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綾瀬中央教室のメッセージ

2026.09.07

今回はエッセイについてのご紹介です。

 まずは基本的なところからの確認です。準1級は120~150語で、与えられたトピックに対して理由を2つ書くものです。
理由のポイントが4つ与えられますが、2級とは違い、これらのポイントは必ず2つ使う必要があります。(2級は自分で考えた観点で書いてもOKです)

 ではここから、具体的に書き方を説明していきます。

1. 段落を分ける

 2級までは、理由を2つ書くにしても段落分けをする必要はありませんでしたが、準1級からは「エッセイ」という位置づけになるので、段落分けが必要です。以下の4段落に分けて書くことになります。

Introduction
Body1
Body2
Conclusion

 さほど難しい分け方ではありませんが、必ずこの構成にしてください。それぞれの段落についてみていきます。

2. Introductionの書き方

 いわゆる「イントロ」と呼ばれる、導入の段落です。多くのことを書く必要はありませんが、まずは他の級と同様、問われたことに対して、賛成、反対、どちらの立場をとるかを明示する必要があります。

 この際、問題文をどの程度引用するのか、という疑問が生じますが、準1級であれば模範解答でもイントロのところでは比較的問題文を引用して書いているので、特段無理しなくてもよいかもしれません。

例えば与えられたトピックが、

Should companies be required to produce goods that are easy to recycle?(2023年第2回)

とあった場合、模範解答では

Companies should be required to produce goods that are easy to recycle.

とありますので、まずはこの形から入ればよいでしょう。この点は2級などと同様です。
ですが、違うのはこの先です。解答例は以下のように続きます。

This opinion is based on the following reasons: customer demand and pollusion.

 英検のエッセイは、1級も同様ですが、この先に何について触れるかということをあらかじめ、書いておくのが推奨されます。この点は一般的な英文エッセイという点でも行うことではありますが、英検であれば、難しい書き方をする必要はありません。上記のようにある程度典型的な書き方でよいでしょう。

 なお、ある程度アレンジをしたいと言ことであれば、このような書き方もできるでしょう。

Companies should be required to produce goods that are easy to recycle because of customer demand and pullusion.

Companies should be responsible for producing recyclable goods. I will discribe the two reasons regarding customer demand and pollution.

 上の文は先ほどの例を1つにまとめたものです。because of はdue toなどにも書き換えられます。

 下の文は2つ目の文ごと違う言い方に変えました。regardingはここではaboutの意味ですが、準1級では使えるようにしたい単語です。ここのregardingをfrom the perspective of などとしても面白いでしょう。concerning にもかえられます。

 なお、下の文の1文目は少し変えたのですが、このような言いかえをできるのであればチャレンジしてもよいと思います。ただし、後ほどまた述べますが、結論の段落では表現を変えたいので、言い換えの表現がなくなってしまうようであればここで無理をして変える必要はないでしょう。

 なお、この、事前に二つの観点をイントロで書く書き方、および段落に分けるという書き方は構成点に影響します。2級のようにI have two reasons.とだけ書いていた人は、これを改めるだけでも構成点が変わるかと思います。


3. Bodyの書き方

 1つの段落に1つ理由を書く形になります。1つのボディに対して40語程度が目標です。
なお、全体的には
intro 20~25語
Body1 40~50語
Body2 40~50語
Conclusion 20~25語
計 120~150語
が目安です。

 40語を書くとなるとおよそ4文から5文です。基本的な流れは以下のようになります。

第1文でまず理由の根拠を大まかに言う。
第2文でそれをサポートする理由を書く。
第3文で、その結果どうなるか、や具体例を書く。
第4文でその段落をまとめた意見を書く。

 話の展開によっては前後することもあると思いますが、基本的にはこのような流れで書くとかきやすいでしょう。

 例えば、以下のように書いてみたとしましょう。
First, people are increasingly aware of the importance of protecting the environment. In fact, some people tend to choose eco-friendly goods rather than ones that cannot be recycled. This means unless companies do not address this issue, their revenue will decline. In light of this, companies should focus on recyclable goods.

 4文でまとめて49語となりました。それぞれ見ていきます。

第1文
First, people are increasingly aware of the importance of protecting the environment.
人々の環境への意識が高まっている、ということを言っています。
表現のポイントとしては、

people are increasingly aware of ~
人々がだんだん~を意識している

 このまま使ってもいいくらいの表現です。環境系の内容を書くなら使いやすい表現かと思います。
なお、「だんだん」はmore and more なども可能ですが、increasinglyを使ったほうが文が引き締まるでしょう。

 これを受けて第2文で具体例を書きました。
In fact, some people tend to choose eco-friendly goods rather than ones that cannot be recycled.
tend toやrather than などを自然に使えるでしょうか。文法問題では頻出ですが、ライティングでも定番表現です。

 その結果、どうなるかが第3文です。
This means unless companies address this issue, their revenue will decline.
unless(~しなければ)を使って、何が起こってしまうかを書いています。ここでは、収益が下がる、ということです。「もししなければ」をif they do notとしてもよいのですが、unlessもしっかり使いこなしたいところです。

 先頭のThis meansは全文をうけていますが、こういった「受けの表現」を使うことで、内容が飛躍せずに文がきちんと流れていくことを示せます。

 revenueやadressなども準1級では使えるようにしたい単語です。

 そして第4文で、この段落をまとめています。
In light of this, companies should focus on recyclable goods.

In light of ~ 「~に照らして」と訳されることがありますが、Given(~を考慮すると)などの意味です。

 なお、ここで、
In light of consumer' conscious shiftとすると、
「消費者の意識の変化を考えると」となりますが、このshiftが第1文の「だんだん意識している」を受けた、指示語のような使い方になっています。高校生がここまで行うのは難しいので解答例はthisで受けました。こうした技術が使えるようになると高得点が狙えますが、こういったことを本番でできるようにするには、かなり慣れていないと難しいので、参考程度に見てもらえればと思います。



 以上のように、

・文の流れ
・準1級のレベルにふさわしい単語(高校で学習した単語を使うようにするとよいです)
・接続詞や関係代名詞の使い方などの文法事項
 
を意識してBodyを二つ書きましょう。

 なお、2つ目のBodyを書く際、解答例ではSecond,から書き始めていますので、ここのアレンジはあまり気にしなくてもよいでしょう。もし変えたいというのなら、Additionallyなどを使ってもよいと思います。


4. Conclusionの書き方

ここで意識したいことが2点あります。

・イントロの表現は言い換える
・(できれば)2つの観点を再度言う。ただし、言い方は変える

それぞれ見ていきましょう。


・イントロの表現は言い換える

 イントロでは
Companies should be required to produce goods that are easy to recycle.といいましたので、またこれを使うのは避けたいところです。

 例えば模範解答では、
Producing goods that can be easily recycled should be requiered for companies.
のように主語を変えて同じ内容を言っています。

 他にも
It is necessary for companies to produce easy-to-recycle products.
などともいえるでしょう。
necessaryの語彙レベルが心配であれば、vital やessential などを使えるようにしておくとよいでしょう。

 なお、気づいたかもしれませんが、「リサイクルしやすいもの」を
goods that are easy to recycle
goods that can be easily to recycle
recyclable goods
easy-to-recycle products
などと言い換えています。4つ目は力づくで書いたものですが、毎回goods that are easy to recycleを繰り返すのは避けたいところです。


・2つの観点を再度言う。ただし、言い方は変える

 模範解答(一部改変)は以下のように続きます。
, as this helps meet new consumer demands and preserve nature.

 1文目を受けてどうなる、ということを2つの観点を再度書くことで示しています。
pollutionをpreseve natureに変えるなどの工夫もできればしたいところです。
なお、andがmeetとpreserveをつないでいますので、ここは逆にpollutionの名詞はおけません。こうした文法には常に注意を払いたいところです。

 本番で時間が無いときなどは無理に書かなくてもよいですが、構成点をしっかりとりに行くのであれば、やっておきたいことです。


・最後に注意点

 最近、エッセイの方でも0点が出ているという話がインターネット上に出ています。これは、いわゆる「テンプレート」を使ったものですが、近年の英語試験では、あまりによく見かける表現すぎると点がつかない、ということが起こります。自分の考えを何も述べていないほどの、長いテンプレートは大失点につながりますので気を付けてください。ここでかいた、イントロの書き方や、ボディの構成などについてはなにも問題ありません。大切なのは、ある程度のフォーマットに合わせて自分の意見を書く、ということになります。



・おすすめ勉強法

 ライティングはどうしても勉強しづらいので、つい「テンプレート」に頼りなくなってしまいますが、おすすめの勉強法としては、

模範解答をまずは自分で書いてみる
そのうえで、分析し、良い表現をまねていく

ということになります。一度はすべてを覚えるのもよいでしょう。ただし、そこから、このテーマではこういう表現を使うな、というように利用していく形になります。

 途中でも書いたPeople are increasingly aware of ~ などは、~の部分にそれぞれのテーマに合わせた内容を書くことになりますが、段落のはじめによく使う表現として使っていく、という点では問題ありません。


 また、すでに皆さん使っていると思いますが、AIを使って勉強するのは非常に有効です。その際は、プロンプト(AIに指示する文)で、英検の採点項目で採点をしてほしいなどと指示するとより明確です。

 文法のミスや論理のつながりなども見てくれますし、自然な表現なのかを確認することもできるので、ぜひ利用したいところです。
※ご存じのようにAIは時々間違える(誤情報を基にする)ので、文法を確認して心配なときは複数のAIを使ったり参考書などで確認するようにしてください。また、英検の各級の難易度の情報や、文字数などの条件はAIは間違えていることが多いので、プロンプトである程度情報を与えることも大切です。




 いかがでしょうか。高校生には少し難しい書き方も紹介しましたが、2級とは違い、準1級ではアカデミックな書き方が求められます。単語については、難しいものをその場で使えるようにするというのは大変ですが、ライティングの練習をするようになると、単語を覚える際に、この単語はこの文脈で使える、というように思うようになります。最後は数をこなす、ということになってしまいますが、ある程度の方法論はありますので、しっかり情報を入手して対策してみてください。



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2026.08.25

今回はライティングについてです。準1級のライティングは2つのセクションに分かれます。
・要約
・エッセイ
です。今回は要約についてご紹介します。


準1級の要約はパッセージを読んで60語から70語の文にまとめるというものです。

要約の仕方の説明の前に注意点があります。
要約の問題が始めて導入された2024年第1回の問題文は
Suggested length: 60-70 words (60語~70語推奨)
となっていましたが、現在の問題文は
Summarize it between 60 and 70 words (60語から70語で要約せよ)となっています。

つまり、当初は語数はそこまで厳格なものではなかったのが、現在ではかなり注意しておかないと大きな減点要因になりかねない、ということです。

実際、2025年第3回の1級の要約問題では0点が続出しており、その原因が語数を守らなかったから、と言われています。
(言われている、と書いたのは公式に発表されたものではないからですが、およそそのように推察されています)
準1級でも0点が出たなどの噂は流れていますが、この辺りは定かではないものの、気を付けた方がよいのは間違えのないところです。ですので、最後にも書きますが、語数は厳守するようにしてください。

さて、実際の要約の仕方をご説明します。
ポイントを先にご紹介すると、

●文の数は3文、ないし4文
●各段落の要点を拾う
●単語力・文法力で言いかえをする(パラフレーズ)

となります。それぞれ見ていきましょう。

●文の数は3文、ないし4文

出題文は基本的に3段落にわかれています。準1級であれば、
第1段落:ある事柄の背景
第2段落:メリット
第3段落:デメリット
となっています。これらを各段落を1文でまとめるのが基本的な考え方です。メリットやデメリットが1つであったり2つであることがあるので、ある段落の要約が2文になっても問題はありません。文の数自体に制約はありませんが、あくまで要約なので、必要以上に文の数が多いのは構成点的にマイナスとなってしまうでしょう。2つのポイントは接続詞でつなげることもできますので、基本的には3文ないし4文でまとめるのが基本的な方針です。

●各段落の要点を拾う

要約ですので当然その文が言いたいことだけを書いていくことになります。したがって、要約に必要なものと不必要なものを分ける必要があります。

たとえば、第1段落が以下のようなものを考えましょう。

Some crops, such as corn and sugarcane, require large amounts of water to grow. In regions facing water shortages, farmers have traditionally relied on underground water sources to irrigate these crops. However, because these underground supplies are being depleted quickly, some governments are considering introducing regulations that limit the amount of water farmers can draw for agriculture.

この文の中心文はどこでしょうか。本来はこの後の展開も含めて考えることにはなるものの、However以下の文が言いたいこととなるので、これをいいかえることで要約の第1文目とするのがよいでしょう。
Howeverより前は水の量の規制が必要な背景ですし、まして、corn and sugarcaneなどは具体例なので、要約に書く必要はないでしょう。


続いて第2段落を見てください。

Supporters of the regulations argue that the restrictions are necessary to protect the environment. Excessive water extraction causes local rivers and lakes to dry up, which damages natural habitats and threatens wildlife. In addition, restricting water use forces agricultural communities to adopt more sustainable farming techniques, such as drip irrigation. This helps preserve water resources for future generations.

ここでは、文の中ほどにIn additonがあり、支持する人たちの理由が2つあることがわかります。ポイントだけまず拾うとすれば、
protect the environment
to adopt more sustainable farming techniques
ということになります。

これが片方のポイントが抜けてしまうと、内容点に影響する、ということになるかと思います。

第3段落も同様に見てみましょう。

On the other hand, opponents of the regulations express strong concerns about their economic impact. Limiting water access reduces crop yields, which directly decreases farmers' income. Furthermore, installing new water-efficient technologies requires substantial financial investment that many small-scale farmers cannot afford.

ここでも中ほどにfurthremoreがあるので、ポイントが2つあるのがわかると思います。
economic impact
requires substantial financial investment
この2点に触れる必要があります。


これで、要約にどのような内容を書くかがまとまりました。
では最後の段階です。

●単語力・文法力で言いかえをする(パラフレーズ)

要約なので、基本的な考えとしては例示や詳しく言っていることをシンプルに言い換える、ということになりますが、注意点として、本文の表現をそのまま使うということはしてはいけません。ただ本文を短くする、ということでなく、同じ意味をあらわす別の単語や、違う文法を使って本文の内容を説明する、ということになります。

当然、大事なキーワードや固有名詞などはそのまま使わざるを得ませんが、基本的には連続した4語~5語をそのまま使う、というのは避けたいところです。

では実際に言いかえを考えていきましょう。

【第1段落】
第1段落のHowever以下の文をもう一度見てみましょう。

However, because these underground supplies are being depleted quickly, some governments are considering introducing regulations that limit the amount of water farmers can draw for agriculture.

主要な文は政府が規則の導入を検討していること、です。
ここは素直に、Governments からはじめて、多少の言いかえをしていけばよいでしょう。本文では規則を導入しようとしているという趣旨ですが、これは、規制しようとしている、というようにして、次のように変えることができるでしょう。

Governments are considering limiting farmers' underground water use to prevent depletion.

to以下は、本文のbecause以下を、防ぐために、という形で不定詞を使って簡単にまとめたものです。

一つポイントが、

派生語の利用(解答例ではdepletion) 

です。派生語を使って言い換えをするのも一つの方法です。depleteは「枯渇する」という動詞ですが、depletionは「枯渇」で名詞形です。

【第2段落】

Supporters of the regulations argue that the restrictions are necessary to protect the environment. Excessive water extraction causes local rivers and lakes to dry up, which damages natural habitats and threatens wildlife. In addition, restricting water use forces agricultural communities to adopt more sustainable farming techniques, such as drip irrigation. This helps preserve water resources for future generations.

これを以下のように変えてみます。

Supporters claim that this policy can contribute to preserving nature by preventing rivers from drying up and encourages sustainable farming methods to save water for the future.

この要約文のポイントをあげると

1. 「~できる」をどのように説明するか

この方針が自然を守ることができるというのがポイントの一つですが、これを表現するのに、いくつか方法があると思います。たとえば、
this policy can help protect nature
これが一番シンプルですね。

しかし、準1級のレベルとしては少し表現が単純すぎますので、少しアレンジして
this policy is helpful for protecting ~ (自然を守るのに役に立つ)
とすると、表現に幅が出ると思います。

また、動詞enableをつかって、
this policy enables us to protect (私たちが自然を守るのを可能にする)
などもできます。
こういった表現が使えると文法点のアップが期待できるでしょう。

文法点は、単に文法が正確か、ということだけでなく、文章中に様々な表現(文法)が使われている、というのが評価の対象です。

そして、例として挙げたcontribute to Aです。これは直訳はAに貢献する、ですが、
Aにつながる、Aに役に立つ、などを表現できます。
さらにこの表現は、Aに来るものは良いことにも悪いことにも使えるという意味で非常に使いやすい表現ですし、文体を少しアカデミックにしてくれますので、英検準1級のライティングで使う表現としては便利な表現です。ライティングの評価の観点のうちの語彙点は、内容にふさわしい語彙を使えているか、というのが評価基準の一つですが、こうした表現ができると語彙点も上がってくる、ということになります。


2. 単語の言いかえ claim,preserve,method

要約文のclaimは本文のargueの言いかえ、preserveはprotect、methodはwayとなります。こうした言いかえをするためには、普段から単語を覚える際に、単に日本語で意味を覚えるだけでなく、どの言葉と同じか、という視点で学習していくと自然に使えるようになります


【第3段落】

On the other hand, opponents of the regulations express strong concerns about their economic impact. Limiting water access reduces crop yields, which directly decreases farmers' income. Furthermore, installing new water-efficient technologies requires substantial financial investment that many small-scale farmers cannot afford.

これをこのようにまとめてみます。

Meanwhile, opponents worry that restricted water access will negatively affect crop yields and farmers' income. Additionally, the high cost of introducing water-efficient technology imposes a financial burden on ordinary farmers.


ここでのポイントは、

1. ポイントが2つあるので2文でもよい。

冒頭でもお伝えしたとおり、要約は文の数自体に制限はありません。あまり多いと要約と言えなくなりますが、全体で4文程度であれば問題ないので、ここでは2つに分けてみました。

2. 接続副詞のバリエーションを持っておきましょう。

文を2つに分けましたが、ただ分ければよいのでなく、文の流れを整えるために、接続副詞を使っています。

たとえば、「さらに」という表現は
furthermore, moreover, additionally, in addition, alsoなどがあります。
本文で使われていないものなどを選んで使うとよいと思います。(本文で使っているものでも問題はありませんが、使い方や位置は変えたいところです)

なお、2段落目の要約も2文にしてしまうと、「さらに」が必要以上に増えるので、
第1段落を1文、第2段落を1文(ここは接続詞でつないでいます)、第3段落を2文、
というようにしています。

3.  requires substantial financial investmentの言いかえ

ここはいろいろな言いかえができると思います。やりやすいものとしては、
farmers need a lot of money
ですが、これはやや表現が易しすぎます。

お金がかかる、なら
it is expensive for farmers to install

it costs a lot of money to install
などともできると思います。1つ目の書き方よりはよいと思います。

解答例としてはimpose a burden on (負担がかかる)としています。impose(課す)は準1級学習であれば、覚えた単語ではあると思います。
なお、
burden(負担)は
create a burden of
carry a burden for
impose a burden on
などの組み合わせで使いますが、こういった組み合わせのことをコロケーションといいます。コロケーションはこういったライティング練習をしながら覚えていくのが一番よいでしょう。

とはいえ、高校生であれば、imposeを自然に使うのは難しいと思いますので、本番の緊張した場面を考えても、2番目に書いたit to などで文法のアレンジを考える方が、よいかもしれません。

4. 単語の書き換え
ここでは
decrease → negatively affected
small-scale farmers → ordinary farmers
いずれも同じ意味ではありませんが、同様の意味で用いています。こういった書き換え力も要約では必要になってきます。

こういった能力はエッセイを書く時にも発揮されるはずです。言いたいことが英語で言えない、というときに、日本語自体を言い換えて違う表現にする、ということは必要になります。




改めて、本文と要約の解答例をご紹介します。ぜひ見比べてみて参考にしてください。

【問題文】
Some crops, such as corn and sugarcane, require large amounts of water to grow. In regions facing water shortages, farmers have traditionally relied on underground water sources to irrigate these crops. However, because these underground supplies are being depleted quickly, some governments are considering introducing regulations that limit the amount of water farmers can draw for agriculture.

Supporters of the regulations argue that the restrictions are necessary to protect the environment. Excessive water extraction causes local rivers and lakes to dry up, which damages natural habitats and threatens wildlife. In addition, restricting water use forces agricultural communities to adopt more sustainable farming techniques, such as drip irrigation. This helps preserve water resources for future generations.

On the other hand, opponents of the regulations express strong concerns about their economic impact. Limiting water access reduces crop yields, which directly decreases farmers' income. Furthermore, installing new water-efficient technologies requires substantial financial investment that many small-scale farmers cannot afford.

【解答例】

Governments are considering limiting farmers' underground water use to prevent depletion. Supporters claim that this policy can contribute to preserving nature by preventing rivers from drying up and encourages sustainable farming methods to save water for the future. Meanwhile, opponents worry that restricted water access will negatively affect crop yields and farmer's income. Additionally, the high cost of introducing water-efficient technology imposes a financial burden on ordinary farmers.


さて、最後に注意点を2つをご紹介します。

・語数の厳守について

冒頭にも書いた通り、語数は極力守る必要があります。1語、2語程度であれば許容されることも考えられます(実施に許容された例もあるそうです)が、10語足りない、となってしまうと0点になってしまう可能性があります。あくまで指定された語数で要約する、というのが目的のテストだからです。

S-CBT形式ではライティングもパソコンで行えるのでこの場合は画面に表示されますが、手書きを選択する場合や本会場での試験では自分で数えるしかありません。

時間が限られている中、これを厳守するにはいくつか方法があると思いますが、個人的におすすめなのは、
解答欄の1行に同じ語数を書くようにする
ということになると思います。実際慌てているとそれが厳守できないこともありますが、
なるべくこれを守るようにするとよいと思います。
また、1段落書き終わったら、語数を確定しておけば最初から数える必要もなくなります。

・要約文の意味が全然つかめない、わからない単語が多い場合

この場合は、長文と同様に前後から意味を推測することで解決するしかないのですが、
要約の問題の場合、例として出てくる単語なども多いため、わからなくてよいケースもあります。
例えば、今回の文の場合、第1段落のirrigateや第2段落のextractionなどがやや難しい単語かと思いますが、要旨に関係する文自体に影響はしていないので、どうしてもわからない場合は、無理して考える必要もないでしょう。
また、第1段落のdepleteはHowever以下の内容ですので、要約に影響すると考えて、同じ単語を使って安全策をとるのも一つかもしれません。ただ、文脈から考えてなくなる、というような意味であることは想像できますし、edがついているので動詞、と考えて何とか使ってみる(原形はdepleteなので、本当はdだけついているのですが)、というのも一つの方法ではあります。(減点覚悟にはなってしまいますので、ご了承ください)



いかがでしょうか。こうしてきちんと考えてみると、要約は思ったより時間がかかることがわかると思います。特に語数を数える場合、エッセイより時間がかかるということも少なくありません。準1級を合格したいという場合、ライティングの上達は合格には不可欠ですので、ぜひ上記を参考に頑張ってください。



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当教室では英検上位級(2級、準1級)の対策が可能です。これから大学受験のために英検が必要という場合、ぜひご相談ください。


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2026.06.02

今回はリスニング対策です。

準1級のリスニングは3つのパートに分かれています。

Part1 会話の内容一致選択
Part2 文の内容一致選択
Part3 Real-Life形式の内容一致選択

ですが、ここで準1級の鬼門となるのがPart2です。これは高校2年生に限らず、準1級受験者皆さんが苦戦するパートです。ここが原因で、2級まではそこまでリスニング対策をしてこなかった、という人でも準1級はしっかりとしたリスニング対策が必要になります。

ではなぜPart2で苦戦するのでしょうか。
それは、Part2のパッセージが非常に長く、時間にして約1分程度の文章になっているからです。さらに、内容が環境、社会、健康、自然科学、文化、など、学術的な内容になっているため、そもそも日本語で言われても難しい内容になっているからでもあります。

したがって、どうしてもPart2の点数が低くなりがちですので、Part1、Part3でどの程度点が取れるのか、というのも大切になってきます。

合格の目安として、まずは以下のような形になると思います。
Part1:8/12 Part2:5/12 Part3:2/5 
これで、正答率は52%です。この点数で十分というわけではありませんが、始めの記事でも書いたように、ライティングで7割程度とれるならこのくらいの点数で大丈夫というものです。

リスニングが得意で7割くらいを目指したいという場合には、
Par1:10/12 Part2:8/12 Part3:3/5
というのが目安になると思います。


さて、これらの点数をとるための対策をご紹介します。

まずは、級に関係なくリスニングの対策としてあげられるのが、
シャドウイング、オーバーラッピング
です。
シャドウイングは、音声のすぐ後にスクリプトを見ずに同じことを言っていくこと、
オーバーラッピングは、スクリプトを見ながら、音声と一緒に発音していくこと、
となります。このどちらがよいかは、個人の好みに分かれるところかと思いますが、どちらにしても、ただ、発音すればよいわけでなく、きちんと自分で発音できるようにするまで練習することが大切です。
また、意味を頭の中で理解しながら読めるようにすることが必要です。ただ声に出して英語を発している、というだけでは効果がありません。

苦戦を強いられるPart2の音声を使うのがおすすめです。過去問にはスクリプトがついていますので、これを使って日々練習することができれば、次第に慣れてくるはずです。


そして、リスニング対策として重要なポイントが、
英語を一発で理解できるか
です。これが重要な理由は2つあります。
当然一つは、音声が1回しか流れないため、言われたことを一発で理解する必要があるからです。リーディングでは文が書いてありますから、何度も読み返せますが、リスニングはどんどんと次に行ってしまうので、一回聞いてしっかり理解する必要があります。

2つ目は、選択肢を瞬間で判断できるようにする必要があるからです。
リスニング問題は多くの場合、次の問題に行くまでの時間は10秒程度です。そのため、この10秒の間に選択肢を見てすぐに判断できるようにする必要があります。

そしてこれを実現する練習は、お気づきの人も多いと思いますが、リーディング対策と重なるわけです。英語は総合力ですので、リーディング力が上がれば、おのずとリスニング力も上がるというわけです。


さて、ここで準1級リスニングのパート別の解き方、注意点をご紹介します。

●Part1

ここは、2級までの問題と同様の問題になっています。主に男女二人の会話を聞いて、その内容に当てはまる問題をこたえます。2級の時よりは長い会話のやり取りになっていますが、難易度は決して高くありません。準1級の中では点をとりやすいパートですので、この後のPart2で点数があがってこない、という場合には、ここの12問を10問程度正解できるようにはしたいところです。

なお、SCBTでなく、本会場受験の場合、リーディング・ライティングの時間が終わった後、1、2分リスニングのはじめのページを開いて待機する時間があります。この間、選択肢を見ておける(はずなのですが、今後かわるかもしれません)ので、いくつか見ておくと心の余裕ができます。すべてを見ても忘れてしまうだけなので、始めの3問だけなど、この辺りは個人差があるとは思いますが、やってみる価値はあると思います。

●Part2

1分程度のパッセージが流れ、2問ずつ答える問題です。2級のPart2が長くなったイメージです。設問が2問になるので、難易度が大きく上がります。

設問の2問は話の順番に出てきますので、その点は解きやすいです。音声自体も二つの段落に分かれていることが多いので、よく聞いていると1拍間が開くことがあります。1問目の情報を聞き逃したというように思ってしまっても、切り替えて2つ目の問題に集中することで挽回できます。この辺りは練習量がものを言います。

さてここで、「メモ」について考えます。
ここのパートは1つの問題がやや長いので、「メモ」をとるように推奨されることがあります。もちろん、非常に有効な手段なのですが、やってみるとわかりますが、音声を聞きながらメモを取るのは実は非常に高い技術を求められます。メモを日本語にするのか、英語にするのか、もちろん人によってやりやすい方でいいのですが、書いている間に音声がどんどん流れていきますので、メモを取って解くやり方は、絶対に練習が必要です。うかつに普段やっていないことを本番でやろうとすると、大けがをします(筆者は何度も経験しています...)ので、必ず方針を決めて取り組んでください。

高校生が時間のない中、準1級を攻略する、というのであれば、多くの場合はメモを取らずに音声に集中する、というのがよいようには思いますが、もちろん個人差はありますので、いろいろ試すことが大切です。

なお、音声に集中するとは言いましたが、その間を選択肢を見ながら聞くのか、音声だけ聞いて、聞き終わってから一気に選ぶのか(これはPart1もですが)なども事前に試したいところです。

少し長くなったので、この点まとめておくと、
・メモを取りながら音声を聞く
・メモは取らずに音声に集中、その間選択肢も見ながら聞く。
・完全に音声に集中し、聞き終わって質問を聞いたら一気に選ぶ

この3点、必ずそれぞれ練習して、方針を決めて本番に臨みましょう。

●Part3

Real‐Life形式と呼ばれる問題で、事前に状況の説明が印刷されていて、各問題10秒ずつここを読んでおく時間が与えられます。選択肢も併せて確認できるので、他の問題のように、テクニックで先読みをする必要はありません。

問題は、自分に合った商品がどれかを選ぶものや、この後何をするのか、などの問題が出題されますが、状況に合わせたものを選ぶ必要があり、これを聞き分ける必要があります。
この時、他の状況ではこのようにすべしなどの案内も流れるので、この問題に関しては、選択肢を見ながら聞く必要があります。なお、金額なども音声で流れるので、これは簡単にメモを取る必要があります。

Part2よりは易しいですが、紛らわしい選択肢が多いために取り組みづらいというケースは少なくないので、しっかり練習は必要です。




リスニングはなかなか練習時間をとれない、という人も少なくないと思いますが、ここまで書いたように準1級はリスニングが不合格の原因になることが多いので、しっかり対策して臨みたいところです。




準1級の他の記事はこちらから
現役高校生の英検準1級合格戦略1 目標スコア・準備期間など
現役高校生の英検準1級合格戦略2 リーディング対策

2026.05.23

ここでは、準1級のリーディング対策について紹介していきます。

前回の記事を読んでいない方は先にこちらも参考にしてください。
現役高校生の英検準1級合格戦略1 目標スコア・準備期間など

■語彙パート

高校生が準1級の合格を狙うのであれば、多くの場合、ここは最低限の点をとる、というスタンスでいいと思います。

前回の記事にも書きましたが、ライティングで7割以上とることができればリーディングは5割程度でよいので、一番難しい語彙パートは18問中9問またはそれを下回っても問題ありません。

というのも、ここで高得点を狙うとなると1級レベルの語彙に手を出さないと厳しいからです。

難関国私立大学を受ける人の場合、1級レベルの単語帳を使って語彙力をあげている人もいるため、こういった場合には、準1級の語彙で高得点をとれることもありますが、まずは何とか準1級を合格しよう、というスタンスであれば、基本的には準1級レベルの単語を集中して学習すればよく、およそ18点中10点を超えられるのであれば、素晴らしい結果と言えると思いますし、9点、8点などどなっても、この後の長文でしっかり点を取れば全く問題ありません。できることであれば、12点くらいを目標にしながら、安定して半分をとれるようにする、というのがちょうどよいのではないでしょうか。

さて、ここで注意があります。
準1級の単語学習には、絶対に準1級用の単語帳を使ってください。2級までであれば、大学受験用の有名な単語帳で十分ですが、準1級となると、そうはいきません。確かに大学受験用の単語帳でもある程度は対応できますが、検定用の単語帳は非常に良くできていますので、それ用の単語帳を使う方が効率的です。確かに、大学受験との両立は大変ですが、単語学習は個人的には複数の単語帳を使う方がよいと思っている(理由などは、ここでは割愛いたします)ので、大学受験にも役立ちますし、準1級を受ける時点で負担増はある程度避けられないので、必ず準1級用の単語帳で勉強してください。

お勧めの単語帳は、「単熟語○○」(○○はアルファベット2文字が入ります。諸事情により具体的な書籍名を避けています)の準1級用で、英検界隈では網羅率が高いと評判です。また、最近ではアプリでも非常によいものがあり、良いものがたくさんあるので、ぜひ調べてから利用してみてください。
※単語帳は当たり外れがありますので、この辺りは詳しい人に聞くか、当教室の塾生は教室にご連絡ください。


■長文穴埋め問題

長文内の空欄に当てはまる文を選ぶ問題です。2つの文からそれぞれ3問、計6問出題されます。ですので、それぞれ2つずつ正解するというのが最低限の目標ですが、6問中6問というのも極端に難しくはありません。

まず絶対に抑えたいのが、2級同様、1問ずつ必ず接続詞または接続副詞、またはそれに相当するものが出題されます。よく言う「ディスコースマーカー」にあたるものです。前の文を受けて「だから」「しかし」「一方で」「反対に」などを選びます。準1級受験者であれば、ここに出てくる選択肢の意味が分からない、ということは考えにくいですから、前後の文を読み取れさえすれば、正解できるというわけです。準1級も段落ごとに1問、というのが基本なので、空欄がある段落を集中的に読めば、きちんと判断できるようになっています。

段落ごとに1つの問題というのは他もいっしょですが、ここで、1点注意です。
カッコの前後だけを読んでというというやり方は個人的にはお勧めしません。低い級だとそれで十分ということもありますが、ヒントが多少段落内で複数にまたがって書いてる場合もあるので、基本的にははじめからきちんと文を読んでいく方がやりやすいかと思います。およそこのようなイメージで解くと、スムーズです。

・上から読む。
・カッコに当たってもいったん次の文までは読む。
・少しだけ答えの予想をする
・選択肢を見る

英検の空欄補充問題では、そもそも話とは関係ない選択肢やあり得ない選択肢、言い換えると迷いようのない選択肢が入っていることがあり、このように読んでいくとこういったものがすぐ外せます。そして、問題に慣れていけば予想通りの選択肢が入っていることもあります。そうでなくても、話が頭に入っていれば、比較的選びやすいようになっています。さらに困ったときには、プラスの内容か、マイナスの内容か、などを考えることも大きな手掛かりになります。

カッコの前後だけだと、わからないときにかえって時間がかかることがあるので、基本的にはきちんと全部読むのがおすすめです。

ここの2題を10分くらいで解けると後が楽ですが、ライティングに何分かけるかにもよります。この辺りはライティングのところでご紹介します。

■長文内容一致

3問をとわれるの長文1つと、4問の長文が1つです。

2級までと違い、メールの内容について問う問題がなくなり、いずれも、アカデミックな内容(科学、歴史、文化、など)を問われるため、難しく感じる人が多いです。

まず前提として、長文内で使われる単語レベルはそこまで高くありません。語彙パートで問われるような単語は長文内ではほとんど出てこず、易しめな単語で文が作られているので、内容こそ難しなりますが、そこまで読みづらい文ではありません。1つ1つの文を見ていくと、高校で学習した文法で構成されていますので、長文で点を取らないといけない、というのはこういった理由です。

注意点としては、1文の長さがこれまでよりも長くなっています。2級では、1文が1行で終わるものも比較的多いですが、準1級では、1文が2行、3行になっているものが普通に見られます。関係詞などで文が非常に長くなっているので、こういったものに慣れていくことが大切です。

さらに、選択肢自体も1つの選択肢が2行の文になっているため、この解読に時間をかけすぎてはいけません。またこれに伴い、現代文のように、文の前半はあっていても、後半の内容が違う、ということが考えられますので、よく確認しないといけません。

あとは通常の長文対策と同じように、間違えた場合に、きちんとなぜその答えになるのか、ということを振り返ることが大切です。単純に答えだけ確認するというのでは、次につながりません。本文をきちんと読めるようにする、知らない単語があれば覚えるようにする、訳せなかった文章の構文を確認する、などのことは必ずしておきましょう。

忘れてはいけないのは、選択肢の作られ方を確認することです。問題によっては本文に書いてあることを違う表現で言い換えているというものもありますが、難しいのは、段落全体をまとめてあいまいな表現に言い換えているものです。これは英語の理解力というより、読解力を問われているので、こういったものはしっかり確認しておき、こういったものがある、という認識を持つことが大切です。

基本的には、本文と同じ単語を使って「それっぽい」ものは、準1級以上ではだいたい不正解です。巧みに選択肢が作られていますので、こういったものの「作られ方」を過去問を通して感じとることが必要です。これは英検に限らず英語試験すべてに言えることでもあります。




次回はリスニングについてご紹介します。


(ご案内)

当教室では、上記の内容を踏まえて、対策授業を行うことができます。長文対策では、1文1文訳し方を考えたり、わからない単語の推測などの練習も行えます。英文をできるだけ前から塊ごとに訳す練習を重ねて、読解スピードを上げていくことを目指します。体験授業も可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。

2026.05.20

大学受験での利用が盛んになり、高校生が準1級を受験するというのは非常に増えています。そこで、現役高校生の準1級合格ための準備、対策をご紹介します。

はじめの今回は、

・合格のための目標スコア、
・現役のうちに準1級に到達するためにいつまでに2級レベルに到達するか、
・受験期の入試対策との両立

などをご紹介します。

 ■目標スコアについて

準1級は2級とは違って、基本的には高校で学習するレベルを超えているので、高校生が受験するには非常に大変です。そこで、単純に合格を狙うだけなのか、それともある程度余裕をもって合格するのかで戦略が異なります。今回は高校生が準1級に合格する、ための対策ということで話を進めます。

はじめに、各パートでどのくらいのスコアをとるかを考えます。以下を目安に考えます。

●リーディング 17/31 約54% (CSE 575前後)
(語彙:9/18 短文空欄補充:4/6 長文4/6)

●リスニング 15/29 約52%  (CSE 585前後)
(Part1:8/12 Part2:5/12 Part3:2/5)

●ライティング 24/32 約75% (CSE 650前後)

 準1級の合格ラインはCSEスコアで1792ですが、上記の合計は1810となり、合格という形です。英検は、特定の分野が低い場合には別のところで挽回できますので、自分の得意不得意に合わせて、とるべきスコアを決めていくことになりますが、多くの場合リーディング、リスニングが2級とはけた違いに大変になりますので、これら2つが低くなることが多いです。これを挽回するためにライティングで点を稼ぐというのが基本的な合格パターンです。

 おそらく、現役の高校生が準1級の合格を考えるなら、この得点の仕方が一番対策しやすいと思いますが、準1級を受ける高校生の場合、少なくともMARCHレベルの大学や、多くが早慶以上の受験生になることが多いため、リーディングはもう少し取れるかもしれません。この辺りは、過去問を解きながら目標点を決めていくのがよいと思いますが、ライティングの目標点は上記程度がよいと思います。また、リスニングは大学受験との両立だとやれない場合が多いので、このくらいの点でもよいというスタンスで問題ないと思います。

 

■2級合格はいつまでに?

 準1級に合格するためには少なくともまず2級レベルに到達していることが必要ですが、準1級は下位の級とは違って、下の級を受かってからちょっと頑張れば受かる、という程度の難易度ではありません。3級から準2級のような感覚とは全く違います。準2級プラスがなかった当時に準2級から2級に合格するのもやや大変だったと思いますが、これの何倍も大変なイメージを持っておく必要があります。

 したがって、現役高校生が準1級合格を目指すのであれば、2級レベルの到達は、一番遅くて高2の冬(2月)、出来るなら高2の秋(10月)には受かっていたいところです。ただしこの場合、準1級にチャレンジ(合格できるか、というところまでもっていけるか、という意味で)できるのが高3の秋になると思われますので、前倒ししたい場合は、高1終了時に2級というのが理想、と言えると思います。

■入試対策との両立

 高校生のうちに準1級を受けるとなると、大学受験との両立が必要になります。レベル的にどうしても受験対策をする時期と重なるからです。準1級の試験は、入試では必要にならないことが多いリスニングにも一定の練習量が必要ですし、ライティングも多くの場合、英検ほどの分量は必要にならない(早慶、国立などでは、必要なこともありますが)ため、入試対策のついででは受かりにくいです。この点を頭に入れたうえで、計画的に学習を進めていくことが準1級合格のカギとなります。

 また、英検の利用の仕方も影響してきます。大学によっては級の合格やCSEスコアを入試点に換算するところがあるので、この場合は入試対策の英語は割愛できることもありますが、加点形式の大学では、そうはいきません。入試の英語の対策に加えて、英検の対策も必要となるため、計画的に学習することが必要となります。準1級をどのように利用するのか、ということも早めに考えておきたいところです。



次回、リーディング対策についてご紹介します。


(ご案内)

当教室では、英検対策を随時行っております。
目標の級、現状のレベル、ご希望の合格時期に合わせてスケジュールを組み授業を行います。高校生が対策のしづらい、リスニング対策なども可能ですので、お気軽にご相談ください。
体験授業も可能です。テスト及び解説などを通して、現在のレベルの把握を行いますので、
ご希望の場合は、お問い合わせください。

2026.05.09

 令和9年の神奈川県公立高校入試の主な日程が4月末に発表されました。

  • 募集期間:125日(月)~1月29日(金)
  • 志願変更期間:2月4日(木)~8日(月)
  • 学力検査:216日(火)
  • 特色検査および面接:216日(火)、17日(水)および18(木)
  • 追検査:2月22日(月)
  • 合格発表:226日(金)

 令和8年に近い日程での入試となりました。昨年より学力検査が1日前になっていますが、2月3週目の火曜日という点では昨年通りです。ここ最近神奈川県では2/14に入試、月末に合格発表というのが通例でしたが、令和8年、9年は14日が土日になったことが影響していると思われます。これに伴い、合格発表までの日数が10日間になったのも、前回通りです。


詳細は教育委員会のホームページにてご確認ください。

2026.04.04

先日、県教委より、令和8年の高校入試の合格者平均が発表されました。
※カッコ内は令和7年度のものです。

英語 56.0(51.4)
国語 64.1(73.8)
数学 56.7(51.3)
理科 60.0(51.7)
社会 62.3(57.9)
合計 299.1(286.1)
※合計は、5科目の平均点の和です。

ご覧の通り、全体的には「易化」という形で、国語のみ平均が下がり、残りの4教科が易しくなったという結果です。

ここからわかることを、過去の傾向を踏まえて補足してまいります。
これから受験を迎える方はぜひご参考になさってください。

・合計点について
近年の神奈川の平均の合計は280点前後です。そこから考えますと、今年は点数だけ考えると易しめの年になった印象です。
なお、過去に数回平均が300点前後になったことがありますが、これらの翌年は基本的には270点後半から280点になっていますので、来年もそのようになることは想定しておいてもよいかもしれません。

・国語の平均点
上記だけ見ると去年がきつかったように映りますが、令和2年以降の平均点はむしろ60点台の方が多く、70点台は令和7年と令和5年の2回だけです。国語は今年位の難易度というのが基本的な考え方になると思います。

・理科、社会について
これらの教科は、平均点が変動しやすく、特に社会は50点台から70点台まであり、年により難易度は異なります。理科は令和2年以降平均が50点台にはなっていますが、令和3年の50.1点から令和4年の58.9点、そして令和5年の51.0点というような変動もあり、前述した合計点の変動は理科、社会の変更によることが多いです。

・英語
実は出題形式に変化がありました。これまで問3の文法選択問題が4問、問4の並べ替えが4問だったのに対し、今年は問3が6問、問4が5問となりました。また、問6の長文問題が、大学入試の共通テストを意識したような、プレゼンのスライドを選ぶ問題が出題されました。
そして、このことにより、試験全体のワード数が大きく増えました。

増えた問題自体は難しくなかったので、平均が上がる予想をしていましたが、ワード数が増えたことで、どうなるか気になっていました。実際にはやはり平均は上がった模様です。

少し話がそれますが、英語は5教科の中で一番、苦手教科としている場合、点が取りにくい教科になっています。

ここで一つデータをご紹介します。
5教科それぞれで、10点刻みで何点台が何%いるのか、という数値が公表されれていますが、英語は全体の38%が10点台~40点台に集まっています。
内訳は、
11点~20点 10.5%
21点~30点 15.6%
31点~40点 12.8%
です。さらにこの20点台の15.6%が一番多いところになっています。

ですので、英語の苦手な方は早期の対策をすべき、というのは念頭に入れておくとよろしいと思います。

・数学
数学は近年高得点が取りづらくなっており、昨年は80点以上が全体の1.8%という結果でしたが、今年は難問が減り、80点以上は6.3%いました。こうしたことから平均の上昇につながったと思われます。

ただし、それでも他の4教科に比べて高得点が取りづらい教科になっていますので、上位校を受ける場合、数学以外の4教科で9割を何個とるのかというのが一つのポイントになるともいえるでしょう。

一方で、、数学は5教科の中で一番出題傾向がはっきりしているため、41点から70点をとるという視点では、一番作戦を立てやすい教科です。
実際、この点数帯は全受験生の58%もいます(11点~40点は17.5%です)ので、数学を何点取るのか、というのは合否を左右するといっても過言ではありません。



以上、今回の結果と、基本的な特徴について書かせていただきました。
今後それぞれの教科でどのような対策をされるか、などでご相談がある場合はぜひご連絡ください。


綾瀬市の個別指導塾
城南コベッツ 綾瀬中央教室


【ご案内】
当教室の中学生の指導は、城山中、綾北中の皆様を中心に、生徒の皆様の現状や目標に合わせて行わせていただいております。
体験授業は2回までご受講いただけますので、ご遠慮なくご連絡ください。

2026.03.11

入試、および定期テストが終わって、現在次の学年の内容に向けて動き始めているところですが、それまでの内容がしっかりできていれば、この時期の先取りは有効ですが、そうでないと、結局またできなくなってしまう、ということになりかねません。

数学は各学年、計算単元から始まるので、特に中3は、式の展開や因数分解を早くから始めるのが得策ですが、英語はなかなかそうはいきません。

中3のはじめの内容は綾瀬市の採択教科書では現在完了、現在完了進行形がLesson1,2の内容になっていますが、この文法を先取りしたからと言って、英語の苦手な生徒さんが中3のはじめのテストで大きく点数が上がるかというと、答えは完全にNoです。

通常英語が苦手というと、文法が難しい、単語が覚えられない、などということが多いですが、実はよくよく見てみると、英語そのものが読めないというケースが非常に多いです。

読めない単語を覚える、書けるようにする、というわけですから、それは簡単にできるようなるはずもありません。まして、文章自体を読めないのに、英文を書くというのは、まさに至難の業です。

ですので、現在学年の切り替えの時期なこともあり、英語の苦手な生徒さんには、単語の読み方のルールの指導や教科書の音読を進めてもらっています。

英語は言語ですので、声に出して覚えるのが非常に大切です。そのうえで、だんだんなじんでくると、発音と綴りのルールが自然と頭の中でつながってくるので、単語も覚えやすくなりはずです。

英語の苦手な方で、なかなか改善されないという方は、ぜひ一度ご相談ください。英単語の効率的な覚え方をお教えいたします。



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【ご案内】
当教室の英語指導は、単なる座学として文法を学ぶだけでなく、発音する機会を設けて、総合的に指導をしております。音読指導やリスニング指導なども行っておりますので、英検対策も充実しております。上位級の取得を目指す方から、英語の苦手克服まで、英検1級取得講師がアドバイスしております。

2026.02.17

現在英検界隈が少しざわついているのをご存じでしょうか。
英検の上位級(2級以上)では、英文を要約する問題が出題されているのですが、、
先日1級の合格発表でちょっとした騒ぎが起こっています。

自分自身も受験して発表を見た際に、ライティングの合格者平均がいつもより低いと感じましたが、これが、要約が0点になってしまった人が多かったから、というものによるものでした。

自分自身は0点にはなっておらず、ライティングの点数が69%ということで、ライティングがやや苦手な自分としては、こんなものか、という程度でしたが、いろいろなところで、要約が0点になった、という情報がネットを飛び交っており、実は大変なことになっていました。

1級の要約は90語~110語という制約があり、2025年より厳格にこのルールを適用する、という発表はあったのですが、第1回、第2回ではこのようなことはありませんでした。これが第3回で0点が増えたというので、いよいよ厳格化が始まったのかもしれません。

実際に、英検1級を満点で合格された有名な英語講師の方が、研究のためにご自身の解答を残しておくなどの原因で時間が不足して書ききれなかったとおっしゃっており、この方が指定語数に足りていなかったようですので、要約の語数により0点がついたというのは、かなり可能性が高いです。

なお、語数が守れているのに0点という話もあるようですが、これが本当なら、

要約として認定されていない。

ということになるかもしれませんが、これについては、情報が不確かですので、何かしらの情報を待ちたいところです。
 
今後もこのように厳しい判定になるかは非常に注目したいところですが、少なくとも言えるのは、1級に限らず、今後要約は指定語数をしっかり守る、ということになろうかと思います。

高校生ですと多くの場合、2級、準1級ということになりますが、今後これらの級を受験される方は、念のため気を付けていただき、時間内にきちんとこれをこなす練習をした方がよいと思います。



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当教室では、通常の受験対策のみならず、英検対策を進めることも可能です。大学受験での加点や8割、満点換算のための2級、準1級の対策や、小中学生の早期の上位級対策まで受け付けております。上位級ではリスニングで苦戦される方も多くいらっしゃいますので、練習方法や対策の仕方なども指導可能です。是非お気軽にご相談ください。

2026.01.29

中学生で数学の苦手な生徒さんはやはり少なくないのですが、多くの場合、苦手の原因が小学校時代の算数を苦手にしたままだから、ということが多いです。

 特に、小5の算数で学習する内容は非常に幅広いので、小5の内容の理解がおろそかになってしまうと、その後に影響することが多いです。

5年生で学習するのは
・小数(小数どうしの四則)
・分数(異分母の加減)
・四角形と三角形の面積
・円
・割合
・速さ
・体積(直方体、立方体)
・変わり方(比例、など)
となります。いずれも中学数学で必要となるものばかりです。

 いくつか具体的に見ていきましょう。

■小数の計算
 特に中学生が忘れてしまっているのが、小数同士の割り算です。わる数が小数の場合、小数点を整数にするためにずらしますが、この時割られる数も小数点をずらします。この、割られる数の小数点をずらし忘れて誤答になるケースが目立ちます。なおこれは数学だけでなく、中学の理科でも影響してしまいます。

■分数
 異分母の加減は「通分」をすることになりますが、数学が苦手な生徒さんは「通分」のやり方があやふやなことが多いです。小学校の計算の時のように、数値だけであれば、比較的できることがあるのですが、中学数学は文字式を利用するので、やり方をきちんと把握していないと間違えてしまいます。
 なお、分数の乗除は6年生で学習しますが、分数は加減の際と乗除の際で通分の有無がかわるため、多くの生徒さんには難しい処理になります。これが影響し、小数の方が計算しやすい、という認識を持ってしまうのですが、実は分数は約分ができるので、基本的には分数の方が扱いやすいはずです。
 分数計算を苦手なままにしておくのは、将来の計算問題で高い確率でつまずいてしまうので、早めに克服する必要があります。

■四角形、三角形の面積、円
 いわゆる面積公式をここでたくさん学習します。小4で長方形の面積を学習しますが、小5で、平行四辺形、三角形、ひし形、台形、そして円周の公式を覚えることになります。これらは当然小学生の間だけでなく、中学生になっても角柱、角錐の体積、表面積という形で主に中1で学習し、高校入試でも必須の知識となります。
 なお、円の面積は小6で学習します。中学生に円の面積と円周の公式を聞くと、面積は答えられても、円周の公式をこたえられない子が多いというのは、非常に良くあることです。公式はしっかりとおさえていく必要があります。

■割合、速さ
 5年生の算数が苦手になる原因は多くの場合はこの2つの単元ではないでしょうか。ではそもそもなぜ苦手になってしまうのか、それは

より多くの思考が求められる

 当然であるのですが、図形は基本的に公式に当てはめればいい、という認識が多くの生徒さんにはあります。ですから、おのずと正解しやすいのですが、文章題は、問題を読み、それを理解し、意味で式を立てる必要がありますので、求められる能力が他よりも多くなります。

 特に割合においては、もとにする量、比べられる量、を判断することになりますので、これが多くの5年生には非常に難しいです。小さい数÷大きい数という処理が多くなり、正しくやり方を把握する必要があります。

 また、速さでは単位を変えるという作業があります。単位換算も多くの皆さんが苦労するところです。

 そして、これが、中1以降では文字式で必要となり、さらに方程式の文章題で、速さの文章題、割合の文章題として求められることになります。方程式の文章題の克服は小5の算数にあるといっても決して過言ではありません。



 これらが主に中学生になったときに直接影響するものです。ほかにも小5では比例を学習し、数学の関数の土台になります。



 このように、小5で学習する内容は今後の数学の学習に非常に影響いたします。これから小5になるという場合は、これに備えて学習を進めていただければと思いますし、今年小6になるという方でしたら、新しい内容と平行して、小5の内容の定着を図ることが大切です。大きく躓いてしまったところがあるのであれば、まずはそこをしっかり、ゆっくりおさらいしていきたいところです。

 さらに、これから中1になる、という方の場合は、6月くらいに文字式を学習する前に、特に割合や速さなどの復習はした方がよいでしょう。例年、正負の数の計算練習とともに、当教室では宿題で小学校の復習を指示して少しずつ思い出してもらっています。


 これから学年の変わり目を迎えます。新学年になる前に復習をしてのぞむことで自学年の学習のスムーズさが大きくわかります。
ご通塾のご検討や学習の相談など承りますので、ご心配な点がございましたら是非ご連絡ください。



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当教室では無料体験を2回まで無料で随時お受けいただけます。お申し込みの際は「事前カウンセリング」として、お子様の学習状況や進め方などを事前にお伺いしてからお受けいただきます。

小学生は、綾西小、寺尾小、中学生は城山中、綾北中の皆様を中心に、学校の進度の先取り、学校の授業の補習、受験対策、英検対策など承っておりますので、是非お気軽にご連絡ください。