2023.11.29
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
戸田駅前教室です。
英検対策記事も今回でついに一区切りです。
スピーキングとは、問題カードの文章を読み(リーディング)、面接官の質問を聞き取り(リスニング)、自身の意見を英文にして発信する(ライティング)、いわば今までの3技能の集大成のようなものです!
その為これまでの内容も当然生かしていく必要があります!
【英検対策】どうやって勉強する?~ライティング編~
【英検対策】どうやって勉強する?~リーディング編~
にもかかわらずスピーキング(二次試験)は結構軽視されがちで、戸田駅前教室の子でも「愛想よければ受かるっしょ!」と軽く考えている人もいますが、当然そんな甘いものではありません。
対策を怠って本番何も話せず不合格になった例を何人も見ています...
とはいえ聞かれることはほとんど形式が決まっていますから、対策がしやすい、というのは事実です。
ですからこの記事を見てしっかりと二次試験に備えて立ち向かうようにしていきましょう!
二次試験で聞かれることは級ごとに多少異なりますが、流れは以下のようになります。
①イラストカードの音読
②本文に関する質問
③イラストに関する質問
④自身に関する質問
このうち、渡されたカードに関する問題については、解答の型がしっかりありますのでまずはそれを押さえていきましょう。
①イラストカードの音読
ここで問われる力は、
正しく英単語を読めているか
本文の内容を理解しているか
の2点です
一つ目の単語が読めているかどうかはわかりやすいかと思います
では、本文の内容を理解しているか、はどのようにして図られるのでしょうか?
それはズバリ「文の区切り方」です
日本語でも長文の日本語を読む場合、ある程度意味のまとまりごとに区切りながら読みますよね
英語でも同じようにある程度の意味の塊で切るのが自然です。
問題はどこで切ればいいの?ということです。
短い文なら一息で読み切ってしまいますが、結構長い文だとどのようにまとまりを作ればよいのか分かりにくいですよね。
そこで僕がよく意識しているポイントは
主語の後、そして、前置詞の前
の2か所です
英語は必ず「主語+動詞+...」と続いていく言語なので、主語でいったん間を置くだけでも文の主役を掴んでいることを証明できます。
例 Most of students / are trying to climbing Mt.Fuji.
次に、前置詞は名詞を伴って追加情報を表すことが多いです。
その為前置詞の手前まで読んで、その後補足情報を言うようなイメージで読み進めると比較的自然に区切れることが多いです。
例 I play tennis / with my friends / in the park.
(※もちろん go to school などのように続けて読んだ方が自然なものもあるので、あくまで分からなくなった時の目安です)
最初の黙読の際に、「ここからここまでが主語だな」と意識しておくだけで、実際の音読のやりやすさがぐっと変わってくるかと思います。
②本文に関する質問
この問題は十中八九"why"または"how"で質問されます。
その為その答えとなる文を本文から探せばよいのです。
ではどこを見ればその答えが見つかるのか
それはズバリ次のキーワードの直前部分を見ることです!
so(だから、そのため)
by doing so(そうすることで)
in this way(このやり方で)
これらのキーワードの直前部分が答えになることが9割以上です!
実際ここ6回分の過去問はこの法則通りでした。
ですから音読の際は、上に示したキーワードがどこにあるのかを必ずチェックしておいてください!
ちなみに答える際は、
why ⇒ Because ~
how ⇒ By ~ing ...
という形で答えるときれいな形になります
③イラストに関する問題
こちらは描かれているイラストを自身で表現する、という内容のものです。
級ごとに求められるレベルが変わっており、
3級 ⇒ 単文を1つ答える
準2級 ⇒ 単文を5つ、つながりのある2文を1つ
2級 ⇒ ストーリー仕立てで、5,6文ほど
文章から単語を拾えた先ほどの問題と違い、自分で言葉を紡がなくてはならない分、
こちらの方が苦手とする方が多い印象です。
日頃から身近なものに関しては、「英語でどう表現するんだろう」と疑問を持つようにすることが大切です。
2級の場合は単に英訳するだけでなく1つの物語にする必要がありますので、苦手な場合はまず日本語で物語を作るところから練習するようにしましょう。
④自身に関する質問
ここでは問題カードは使わずに、受験者自身の考えを聞かれます。
しかし実はこの問題は英作文の時とほとんど同じなのです。
違うところと言えば、質問内容を読み取るのではなく聞き取らなければならないということです。
逆にそこさえ突破してしまえば、今まで培ってきた力で答えることが出来ます。
強いて言うなら会話の中で答えなくてはいけない分、あまり考える時間はないということですね。
その為あらかじめ色んな質問パターンを想定・練習しておき、ある程度どんな質問に対しても一定のテンプレが返せるようになっておきましょう。
なんて聞かれているのか分からない場合...
もし質問内容が分からなくなっても大丈夫!
質問ごとに1回までなら聞き直しても減点されません!
"Could you tell me that again?"、"I beg your pardon?"
といったフレーズを使って聞き直しましょう
まずは落ち着いて質問を聞き取ることが大切です。
最後に
ここまで設問ごとの対策について話してきましたが、
何より大切なことは「ハキハキと話すこと」です!
あくまで聞く相手がいてそこに向けて答えるわけですから、
何を言っているか分からないようでは、どれだけいいことを言っていても採点対象外です
相手に伝わって初めて意味を成します。
その為には何度も練習して、物怖じしないくらいまで自信をつけることです。
冒頭でも言った通り、対策は必須ですが対策さえすれば過度に恐れる必要はありません。
これを読んだみなさんは是非しっかり対策して合格を確実なものにしていきましょう!