東船橋教室のメッセージ
お子さんの学習効果が上がらない!そんな時の3つのステップ
2025.08.04

お子さんが塾に通っているにも関わらず、なかなか学習効果が上がらないと感じることは、保護者の方にとって大きな悩みでしょう。
時間も費用もかけているからこそ、成果が出ない状況は焦りや不安を募らせます。しかし、そのような時こそ冷静に、そして計画的に状況を改善していくことが重要です。
ここでは、お子さんの学習効果が上がらないと感じた時に取るべき3つのステップをご紹介します。
ステップ1:まずは教室長と徹底的に話し合う
「学習効果が上がらない」と感じたら、まず最初に行うべきは、塾の教室長との綿密な話し合いです。
漠然とした不満を伝えるのではなく、具体的にどのような点で効果が見られないのかを明確に伝えましょう。
例えば、
・「前回のテストの点数が期待より低かった」
・「宿題をこなしているのに定着が見られない」
・「特定の単元でつまずきが続いているようだ」
といった具体的な状況を共有することが大切です。その上で、以下の点を重点的に話し合いましょう。
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現在の学習状況の共有と認識のすり合わせ: 教室長は、お子さんの塾での様子をどのように見ているのか。保護者が見ている自宅での様子と、塾での様子にギャップがないかを確認します。
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学習方針・計画の再確認と調整: 現在の学習計画が、お子さんの学力レベルや目標に合致しているかを見直します。進度が速すぎないか、あるいは遅すぎないか、教材のレベルは適切かなどを話し合い、必要であれば見直しを依頼しましょう。
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具体的な改善策の提案: 塾側から、どのような改善策が提案されるのかを聞きましょう。個別の補習、宿題の量の調整、指導方法の変更など、具体的なアクションプランを確認します。保護者側からも、お子さんの学習スタイルや性格を踏まえた要望を伝えることで、より効果的な計画に繋がります。
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今後の進捗確認の方法: 一度話し合って終わりではなく、その後どのように学習効果を測り、進捗を確認していくのかについても決めておくと良いでしょう。「次回の面談はいつにするか」「定期的に学習状況のレポートを共有してもらえるか」など、具体的な確認方法を設定することで、計画が実行されているかを追跡できます。
この話し合いを通じて、塾側との信頼関係を再構築し、お子さんの学習に対する共通認識を持つことが、改善への第一歩となります。
ステップ2:明確な「着地点」と「ロードマップ」を組み立てる
教室長との話し合いで学習計画を見直したら、次に重要なのは、
「着地点」を明確にし、そこに至るまでの「ロードマップ」を具体的に組み立てる(または組み立ててもらう)ことです。
これは、個人的に非常に重要なことだと思います。
ゴールも当然ですが、経過でどのようなことをやっていくのか、または区切り、例えば一か月単位、四半期単位、半年単位と、いつの時点に、どの内容をやるのか、これらを言葉だけじゃなくて、きちんと表であるとか、カリキュラムにして提示していくこと。
この部分が出来ていないと、行き当たりばったりになってしまいます。
「着地点」とは、例えば
「次回の定期テストで〇点以上取る」
「〇月までにこの単元の苦手意識を克服する」
「〇〇高校に合格する」といった、具体的で測定可能な目標のことです。
この着地点が明確でなければ、どのような学習をすれば良いのか、どこに向かっているのかが曖昧になってしまいます。
そして、その着地点に到達するための「ロードマップ」とは、以下のような要素を含む具体的な計画です。
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週間・月間の学習スケジュール: どの科目を、いつ、どれくらい学習するのか。
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使用する教材や問題集: 具体的にどの教材を、どこまで進めるのか。
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弱点克服のための重点ポイント: お子さんが特に苦手としている単元や分野を特定し、そこをどのように克服していくか。
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定期的な進捗確認の機会: テストや面談など、学習効果を測る具体的なタイミング。
このロードマップは、塾と保護者、そしてお子さん自身が共有することで、全員が同じ目標に向かって協力し合う体制を築けます。もし塾側が具体的なロードマップの提示に消極的であれば、保護者側から作成を促すか、一緒に作成するよう提案してみましょう。目標が明確になれば、お子さん自身もモチベーションを維持しやすくなります。
ステップ3:それでも改善が見られない場合の「転塾」という選択肢
ステップ1とステップ2を踏まえ、真剣に取り組んだにも関わらず、やはり学習効果が上がらない、あるいは塾との連携が難しいと感じる場合もあるかもしれません。
教室長との話し合いで「どうも話が通じない」「方針が根本的に違う」と感じたり、提示されたロードマップ通りに進めても状況が好転しないのであれば、転塾も視野に入れるべき最終的な選択肢となります。
転塾は、お子さんにとっても環境の変化を伴う大きな決断です。しかし、現状維持のまま時間だけが過ぎていくことは、お子さんの学習意欲を損ねるだけでなく、大切な学習機会を失うことにもなりかねません。
転塾を検討する際には、以下の点を考慮しましょう。
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転塾の理由を明確にする: なぜ転塾したいのか、現在の塾の何が不満なのかを具体的に言語化することで、新しい塾選びの基準が明確になります。
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新しい塾の情報を徹底的に収集する: 複数の塾の体験授業を受けたり、口コミを調べたりして、お子さんに合った指導方針や雰囲気の塾を見つけましょう。ステップ1と2で得た経験を活かし、新しい塾では「どのような点を確認すべきか」を事前にリストアップしておくことが重要です。
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お子さんの意見を尊重する: 転塾はお子さん自身の学習環境に関わることですから、必ずお子さんの意見を聞き、納得した上で決定しましょう。お子さんが新しい環境にスムーズに順応できるかどうかも大切なポイントです。
学習効果が上がらない状況は、お子さんにとっても保護者にとってもつらいものです。
しかし、それは決して無駄な時間ではありません。
現状を分析し、改善策を講じ、必要であれば環境を変えるという一連のプロセスは、お子さんの未来への投資であり、保護者としての重要な役割です。お子さんが自信を持って学習に取り組めるよう、最適な環境を一緒に探してあげましょう。






