上菅谷教室のメッセージ
事実は小説よりも奇なり
2026.09.26
◆ 明日は英検本番です!
いよいよ明日は、実用英語技能検定(英検)の本番当日です。
今日まで何度も過去問を開き、単語帳と向き合い、対策会で真剣にペンを走らせてきた皆さん。
まずはここまで、本当によく走り抜いてきましたね。
教室で皆さんが黙々と努力を重ねてきたその背中を、先生たちはずっと見守ってきました。
明日は、これまで積み上げてきたものを信じて、悔いのないよう全力でぶつかってきてください。
◆ 「準備が足りない」と不安になっている君へ
もしかすると、中には「あまり勉強時間が取れなかった」「もっと早くやっておけばよかった」などと、少しばかり後悔や不安に駆られている人もいるかもしれません。
ところで、皆さんは「推理小説」を読んだことはありますか?
穏やかで平和な日常に、突如として降りかかる非日常の事件。
主役の名探偵は、あの手この手で真相へと近づき、最後には鮮やかな手腕で事件を解決へと導く。
推理小説は古くから愛されてきたジャンルだけに、今では無数のトリックやストーリーが開拓されています。
ですが、時代が変わっても、推理小説を真に面白くする本質的な要素は変わらないように思うのです。
それは、鮮やかな「裏切り」です。
殺されたと思っていた被害者が、実は生きていた。
物語の序盤から主人公を支えていた相棒が、実は黒幕だった。
綺麗に解決したかに見えた事件の裏に、恐るべき真相が隠されていた。
読者の予想通りにトントン拍子で進む物語ほど、退屈なものはありません。
物語は常に読者の裏をかき、驚かせ、手のひらの上で転がそうとする。
そこにこそ、作品としての面白さがあります。
そして、これは私たちの現実でも同じこと。
何事も、「裏切り」があるからこそ面白いのです。
「もう今回の合格は無理かもしれない」
そんな絶望的な状況から合格をもぎ取ることほど、痛快で面白い筋書きがあるでしょうか。
小説の中でこれほど鮮やかな大逆転劇が許されているのに、現実の私たちが逆転劇を起こせない道理など、どこにもありません。
◆ "Truth is stranger than fiction"
ここで、「いや、小説と現実は違うでしょ」と考える人もいるかもしれません。
イギリスの詩人、ジョージ・ゴードン・バイロンは、その長編詩『ドン・ジュアン』の中で有名な言葉を残しました。
"Truth is stranger than fiction"(事実は小説よりも奇なり)
小説は、作者が丹念に組み立てた筋道に沿って美しく展開していきますが、現実はもっと混沌としています。
思いもよらない偶然や、誰も予想できなかったハプニングが、平然と転がり込んでくるのが現実の日常です。
であるならば──。
計算されたフィクション以上に、現実の私たちの人生には、鮮やかな「裏切り」と「大逆転」が起きる余地がいくらでもあるはずです。
少し回り道をしてしまいましたが、結局のところ、皆さんに伝えたいのは「最後の1秒まで、絶対に諦めないでほしい」ということです。
一言で済んでしまう言葉ですが、「諦めないで」とだけ書くのは、あまりに味気ないですから。
◆ 終わりに
本番の机に向かうときは、誰だって緊張します。
けれど、その緊張は「本気で目の前の壁に挑もうとしている証拠」です。
本気で挑んだ経験は、その結果がどうであれ、皆さんを一回りも二回りも成長させてくれます。
だからどうか、明日は肩の力を少し抜いて、「英検」という貴重な機会を楽しんできてください。
教室の先生たち一同、心から皆さんを応援しています。
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