2025.11.01

※【出典】Google 検索サイトのいつものページある画像を拝借しました。
2025年11月1日(土)
おはようございます!東船橋から本日も宜しくお願い致します。
さて、冬に向かう11月のスタートです。ここから先、受験生たち、そして保護者様にエールをお送りするときには、「泣いても笑っても」なんていう月並亭月並男の言葉がふとよぎります。
千葉県の入試制度が前期後期入試から一発入試になり、年度が進みにつれて高校受験への熱量がダウンしているように思います。
これは私だけが感じていることではなく、多くの関係者が感じつつあります。
以前、学力の二極化が進むということを何度も言い続けて参りましたが、それが入試という中学3年生の出口の試練においても くっきりと「二極化モティベーション」となっております。
はぁ・・二極化モティベーション?
はい、これは私が今造った造語です。
さて、これは何故だろうと考えたときに、やはり入試が倍率的に甘くなったことが一番の原因です。
いくら問題難易度が高くなっても偏差値的考えで言えば、平均点次第ですので、難易度が合否に関係してくるのは理論上はあまりないのです。
原因①
◆一発入試で倍率低下
学力傾向そのものが二極化すると同時に偏差値的に下位ランク学校では倍率が1倍割れとなるケースが多くなっています。
つまり、二極化で上を目指す場合には、厳しい入試であることは変わりないのですが、学力的にきつい場合には「自分が行ける学校」を偏差値ベースで探す生徒さんも多くなっているのです。
原因②
◆会場模試が難しくなっている
学校で実施している定期テストや実力テストでは、偏差値が算出されません。
塾に通いはじめれば、ほとんどの中3生が会場模試としてVもぎかSもぎが選択されます。
会場模試の難易度が高いため定期テストで取れていた点数にはかなり及ばない結果になります。
そして偏差値も相当低くなってしまうため、「それが自分の位置づけ」という形で印象がこびりついてしまうのです。
原因③
◆学校における評価も辛口になっている
学校が提示する志望校に対してのアドバイスがかなり辛口になっています。それは近隣の公立中学だけでなく、他の学区においても傾向が安全志向(受かるだろうところまで志望校を下げる)になっていることを意味します。
学校ではなく、生徒側、ご家族側で、勉強疲れ年度といいますか、やる気指数が思い切り低下しているかのようで、学校のスタンスが従前と変わってきている印象を受けます。
これも上記の「二極化現象」の煽りだと思います。
原因④
◆下げれば受かるという妄想蔓延
志望校を下げれば受かるという安易な志望校ダウンが以前より多く見られます。公立受験で頑張ろうとするよりも私立で楽に行けるところを探しているような動きです。
タイトル内で「2026年以降 拍車か!?」と書いたのは、別に?マーク部分はつけなくてよいです。
間違いなく拍車がかかるからです。
それは何故かと言うと、高校の無償化だからです。
私立高校の人気が高まることは、火を見るより明らかでそうなると、公立高校から一定数私立へなだれ込むので、より公立高校倍率が下がり、ミドルからロウワーランクの学校ではもっと定員割れが出てくることでしょう。
志望校を下げれば受かるという妄想はかなり蔓延しています。
この考えは、上位クラスを狙う生徒さんは「絶対にもってはならない妄想」です。
例えば、偏差値65ランクから60に下げたとします。これって「だから合格する」と言える材料はどこにありますでしょうか?
どこにもないです。
何故なら、65ランクの学校を目指していたけれども判定が出ないから偏差値60の学校にしますという流れだと思うのですが、
きつい言い方をすれば、
それって・・・キミ・・・もともとが65ランクの学校を目指すことが事態が間違っていたのでは?というのが結論になるのです。
65ランクを目指して、判定がD判定だとかE判定だとします。それは基準偏差値から4~5以上、キミの実力が不足しているということを示すのです。
とどのつまり、キミは偏差値60の人なので、65ランクを落として受験したとしてもそこには、キミと同程度の実力の生徒が数百人とひしめいているので、下げたから合格という理屈には断じてならないのです。
この意味わかりますでしょうか。
下げたから合格するだろうというのは、絶対に思わないようにしましょう。










