東船橋教室のメッセージ
②高校1年生のスタートが大学受験の命運を分ける理由:推薦入試の仕組み
2025.11.25

現在の大学入試において、特に総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜(公募制・指定校制)といった推薦入試の重要性が増しています。
これらの入試形態は、学力試験一発勝負の一般選抜とは異なり、高校3年間の学習や活動の積み重ねを評価するものです。
その中でも、高校1年生(高1)のスタート時点でつまずくと、推薦入試の受験資格を得ることが極めて厳しくなる、という現実があります。
その理由と仕組みを詳しく見ていきましょう。
1. 推薦入試の最重要評価項目:評定平均値
多くの大学の推薦入試、特に学校推薦型選抜(指定校・公募)において、最も厳格に求められる基準の一つが評定平均値(GPA: Grade Point Average)です。
これは、高校3年間で履修した全科目の5段階評価(成績)を平均した値です。
ここ要注意ポイントです。
2年生から頑張ろう
3年になったら頑張ろう
では、通用しない現実があります・

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こちらの図は高校1年から3年の評点値の単年評価と、累計評価を示したもので、一番右側にある赤枠で囲んだ部分をご覧ください。
1年生のとき、単年で3.2の評価で、一念発起した太郎君は、2年単年で3.7と1年生のときよりちょっと頑張りました。
しかし、累計では3.4です。
こりゃいかん!とまたまた奮起した太郎君は3年で我武者羅頑張りました。
なぜなら、
大学には進学したい、年内で決着つけたい、推薦で受かりたいという願望があったからです。
しかし・・・
残念ながら累計では3.5です。
3年生になって「やべ、、やらんと」となっても遅いのです。累計3.5だとすると、多分学校にはそのぐらいの評定平均の子は、うなるほどいるので、学校推薦型でいいところに行きたいという夢は多分、ほぼなくなります。
なぜなら、3.5では、Aクラスではないからです。
何度も言いますが、このぐらいの評定(3.5ぐらいなら)は、わんさかいるので、全然目立てません。
よしんば、どこかあったとしても 多分自分がよく知った学校ではないでしょう。
その先の未来(大学で終わりならいいですが、その後、大事な就活がありますよ)は・・・・
どうなることでしょう・・・・・。






