2026.01.22

共通テストは、多くの受験生にとって大きな壁のように感じられるものです。
しかし、その実態を正しく理解し、戦略を立てれば、決して恐れる必要はありません。
むしろ、共通テストを味方につけることで、志望校合格のチャンスを劇的に広げることができます。
共通テストの本質が「高校1・2年生の基礎」にあること、そして総合型選抜や学校推薦型選抜を考える生徒こそ、共通テストを活用すべき理由について解説します。
共通テストの正体は高校1・2年生の基礎
共通テストの最大の特徴は、思考力や判断力を問う独特の出題形式にあります。
問題文が長く、図表や会話文が多く含まれるため、初見では「難解な試験」に見えるかもしれません。
しかし、そこで問われている知識の核となる部分は、実は高校1年生から2年生の間に学習する内容がほとんどです。
基礎の徹底が最大の対策
多くの科目が、教科書レベルの基本概念をいかに正確に理解しているかを測るように作られています。
応用問題も、複雑な数式やマニアックな英単語を必要とするのではなく、基礎的な知識を組み合わせて未知の状況を解決する力を求めているに過ぎません。
つまり、高校1・2年生のうちに授業をおろそかにせず、基礎固めを終えている生徒にとって、
共通テストは「知っていることをどう使うか」を試すゲームのようなものです。
まずは、特別なテクニックを追い求める前に、手元の教科書の内容を完璧に理解することから始めましょう。
総合型・推薦入試希望者こそ共通テストを狙うべき理由
昨今の入試改革により、多くの高校生が「年内入試」と呼ばれる総合型選抜や学校推薦型選抜を第一志望に据えるようになりました。
しかし、ここで「推薦がダメだったら浪人」という背水の陣を敷くのは得策ではありません。
1. 共通テスト利用入試という強力な武器
私立大学を志望する場合、共通テストのスコアだけで合否が決まる「共通テスト利用方式」があります。
これを利用すれば、わざわざ各大学の個別試験会場へ足を運ぶ必要がなく、一度の試験で複数の大学に出願できます。
推薦入試の準備と並行して基礎を固めておけば、年明けの一般入試の負担を最小限に抑えながら合格を勝ち取ることができます。
2. 国立大学という選択肢を捨てない
「自分は推薦だから国立は無理」と決めつけるのは早計です。
近年、国立大学でも総合型選抜や学校推薦型選抜が非常に活発に行われています。
これらの多くは共通テストを課す場合が多いですが、基礎ができていれば十分に突破可能です。国立大学は学費面でのメリットだけでなく、研究施設や教育環境が整っており、将来のキャリア形成において大きなアドバンテージとなります。
多様な出題傾向に惑わされないために
共通テストは年々、出題傾向が変化しています。
数学で読解力が必要になったり、英語でリスニングの配重が高まったりと、対策が難しいと感じることもあるでしょう。
しかし、傾向が変わっても、出題のベースとなる学習指導要領は共通しています。
情報を整理する力を養う
今の共通テストが求めているのは、大量の情報から必要なものを抜き出す力です。
これは大学入学後のレポート作成や、社会に出てからの課題解決に直結する能力です。
日頃から「なぜそうなるのか」というプロセスを意識して学習することで、どんなに傾向が変わっても揺るがない実力を養うことができます。
最後に:自信を持って挑もう
共通テストを「自分を落とすための試験」ではなく「自分の可能性を試すためのステップ」と捉え直してみてください。
高校1・2年生の内容を丁寧に復習し、推薦入試の準備と並行して共通テストの対策を進めることは、決して遠回りではありません。
むしろ、基礎体力をつけることで、推薦入試の小論文や面接においても論理的な思考ができるようになります。
チャンスは一度ではありません。総合型、推薦、そして共通テスト利用と国立大学。これらを組み合わせた多角的な戦略こそが、現役合格への最短ルートです。















