城南コベッツ東船橋教室

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2025.06.19

おはようございます。

船橋市 東船橋駅徒歩6分、市場通り沿い個別指導塾 城南コベッツ東船橋教室から、本日もお届けいたします♪

今日のテーマは小学生向けです。


公立小学校 学年別通塾率.png


「うちの子も、そろそろ塾に通わせるべきなのかな...」

公立小学校に通うお子さんをお持ちの保護者の皆様、こんな思いを抱いたことはありませんか?

もしかしたら、既にお子さんが「塾に行きたい」と言い出しているご家庭もあるかもしれません。

先日ご入塾のお母さまは、このようにおっしゃってました。

「なんだかクラスで塾に通ってないのは、ウチとあともう一人のお友だちだけなんだって、言うんですよ。
それまで塾なんて考えていなかったんですけれど・・・・」

ちょっと驚きました。

このお話しが本当でしたら、小学校のクラスのほぼ全員が塾通いしているということになります。

もしかしたら、お母さんを説得するための言葉だったのかもしれませんが、あながち子供たちの言うことが全てオーバートークだとは思えませんし、
実際、その生徒さん、とっても真面目な女の子で、まっすぐな子ですから、きっと実態がそうなのでしょう。


では、まずはじめに、

今回ご紹介するデータをご覧ください。これは、学年が上がるにつれて小学生の学習塾の通塾率が着実に上昇していることを示しています。

実際は、40.2%とか、微妙な小数点以下があるのですが、円グラフを作成するときにどうもうまくいかず・・・小数点以下は四捨五入させて頂いております。

ザクッというと、通塾率は以下の通りです。

  • 小学4年生の通塾率:40%
  • 小学5年生の通塾率:45%
  • 小学6年生の通塾率:52%


ここで注目してほしいのは、すでに小学4年生で既に4割のお子さんが塾に通い始めているという事実です。

そして最高学年の6年生になると半数以上が通塾しているというデータです。


このデータは、単に「塾に通う子が増えている」という表面的な事実以上に、私たち保護者が直面している現代の教育環境の変化を雄弁に物語っています。


なぜ、これほどまでに小学生の通塾率が高まっているのでしょうか?

その背景には、昨今の教育全体を取り巻く環境の大きな変化と、それに伴う入試の難化という現実があります。

↓ ↓ ↓

教育環境の大きな変化:子どもたちを取り巻く「学び」の今

かつての教育は、学校が主たる学びの場であり、塾はあくまで補習や、一部の難関校を目指すための特別な場所という認識が一般的でした。

しかし、今はその常識が大きく変わりつつあることを、ずっと感じていました。


1. 教育課程の進化と「思考力・判断力・表現力」重視の波

文部科学省が推進する学習指導要領の改訂により、学校教育は知識の詰め込み型から、「思考力・判断力・表現力」といった、自ら考え、課題を解決する力を育む方向へと大きく舵を切りました。

これ自体は非常に素晴らしいことですが、学校の授業だけでは、これらの力を十分に伸ばすための演習量や個別のアドバイスが不足しがちだと感じる保護者の方も少なくありません。

例えば、国語では単に文章を読むだけでなく、筆者の意図を読み解き、自分の意見を論理的に記述する力が求められます。

算数では、公式を覚えるだけでなく、なぜその公式が成り立つのか、どう応用すれば問題を解けるのかといった、本質的な理解と応用力が問われるようになっています。


2. 情報過多社会における「質の高い学び」への渇望

インターネットやデジタルツールの普及により、子どもたちは膨大な情報に触れる機会が増えました。しかし、その中から本当に必要な情報を選び取り、活用する力は、一朝一夕に身につくものではありません。体系的で質の高い学びの場を求める声が、保護者の間で高まっています。



高まる入試の壁:共通テスト、高校入試、そして中学受験の難化

通塾率の上昇は、子どもたちが直面する「入試」の難化とも無関係ではありません。


1. 大学入学共通テストの導入と変革の波及

数年前に導入された大学入学共通テストは、従来のセンター試験とは異なり、単なる知識の有無だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を重視する傾向が顕著です。

長文読解や多角的な視点からの考察が求められる問題が増え、これは高校入試にも大きな影響を与えています。

高校入試においても、一部の難関校では記述式の問題が増加し、より深い思考力を問う傾向が強まっています。表面的な知識だけでは太刀打ちできない、本当の学力が試される時代になったと言えるでしょう。

2. 都内中学受験率18.1%の高水準が示す「早期教育」の加速

そして、特に注目すべきは中学受験の動向です。首都圏における中学受験率は、現在18.1%と非常に高い水準を維持しています。これは、5人に1人近くのお子さんが中学受験に挑戦している計算になります。

かつては「一部のエリート層がするもの」というイメージもあった中学受験ですが、今や多様な選択肢の一つとして、多くのご家庭で検討されるようになりました。私立中学や国立中学は、それぞれ独自の教育理念に基づいた特色ある教育を提供しており、大学進学実績だけでなく、その教育内容に魅力を感じて中学受験を選択するご家庭が増えているのです。

中学受験は、小学校で学ぶ範囲をはるかに超えた内容を、限られた時間で習得する必要があります。そのため、中学受験を視野に入れる場合、多くのご家庭が小学3年生や4年生から専門の学習塾に通わせるのが一般的です。

先に示した小学4年生で40%という通塾率の高さは、まさにこの中学受験への準備が本格化する時期と重なります。



「塾に通う」という選択の意味:個に寄り添う学びの重要性

このような背景を考えると、小学生の通塾率が高まっているのは、決して特別なことではなく、むしろ現代の教育環境における必然的な流れと言えるかもしれません。


では、「塾に通う」という選択は、子どもたちにどのようなメリットをもたらすのでしょうか?


1. 個別最適化された学習の提供

学校の授業は集団指導が基本であり、一人ひとりの理解度や進度にきめ細かく対応することは難しいのが現実です。

城南コベッツ東船橋教室は、お子さんの得意・不得意を把握し、それに応じた教材や指導法を提供していくことに細かな分析をしています。

つまずいている箇所を徹底的に復習したり、得意な科目をさらに伸ばしたりと、まさに「個別最適化学習」を徹底しているのです。


2. 体系的な学習と効率的なカリキュラム

学習塾は、入試やその先の学びに繋がるよう、体系的に整理されたカリキュラムを持っています。特に中学受験を専門とする塾では、膨大な量を効率的に学習するためのノウハウが蓄積されており、子どもたちが無理なく、着実に力をつけられるようサポートしてくれます。


3. 専門家による「思考力・判断力・表現力」の育成

前述の通り、これからの時代に求められるのは、単なる知識だけでなく、それを活用する力です。塾の講師は、入試問題の傾向を熟知しており、子どもたちが「なぜそうなるのか」「どうすれば解決できるのか」といった本質的な問いを立て、深く考える力を養うための指導を行います。記述式の演習を重ねることで、自分の考えを論理的に表現する力も磨かれます。

4. 良い意味での「競争」と「モチベーション」の向上

塾には、同じ目標を持つ仲間たちが集まります。彼らと切磋琢磨することで、子どもたちは良い意味での競争意識を持ち、お互いに刺激し合って学習へのモチベーションを高めることができます。また、定期的なテストや模試を通じて、自分の立ち位置を客観的に把握し、次の目標を設定する良い機会にもなります。



保護者の皆様へ:お子さんの未来のための「選択」を

「塾はまだ早いのでは?」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、現在の教育環境と将来の選択肢を広げることを考えると、早期から質の高い学習環境に身を置くことは、お子さんの大きな財産となる可能性を秘めています。


もちろん、塾に通うことが唯一の正解ではありません。

ご家庭でのサポート、習い事とのバランス、お子さん自身の興味・関心など、考慮すべき点は多岐にわたります。しかし、現在の教育が大きく変化している中で、「情報を知り、選択肢を検討する」ことが、保護者の重要な役割となっています。


今回ご紹介したデータが示すように、多くのご家庭が既に小学生のうちから「塾」という選択肢を取り入れています。


これは、子どもたちの未来のために、今できる最善の選択を模索する、多くの保護者の知恵と努力の表れとも言えるでしょう。

お子さん一人ひとりの個性やペースに合わせながらも、これからの時代に必要な力を育むために、どのような「学びの場」が最適なのか。この機会にぜひ、ご家族でじっくりと話し合い、お子さんの未来にとって最良の選択を見つけていただければ幸いです。


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2025.06.19

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おはようございます。

英語教育にもガッツリ力を入れている城南コベッツ東船橋教室です。

本日も宜しくお願いします。


英語がやばい!全国的に中学1年生の英語力が危惧されている

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「え、これ本当に中学校で習う英語?」


「小学校の英語とは全然違う!」

全国各地で、多くの中学1年生が初めての中間テストを経験し、その内容に戸惑いを隠せないでいます。

以前の学習指導要領と比較しても、現在の英語の難易度は明らかに上昇しており、保護者や教育関係者の間では「中学1年生の英語力が危惧されている」という声が日増しに高まっています。

一体何が起こっているのでしょうか?その背景と現状、そして「小中ギャップの英語」とは何かについて深く掘り下げていきます。


小学校から中学校への劇的な変化:中間テストで突きつけられる現実

かつての小学校英語は、歌やゲームを通じて英語に慣れ親しむ「外国語活動」が中心でした。

高学年で「外国語」として教科化されたとはいえ、その内容は聞く・話すことに重点が置かれ、文字の読み書きや文法事項を本格的に学ぶことはありませんでした。


しかし、中学校に入学し、初めて行われる中間テストで生徒たちが直面するのは、これまでとは全く異なる「英語」です。

教科書の本文は長く、聞き慣れない単語が羅列され、不規則動詞の活用、be動詞と一般動詞の使い分け、さらには疑問文や否定文の作り方など、具体的な文法事項が次々と登場します。


「I am a student.」といった基本的な文から始まり、あっという間に「Do you like apples?」や「He doesn't play soccer.」といった表現へと進みます。

さらに、単語テストではスペルまで完璧に覚えなければならず、小学校で「英語って楽しい!」と感じていた生徒でさえ、「英語って難しい...」と一気に苦手意識を持ってしまうケースが後を絶ちません。

この急激な難易度の上昇こそが、現在の「中学1年生の英語がやばい」と言われる所以の一つです。


なぜ今、中学1年生の英語力が危惧されているのか?その背景にある「教育改革」

この英語力の危惧には、いくつかの複雑な背景が絡み合っています。

最も大きな要因は、2021年度から全面実施された新しい学習指導要領、特に小学校での「外国語活動」の早期化と「外国語」の教科化、そしてそれを受けた中学校での英語教育の変化です。


1. 小学校英語の「教科化」と「早期化」

2011年度から小学5・6年生で「外国語活動」が必修化され、2020年度からは小学3・4年生でも「外国語活動」が導入されました。

そして、2021年度からは小学5・6年生の「外国語活動」が「外国語」として「教科化」されました。

この教科化により、小学校高学年では、聞く・話すだけでなく、文字の読み書き、簡単な文の構成といった要素も含まれるようになりました。

しかし、これは「本格的な読み書き」を意味するものではありません。あくまで「聞く・話す活動を基盤に、語彙や表現に慣れ親しみ、文字の読み書きにも触れる」というレベルに留まっています。


2. 中学校英語の「前倒し」と「高度化」

小学校での英語教育の充実を受け、中学校では、これまで中学2年生や3年生で扱っていた内容の一部が中学1年生に「前倒し」される形になりました。


例えば、現在完了形や受動態といった文法事項も、以前より早い段階で導入される傾向にあります。

これは、「小学校で基礎を身につけてきたのだから、中学校ではより高度な内容に進める」という教育課程全体の狙いによるものです。


しかし、この「前倒し」と「高度化」が、小学校と中学校の接続において大きな課題を生み出しています。


3. 「CAN-DOリスト」と英語4技能の重視

現在の英語教育は、文部科学省が策定した「CAN-DOリスト」を基盤とし、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランス良く育成することを目指しています。


これは、実際のコミュニケーションで英語を使える力を養うという点で非常に重要な視点です。

しかし、テストとなると依然として文法や語彙、読解が中心となりがちです。

小学校で「楽しむ英語」に慣れてきた生徒が、中学校で突然「文法的に正しい英語」「スペルが完璧な英語」を求められることに、戸惑いと挫折感を覚えているのが現状です。





「小中ギャップの英語」とは?

「小中ギャップの英語」とは、まさに前述したような、小学校での英語学習と中学校での英語学習の間に存在する大きな断絶(ギャップ)を指す言葉です。

小学校では、教師の負担軽減や専門性の観点から、担任の先生が英語を教えることも多く、必ずしも英語専科の教員が配置されているわけではありません。


そのため、学校や先生によって英語指導の質や量が大きく異なり、生徒が小学校で習得する英語力にバラつきが生じやすいという問題があります。


例えば、ある小学校では積極的にALT(外国語指導助手)との交流があり、英語を話す機会に恵まれる一方で、別の小学校ではあまり英語を話す機会がなく、アルファベットの読み書きも十分に学習しないまま中学校に進学する生徒もいます。


このような状況で、中学校では「小学校でこれらの内容は学んできたはず」という前提で授業が進められるため、基礎が十分に身についていない生徒は、最初から「ついていけない」と感じてしまうのです。



具体的には、以下のような点でギャップが生じています。

  • 学習内容のギャップ 小学校は聞く・話すが中心で、文字の読み書きや文法は限定的。中学校では、文字の読み書きが本格化し、厳密な文法知識が求められる。
  • 学習方法のギャップ 小学校はゲームや歌など活動的で感覚的な学習が中心。中学校は座学が中心で、ノートに書く、覚えるといった学習が多くなる。
  • 評価のギャップ 小学校はパフォーマンス評価が中心で、正解・不正解を厳しく問われることは少ない。中学校では、定期テストで正確な知識が問われ、点数で評価される。
  • 教員の専門性のギャップ 小学校は担任が教えることが多く、英語専門ではない場合も。中学校は英語専門の教員が担当する。

これらのギャップが積み重なることで、中学1年生は英語学習に対して大きな負担を感じ、自信を失い、最終的には英語嫌いになってしまうリスクが高まっているのです。



今後の課題と対策

中学1年生の英語力危惧は、日本の英語教育全体にとって喫緊の課題です。この現状を改善するためには、多角的なアプローチが必要です。


  • 小中連携の強化: 小学校と中学校の教員が密に連携し、小学校でどのような内容を、どの程度のレベルで学習しているのかを共有することが不可欠です。中学校側も、小学校での学習状況を丁寧に把握し、必要に応じてリメディアル教育(補充学習)を行うなどの配慮が求められます。

  • 中学校の授業改善: 一方的な文法説明に終始するのではなく、中学校でも生徒が英語を「使う」活動を増やし、コミュニケーションの楽しさを実感できる授業を展開することが重要です。ICT教材の活用やグループワークの導入など、生徒の主体的な学びを促す工夫も必要です。

  • 教員の専門性向上: 小学校教員に対する英語指導研修の充実や、中学校教員の指導力向上も不可欠です。英語教育を専門とする教員の増員も長期的な視点で検討されるべきでしょう。

  • 保護者の理解と協力: 保護者もまた、英語教育の変化を理解し、家庭での学習環境を整えることや、子供の学習状況を把握し、早期に学校と連携することが求められます。

「英語がやばい!」という現状は、決して生徒個人の問題ではありません。


教育システム全体が抱える課題であり、社会全体で取り組むべき問題です。

中学1年生が英語学習でつまずくことなく、英語を「使える」喜びを感じられるよう、教育現場と社会が一体となって、より良い英語教育の実現に向けて努力していくことが求められています。

未来を担う子供たちの可能性を広げるためにも、この「英語力危惧」の状況を真摯に受け止め、具体的な対策を講じていく必要があります。