城南コベッツ綾瀬中央教室

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共通テスト英語 2022設問別ポイント解説 ~第3問

2022.09.30

2022英語共通テスト リーディング 第3問の解説です。

第1問、第2問は以下のリンクから。
第1問
第2問

■第3問A
イギリスのあるブログの内容に関する問題です。

●問1
設問は、 In Emily's blog, you read that she ~ に続く内容を答える問題です。本文全体を読んだうえで判断する問題になりますので、選択肢を一つ一つ吟味して答える必要があります。
選択肢1は「日本の伝統的な音楽を楽しんだ」ですが、本文2段落目に太鼓と琴についての記載があり、powerful,relaxingという前向き表現をしており、これをいいかえていると考えられるので正解です。
選択肢2は「日本のドラムを学んだ」です。日本のドラムは太鼓のことですが、これを学んだという記載はありません。
選択肢3は「竹のwater slideをつくった」というものですが、流しそうめんを楽しんだ記載はありますが、竹のスライドを作った記載はありません。
選択肢4は「すべての屋台の食べ物を試せた」です。屋台は緑茶、アイス、たこ焼き、焼き鳥がありますが、このうち焼き鳥は食べていません。
あらためて、正解は1です。

【ここに注意】
この問題は違いますが、時系列に並べる問題は、本文の記載順とは異なることがあります。曜日や年代などにより前後することがあるので、その点に気を付けて問題を解きましょう。


●問2
落語を聞いた時にエミリーのリアクションについて問われています。
選択肢はそれぞれ、困惑した、確信した、興奮した、リラックスした、です。
このうちconvinced(確信した)は落語ということと話がずれています。やや難易度の高い単語なので、この単語を知らない場合に、勘で選ぶ、ということを念頭に置いて問題がつくられているかもしれません。
本文2段落目に、somehow I didn't find it funny.とあるので、confuse(困惑した)が正解です。※convince,somehowは重要単語のところでもふれます。

■第3問B
イギリスの山登りのチャレンジに関する問題です。

●問1
選択肢の出来事4つを時系列順に並べる問題です。
選択肢1の内容が第2段落2行目、選択肢4が第2段落4行目、選択肢3は直接の記載はありませんが、第3段落で2番目の登山が終わった後、移動の際の道がすいていたことが書いてありますので、これが3番目、選択肢2については最終段落中ほどに2人がミニバスに戻ると記載がありますので、これが4番目です。
よって、1,4,3,2の順です。

選択肢1では頂上についたという表現を「reach the top」としていますが、本文中では「reach the summit」となっているのが、若干難しかったかもしれませんが、どちらもreachをつかっているので、summitを知らなくても問題なく解けた人は多いと思います。

●問2
Scafell Pikeを登り終えた際にスケジュールが遅れた原因を問う問題です。選択肢2「It wa difficult to make good progress in the dark」という表現と本文3段落目なかほどAs以下から3文の内容が一致するので、これが正解です。選択肢の表現は比較的標準的な表現ですので、同じ表現がなくても気づきたいところです。

●問3
本文を読んでわかる内容を選ぶ問題です。
選択肢1は「満足感がなかった」ですが、本文最後のないように反します。
選択肢2は「3つすべての頂上に着いた」ですが、途中で2人が登れなかったものの、この作者自身は成功していますので、これが正解です。
選択肢3は時間内に成功したとありますが、予定よりは遅れていたので不正解。
選択肢4「ミニバスの運転手だった」は記載がありません。
改めて正解は2です。


◆重要単語・熟語・表現

●第3問A
・worth ~ing「~する価値がある」
この熟語は使い方に注意があります。例えば、
「この場所は訪れる価値がある」
これは
This place is worth visiting.
でいいのですが、考え方によっては、場所は本来「訪れられる」ので、
This place is worth being visited.
となるのではないか、と思ったりしませんか?
2つ目の文が間違えとなる理由は、worth ~ingはのingは受動を表すので、
本当は「~される価値がある」というように、「される」の意味がingにすでに入っています。これはworthという言葉がその原因で、同じようにingに受動の意味を持たせるものとしては、wantやneedがあり、どちらも「~される必要がある」という意味になります。

非常に使い方に注意が必要な熟語なのでしっかりと覚えておきましょう。

・learnt
learnの過去形です。learnedというのもありますが、learntがイギリス英語、learnはアメリカ英語です。第2問同様、イギリス人が書いたものなので、イギリス英語が使われています。

・somehow「どうにかして」・「どうも」「なぜか」
この本文では後ろの意味です。somehow I didn't find it funnyは「どうも私にはそれが面白いとは思わなかった」となります。

・be convinced「確信する」
問2の選択肢にありました。空所の前にwas (most likely)とあり、be動詞とつかわれるとこちらの意味の方でよく使います。なお動詞convinceは「説得する」という意味もあります。


●第3問B

・fortunately「幸運なことに」「幸いにも」/unfortunately「残念ながら」
unfortunatelyの方が逆接になるため、長文中に出る頻度が高いように思いますが、これらの言葉の後に文章読解上大切な内容が書かれていることがあります。覚えておきたい単語です。

・nevertheless「それにもかかわらず」
nonethelessにも書き換えられます。despite that、in spite of thatなどという意味ですが、これらはライティングでも使えるようにしたい単語です。こちらも逆接なので、この後の文には注目する必要があると思っておくと長文読解には役立つはずです。