


【直感から始めて、納得のいく1校へ】


「行きたい大学が決まらない」と焦る必要はありません。
まずはキャンパスの雰囲気、創設者の理念、身近な人の話など、小さなきっかけから
「気になる大学」をいくつかリストアップすることから始めてみてください。


選択肢を少しずつ狭めて深掘りしていく過程で、きっと「ここで学びたい!」と思える
運命の大学が見つかるはずです。

ぜひ今日から、4つの軸を参考にリサーチをスタートさせてみましょう。

2026.09.14

本質はどこにある?.gif

おはようございます。
市場(いちば)通り沿い、東船橋北口の個別指導塾 城南コベッツ東船橋教室です。午前の時間から午後までは、東船橋フリースクールも運営しております!


それでは本日はコラムっぽくお送りします。



先のプルデンシャル生命、今回のソニー生命の保険業界が、ジワリと暴かれています。記憶新しいところでは、車の販売のビッグモーターもありましたね。確か保険水増しで損保会社に請求していた事件でした。
生保問題は、もう・・・これは申し開きができない詐取事件になっていますので、金融庁の本気具合がわかります。

お客さんのお金に手を付けてしまうという感覚は、心理状況としてはどんなものなのでしょうか。

ちょっと借りて、また戻しておけばいい、そんな感覚なのかもしれません。

一回が二回、そしてその回数が増えていくうちに、自分のお金と他人のお金の区別が見えなくなってしまい、どんどんエスカレートしていくという構造?なのかなと思いました。

生命保険って、自分が死んだあとの保険、または自分が病気になったり、入院したり休業したりしたときの保険です。

「保険」というワードが、どこか「安心」という言葉に付け変わって、人々の脳裏に焼き付いているのでしょう。


ちなみに、日本に近代的な保険制度の知識をもたらしたのは、福沢諭吉です。

日本で初めて会社が設立されたのは、福沢諭吉の門下生「阿部泰蔵」が中心となってつくられた明治生命保険会社(現・明治安田生命)」だそうです。

1881年(明治14年)とのことでした。

夏目漱石が14歳の頃のことですね。

その少し前(明治11年)には、大久保利通が暗殺されていますので、時代背景としては激動の時代です。


テレビコマーシャルとか、ネットの広告などで、目にするたびごとに、その名前が全国に拡大し、有名な生保、有名な会社、

こうなってくると・・・・・



私たちは安心を買っているのではなく、「自分で考え、見極める苦労を放棄する権利(思考停止)」を買っているのかもしれません。


ブランドが安心感を醸し出すのは事実です。

それは企業が膨大なコストと努力をかけて築き上げた信頼の証であり、全否定されるべきものではありません。

しかし、ブランドはあくまで「入口の標識」に過ぎず、中身を保証する永久機関ではないのです。


こんな風に思いました。

実際、日本の広告費は、年間で7兆6,000億ぐらいだそうです。

全くもって変なたとえですが・・・

7兆円分の 1万円札を積み上げると(100万円で約1cm)、高さは約70kmに達します。成層圏(高度約50km)を遥かに突き抜け、宇宙の入り口(高度100km)の近くまで届く高さです。


その広告に踊らされる人たちは減っていくと思いますが、

でもこれが悲しい人間のサガ・・・なのです。


目にする頻度、耳にする頻度が多いほどに信じてしまうのですね。

「何度も聞いているうちに、それが本当のこと(真実)だと信じ込んでしまう」という心理現象、つまり「真実錯覚効果」というものが作用してしまいます。

これは、誰でもです。

まさに何かの魔術です。

まぁ、そういう心理現象があるからこそ、広告業界というものがあるのですよね。


心理コントロールは直接できにはできません。
だから、広告は脳内に スッと 侵入してくるのです、うまい具合にですね。





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