東船橋教室のメッセージ
【2025年度入試】2026年2月 千葉県公立高校受験 数学対策!
2025.12.10

2026年度 千葉県公立高校入試 数学攻略法【2025年12月から本番まで!】
現中学3年生の皆さん、そして保護者の皆様へ。
いよいよ受験本番、2026年2月の千葉県公立高校入試が目前に迫ってきました。この時期は、総仕上げと弱点克服に全力を注ぐ必要があります。
本日は数学編です。
千葉県の数学は、平均点が低い(50点前後)傾向にあるため、
「得点を確実に積み上げる戦略」が非常に重要です。
この冬から本番にかけて、何を最優先で取り組むべきか、数学の最終攻略ポイントを解説します。
大問構成と配点の確認(戦略の柱)
千葉県の数学は、例年通り大問4つ構成が基本です。特に、大問1の配点の重さを理解することが、戦略を立てる上で最重要です。
| 大問 | 内容 | 配点(目安) | 攻略の重要性 |
| 大問1 | 計算と独立小問題(小問集合) | 51点 | 最優先! (過半数を占める) |
| 大問2 | 関数(一次関数、二次関数) | 15点 | 基礎問題を確実に |
| 大問3 | 図形(証明、平面・空間) | 16点 | 証明問題への対応力強化 |
| 大問4 | 総合問題(会話文形式の融合問題) | 18点 | 上位校受験生向けの差がつく問題 |
最終攻略の柱:大問1(51点)を盤石にする
全体の過半数を占める大問1の小問集合は、もはや「得点源」ではなく、「満点を狙うべき基礎領域」です。
この大問1を「いかに満点に近い点数を取るか」が、合否を分ける最重要ポイントです。
基礎処理能力とケアレスミス撲滅
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出題範囲: 数と式(計算)、作図、関数、図形、確率、データ活用など、全分野の基礎的な設問が集まっています。
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優先順位: 複雑な応用問題に時間をかける前に、まずは基礎的な計算や用語の定義を、「速く、正確に」行う能力を盤石にしてください。
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正負の数、文字式、平方根、展開・因数分解などの計算を、毎日欠かさずトレーニングし、ケアレスミスを徹底的に排除しましょう。
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作図とデータ活用:
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作図は、基本作図(垂直二等分線、角の二等分線、垂線)を応用する過去問の形式に慣れること。
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データ活用(箱ひげ図、四分位数、メジアンなど)は、用語と計算方法を再確認し、確実に得点源にしてください。
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実際、千葉県入試の作図は過去問を紐解いていきますとわかりますが、鬼のようい難しい出題のときもありますし、比較的簡易なときもあります。
それと、データ活用は、基礎をしっかりと確認しておきましょう。問題そのものは難しくないのですが、データ活用を軽視して全く取り組んでいないと正答できません。
特に上位校を目指す生徒さんは、作図などは過去問を12年分ぐらいはチェックしてみてください。
【最終チェック】 過去問や予想問題集の大問1を解く際、「制限時間15分以内」で全問正解できるかを試すトレーニングを繰り返しましょう。
大問2・3:取れる問題を確実に拾う戦略
大問2(関数)と大問3(図形)は、設問ごとに難易度が大きく分かれます。苦手意識がある分野でも、基礎的な導入部分の設問は必ず得点しにいく意識が大切です。
大問2:関数は「導入と基礎」に焦点を当てる
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出題傾向: 一次関数と二次関数の複合問題や、応用的な設定の問題が出ます。(どちらかは必ず出題されます。どちらも出題されると思っていてもいいでしょう。また、ずっと出題のなかった中1内容の比例・反比例も出題されました。
したがって、関数範囲は全網羅しておきましょう。 -
戦略: 大問の最初の(1)や(2)の最初など、「座標を代入する」「変化の割合を求める」「式の決定」といった基礎的な処理が問われる設問は、正答率が高く、得点しやすい部分です。
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最終対策: 難しい応用問題は一旦横に置き、関数分野の「基礎〜標準レベル」の問題を徹底的に反復し、得点の下限を底上げしましょう。
大問3:図形証明は「相似」と「合同」の定型文を完成させる
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出題傾向: 図形証明は、合同証明(中2)または相似証明(中3)のどちらか、または両方が問われます。
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戦略:
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証明の型: 相似と合同の条件(3つ)を完全に暗記し、論理的な記述の型をスムーズに書けるように練習しましょう。
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図形の性質: 中3で習った円周角の定理や三平方の定理を絡めた求積問題も対策が必要です。
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大問4:総合問題は「冷静な分析力」で挑む
上位校を目指す受験生は、ここで差をつけられます。
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出題形式: 会話文形式や、スクリーンに投影される影などの「身近な事象」をテーマにした、関数・図形の融合応用問題が主流です。
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攻略の鍵: 長い問題文や見慣れない設定に惑わされず、「どの数字や式が、図のどの部分に対応しているか」を冷静に分析し、シンプルに数式化する能力が求められます。
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最終対策: 過去問や塾の予想問題集を用いて、長文・会話文形式の問題を時間を計って解く練習をしましょう。最初の設問は突破口になることが多いため、必ず確認してください。
2026年2月へ向けての最終行動指針
| 受験生のタイプ | 最優先でやるべきこと |
| 数学が苦手 (目標: 50点前後) | 大問1を毎日、制限時間内に満点近くで解く訓練。関数・図形は、大問の導入部((1)や(2)の基礎)の確保に全集中。 |
| 数学が得意・上位校志望 (目標: 80点以上) | 大問1の満点確保に加え、関数・図形の証明問題の正答率を100%に近づける。大問4の融合問題を克服するため、難易度の高い応用演習を積む。 |
限られた受験期間、無限の応用問題に深入りしすぎるのではなく、確実に得点できる基礎・標準レベルの問題を盤石にすることが、合格への最短ルートです。
不安に思う必要はありません。この時期の努力は必ず報われます。体調に気をつけて、最後まで粘り強く頑張ってください!






