東船橋教室のメッセージ
自信を持って!一般受験生!入試後に強く逞しいのは君たちだ!
2025.09.04

おはようございます!
東船橋の 何でも魔改造です。
本日も宜しくお願いします。以下真面目な内容です。
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中学受験、高校受験、大学受験と受験を意識するシーズンに突入しました。秋・冬は学習塾業界では、あまり区分けせず「THE冬の陣」です。
先日、とある生徒さんと面接をしたときに、
「自分、推薦は無理そうなので・・・一般受験になります」となんだか申し訳なさそうに言ってました。
いやいやいやいや、どうしてそこで申し訳なさそうに言うの?
「一般受験、いいじゃないか!将来的には一般受験入学のほうが引く手あまたになるかもよ。自信もちなぁー!」
こんな風に伝えたことがあります。これはリップサービスの励ましトークではなく、本当にそういうケースが多いため本音トークとして伝えました。
また、保護者様との面談などでも、推薦がダメそうなときに非常に残念そうにこうおっしゃいます。
「今の内申だと、私立の推薦は厳しそうなので、一般受験しかありません」
「評定平均、一年から頑張りなさいと言ったのですが、どうしても足りませんですから、息子は一般受験になりました」
えええええ~~~?
ど、どうしてそこで、推薦が一般より上位的感性でおっしゃるのですか。
「一般受験で合格したほうがその後、あらゆるシーンで有利ですよ!!」
そんな声がけをしてから、保護者様たちとのお話しをしていきます。
以下は、大学受験寄りの内容になっています/////////////////////////////////////////
日本には、中学・高校・大学受験において数多くの「入試方式」が存在します。
推薦、AO、そして、多くの受験生が挑む一般選抜。
様々な入試方式がある中で、時に「一般受験はつらい」「推薦の方が楽でいい」という声を聞くかもしれません。
合格を勝ち取れば、それがどの入試方式でもいいと思います。
しかしながら色々な事例を見ていくと・・・
入試後に圧倒的な強さを発揮するのは、一般受験生のほうが多いかもしれません。
その理由は、一般受験が単に学力だけを測るものではなく、大学入学後の人生を豊かにする上で不可欠な汎用性の高いスキルを徹底的に鍛え上げるからです。
1. 徹底的に鍛えられた「自律心」と「自己管理能力」
一般受験のプロセスは、自分自身との孤独な戦いです。
いつ、何を、どれだけ勉強するのか。膨大な学習範囲の中から、自分に足りない部分を見つけ、計画を立て、それを実行に移す。塾や予備校に通っていたとしても、最終的に机に向かい、ペンを持つのは自分自身です。
このプロセスで培われるのが、徹底した自己管理能力と自律心です。高校の授業や部活動、文化祭といったイベントと並行して、志望校合格という明確な目標に向かって努力し続ける。これは、誰かに言われてやるのではなく、自分自身で決断し、行動する力です。
この能力は、大学に入ってから真価を発揮します。
大学は、高校のように時間割が細かく決められているわけではありません。
授業の履修計画からレポートの作成、試験対策まで、すべてが自己責任です。この時、高校時代に「自分で考えて、自分で実行する」ことを徹底的に訓練した一般受験生は、迷うことなく自律的に学習を進められます。
2. 「知識の量」ではなく「思考力」と「応用力」
「一般受験は暗記ゲームだ」と揶揄されることがありますが、それは大きな間違いです。
確かに多くの知識をインプットすることは重要です。
しかし、昨今の大学入試は、単なる知識の有無を問うものではありません。
大学入試センター試験から共通テストへと変わったように、知識をいかに活用し、論理的に思考し、答えを導き出せるかが問われています。
例えば、数学の難問を解くとき、単一の解法を覚えているだけでは通用しません。複数の公式や定理を組み合わせて、問題の本質を見抜き、筋道を立てて思考する力が必要です。国語や英語の長文読解でも、単語や文法を覚えているだけでは不十分で、筆者の意図を深く読み解き、文脈全体を理解する力が求められます。
この、知識を思考のツールとして使いこなす力は、大学の学びの根幹をなすものです。論文や研究を進める上で、膨大な情報を整理し、論理的に分析し、自分なりの結論を導き出す。この能力は、一般受験で培った「思考力」と「応用力」そのものです。
3. 「逆境に立ち向かう力」と「精神的なタフさ」
一般受験は、決して楽な道のりではありません。何度模試を受けても成績が伸び悩むこともあれば、志望校の判定がCやDのままで、不安に押しつぶされそうになることもあるでしょう。合格発表の瞬間に、思いもよらない結果を突きつけられることもあります。
しかし、この挫折や不安に真正面から向き合い、それでも諦めずに努力し続ける経験が、皆さんを圧倒的に強くします。
思うようにいかない時でも、どうすれば良いか考え、新しい勉強法を試したり、苦手な科目に敢えて時間をかけたりする。
この逆境に立ち向かう力こそ、社会に出てから最も重要になる力の一つです。
思い描いた通りにいかないことの方が人生には多いものです。そんな時、一般受験で培った精神的なタフさが、困難を乗り越えるための原動力となります。
4. 広い視野と教養、そして知的好奇心
一般受験では、特定の科目だけでなく、多くの科目をバランス良く学習します。高校時代に履修する国語、数学、理科、社会、英語といった科目は、それぞれが独立しているようで、実は深く繋がっています。例えば、世界史の背景を知ることで現代社会のニュースをより深く理解できたり、物理の法則がテクノロジーの進化にどう貢献しているかを学んだり。
この幅広い知識は、大学入学後の専門分野の学習をより豊かにするだけでなく、将来、どのような道に進むにしても、社会で活躍するための土台となります。様々な分野に触れることで、自分の知的好奇心を刺激し、視野を広げることができます。
一般受験のプロセスは、「知る」ことの楽しさを再発見する機会でもあります。単に合格するためではなく、知的好奇心に突き動かされて勉強する経験は、大学での深い学びへと繋がります。
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あまり上のほうに書くと
目立つのでここに書いておきます。
3つ、こっそり教えておきます。
①この仕事をしていると、当然ながら講師面接を行います。結論から言うと、推薦で大学に合格した学生さんが、講師採用テストにパスする可能性は、15%ぐらいです。
面接ではとても「いい雰囲気の人だなぁ」とおもうのですが、採用のためにはテストを実施しなくてはいけなくて、
20点とか30点、40点ぐらいの点数になってしまうケースがとても多いのです。
残念ながら、講師として採用するためには、及第点の決まり事がありますので、正直にその旨を伝えます。
とても残念そうに肩を落とす姿を見るのは偲びないのですが、生徒への指導があるため、その点は理解してもらいます。
対して一般受験の学生さんは、たいていは高得点を取ります。過酷な一般受験対策をこなしあて、合格した人たちですから、さすがだと思います。
上に書いたことは想像ではありません。私が現実に経験してきたことです。実に・・・・今までの講師面接者数は、年間60名から100名ぐらいですから、トータルで1300名ぐらいです。
そこでの事実ですので、総じていえば、一般受験の学生は強いです。
②企業の選択として、いわゆるフィルターがかかっていることを知らない方はもういないと思います。
残念ながら強烈なフィルターがかかっていて、大学のランク、一般受験か推薦か・・・このあたりもしっかりとみられるということです。
と・・・いいますか、フィルターなので、有利・不利の基準として、推して知るべし圧倒的に、それなりの大学ランク、一般受験で揉まれた人種が有利だということです。
③大学側の苦悩として、実際に大学側が数多くコメントをして、数多くの改訂がなされている途中なのですが、結論から言って、推薦とか総合型選抜で入った学生の退学率が高い、大学の授業のついてこれないい・・・などの理由で、高校の推薦基準があてにならないと判断している大学が多くなっているのです。
大学は遊ぶところではないため、やっぱり学問が継続するのですが、ついていけなくなってしまったときには、単位が取れません。
そうすると留年とか退学になります。
ここを訪れてくれる生徒さんとか保護者さんが、推薦基準をクリアできていないことを悔やんだりしていますが、決して入試戦線で挽回不可能になったわけではありません。
一般受験の道がまだ残されていて、その先の未来は、どうやらそっちのほうが有利だということを知ってほしいのです。
大学選択においては、
・自分は将来どうなりたい、どんな仕事につきたいのか
・そのために必要な学業は何か(学部、学科、コース選択)
・その学部、学科、コースがあるのはどの大学か
こういう手順にしたほうがいいと思います。
多くの人が「行ける学校探し」「なるべく楽して早く終わる入試」を考えているのですが、それって、入試を考えているだけであって、将来という大きなボトムラインを見失ってしまっているのですね。
すごくもったいないです。
子どもの能力開花なんて大人が考える以上にすごいので、もったいないのです。
実際・・・
入学することが目的になっていると、そういう現象が起こり
「自分が行ける学校探し」にいつしかなってしまう・・・
そうなると、
「ああ、自分が選択したことが、ああああああ~~間違いだったああああ」
という悲惨なことになる・・・・これは何度も目にしてきました。
そして、
そもそも「推薦制度」は何のためにあるのかをよ~~~~く考えてみてください。
推薦は生徒のためにあると本当に本当に本当に本気でそう思いますか。
推薦は、学校のためにあるという事実を疑ったことはありませんでしょうか。
推薦は、いうなれば「青田買い」なのです。
「私立」は生徒が入らなかったらつぶれるのです。
つぶれないようにするために、生徒を集めなくてはいけません。そこにきれいごとなど断じてありません。
生徒がいなかったらつぶれるのですから・・・。
では生徒を集める方法、他校より有利に集める方法は何か?
「推薦制度」
「総合型選抜」
「特別な入試制度」
「2科目受験」
などなど、色々考えます。
何故に学校側はそんなに多くの入試制度を躍起になって考えのか・・・ここを考えてみてください。
皆 こう言ってるのです
「ほーー、ほーーー、ほーたる こい!こっちのみーーずは、あーーまいぞーーー」
蛍の歌を大合唱しているのです。
行ける学校探しをしていると、蛍の歌に絡めとられてしまいます。
行きたい学校を是非探してください。
最後に
今、目の前の勉強に「意味があるのかな」「どうしてこんなに辛いんだろう」と感じている人もいるかもしれません。
しかし、今この瞬間、皆さんが積み重ねている努力は、単なる合格点に繋がるだけでなく、その先の人生を切り開くための強固な土台を築いています。
自信を持ってください。一般受験というプロセスを乗り越えた皆さんは、大学入学後、自律的に学び、思考し、困難を乗り越える力を持っています。その力は、どんな入試方式を経験した人よりも、皆さんの未来を明るく照らす、圧倒的な強みになるのですから。






