東船橋教室のメッセージ
偏差値を上げるのと、点数を上げるのとでは大違い
2025.12.08
おはようございます。
今週も張り切って頑張っていきましょう!2025年12月8日(月)
東船橋から!宜しくお願い致します。
今日は「偏差値を上げるのと、点数を上げるのとでは大違い」というタイトルです。

「勉強を頑張って点数が上がったから、次は偏差値も上がるだろう」
と考える人は多いかもしれません。
しかし、実はこの二つ、点数を上げることと偏差値を上げること、は
全く異なる戦略と意識が必要な取り組みです。
多くの受験生がこの違いを理解しないまま努力を続け、結果として思ったような成果を出せずにいます。
点数を上げるとは何か?
点数を上げるというのは、個人の絶対的な学力の向上に焦点を当てた目標です。
たとえば、特定のテストで前回の50点から70点に上がるというのは、自分がそのテスト範囲の知識や技能をより多く習得し、ミスを減らしたことを意味します。
この目標を達成するために必要なのは、計画的な学習と地道な努力です。
具体的には、
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教科書や参考書に書かれている内容を完全に理解する。
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問題集を繰り返し解き、知識を定着させる。
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ケアレスミスを防ぐための見直しを徹底する。
これらの努力は、確かに学力の基礎を築き、どのような試験においても一定の効果を発揮します。自分の努力が直接的に結果(点数)に反映されるため、達成感を得やすく、モチベーションの維持にもつながりやすいのが特徴です。
偏差値を上げるとは何か?
一方で偏差値を上げるというのは、相対的な位置、つまり集団の中での順位を上げることです。偏差値 D は、平均点 M、標準偏差 S、そして個人の得点 X を用いて、

という数式で算出されます。
この式からわかる重要な点は、偏差値が点数そのものではなく、「平均点からどれだけ離れているか」によって決まるということです。
たとえば、自分が90点を取っても、他の全員が95点を取っていれば、平均点が高く、自分の偏差値は50以下になる可能性があります。逆に、自分が60点しか取れなかったとしても、他の多くの受験生が40点しか取っていなければ、平均点との差で偏差値は大きく上がることもあります。
偏差値を上げるために必要なのは、「他の受験生が取れない問題を解けるようになること」です。
具体的には、
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出題者の意図を深く読み取り、応用力を磨く。
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難度の高い問題や、差がつく問題に時間をかけて取り組む。
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時間配分や捨てる問題の見極めといった、戦略的な受験テクニックを習得する。
なぜ大違いなのか?
点数を上げるための勉強は網羅的かつ定着を重視しますが、偏差値を上げるための勉強は選別的かつ応用を重視します。
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競争相手の存在: 点数は自分との戦いですが、偏差値は集団との戦いです。
点数を上げる勉強は、皆がしていることであり、皆が点数を上げれば、結果として自分の順位は変わりません。偏差値を上げるためには、大多数の受験生が手薄にしている分野や高難易度の問題に特化して取り組む必要があります。
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特に受験生には、この部分をしっかりと押さえておいてほしいです。
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必要な思考力の質: 点数を上げる勉強は、「正しく記憶し、正確に再現する」という能力を求められます。一方、偏差値を上げる勉強は、「未知の問題に対して、既知の知識を組み合わせて解決策を導き出す」という論理的思考力や抽象的な概念の理解力を強く求められます。
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目標の達成感: 点数が上がると目に見えて成果を感じられますが、偏差値は集団全体の動きによって変動します。自分が懸命に努力して点数を上げても、周囲もそれ以上に努力すれば偏差値は停滞し、モチベーションを保つのが難しくなることもあります。
まとめ
大学受験など競争の激しい場においては、最終的な目的は志望校合格であり、その指標となるのは偏差値です。
まずは点数を上げる努力で基礎的な学力を固め、安定して平均点以上の点数が取れるようになったら、次は偏差値を上げるための戦略的な学習へとシフトする必要があります。絶対的な学力向上(点数)と相対的な順位向上(偏差値)という、二つの異なる目標を意識することで、より効果的な受験勉強が可能になります。
いかがでしたか。
小学生、中学生、高校生の皆さんは、学校で実施されるテストもあり、実力テストや模試があり、検定試験があり・・・そのうえ、学校生活、部活動、習いごと、などなど
相当忙しい日々を過ごされていますね。
でもいずれも
「学校」に通っているということは、
とどのつまり、
学校で「学ぶ」ことが目的ですので、
そこでは、
・学校のテスト!〇点!
・学校の通知表!
・学力テスト 〇点
・実力テスト 〇点
・模擬テスト 〇点
・検定 〇級合格!
常にはかられています。これ、仕方ないですよね。そのために学校に行ってるのですから、
そして、学校を否定する人たちは、学校では勉強以外も教えているのだということもどうか忘れないでほしいです。
道徳、倫理観、基本的な運動、保健の知識、音楽や美術など芸術の世界などなどです。
何より、学校は、目上の人である先生であるとか、同い年の友だち、後輩たちとのコミュニケーションを学ぶ場でもあります。
総合的に色々なことを、社会に出たときの基礎の基礎をしっかりと学ぶ場所だということです。
うん、その先に、受験もあるのですが、いずれにせよ、学べるときに学んでおいたほうが大吉でしょう。
そう、結論付けております。






