2026.07.20
◆ 習慣化の魔法〜数学編〜
最高気温が30度を超える日々が続いていますね。
皆さん、熱中症対策はバッチリでしょうか。
さて、連載でお届けしている「最高の夏を過ごすためのポイント」。
第3弾となる今回は、教科別実践編の「数学の習慣化」についてお話ししていこうと思います。
他の教科とは違って、「暗記」だけではなかなか差がつきにくいのが数学という教科。
この夏に一体何を積み重ねれば、数学がもっと楽しくなるのか。
そのブレイクスルーの鍵をご紹介します。
◆ 数学のすべての土台は、驚くほど「シンプル」
まずは結論から。
この夏、数学の習慣化として絶対にやってほしいのは、「基礎計算力を極限まで高める演習」です。
なぜ、そこまで基礎の計算が大切なのでしょうか。
それは、基礎計算力こそが、今後出会うすべての数学の命運を握る「要」になるからです。
例えば、中学生の皆さんが習う「方程式」や「関数」。
そこでは、移項や座標といった新しいルールをたくさん学習します。
しかし、いざ実際に問題を解くとき、その根幹を支えているのは、足し算・引き算・掛け算・割り算という、小学生のときに習ったシンプルな基礎計算です。
いくら難しい公式や解き方を完璧に理解していても、最後の一行で小さなミスをしたり、時間内に解き終わらなければ、問題の点数には結びつきません。
これは、高校数学でも、大学受験の数学でもまったく同じ。
どれほど難解で複雑に見える問題でも、糸を一本ずつ紐解いていけば、最後に残るのはシンプルな基礎計算なのです。
ここで積み上げた計算力は、今後のすべての学習を助けてくれる、言わば「一生モノの武器」になります。
◆ 今日から始める、数学の基礎トレメニュー
では、具体的にどうやって基礎計算力を底上げしていけば良いのでしょうか。
おすすめのステップを2つご紹介します。
◇ ステップ1:あえて今、「百ます計算」に挑む
「えっ、百ます計算って小学生がやるものじゃないの?」と思うかもしれません。
ですが、トップアスリートが毎日欠かさず基礎体力を鍛えるのと同じで、数学において最も効果的な基礎トレーニングが百ます計算なんです。
まずは、正確に、どれくらいの速さでできるのかをタイマーで測定してみましょう。目標の目安は「1分30秒で満点」。
このレベルに達すると、普段の勉強でのケアレスミスが劇的に減っていきます。
◇ ステップ2:自分の「弱点」をピンポイントで克服する
百ます計算が安定して解けるようになったら、次は自分が思わず身構えてしまう苦手な計算に挑戦しましょう。
例えば、カッコのついた正負の数の計算や、分数や小数の混ざった計算。
解けはするけど、ちょっと手が止まりがちだったりしませんか?
計算は、正確性と同じくらい速さも大切です。
正確に素早く、手を止めずにスラスラ解くことができるまで繰り返し練習してみましょう。
塾に置いてある百ます計算や、その他の計算プリントは使い放題です。
自分の使いタイミングで、好きなだけ持っていってくださいね。
勿論、欲しい範囲がないときは、すぐに用意できます。
気軽に近くの先生に声をかけてくださいね!
◆ 終わりに
最後に、数学という教科の少し手強い特徴をお話しします。
数学は、どれだけ頭が良い人でも、「1日だけ全力で徹夜して頑張った」からといって、突然できるようにはなりません。
理由はシンプル。数学は「暗記」が通用しない教科だからです。
一つの単元から、無限にバリエーション豊かな問題が作れてしまうのが数学。
これを攻略するには、何度も手を動かして演習を積み重ね、その単元の仕組みを根本的に理解するしかありません。
そして、その長い階段を上るための第一歩が、他ならぬ「基礎計算力」なのです。
基礎計算力を飛躍的に向上させるには、「習慣化した学習」が何よりも大切になってきます。
時間にゆとりのある夏休みは、この最強の習慣を身につける、またとないチャンス。
この夏、誰にも負けない計算力を手に入れて、自信に満ち溢れた2学期を一緒に迎えましょう!
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