東船橋教室のメッセージ
高1・高2向け】テストは終わりじゃない!2学期中間テストを「成長の宝」にする振り返り術
2025.10.20

高校生の皆さん、10月の2学期中間テスト、お疲れ様でした!
「やっと終わった!」と開放感に浸っている人もいれば、「結果がどう出るか心配...」とドキドキしている人もいるかもしれませんね。
中間テストは、夏休み明けから部活動や学校行事が本格化した中で、どれだけ日々の学習を積み重ねられたかを測る、大切な節目です。
点数に一喜一憂する気持ちは分かりますが、ここでテストを「ただの過去の出来事」にしてしまうのは、実にもったいない!
この中間テストは、これからの高校生活、さらには大学受験に向けて、自分の弱点と最適な勉強法を知るための「宝の地図」です。
さあ、一息ついたら、次のステップに進むために、たった一つ、大切なアクションを起こしましょう。それは、「振り返り」です。
Ⅰ. テスト結果を「原因」で分類しよう
答案が返却されたら、まずは点数そのものよりも、「なぜ間違えたのか?」という原因に注目してください。
間違えた問題の横に、次の3つのうち、どれに該当するかをメモしてみましょう。
| 分類 | 原因 | 対策(次回の勉強法) |
| A | 知識不足(暗記漏れ) | 【英単語・社会・理科の用語など】 覚えたはずなのに思い出せない。→ 記憶が定着するよう、毎日の復習回数を増やす(1日後、3日後など)。 |
| B | 理解不足(解法不明) | 【数学・理科の計算・英文法など】 解き方の手順や公式の意味が分かっていない。→ 教科書や参考書に戻り、「なぜそうなるのか」を人に説明できるレベルまで理解する。 |
| C | ケアレスミス | 【問題の読み間違い、計算ミスなど】 答えを知っていたのに、うっかりミスで失点した。→ テスト本番で必ず見直しの時間を確保する。普段の演習から時間を計り、集中力を高める。 |
特に注目すべきは「B」の理解不足による間違いです。
「惜しい!」で済ませてしまうと、次のテストでも必ず足を引っ張ります。ここを徹底的に潰すことが、学力アップの最短ルートです。
Ⅱ. 弱点を「宝の地図」に変える2つのアクション
原因が分かれば、次は行動です。今のうちに手を打つことで、11月下旬〜12月上旬の期末テストで大きな差をつけられます。
アクション①:復習ノートを作る(間違えた問題の「なぜ?」を記録)
間違えた問題は、答えを赤で書き直して終わり、ではありません。専用の「復習ノート」を作り、次の3点を記録しましょう。
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問題文:間違えた問題(または類題)を書き写す。
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間違えた原因:A/B/Cのどのタイプだったか。
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正しい解法と反省:「正しい解き方」と「次回同じミスをしないための具体的な行動(例:数学は公式を書いてから計算する、英語は主語と動詞を確認する)」を言葉で書き残す。
このノートは、期末テストや模試の直前に見直すだけで、あなたの弱点を効率的に克服できる最強の参考書になります。
アクション②:「次の一歩」を具体的に決める
「次は頑張る」という精神論ではなく、「何を、いつまでに、どれだけやるか」を具体的に決めましょう。
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目標設定:「英語の文法問題を8割正解する」「化学基礎の計算問題をノーミスで解く」など、具体的な目標を設定します。
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やるべきこと:目標達成のために、使う問題集とページを決めます。(例:『Focus Gold』の〇〇章を2週間で完璧にする、英単語帳のPart3を毎日10分復習する)
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実行:決めたことは、部活や学校行事で忙しくなる前に、今日から少しずつで構わないので実行に移しましょう。
Ⅲ. 高1生と高2生へ、大切なアドバイス
高1生へ:学習習慣の確立を
高校のテストは中学校と比べて範囲が広く、難易度も上がったことを実感したかもしれません。特に数学や英語は、一つ前の単元が分かっていないと、次も理解できません。
「テスト前だけ頑張る」のはもう通用しません。今日から「毎日1科目10分の復習」で構いませんので、習慣化を目指しましょう。日々の積み重ねが、半年後の学年末テストで大きな自信となって現れます。
高2生へ:進路との結びつきを意識しよう
2年生の皆さんは、理系・文系への分化が進み、進路が現実味を帯びてきた時期です。
この中間テストの結果は、志望校の判定や、これから力を入れるべき科目を判断するための重要な材料です。
「この成績で、本当に希望の学部に行けるのか?」というシビアな視点を持って、振り返りを行いましょう。
特に、受験で使う予定の主要科目は、点数だけでなく、模試で通用する応用力が身についているかまでチェックが必要です。
テスト結果は、過去を嘆くためのものではなく、未来の自分をより良くするためのデータです。
今回の反省を活かし、次の期末テスト、そしてその先にある目標に向けて、一緒に前進していきましょう!応援しています!






