城南コベッツ東船橋教室

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2025.12.19

2025年12月19日 金曜日の朝を迎えました。「おはようございます!本日も張り切って参りましょう!」


本日は、東船橋地区ではけっこう多い中学受験を検討されている小学3年生、4年生、5年生向けの記事です。


テーマは、


【2026年以降の中学受験はどうなる!?】


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文字が小さすぎて見にくいですが、青い折れ線が受験者数推移ですので、その変化をイメ―ジとしてとらえておいてもらえたらいいです。

特筆すべきは、2015年から2023年は、大学入試の変化と私立中高一貫校の「学びの変化」による受験者数増加です。

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【多彩な才能を測る、新しい入試のかたち】


この10年の間に、中学入試では、小学生の多彩な資質や才能を発見し、多様な力を持つ子どもたちを迎え入れるために、さまざまな形態の「新タイプ入試」が多くの私立中学校で新設・導入されてきました。


その形態は、「得意科目(1科・2科・3科)選択型」や、従来から存在した「帰国性入試」などの拡大も目立つようになりました。


これらの新タイプ入試を導入することで、従来型の「4科目入試」「2科目入試」に挑むために塾で学んできた以外の小学生も受験することができます。


多様なタイプの入試(=多様な受験生を迎え入れることができる入試)を、多くの私立中が、
日本の教育や大学入試の変化に対応した自らの教育態勢を反映する " メッセージ " として導入 するようになってきたのです。





スクリーンショット 2025-12-18 094001.png
【最難関校が先導する「思考力重視」の潮流】

実際に、最難関校や公立中高一貫校では、すでにこれからの時代に求められる力を反映した入試が実施されています。


単なる知識量を問うのではなく、解答プロセスの詳細な記述を必須として論理的思考の一貫性を評価し、文章やグラフ、実験データなど幅広い素材を組み合わせて問題を構成しています。


また、長文や複雑な応用問題を限られた時間で解く速読力・速答力と自由記述で自分の考えを的確に表現する文章力を重視します。


これにより、受験生が自ら問いを立てて考え抜き、得た考えを他者にわかりやすく伝える主体的な学びの姿勢を総合的に評価する設計となっています。


※上記は、参考文献、首都模試です。


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個人的にまとめると、


中学受験はもっと「多様化する」ということです。


「個の時代」をさらに育成する方針を色濃くしていく、そんな流れが見てとれます。

でもこれは大学受験制度の多種多様な変化が端を発しています。


と・・・・

いうことは、


ほぼ間違いなく 高校も多様化していく ということです。


教育の変化を求める声は、実は内外ともに広がっているように思うのです。子供たちは一人一人、光り輝く個性を持っています。


実は人間誰しも 「これだったら負けないぞ」という部分を持っているそうです。
それを引き出してあげるのは、

私たち大人なのでしょうね。


2025.12.18

おはようございます。

東船橋から 本日も宜しくお願いいたします。
頭の中に残してあげれば それでいいじゃないっすか.png

今日のテーマは、『子孫に美田を残さず  ~頭の中には残してやりましょ~』です。



「子孫に美田を残さず」という言葉は、
幕末の志士・西郷隆盛が遺した座右の銘として知られています。

本来は

「子孫のために価値ある財産を遺すと、かえって彼らの精神を怠惰にし、身を滅ぼす原因になる」

という戒めですが、これを現代の教育という文脈で捉え直すと、非常に示唆に富んだ教訓が見えてきます。



現代社会における「美田」とは、単なる土地や金銭だけではありません。

親が先回りして用意した恵まれた環境、挫折のないレール、なども形を変えた「美田」となっている側面があります。


財産ではなく「生きる力」を授ける

教育の本質とは、子供が親の手を離れた後、


自らの足で立ち、未知の困難に立ち向かっていくための糧を与えること


だと思います。

しかし、親が良かれと思って「美田」を与え、しかも与えるだけでなく耕しちゃったりすると、
子供は自ら土を耕し、種をまく方法を学ぶ機会を失ってしまうような気がします。

もちろん、ご家庭それぞれの方針は地球規模で見たらそれはもう、ご家族の数だけあるのですから、この点で、あまり「こうあるべきだ」と偉そうに言うつもりもありません。

以下の内容も前段も 

一般論的に捉えて頂ければ幸いです。

真に子孫を思うのであれば、物質的な豊かさを遺すことよりも、目に見えない「知恵」や「精神性」を育むことができればいいですよね。

学歴や資格は、個人的には「外的な武装」だと思います。

一番は、どのような環境に置かれても自力で道を切り拓ける「内的な強さ」を養うこと


これが教育観点から見た「美田を残さない」という意味になってくるでしょうか。

逆境という名の教育資源

西郷隆盛がこの言葉を遺した背景には、自身が幾度もの流罪や困難を経験し、そこから不屈の精神を磨き上げた自負があったはずです。

教育において、適度な不足感や思い通りにいかない経験は、実は何にも代えがたい「資源となります。

親がすべてのお膳立てをしてしまうと、子供は「努力と報酬」の相関関係を正しく理解できなくなります。


自分の力で手に入れたものではない成功は、本人の自信には繋がりません。

一方で、自らの汗をかき、工夫を凝らして得た小さな成果は、一生を支える自己肯定感の根源となります。


「美田を残さない」教育とは、突き詰めれば「あえて苦労をさせる勇気」を持つことです。


子供が転びそうになったとき、すぐに手を差し伸べるのではなく、どうすれば起き上がれるかを傍で見守る。


その忍耐強さこそが、親から子へ贈ることのできる最高の教育的財産だと思います。

精神の貴族を育てる

また、この言葉は「利己主義からの脱却」も説いています。

親が「自分の子供さえ良ければいい」という考えで過剰な財産や地位を遺そうとすれば、その子は社会に対する責任感や貢献意欲を欠いた大人になってしまう可能性があるのです。


まぁ、よくドラマだとか映画で、ちょっとヤバい犯人が登場すると、たいていは、育った環境だったり、そこに親の育て方、方針が絡んでいる場合がありますよね。

もう赤ちゃんのときから育てているのですから、知らず知らずに

「ねじ込んでしまう」
「刷り込んでしまう」
「黒を白だと断定してしまう」

「怒涛の教育ドラマ家庭編!!(怖い!!)」


という世界です。


教育の目的は、単に個人の立身出世にあるのではなく、社会の一翼を担う公徳心を持った人間を育てることにあります。

西郷が重んじた「敬天愛人」の精神は、まさにその極致です。


物質的な遺産に頼らず、自らの徳を磨き、知性を高めることに喜びを見出す。そのような「精神の貴族」として育てること。

それこそが、将来的に子供が自分自身の力で、親が遺す「美田」など比較にならないほど大きな価値を社会に生み出す土壌となるのだと思います。


結びに代えて


わかると思いますが・・・「子孫に美田を残さず」という教えは、決して子供を見放すことではありません。


むしろ、その子の可能性を誰よりも信じ、一人の自立した人間として尊重するという、深い愛情の裏返しです。


私たちは教育を通じて、子供に何を遺そうとしているでしょうか。

形あるものはいつか失われますが、身につけた教養と鍛え抜かれた精神は、一生奪われることのない真の財産となります。

子供が自分の人生という荒野を、自らの力で豊かな黄金の田畑へと変えていく。

その姿を信じて見守ることこそが、現代の教育に求められている「無私の愛」の形ではないでしょうか。


実際、アレも買ってやる、これも買ってやる・・・

これは子どもの喜ぶ顔、その姿が見たいから・・・かもしれないですね。誰かに何かをあげるのは、たいていはそんな気持ちが裏腹にあるものです。

お互いがハッピーになれるのでとてもいいことです。

でもその もらったことは 彼、彼女が大人になってずっと覚えている・・・ということはありません。

忘れますよ。


どのぐらい忘れるかというと、「すっかり忘れます」


記憶に残してあげましょう!

脳みそに残してあげましょう!











2025.12.17

峰台小学校 飯山満南小学校 市場小学校宮本小学校.png

子どもの将来の学習成果や知的好奇心の土台は、小学校時代に形成されると言っても過言ではありません。
しかし、その時期を逸してしまったらダメなのか?というと全くそうではありません。

子どもたちの能力は個別でみるべきであり、十把一絡げで決めつけることはできません。


ただし、少なくともこの時期に培われる基礎学力と学習習慣が、中学以降の難易度の高い学習内容を理解し、主体的に学ぶ力を大きく左右する、、、という点においては、認めざるを得ないシーンが多いです。


小学校時代が学習の土台となる理由

小学校の学習内容を一つ一つ精査していくと、よく考えられているなぁと感心します。

それらの学習すべき内容は、単元名、順番に至るまで、中学以降のすべての学習の前提となる最も重要な要素で構成されています。

特に、

「読む」「書く」「計算する」といった基本的なスキルは、すべての科目において不可欠です。


  1. 基礎学力の定着:

    • 国語: 読解力、表現力、語彙力が全ての科目の理解に直結します。算数の文章問題や理科・社会の教科書の内容を正確に把握するためには、国語力が必須です。

    • 算数: 四則演算や基本的な図形概念は、数学だけでなく、論理的思考力や問題解決能力の基盤となります。この時期に計算の正確さとスピード、そして概念の理解が不十分だと、中学以降の代数や幾何で必ずつまずきます。


  2. 学習に対する態度の形成:

    • この時期に「学習は楽しいもの」「努力すれば成果が出る」というポジティブな感覚を身につけることが、自己肯定感内発的動機づけを高めます。

      逆に、ここで学習に苦手意識を持つと、中学以降は「嫌なもの」として避けがちになり、自発的な学習意欲が育ちません。



決定的な「学習習慣」の確立

学習習慣とは、「いつ」「どこで」「どのように」学ぶかを決める一連のルーティンです。この習慣が、子どもの学習力を決定づける最も重要な要素の一つとなります。

  1. 自己管理能力の育成:

    • 宿題や課題を「やらなければならないからやる」から「自分の成長のために計画的にやる」という意識に変化させる練習が、小学校時代に始まります。

      毎日決まった時間に机に向かう、やるべきことのリストを作る、といった行動を通して、時間管理や計画性といった、社会に出てからも必要なスキルを身につけます。

  2. 集中力の養成:

    • 小学校低学年から、短時間でも集中して学習に取り組む訓練を積むことで、高学年、そして中学での長時間の授業や自宅学習に耐えうる集中力が養われます。集中力が定着していないと、どれだけ時間をかけても学習内容は身につきません。

  3. 復習の習慣化:

    • 新しいことを学ぶたびに、必ず前の学習内容を振り返る「復習」の習慣は、知識を定着させ、長期記憶へと移行させる鍵です。この習慣がないと、一時的に理解したつもりでも、すぐに知識は抜け落ちてしまいます。



保護者の役割:環境の整備と声かけ

子どもの学習力を高めるためには、家庭環境と保護者の関わり方が決定的な影響を与えます。

  1. 学習環境の整備:

    • 静かで集中できる「自分の学習スペース」を用意することが重要です。このスペースは、学習専用であり、遊びやリラックスの空間と明確に区別されるべきです。

  2. 「プロセス」を褒める声かけ:

    • 「テストで良い点数を取ったこと」の結果だけを褒めるのではなく、「難しい問題に諦めずに取り組んだ努力」や「毎日欠かさず学習した継続力」といった、学習のプロセスを具体的に評価することが、子どもの学習意欲を支えます。これにより、失敗を恐れずに挑戦し続ける成長マインドセットが育まれます。

  3. 好奇心のサポート:

    • 教科書外の質問や、「なぜ?」という問いかけを大切にし、一緒に調べたり考えたりする時間を持つことで、子どもの知的好奇心を広げます。この好奇心こそが、生涯学習の原動力となります。


まとめ

子どもの学習力は、中学受験の有無にかかわらず、小学校時代に定着する基礎学力と、自立した学習者となるための学習習慣によって、その方向性が決定づけられます。

この時期に形成された「学ぶ力」は、その後の学業成績だけでなく、社会に出てからの問題解決能力やキャリア形成にも深く関わってきます。

少し大げさかもしれませんが・・・

小学校の6年間は、単なる知識の蓄積期間ではなく、未来の自分を形作る上で最も重要な「学習のOS(オペレーティングシステム)」をインストールする期間であると認識し、

基礎の定着と習慣の構築に力を注ぐことが、子どもの可能性を最大限に引き出す鍵となる!


そのように思います。


2025.12.16

わしは、 鰻が食べたいのじゃ.png

言い過ぎ・・・ではなく、今、教育関連は歴史的な転換点に立っています。

情報技術の爆発的な発展と社会構造の急速な変化は、「学ぶこと」の定義そのものを変えつつあります。

従来の学習モデル、すなわち知識の蓄積と暗記を中心とした学びは、もはや現代を生き抜くための十分な力となり得ません。

これからは、机上の空論や抽象的な概念に時間を費やすのではなく、私たちの毎日の生活、キャリア、人間関係、そして精神的な充足に直接的な影響をもたらす実用的なスキルと知恵の習得へ、学習の焦点を思い切りシフトしていく必要があります。

これは、単なる学習方法の改善ではなく、人生そのものを主体的にデザインするための根本的な転換です。


知識から実践能力へのパラダイムシフト

従来の教育が、特定の分野の知識を網羅的に教えることに重きを置いていたのに対し、実生活に役立つ学習は、現実世界の問題解決能力を核とします。


例えば、経済学の理論を完璧に理解することよりも、自分の家計や投資ポートフォリオを健全に管理できる能力の方が、日々の安心感と将来の選択肢を大きく左右します。

現代社会では、


情報は検索すればすぐに手に入ります。重要なのは、その情報を「知っていること」ではなく、それを「どう使いこなし、行動に移すか」です。

新しい学習の目標は、知識の保有量ではなく、不確実な状況下でも的確な判断を下し、必要な行動を起こす実行力の向上にあります。この実行力こそが、変化の激しい時代における最大の資産となります。


実生活に直結する学習の五つの柱

この大胆なシフトを実現するために、特に注力すべき学習領域は以下の五つの柱に集約されます。これらは、人生の質を高めるための普遍的な要素です。

  1. 財務的自立のためのリテラシー

    • 複雑な金融商品を理解する必要はありませんが、個人のキャッシュフロー管理、負債の適切な扱い、税金の基本的な仕組み、そして複利の力を利用した長期的な資産形成の原則は必須です。これらは経済的なストレスを軽減し、より自由に人生の決断を下すための基盤となります。

  2. 感情知性(EQ)と対人関係のスキル

    • 感情を認識し、適切に管理する能力、他者の視点を理解し共感する能力、そして建設的な対話を通じて協力関係を築く能力は、職場での成功や満たされた人間関係のために不可欠です。感情のコントロールは、衝動的な行動を防ぎ、冷静な意思決定を可能にします。

  3. 批判的思考力と情報選別能力

    • インターネットとソーシャルメディアの時代において、情報の真偽を見抜き、バイアスを認識し、多角的な視点から物事を分析する能力は、民主主義社会の一員としても、個人としても極めて重要です。鵜呑みにせず、常に「なぜ」「本当か」と問う習慣を身につけます。

  4. デジタルツールの活用と生産性の向上

    • 特定のプログラミング言語の習得よりも、AI、クラウドサービス、データ分析ツールといった最新技術を自分の仕事や生活にいかに統合し、効率と創造性を高めるかという視点が重要です。技術は目的ではなく、自己実現のための強力な手段です。

  5. 自己管理とレジリエンス(精神的回復力)

    • ストレスが高まる現代において、睡眠、栄養、運動といった身体的な健康管理の知識とともに、失敗や挫折から速やかに立ち直るための精神的な回復力、すなわちレジリエンスを養うことが重要です。健康な心身こそが、持続的な学習と成長を支える土台となります。


実践こそが最高の教師である

この新しい学習の枠組みでは、「学ぶ場所」と「行動する場所」の境界がなくなります。知識を実生活に根付かせるための鍵は、学んだことをすぐに実践し、その結果から反省し、改善するという絶え間ないフィードバックループを回すことです。

例えば、コミュニケーション術に関する本を読んだら、それを翌日の会議や家族との会話で意図的に試してみます。試した後、自分の発言や相手の反応を振り返り、何が機能し、何がうまくいかなかったのかを具体的に分析します。この「行動→観察→反省→修正」のサイクルこそが、知識を定着させ、真のスキルへと昇華させる唯一の方法です。

また、失敗を恐れることなく、実験的な姿勢で学習に取り組むことが重要です。失敗は恥ずべきことではなく、改善のための貴重なデータです。

実生活での学習とは、安全な教室から出て、人生という広大な実験場で積極的に試行錯誤を繰り返すことに他なりません。


結論:学習は生き方そのものへ

実生活に役立つ学習へのシフトは、私たちの人生に測り知れない影響をもたらします。それは、目の前の課題を解決するだけでなく、将来の不確実性に対する恐怖を軽減し、自らの力で運命を切り開く自信を与えてくれます。学習は、特定の期間に限定される行為ではなく、呼吸をするように、生き方そのものとなるのです。

この大胆な転換を通じて、私たちは受動的な知識の消費者から、能動的な人生の創造者へと変わることができます。これからの学習は、生きる力を最大限に高め、より充実し、意味のある人生を築くための、最高の投資となるでしょう。





2025.12.15

おはようございます。

12月15日 月曜日の朝を迎えました。本日も宜しくお願いいたします!
本日のテーマは、

『激変する高校入試! 2026年、全国の中学校で「内申点対策」としての定期テストの重要性が高まる理由』です。

私立高校無償化 かしこい戦略はコレだ!.png



2026年、日本の高校入試のは、大きな変革期を迎えることになります。


その中心にあるのが、「私立高校授業料の実質無償化」と、それに伴う中学校における「内申点(調査書点)」の重要性の爆発的な高まりです。


今後、全国の中学校で「内申点対策」としての定期テストへの取り組みが、受験戦略の核になると予測されます。


1. 「私立高校無償化」が引き起こす高校入試の地殻変動

政府の少子化対策の一環として、私立高校の授業料に対する支援制度が拡充され、「実質的な無償化」が進んでいます。これは、これまで経済的な理由から公立高校を選択せざるを得なかった層にとって、私立高校がより身近な選択肢になることを意味します。

公立高校と私立高校の学費の差が縮小することで、保護者は「公立か私立か」の選択を、学費ではなく「教育の質」「通学の利便性」「学校の特色」といった要素で純粋に比較検討できるようになります。

これにより、私立高校の人気と受験者数は間違いなく増加します。特に、独自のカリキュラムや進学実績を持つ人気私立高校への志願者集中は必至であり、結果として、競争は激化します。


2. 私立高校入試における「推薦入試」と「内申点」の決定的な役割

私立高校の生徒募集において、「推薦入試」は極めて重要な役割を果たします。

特に競争率の高い私立高校ほど、学力試験一本勝負の「一般入試」よりも、中学校からの推薦に基づく「推薦入試」で多くの生徒を確保する傾向があります。


そして、この推薦入試の合否を決定づける最重要ファクターこそが「内申点」

すなわち中学校3年間(あるいは3年生の成績)の各教科の成績を5段階などで評価した調査書点です。千葉県においては、ほとんどが3年生の前期の成績が基準とされていますが、もしかすると公立高校のように、中学3年間の内申点を求められる可能性も今後出てくることでしょう。

なぜなら、今までは、どちらかというと、私立よりも公立を選択する人たちが多かったため、私立は生徒集めという部分でそれなりに苦労してきました。

ところが、今は無償化となることから、私立人気が否応なしに高まるのは自明の理ですので、生徒集めを積極展開しなくても自然増が間違いなくあることが読めるわけです。

そうしたら、基準を厳しくしたり、基準の範囲を拡大するなどの措置をとって、より優秀な生徒を獲得できる可能性が増すのですから、私立の独断場になるかもしれません。




  • 確約・優遇制度の基準: 多くの私立高校では、推薦入試だけでなく、実質的な「確約」や「優遇」を行う一般入試の併願優遇制度においても、「〇科の合計が△以上」といった具体的な内申点の基準を設けています。

  • 学力の担保と生徒募集: 私立高校にとって、内申点は生徒の「日々の学習態度」「基礎学力の定着度」「真面目さ」を客観的に示す信頼性の高い指標です。内申点が高い生徒を確保することは、学校運営の安定化、そして進学実績の維持・向上に直結します。

  • 青田買い競争の激化: 無償化によって志願者が増える中で、私立高校間の優秀な生徒の「青田買い」競争はさらに加速します。その際の判断材料として、入試本番の一発勝負ではない、確実性の高い内申点の価値は相対的に高まります。


3. 中学校で起こる変化:定期テストが「入試対策」そのものになる

私立高校の推薦・優遇制度が内申点に大きく依存している以上、無償化後の入試では、「高い内申点を取るための戦略」が、高校受験戦略の最上位に来ることになります。

3.1. 「定期テスト」の持つ意味の再定義

内申点を構成する要素は、「定期テストの点数」と「提出物・授業への取り組み(意欲・関心・態度)」の2つが主です。このうち、客観的かつ点数として現れる「定期テスト」のウェイトは、依然として最大級です。

2026年以降、多くの中学校で、生徒や保護者、そして教師の意識の中で、定期テストはもはや単なる「学習の到達度チェック」ではなく、「私立高校への切符を獲得するための決定的なイベント」へとその役割が変わります。

3.2. 求められる具体的な対策


  • 全科目での高得点志向: 従来の「主要5教科(国数英理社)だけ頑張る」という考え方は通用しなくなります。内申点は9科目全てが評価対象であり、特に私立高校が提示する基準には「9科目合計」を用いるケースも多いため、副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)の定期テストや実技評価への真剣な取り組みが必須となります。

  • 提出物・授業態度の徹底: 定期テストで高得点を取っても、提出物が未提出だったり、授業態度が不真面目だったりすれば、内申点(特に観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」)は容易に下がります。「テスト対策」と「日々の学習習慣」が、これまで以上に一体として評価されるようになります。


結論:受験は中1から始まる「内申点マラソン」へ

私立高校無償化は、単なる経済支援策ではなく、高校入試の構造そのものを変えるほどのインパクトを持ちます。

「行きたい私立高校があるなら、中3の秋に慌てるのではなく、中1の1学期中間テストから最高の内申点を取りに行く」


これが、2026年以降の高校受験の新たな常識となるでしょう。

※現時点は、中3前期(または2学期中間まで)の定期テストの出来次第だったものは、いずれ早晩、1年から3年のすべてという見方がされるはずです。

付け焼刃ではなく、しっかりとした学力形成を目指していきましょう。




中学校は、生徒に対して「なぜ定期テストが重要なのか」をより明確に伝え、保護者は「中1からの内申点対策」を最重要視する。全国の中学校で、定期テストの価値と緊張感は、かつてないほど高まると断言できます。

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