東船橋教室のメッセージ
千葉県公立高校入試 正答率1桁の世界 ~社会~
2025.09.26
おはようございます。
今日、26日(金)は多分この一週間で2番目に多忙な予想です。金曜日だから忙しいのではなく、たまたま色々重なっているからです。
とは言え、仕事が重なっていることについて嫌な思いは全くありません。逆ですね。大変ありがたいことです。
暇で ぬぼ~~~~っと一日過ごすよりは幸せです。
そんなわけで、今日もスピーディにご紹介します。タイトルは「千葉県公立高校入試 正答率1桁の世界 ~社会~」です。
この正答率1桁というのは、教科で1つセレクトして紹介してまいりましたが、1問だけが1桁正答率というわけではありません。
複数あるなかの一つを紹介しています。
千葉県公立高校の問題を平成23年(2011年)から、ず~~~~~っと追っていますが、本当に変わりました。
今後も進化していくであろう高校入試の問題ですが、紐解くカギとなるのは、
①伝統的にずっと同じ形式での出題がある傾向問題を絶対に押さえておくこと
②ここ2~3年、または今年から変化した新傾向問題を絶対に押さえておくこと
この2つだと思います。
伝統的に、ずっと大昔から出ている傾向は、きっとその傾向が続くという前提です。そしてここ最近変わった傾向は、新しい潮流を示すものです。
この2つを押さえてください。
例えば、今回は社会ですから、
伝統的にずっと同じ形式というのは何か?と言えば「地形図」の問題がそれにあたります。決して超難問というわけではないですし、基本を押さえておけば解ける問題ですから、これは千葉県入試の社会の対策として必須となるのです。
さて、では今日の本題です。
下の画像をご覧ください。

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これは、今年2月に実施された千葉県公立高校入試問題の社会 大問3です。これの最後の問題をピックアップします。
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大問3の(5)は、フィヨルドの定義を答えさせる問題で、正答率は3.4%、4.1%でした。
無答率が14%ということは、8割以上の受験生が書いたものの、正答が3~4%しかなかったということです。
もっと言えば、千葉県公立高校の受験生のうち30,000人以上はこの問題に何らかの答えを書いたけれど、実際には、そのうち1,000人ちょっとしか正答できなかったということになります。
なかなかハードです。。。
この正答率が低い問題(上述のとおり、正答率低め問題は、千葉県入試では、けっこうたくさんあります!)を解けるようにしなければいけない層は、
上位高校を狙う層です。
例えば千葉県御三家を考えてみましょう。
県立千葉(定員320)
県立船橋(定員320
東葛飾(240)※実際は320ですが、中学からの内部進学が80名あるので240です。
合計すると、この御三家で880名ですよね。
理論上、当然絶対値ではない前提ですが、上に紹介した問題はこれらの学校を受ける生徒さんは、解けている問題ということです。
なんだかんだ言って、御三家です。上から上位3校ですので。
偏差値ベースで、千葉東とか、県船の理数とか、佐倉、薬園台、市立千葉あたりも想定したとして、きっとここまでの学校を全部入れて考えると、こういった上位学校を受験される生徒の中でも上記の問題は不正解だった可能性も非常に高くあるのです。
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この意味わかりますでしょうか。千葉県内の偏差値63以上の上位校トータルで見た場合には、それなりの学校を受験された生徒さんでもできなかったはずという分析です。
おそるべし、千葉県です。
今更ながらですが、
上位校トライされる生徒さんは、
天才と揶揄されようが、秀才と言われようが、学校でトップクラスだろうが、それって・・・別にその地域でのことではないですか?
戦う相手が学校内だったらいいですが、他の学校の生徒も受けに来ます。
そして偏差値が同じぐらいの実力を持った生徒が受けに来ます。
あなたが受かるという保証など
どこにもない
ということです。
よくある間違いは、偏差値や合格判定で、勝手に「きっとこれなら合格だ」と思ってしまうことです。
これ、大間違いであることは、子どもでも大人でもわかりますよね。
え?
合格かどうかってキミが決めるの?
違うでしょう。
学校が決めるのですよ。
受験生は、絶対に油断してはいけません。それが推薦であろうが総合であろうが、なんであろうがです。絶対にです。






