中1理科の学年末テストでは「地震」が出ましたが、そこで「地震には初期微動のP波と主要動のS波がありその到達時刻の差が大きいほど震源が遠い」ということを学びました。一昨日の最大震度6強の宮城・福島の大地震では東北新幹線で脱線事故が起きました。この事故に関して、あるラジオ番組で「新幹線はP波を検知して緊急停止する装置が起動したが、今回の地震は震源地が近かったためにより大きなS波がすぐに来てしまい装置の起動が間に合わず脱線してしまったのではないか」という解説があり妙に納得しました。
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先日のNHKの大河ドラマで戦の経験がない源義経が自分の考えた策を自信満々に頼朝に訴えるシーンで、「なぜ、経験もないのにそんなに自信が持てるのか?」と問われたときに「経験もなく自信もなくては何もできない」と応えていました。おそらく「経験」の有無は変えようがないのですが、自信は自分の気持ちの問題でどうにでもなるという意味があるのでしょう。高校入試を戦に例えると、ほとんどの生徒に「経験」はないので「自信」がある生徒が強いということになります。
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保護者面談をしているとしばしばうちの子は「大人でも知らないことも知ってる」という話を聞きます。好奇心が強い子どもたちは、インターネットのおかげで自分が知りたいことを徹底的に調べることができます。よって、好きなことに関しては親が知らないような深い知識を身につけることができます。学校の勉強では目立たないのですが、虫に詳しい子、歴史に詳しい子、車に詳しい子、プログラミングができる子など本当にすごい子はたくさんいます。
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中2の国語の学年末テストの宿題で「『祇園精舎』は暗唱できるようにすること」というもの出ていました。自分自身も中学校時代にやりました。不思議なことに50年近く経ってもまだほとんど覚えています。つくづく若いときの勉強は大事だと思います。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。
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毎年、今の時期は都立高校受験生の模擬試験(3回)を教室で実施します。本番直前なのでこの結果により否が応にも生徒の実力という現実に向き合わなければなりません。外部試験の送られてくる結果を見るのとは異なり自分で採点するので、1問1問「できてくれ!」と祈るような気持ちで〇×をつけていきますが、ほとんどが選択問題なのであっという間に結果は出てしまいます。あまりにあっけないので、本当にこのようなテストで生徒の合否を決めてよいのかという気持ちになってしまいます。
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