城南コベッツ東船橋教室

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東船橋教室のメッセージ

読まないほうがいいかもしれない中学受験の話(データ)

2025.10.29

読んではいけない.png

おはようございます。

2025年(令和7年)10月29日水曜日 本日も宜しくお願い致します。

今日はあまり目立たないようにひっそりとお送りします。
テーマは、「中学受験」についてのお話しです。

ちょっと怖い話ですので、読まないほうがいいかもしれません。

まず初めに

首都圏、東京を中心とした埼玉、千葉、神奈川の受検は決して楽ではない!!ということは皆さん絶対ご存じでしょう。

その前提がしっかりと生きている状態で下を読んでください。

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①中学受験で合格可能性判定80%と出ても1ミリも油断してはいけない

判定というものが出てくるのは、中学受験、高校受験、大学受験ですが、中学受験の「それ」は最もあてにならない判定です。
参考値として、気持ちとして受け取るぐらいの程度に留めておいてください。
それ以上でもそれ以下でもない!ということです。

模試を受け始めると、これらの数字の意味するところを説明していく必要があります。(立場上)

それは保護者宛て及び、生徒さんも同様です。
場合によっては、親御さんと生徒さんを交えた三者面談形式で知ってもらう形になりますのでわかりやすく説明します。

そうすると、割合、%を知った生徒さんたちは、合格可能性判定のところの数字の意味をすぐに理解します。

第一の魔物がこれです。

②模試実施の会社は一つだけではない、そして男女がいる

例えば「私立城南中学」という学校があったとします。ここは第一志望入試として推薦も扱っている学校だとしましょう。

私立城南中学の説明会に行くと、とてもソフトな印象の広報担当者、または教務または教頭などが資料を基に説明をしていきます。
そしてその中で説明があればいいですが、たいていはないので、推薦で合格したい(させたい)保護者様は、そこで質問を投げるかもしれません。または個別相談会で質問することでしょう。

「だいたいどれぐらい取っていれば合格するでしょうか?」

この質問は、受けての城南中学側の担当者は、下手したら年に500回と同じような質問を受けるのかもしれません。

実は私もとある私立中学に複数校、城南コベッツ東船橋教室という塾名および名前を名乗り問合せをしたことが数回ございます。

・第一志望入試の特徴は?
・第一志望入試における受験者数は?
・倍率はどの程度になりますか?(または過去はどのような推移?)
・問題難易度は、一般入試と比較してどうでしょう?

受け手側の城南中学は、自分の学校が人気化していることを知っています。そして、上記の質問には懇切丁寧に答えてくれるのです。

印象的なのは、第一志望入試の問題難易度についてのお話しです。

どの学校に問い合わせても

★一般受験の問題よりは少しやさしめになっていると思います(担当者談)

★第一志望入試がダメなら次の回、さらに次の回となるべく受けたほうがいいです(担当者談)

私が問い合わせても、おそらく保護者様が個別相談でお話ししてもきっと同様な回答が返ってくるのではないでしょうか。


特に

一般受験の問題よりは少しやさしめになっている

こ、これは

Taste of Honey (蜜の味) by The Beatles ♪ ですね。

第一志望入試・・・通称「一志(いっし)入試」は近年人気が怒涛です。人気がある中堅領域の学校では、年々志望者が増加している状況です。

では以下、魔物の話になります。

中学受験を判定する模試って何個あるでしょうか。

例えば中学受験!と言えば、多くの方がSAPIXとか、日能研とか、四谷大塚とかすぐにイメージしていただけますよね。
実際、私もそうです。
そして模試も実施されていて、その難易度は違うのです。

まぁ、ここでは「難易度が違う模試」というのは置いておきましょう。

さて判定する模試って何個あるでしょう。

主要なのは4つです。

主催団体 模試の名称(例) 主な特徴 難易度(相対的)
四谷大塚 合不合判定テスト 長い歴史を持ち、受験者数が多い老舗模試。塾生以外の受験も多い。 中~高
日能研 全国公開模試 日能研の塾生を中心に、約1万人規模で実施される信頼性の高い模試。
SAPIX(サピックス) サピックスオープン SAPIXの塾生が中心。難易度が非常に高いため、偏差値が低めに出る傾向がある。最難関校志望者が多く受験。
首都圏模試センター 首都圏統一模試(合判模試) 塾に所属していない受験生も含め、幅広い層が受験。最も受験しやすい難易度とされる。 中~易

一つの模試でだいたい10000人ぐらいの受検がありますので、現在の受検者数から計算するとだいたい合います。

城南中学は、12月1日に入試があり、それは第一志望入試です。その定員は仮に100名としましょう。

A模試を受けている太郎君は、A模試の結果データを見ました。そうすると男子用データで志望者が200人いたとします。かなり多いですが、実際こういうパターンは十分にあります。ただしこれは第一志望者だけの人数ではなく、第二志望、第三志望、第四志望、第五、第六と含まれている可能性が高いです。

なんだ、第一志望者だけじゃなくて、第二から第六まで含まれるのか・・・だったらたいしたことないだろう・・・・そう思われますよね。

私もそう思いたいです。

でも・・・これってA模試だけのデータです。


B模試を受けている人、C模試、D模試を受けている人...そう考えると実際の城南中学の第一志望入試の人数がA模試データの数しかない・・・はずがないですよね。

推定4倍いるのだろうと考えてみましょう。これで800人。
さらに太郎君は男子なので、共学であれば、その倍 1600人ぐらいいるのか!!(第一志望から第六志望推計)

そんな計算です。これ少しオーバートークしていますが、

第二の魔物です。

③志望校はギリギリで下げる人が多い

この意味はわかりますでしょうか。
志望校というのは、大学受験でも高校受験でも中学受験でも「受からなければ次」を考えるのが普通です。行きたい学校が東大しかなくて、東大以外は行きたくないから他は受けん!受けん!受けん!と言う人もいるでしょうから、絶対ではありませんが・・・・。

そして志望校を「変更する」際に、よほどのことがない限りは受験期で差し迫ったこの時期は、志望校を上げるのではなく、下げる人の方が圧倒的に多くなります。

戦いなのですが、自分の点数とか偏差値が見える化され、きちんと数字判断出来ているのであれば、自分自身のことはわかってきます。

しかし、他の人のことは誰一人としてわからないですよね。

つまり受験の戦いは、見えない敵と戦っているようなものなのです。

そして重要なのは、ギリギリになって志望校を下げてくるんだ!これが!!

次郎君は一生懸命頑張った!しかし、どうしても不安が拭えない・・・算数と理科は比較的安定しているけれど、特に国語が・・・そんな状況だと不安ですよね。

そうすると次郎君本人よりも「親御さん」が判断します。

志望校を下げる判断をするのですね。

そうすると、次郎君は自分の合格可能性判定が上がる「はずの」学校に志望校ダウンしたのだから、俺はきっと合格するだろうと瞬間思うはずです。安堵感、安心感、鉄板の様相・・という心境です。

でも

次郎君が下げたところに、さらにほかの人たちも下げてきたらどうでしょう・・・・・・・・・

これが第三の魔物です。

受験という戦場には、味方はいるのでしょうか?いないです。何故なら自分しかいないからです。その学校の受検者が仮に1000人いたら、999人は敵です。

たった一人、それが自分です。

こんな不公平な戦いはあるのだろうか!?

と吠えたくなりますよね。でも受験はみんなそうです。