城南コベッツ綾瀬中央教室

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綾瀬中央教室のメッセージ

2024.03.06

先月末、公立高校の受験結果が発表となりました。受験結果がでたことで、気持ちの面でひと段落となった人は多いと思います。中には、まずは高校入学までゆっくりする、たくさん遊ぶ、などと思っている人も多いと思います。一方で、もしかするとこの記事を読んでいる中3生がいたならば、勉強についてどうしようか、でもまだ受験終わったばかりだし、と思っているのかもしれませんね。大学行きたいけど難しいのかな、という人もいるのかもしれませんね。

いずれにしても、受験を終えた中3生には、是非とも将来や進学についてあえてこの時期に考えてみてもらいたいと思っています。特に大学進学を少しでも考えているのなら、ぜひこの先読み進めてください。そして少しでも考えるきっかけになれば幸いです。

●まずは、単純に、将来何になりたいか、何をしたいかを考えてみましょう

この時、「全く何をしたいか決まっていない」という人も少なくないと思いますが、これで終わってはいけません。後で紹介しますが、大学進学を考えるとなると時間の猶予はもうあと2年を切っています。問題を先送りするのでなく、現時点で興味にあることを見つけることが大切です。

たとえば、英語が得意(好き)だとします。とすれば、まずは英語をいかせる仕事にはどんなものがあるか調べてみましょう。直接英語を使うこと自体を職業とするなら、翻訳、通訳、英語指導者から、英語をツールとして使うのなら外国企業での就職や観光関連の仕事などもあると思います。もちろん国内企業でも取引先が英語圏であれば使う機会は多いですし、正直英語を利用して、ということであれば、選択肢は様々です。簡単に言えば、英語が使えるのなら選択肢は2倍以上になりますよね。ある仕事を日本でするのか、海外でするのか、ということになるので。

理系が得意ということであれば、ものづくりからIT系、エネルギー系の研究など様々あります。最近は地球環境を考えた取り組みが盛んですので、この分野の研究や開発は今後発展するのではないでしょうか。IT系で言えば、映像系やAIなどの研究が進んでいますね。AIなどは最近はいろいろなものが出ていますので、実際に自分で使ってみると興味を持てるかもしれません。日本は労働者不足という問題を抱えていますので、それを解決するためのツール、技術の開発なども非常に面白いと思います。

これらはプラスのイメージから入っていくものですが、逆に、自分には向かないものというところから考えるのも一つでしょう。●●は自分には合わない、というものはそうはいってもいくつかあるでしょうから、その残ったものを見てみるというのでもきっかけとしては良いように思います。

漠然と自分で経営をしていきたい、という人はいませんか?どんな会社を経営したいのか、どんなことなら自分にできそうか、というのを調べてみるのも面白いと思います。

そして、自分の興味のある職業、なりたい職業につくために、どのような進路を取る必要があるのか、ぜひ調べてみてください。大学、専門学校など様々なルートがあります。中には大学の後、大学院への進学が必要なケースもありますから、事前に調べておきたいところですね。


●大学進学を考える場合、まずは大学受験を知りましょう。

自分のなりたい職業をめざすため、選択肢を増やすため、キャリア形成のためなど大学に行く理由は様々ですが、そもそも大学入試が現在どうなっているのかを知ってください。高校受験とは全然違うので、これを知っておかないとあっという間に時間が来て選択肢が減ってしまうということが起こります。

まず、現在の大学受験は大きく分けて4つの入学方法があります。

1. 学校推薦型選抜(指定校)
2. 学校推薦型選抜(公募)
3. 総合型選抜
4. 一般選抜

上記の4つのうち、1~3が成績(高校では評定と言います)を利用した入試、4が筆記試験のある入試です。
※2の公募型、3の総合型は一部の学校で筆記試験もあります。

これらのうち、1と3は8月の下旬から出願や選抜がなされ、これが大学入試のスタートです。一般選抜での受験であれば試験が1月下旬から2月になります。

近年は上記の1から3での受験で募集定員の半分以上が決まるため、多くの受験生は評定を利用した制度で受験をしているのが現状です。

そして、この評定ですが、大学入試では1年生の評定から利用されるため、まさに入学してはじめから一定の成績を取ることが必要となります。ですから、大学進学を考えるためには、今この時期に準備が必要というわけです。

そして、もう一つ大事なことは、上記の通り一番早い時期の入試が8月下旬ですが、総合型選抜の場合、書類の作成が必要です。

もともと総合型選抜は、大学で何を学びたいか、これまで何を学習してきたか、などをアピールして行う入試です。これを書類にまとめる形になりますが、大学受験ですので、ただ事実だけを羅列して書くというのではいけません。きちんと文を精査して、いかに自分をアピールできるかということを踏まえて何度も書き直す必要があります。この準備にはおよそ数か月かかるため、総合型選抜利用の場合には3年生になったその時から準備が必要です。

したがって、総合型選抜利用の場合、高2終了時点では志望校を決めておく必要があります。もちろん、いくつか候補をもって絞り込んでいくということは考えられるので、最終決定はもう少し後でも大丈夫ですが、高2のうちに志望校をほぼ決めておくことが必要になります。さらに、高校生での活動内容なども問われるため、高2のうちには自分のやりたいことに備えて動き出せている必要があります。大学のオープンキャンパスなどにも高2のうちに行っておきたいところです。

もちろん、一般受験で大学に行くことを考えている人もいるでしょう。この場合は確かに高3の2月が試験ですが、大学受験は難易度が高いですから、高3の1年間をしっかり受験勉強にあてることが必要です。ですのでやはり高3になる時にはしっかりと志望校を絞っておくことが大切です。

つまり、理想的には高2になった時に、志望校をいくつか持ち、夏から秋にかけてオープンキャンパス等を利用し、高2が終わるころには具体的に絞り込むというようにしたいところです。

そう考えると、大学受験について考える時間はあまり長くないのがわかりますよね。これが、高校入学前である皆さんが、将来や進路について知っておくべき大きな理由になります。

●できることなら英語と数学の中学の復習を。

英語と数学は高校進学後、それぞれ2つずつになります。
英語は「英語コミュニケーション」「論理・表現」、数学は「数学Ⅰ」「数学A」となり、テストもそれぞれでテストがある形です。
ですから、これまで以上に負担がかかり、苦手を残してしまうと高校ではあっという間に授業についていけなくなってしまいます。

もうすぐ卒業を控えている皆さんは、意図的に勉強の時間を確保しないといよいよ数週間勉強する機会をなくしてしまい、この受験で勉強した内容さえ忘れてしまいます。

ですので、英語や数学で苦手なものがあるのであれば、今のうちにやっておくことをお勧めします。

なお、今後学習をする上で大事な以下の二つについて心配な人は、もしかすると今しか練習る機会がないかもしれませんので、是非練習しておいてください。これらをおろそかにした結果、これまでなかなか点数が上がらなかったという人は少なくないと思います。

●(英語)単語の読み方

●(数学)四則の暗算

それぞれ簡単に説明します。
まず、単語の読み方ですが、実は単語暗記をする際に、読みを覚えずに、字面で覚えたり、ローマ字読みで覚えるという人は少なくありません。極端に英語が苦手でない人でもこういったことが起こります。
例えば、「fair」ですが、これを「火」と答えてしまう生徒がたくさんいます。まさに「ファイア」とローマ字読みしてしまうわけです。
「fair」は「フェア」と読みますが、「フェア」とわかれば日本語にもなっているので、「公平な」という意味は書けるはずです。ローマ字で覚えるのはそろそろ脱却し、英語の読み方を覚えることが大切です。慣れてくれば、音から単語を書けるようになり、単語暗記の効率も上がります。
今後高校では非常に多くの単語暗記を強いられますので、単語を読めるようにしておくことは、英語力を上げることにもつながるでしょう。

そして四則の計算です。
72-49を筆算なしで瞬時に答えられるでしょうか。45×3を即答できるでしょうか。実はこうした暗算は一定の時期を過ぎると練習しなくなってしまい、計算力が上がらないということが起こります。
高校数学では計算量が中学数学の比ではありませんので、こうした基本計算力を付けておくことが大切です。
いまさら、と思いがちかとおもいますが、計算が遅い人の多くはこうした計算に時間がかかっている人がほとんどです。
こうした暗算練習は、スマートフォンのアプリでよいものがたくさんあります。ゲーム感覚で練習できるので、自分に合うものを探して練習するとよいと思います。



さて、いかがでしたでしょうか。このように、今しておくべきことは実はたくさんあります。ただ高校の入学を待つのでなく、先々に備えて今できることをしておくと、どのような進路をとるのであれ、皆さんの人生が豊かになるはずです。

せっかく頑張って受験を終えたので遊ぶことも今しかできませんよね。それも大切です。ですが、自分自身の人生を考えることもまた必要なことですので、少し考えてみてください。

もし学習面で、自分だけでできないことがあるのであれば、学習塾を利用することも選択肢かと思います。何か相談があれば気軽にご連絡ください。



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2023.10.19

2023年の共通テストの英語の問題について、設問ごとにポイント解説を行います。各設問を解くにあたりどういう点を意識して解くべきか、というところまで触れてまいりますので、これから共通テスト対策をする場合や、実際に問題を解いた後の振り返りの参考にしてください。

今回は第1問です。

■第1問A

告知を見てその内容に答える問題です。例年第1問はA,Bとも易しい問題になっており、あとのことを考えると短時間で抜けたい問題ではあります。

●問1
handout(配布物、配布資料)を読んだ後に何をするのか、という問いです。

長文問題では、設問を先に見ておくか、文章を先に読んでから解くか、という問題がありますが、基本的に共通テストでは先に設問を確認してから文章を読むほうが圧倒的に効率的です。この時、選択肢まで読んでおくかどうか、ということについては個人差がありますが、選択肢の内容を覚えておけるのなら読んでおくべきですが、そうでなければ設問だけに目を通しておくだけでも違います。

この問1では、およそどのあたりに必要とする情報が書いてあるのかが見当がつきやすいので、先に設問を読んだ場合にはすぐに見つけられると思います。

表の下部に、「Fill in the form below and hand it in to your teacher today.」とありますので、選択肢1「Complete and hand in the bottom part」が正解です。

ここで一つポイントがあります。「hand in」がもしわからなかった場合でも、文章中でも選択肢でもhand inを使っていますので、比較的選びやすくはありますが、長文問題に慣れている場合、同じ表現を使っているとかえって不正解の心配がある、というように思う人がいるとおもいます。正直、第1問のAなのでそこまでの難しい問題はないとは思われますが、かえって心配になって時間をかけた人がいるかもしれません。
※hand inは「提出する」です。

なお、文章中のfill inは記入する、という熟語、completeは「完成させる」が基本的な意味なので、両者はやはり同じことを言っています。

●問2
両者のパフォーマンスについて言えることは?という問題です。

選択肢それぞれが文章中に一部書いてある情報なので丁寧に確認する必要があります。不正解の選択肢について、はっきりと不正解であることを確認する時間はあまりないので、基本的には正解の選択肢を1発で見抜きたいところです。

選択肢4「You can meet performers at the theaters.」の内容について、「Together Wherever」の方では、「Actors available to talk in the lobby」、「The Guitar Queen」の方では「Opportunities to greet the cast in their costumes before the show starts」とあるので、両者で触れているので正解です。
available は「利用できる、得られる」、opportunities[「機会」、greet「挨拶する」です。語彙力が必要となる問題でした。


■第1問B

ホームページ(website)内容を見て答える問題です。

●問1
 すべてのGISのインストラクターについて言えることを選ぶ問題です。

コースが3つあり、3つのコースのインストラクターについて探す問題です。文章を読んでいくとはじめの方にまとめて答えが書いてある問題ではないので、問2や問3の設問も頭に入れながら読んでいくことになります。ピンポイントで答えが書いてある問題と、広く問題を読んで判断する問題があるので、どこかに書いてあるはずだ、と前半を何度も読み返してしまうということのないようにする必要があります。こういったところをたくさんの問題を解きながら、慣れていく必要があります。

解答としては3つのコースそれぞれに、「いくつかの国で」、「ニューヨーク、ロンドン、シドニーで」、「たくさんの国で」のように記載されているので、選択肢3「worked in other countries」が正解です。

●問2
最終日に何をするのか、という問いです。
こちらも3つのコースそれぞれが最終日の記載があるのでそれを確認する必要があります。
「FOREST」コースでは文法を習い、スピーチの練習をおこないますが、最終日はスピーチコンテストに参加するとあります。
「MOUNTAIN」コースではグループでskit(寸劇)を英語で行うコースで、最終日はキャンパー全員でskitをする、と書いてあります。
「SKY」コースではディベートのスキルやcritical thinkingを学ぶとあり、最終日にshort debateを行うとあります。
これを踏まえて選択肢3を見ると「show what they learned at the camp」(キャンプで習ったことを見せる)というように、まとめた表現がありますので、これが正解です。

他の選択肢の内容は書かれていないのですが、文章中にいくつかの同じ表現をつかっているので、きちんと文の内容を踏まえずに、単語だけで選ぶとこちらは間違えてしまう問題になっています。

●問3
申込をした後に何があるか、という問題です。
本文の「Application」の項目に、「we'll contact you to set up an interview to assess your English ability and ...」とあります。
これが選択肢3「Your English level will be checked.」と同じ内容ですので、これが正解です。assessは「評価する」ですので、「check」の言い換えになっています。

この問題はピンポイントで探しやすい問題になっていました。



■重要単語・熟語・表現

●第1問A

・handout「配布物」
この単語は意味もそうですが、hand out「配る」という熟語を知っているでしょうか。
離れれば句動詞になり、くっつくと名詞になります。片方の意味が分かられば覚えやすいと思います。

・refreshment「軽食」
本文ではこの後ろにsnacks & drinksという補足がついているので知らなくても問題はありませんが、告知などにはよく使われる表現ですので覚えておきたいところです。

・fill in / fill out 「記入する」
どちらも「記入する」と訳されることのある熟語で、人によっては同じように使う、イギリスでは、アメリカでは、などともいわれることのあるものです。
fill inの方が一部分、fill outの方が全部、など言われることも多く、
fill in the blank(空欄を埋める)
fill out the form(フォームに記入する)
のように使われるものをよく目にします。
fill outは問1の選択肢に使われいていました。


●第1問B
・intensive 「集中的な」
本文ではGISという団体が実施しているIntensive English Summer Campという固有名詞で出てきているので全体的な理解度には影響しませんが、比較的頻出単語です。Intensive English Summer Campは「夏期集中英語キャンプ」というイメージです。

・accomodation「宿泊施設」
この単語自体の意味も重要ですが、動詞「accomodate」(収容する、適応させる)なども重要です。

・take part in「参加する」
「参加する」は大学受験ではたくさん登場します。複数覚えておきたいところです。
attend, join, participate in などとあわせて覚えましょう。

・assign「割り当てる」







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2023.10.02

4回目は大和高校の合格の目安についてのご紹介です。

大和高校は偏差値としては63~65という難易度を誇る、いわゆる難関校の1つです。
現在の神奈川県の公立高校は、県内に在住であればどこの高校でも選べますが(横浜、川崎の一部の市立高校は学区があり、他学区から受験の場合は人数制限があります)、以前は学区というものがあり、大和高校は旧学区のトップ校にあたります。

現在では、学区という言い方はしないものの、いわゆる「県央地区」では厚木高校に次ぐ難易度の高校にあたります。

倍率としては過去3か年の平均では約1.46倍となっており、非常に高倍率の学校になります。
他の地区の同程度の高校で同じ数値を取ってみると、
希望ヶ丘:1.46
光陵:1.32
横須賀:1.21
鎌倉:1.39
相模原:1.22
小田原:1.23
となっており、人気の高さがお分かりになると思います。

さて、ではここで、合格の目安をご紹介すると

内申:123/135 入試点:415点/500点

内申123は3で割ると41ですので、1回の内申で5が5つ、4が4つという数値です。
旧学区トップ校を受験するのであれば、40という内申は最低条件かと思います。基本的に5という内申は学校のテストで90点以上は取りたいところです。80点台で5がつくこともありはしますが、80点後半で、授業の小テストでしっかり得点し、提出物が完璧であれば、3年2学期に5が付くということは比較的見られるケースではあります。

内申が40を超えるためには技能教科でも5が付く必要がありますが、これらの教科では定期テストはもちろんのこと、実際の技能がすぐれていないと5がつきません。なお、技能テストが非常に優れていれば定期テストで多少点を落としてしまっても5がつくことは非常によく見られますが、逆に定期テストが9割を超えても、実際の技能面で苦手なものでは、3がついてしまうということもありますので、ある意味これは割り切ってしまうしかないように思います。

そうなると、技能教科で5を取れない場合には旧学区トップ校には行けないのかというとそうではありません。

神奈川県の入試では、第2次選考という形で、主に当日の入試点で合否を決める制度があるので、旧学区トップ校を受験する場合は第2次選考を利用することを考える人も多いとは思います。(第2次選考の詳細はここでは割愛いたします)

とはいえ2次選考を踏まえて受験するとなるとかなりリスクが上がりますので、私立高校の併願をしっかりと考えて受験することにはなるでしょう。


入試点415点は5教科平均83点です。これをさらに5教科ごとの目標点を決めることになりますが、400点を越えてくる場合の目標設定は中堅校の場合とはかなり異なります。

中堅校の場合は基本的に、国語と数学の目標点を設定し、他を決めるというようにすることが多いですが、旧学区トップ校受験する場合は、9割をどの教科でとるのか、というのがポイントになってきます。

まず、9割を一番取りやすいのは国語かと思います。国語は多くの年で一番平均が高くなり、満点が出やすい教科でもあるため、国語の9割は死守することになります。

次に9割を狙うなら英語でしょう。全体的な視点で見ると5教科の中では平均が低くなることが多く、決して易しいテストではないのですが、出題形式が比較的固定化されていることを考えると、トップ校受験者にとっては、極端に難易度の高いものではありません。

ですので、この2教科で90点ずつというのは基本的な考え方になるでしょう。

さて、残りの教科ですが、ここで一つ大きなポイントになる教科があります。やはり数学です。

神奈川の数学は70点を越えられるかどうか、というのが大きな課題となります。始めに5教科平均83点と書きましたが、70点を取るのでさえ実は大変なので、国語の貯金は大きくなりますし、数学が苦手な人は英語でのさらなる貯金はある意味必須です。

そして数学は正答率5%前後の問題が毎年3問出題されますが、これらは1問5点なので、9割を目標というのは、基本的には「神奈川の数学は余裕」と言える人だけです。高く設定しても8割、基本的には70点か、75点目標というのが現実的ではないでしょうか。

実際の合格者は5教科の中で数学が一番低いという人は非常に多く、数学が60点台で他の教科で高得点を取って合格というのは普通の合格のパターンです。

最後に理科・社会ですが、これらは実は毎年難易度が変動しやすく、目標点通りに行きにくいのがこの2教科です。ただ近年は易し目になっている印象もありますし、上記のように基本的には数学が一番低くなることがおおいので、これらの教科は8割を基本ラインで考えるのが良いでしょう。

これらをまとめると5教科それぞれの目標は以下のような点を軸に考えるとよいと思います。

英語:92点 数学:70点 国語:93点 理科:80点 社会:80点

端数の5点は上記では、英語と国語に振りましたが、特に大きな意味はありません。英語・国語に比べて理科・社会が得意であればそちらに回すことになるでしょう。

英語がやや苦手で9割にのらない場合は、基本的には理科や社会で補うことになりますが、少なくとも9割を超えられる教科を2教科、ないし3教科つくる、というのがこの難易度帯の学校を受験する際の対策となるでしょう。

なお、大和高校では特色検査を実施しています。大和高校の場合はS値1000点に加えて100点分を追加して合否を判断しています。特色検査の詳細、内容はここでは割愛しますが、およそ100点満点で50点を取れていれば、他の受験生に大きく劣ることはありません。明確に頻出問題があるわけではないので、対策が取りづらいのが原因ですが、過去問を解きながら、柔軟な対応ができるように練習していくことが大切です。共通問題では英語の長文問題が出題されることがおおいので、この対応は不可欠です。

大和高校の選考基準は内申:入試点で4:6となっています。内申の不足分を補うのに入試で2.46点多くとればよい計算です。

上記の目安では内申41というように紹介しましたが、これが内申オール5だとすると、135ポイント中では12ポイント分のプラスとなるため、2.46×12=29.52となり、本番で約30点分余裕ができることになります。これは5科目で400点を切っても合格の可能性があるということになります。大和高校を受験する生徒さんの中には高内申の生徒さんが基本的には多いので、こういった点は目標点決定の際には大きく影響すると思います。

大和高校の受験をお考えの方は是非ご参考になさってください。

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2023.09.19

3回目の今回は有馬高校の合格の目安についてご紹介します。

偏差値ではおよそ47~49という表記が多く、難易度としては中間の難度になると思います。
立地としては海老名から7分ほど相模線にのり徒歩で10分強ほどの距離にあり、比較的通いやすい場所にあるため、県央地区の方たちだけでなく、小田急沿線の方たちであれば、一度は検討の候補になることが多い学校になるかと思います。なお、当教室は綾瀬市の教室ですが、当教室にお通いの生徒さんたちで、自転車で通うこともできるということで、検討に入れる方は少なくありません。

近年の倍率は1.1倍前後になることが多く、倍率としては高くはないものの、最近2年は倍率が少しずつ上昇していますので、油断せずに準備したいところです。

ではここで、目安の数値をご紹介します。以下の数値としてみました。

内申:93/135 入試点:265点/500点

内申93は3で割ると31ですが、1回の内申で、3が5つで4が4つ(オール3に4が4つ)というイメージです。

ここで一つ有馬高校は内申について一つポイントがあります。それは英語の内申が1.2倍されて合否決定に使われるということです。(これを重点化と言います)
したがって、英語の成績は少なくとも4にしておきたいところです。

※重点化は各高校が学校の方針に合わせて一部の教科に比重をかけることができるものです。有馬高校は英語教育に力を入れており、その表れとなっております。

先の記事でも紹介していますが、4はおよそ学校の定期テストで8割程度が欲しいところですが、提出物や授業の小テストの得点がしっかりしたものとなっていれば定期テストが7割でも4がつくことは十分にあるでしょう。合格の可能性が上げていくのであれば、9教科の中でできることなら4の方が多いというようにしておくとより良いと思います。

定期テスト7割~8割というのは、基本的には平均点を上回った点数になるので、学校の教科書やワークに掲載されている問題をしっかり練習し、章末問題などで実力をつけていくことが大切です。8割を目指すのであれば教科書などだけではやや不足するイメージもありますが、少なくとも教科書掲載の問題を時間かけることなくスムーズに解けるようにしておければ、50点台になってしまうということはないように思います。

一方、入試点270点は5教科平均で53点です。各教科の難易度を踏まえた5教科の内訳の目標は次のようなイメージです。

英語:55点 数学:50点 国語:65点 理科:50点 社会:45点

各教科の目標点は以下の順番で決定しました。

国語がまず得点しやすいので、有馬高校合格のレベルであれば65点から70点は取りたい数値です。
次に英語と数学ですが、有馬高校を目指す方は英語を得意としている、もしくは英語が好きな方が多いので、英語である程度点を取るということを目標にしたいところです。数学は頻出問題を確実に正解していくことでこの点数を実現したいところです。(数学の点の取り方についてはこちらの記事をご参考にしてください)
英数国で175点ですので、残り95点を理科社会で分散して設定しました。理科と社会の得意不得意で決めることになるでしょう。

どの教科を軸に目標点を決めるかは個人差はあるとは思いますが、この難易度帯の学校を受ける場合には、基本的には国語・数学できちんと狙った得点を取り、難易度が変わりやすい理科・社会は合計が目標点に達すればよいというように考えるとよいでしょう。

なお、1つご紹介しておくと、全県平均(合格者平均)が近年は280点台~300点程度にになっており、過去のもの踏まえても基本的には270点~290点台になるように作られている印象です。有馬高校は偏差値的に50よりやや下という位置づけになっていますから、全県平均を目標に頑張るというのも良いと思います。


有馬高校の内申と入試点の比率は5:5になっており、これは実は昨年までの内申:入試点:面接=4:4:2という制度と変わっていないことを意味します。ですので、有馬高校の場合は面接の廃止に伴う大きな変更はない入試になります。

なお、5:5の学校では内申1ポイント分が入試点3.7点に相当します。中3生の場合は内申が1変わると2ポイント分(135ポイント中)になりますので、この点は頭に入れておきたいところです。

以上、有馬高校お考えの方はご参考にしてください。

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【過去の難易度紹介】

1.海老名高校

2.綾瀬高校

2023.09.14

第2回は綾瀬高校の合格の目安をご紹介します。

偏差値としては43~44という難易度の学校です。実倍率としては過去5年を振り返ると以下のようになっています。

2019年 1.00
2020年 1.00
2021年 1.10
2022年 1.02
2023年 1.00

ここでいう「実倍率」は合否が決定したのちに発表される、最終的な倍率です、定員に満たない場合は1.00となりますが、ご覧のように、過去5年では3年ほど定員割れという状態ではあります。

しかし一方で、これは綾瀬高校に限らない話ですが、近年の社会的な不安定の状況(直近のコロナや地震等の不安によるもの)や電車等、交通機関を利用することでの費用面のことから、徒歩や自転車で通うことを選択される方は多いです。特に綾瀬市の場合は駅を利用するためにバスを利用することにもなるため、市内の高校を優先的に考える方が多くいらっしゃいます。

実際に受験をする際には倍率の高低も戦略の一つにはなりますが、きちんと合格できる(と思われる)得点を取れるように学習を進めることが大切です。

前置きが長くなりましたが、ここで合格の目安となる内申と入試点をご紹介します。

内申:87/135 入試点:230点

内申87は1回の内申45のうち、3が7個で4が2個という数値です。オール3に4が2つという形になります。
学校の内申3は比較的広い範囲でつくイメージです。定期テストでは50点台~70点台くらいで3がつくことが多いですが、提出物の状況により、40点台になってしまっても3がつくこともあるでしょう。70点台で4が付くこともしばしばですが、逆に授業態度や提出物等により3がつくことも多いです。

したがって、基本的には学校のテストで平均点や中央値(学校によって公表される数値が異なるかとおもいます)の点を取り、提出物をしっかりと出していると内申が30前後になるかとおもいますので、綾瀬高校を希望するという場合には、普段のやるべきことをしっかりやり、きちんと復習をしていく、ということが大切になります。

入試点230点は5教科平均46点となりますが、神奈川県の入試は5教科で難易度が異なり、綾瀬高校を目指す場合には、国語と数学できちんと目標点を取ることが重要となります。

数学というと難しいイメージがある人も多いかと思いますが、実は神奈川県の数学は計算問題や毎年繰り返し出題されるパターンの問題で50点程度を取ることは十分可能です。

また、国語は比較的点が取りやすい教科になっており、出題される形式がほぼ毎年同じなので、60点程度を目指したいところです。

この2教科で110点となりますので、230点に対して残り120点となります。

つまり、

英語:40点 数学:50点、国語:60点、理科:40点、社会:40点

というのが各教科の目安の目標点となります。

得意教科や不得意教科のバランスで目標点を変える際には、基本的には数学と国語で110点、英語と理科と社会で120点をというのを固定として考えたほうが学習もしやすいでしょう。理科と社会は難易度が上下しやすく、英語はここ数年難易度が高いため、数学と国語で点をしっかり稼ぐという学習の仕方がおすすめです。

最後に、内申と入試点の比率について確認いたします。

2024年入試から各高校で変更になった比率は綾瀬高校では内申:入試点=6:4という比率を採用しました。

これは、仮に内申が1ポイント不足した場合に、入試本番で5.55点分を多くとれば挽回できる計算です。

先に書いた例では1回の内申が29というようにしてありますが、これがオール3の27になった場合は27×3=81となり、135ポイント中で言うと6ポイント不足することになります。

5.55×6=33.3点

ですので、この点を余計にとることを考えると比較的大変になることがわかると思います。

これは逆に言えば、内申に余裕があればこの分、本番の際に余裕が出るということになります。

綾瀬高校をはじめとする6:4の学校を受験する場合には、この点を把握しておくことが大切です。




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【過去の難易度紹介】

1.海老名高校

2023.09.09

自分の志望校は何点取れば合格するのか、非常に気になることかと思います。そこで、このシリーズでは綾瀬市近隣(当教室が綾瀬市にあるため)の公立高校について、合格するために内申がいくつあればよいか、本番で何点取ればよいのか、5教科それぞれどのくらいの点を取ればよいのか、という目安をご紹介してまいります。

なお、基本的には合格可能性70%程度を想定して書いていますので予めご了承ください。
また、ここであげる数値は、過去に指導させていただいた生徒さんの集計(この記事の著者個人が)および模試のデータ等を鑑みた数値となっておりますが、多少受験情報誌等との数値と異なることもございます。



第1回目の今回は海老名高校です。

偏差値にしておよそ60程度の入学難易度が高い学校になります。この高校は県央地区の学校になるので、県内のいろいろな地域から受験生が集まるため、毎年倍率も1.3倍程度になり、全県平均の倍率よりも高い人気校です。

その海老名高校に入学するための目安の合格基準は以下のようになります。

内申:114/135  入試点:370点/500点

内申114は、9科目中7科目が4、2科目が5という数値です。内申で4が付くためには、定期テストではおよそ8割を安定して得点できるようにすることが大切です。普段の学校の小テスト(があれば)で高得点を維持していると、定期テストで7割代になっても4が付くこともおあるようですが、その後の入試を考えれば、範囲のわかっている定期テストでは8割以上は確実に得点できるようにしておく必要があるでしょう。

内申5は9割以上を安定して得点できればつくことが多いです。自分の得意教科では必ず5を付ける、というような学習の仕方が必要です。この難易度の学校に合格するためには得意教科は1つでは足りませんので、内申の面でも5を2つというのはある意味最低限のように思います。

さて、入試点370点は、5教科で平均すると74点となります。ただし、神奈川の入試問題は5教科で難易度のばらつきがあり、国語が5科目の中で安定して高得点を狙いやすい教科であることから、海老名高校を合格するようなケースの場合、国語では高得点になることが多いです。

これを考慮に入れると、370点を取るために各教科目指したい5教科の得点は、

英語:75 数学:70 国語:85 理科:70 社会:70

のようになると思います。

これをそれぞれ得意教科に合わせて変えてもらえればよいでしょう。なお、数学を8割にするというのは比較的難しく、他の教科を8割にするよりは難しい印象です。標準問題をミスなく解けば8割までは引き上げられますが、少なくとも英語を8割にする方が一般的には易しいはずです。この辺りは過去問や模試を解きながら目標設定をするとよいでしょう。

また、理科・社会は大きなポイントで、これらの教科は年によって難易度が上下するため、基本的には広くそして多少深く学習していくことが大切です。上記では7割ずつで統一しましたが、できることなら理科または社会のどちらか得意な教科で8割を超えるような学習をしたいところです。

近年では神奈川県の入試問題は過去の傾向以外の問題が出題されることも少なくないため、神奈川県以外の入試問題を解くことがおすすめです。理科や社会で他の都道府県(場合によっては日本全県)の公立高校の問題を解く、などとすると力が付くでしょう。

さて、ここで一つ来年度の受験では海老名高校の受験に関して、大きなポイントがあります。

今年の中3から面接が共通でなくなったことに伴い、内申と入試点の比率が変更になりましたが、海老名高校は来年の入試では、

内申:入試=3:7

という比率を採用しました。これは計算上、

内申1(ポイント)分は入試点で1.58点分に該当

となります。

これは、たとえば上記の目安例を使って説明すると、仮に内申がオール4(108/135)の生徒さんは、目安に対して6ポイント足りません。この分を入試点で

1.58×6=9.48点

挽回すればよいということになります。
基本的には神奈川県の入試問題は最低2点問題からとなっているものの、その多くは3点~5点が基本的な配点です。すなわちこの9.48点はおよそ2、3問分に該当するため、多少の内申不足分は十分に本番で挽回できます。

内申が多少不足している場合に、海老名高校をしている場合には把握しておきたいことになります。

来年受験を迎える皆さんはもちろん、今後受験を控える方や、志望校をこれから決めるという皆さんにもぜひ参考にしてもらえればと思います。

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城南コベッツ 綾瀬中央教室

2023.09.05

神奈川の県立高校入試の英語の問題は冒頭に必ずリスニングの問題があります。約10分の問題なのですが、例年7問ほど出題され、21点にもなる箇所なので、ここの結果が大きく点数を左右することになります。ですが、英語の苦手な人は、リスニングは急にできるようにならない、という思いから

「リスニングは無理」「リスニングは捨てる」

などと言ってしまいがちです。

ですが、実のところ、問題にもよりますが正答率が6割~7割になる問題もあるため、多くの受験生がリスニングできちんと正解していることがわかります。

これは問題自体が易しいから、というのもあるかもしれませんが実は、

神奈川のリスニング問題は2か月程度対策すればである程度得点できるようになる

からでもあります。

全問正解するとなると、2か月では難しいかもしれませんが、すくなくとも終盤の2か月程度できちんと対策すれば、半分以上は取れるようになることが多いです。

これは実は「リスニング力」を上げる、ということでなく、「リスニング問題を解き方を身につける」、ということで実現可能です。

ということで、ここでは出題内容を踏まえた対策法をご紹介します。これから過去問を練習してく人も多くいるはずですが、リスニングが苦手な人はもちろん、リスニングでしっかり得点したい人もぜひ参考にしてください。

まずは、設問別に問題の「解き方」を確認していきましょう。


■設問ア 対話を聞き、そのあとに続くセリフとしてふさわしいものを選ぶ問題

1. 「先読み」をしましょう

まずこの問題を解くために重要なことがあります。それは、

リスニング問題が始まった瞬間に、はじめのアナウンスは聞かず選択肢に目を通す

ことです。これをいわゆる「先読み」という言い方をしますが、ここの設問は3問あり、できるだけ選択肢に目を通し、内容を覚えておくことです。

このとき、すべてを「全訳」していると間に合わなくなるので、それぞれの文の「違い」に注目してポイントをチェックします。線を引いておくなどとしておくとよりよいでしょう。

たとえば、選択肢が以下のようになっているとします。

1. I 've been studying it for five years.
2. I studied it in the library yesterday.
3. I study it with my friends.
4. I usually study it at home.

この例ではstudyは共通しているので、主な違いは期間、場所、一緒に勉強した人です。なお、実は時制が違うので、その点も意識できるとなおよいです。

こういったところを確認しておいた上でリスニングの音声を聞くようにすると注意力があがり、より集中して聞くことができます。

リスニング問題に慣れていないと、ただ待っているだけで問題が始まるということになってしまいますので、こうした対策が重要となります。


2. 直前の質問に全集中~疑問文に対するチェックポイントを持ちましょう。

ここは対話を聞いて、それに続くセリフを答える問題ですが、直前の分は基本的には疑問文です。実のところ、それまでの音声を多少聞き逃してもこの直前の疑問文が聞き取れれば正解できることが多いです。逆に言えば、それまでは聞けていても直前の疑問文を聞き逃すと正答の確率が下がってしまいます。

そこで、この直前の疑問文のチェックポイントがあります。これを意識するだけでもある程度選択肢を消去できますので、ぜひ頭に入れてください。

・Yes/No疑問文か
・疑問詞疑問文か?
・時制(現在・過去・未来)は何か?

あげれば他にもありますが、大きなポイントはこの3点です。

Yes/No疑問文とは、Do you~?やCan you~?などの文のことで、その返答がYesまたはNoとなるものです。ですので、直前の疑問文がこれらの形になっていれば、基本的にはYesかNoで始まることがおおいので、選択肢の中に、これらで始まっていないものが混ざっていれば消える可能性があります。(※YesやNoでこたえなくても返答している場合は答えになることがありますが、中学生の公立高校の入試ではこの可能性は低いように思います)

当然4択ですので、YesやNoが2つずつになっている場合もあります。この場合、人が違ったり、Yesとは書いてあるものの、内容的に反することを書いてあるケースがありますので、この点をよく確認しながら選ぶことになります。

一方、疑問詞疑問文とは、What do you~?Where do you~?などで始まる文のことです。ですから、疑問詞の意味はすべて覚えたうえで、ここに注目して選択肢を見るといくつかの選択肢が消えることになります。

さきほどの例、
1. I 've been studying it for five years.
2. I studied it in the library yesterday.
3. I study it with my friends.
4. I usually study it at home.
で、もし直前の疑問文がWhereから始まる文であれば、当然答えは2か4となりますし、How long~というように聞かれていれば、1が正解になりそうですよね。

時制についても大きなポイントです。もし直前の疑問文が過去の疑問文であれば、それだけで、先ほどの例では2であることがわかってしまいます。


ここで重要なことがもう一つ。リスニングが苦手な人は意識したいポイントがあります。
それが、

3. 直前の疑問文のはじめの3~5単語までを頑張って聞き取る!

前にかいた2つ目のテクニックは、直前の疑問文の前半だけで判断することができてしまいますので、たとえば、

Where did you・・・・・・

というように3単語だけでも聞き取れれば、疑問詞も、時制も確認できてしまいます。リスニング問題に自信がない場合でも、まずはこのことから練習するだけでも得点できるようになりますので、頑張って練習してみましょう。

■設問イ 対話の内容に関する質問に答える問題

まずここでも、「先読み」をしておきたいところです。

できることなら、アの設問が終わったらすぐに先読みを始めたいところです。実はイの問題のアナウンスが始めってから、「問題イの指示を読みなさい」というように少しだけ間があるので、この時間を有効に使いたいところですが、その前から先読みを始めましょう。

設問イでは質問文が印刷されていますので、これは必ず頭に入れておき、先ほど同様選択肢の違いに注目します。

そしてここの問題のポイントがあります。

選択肢がどのように作られているかを知っておきましょう。

設問イはア以上に選択肢が似ているように作られています。音声中に出てくる言葉を混ぜて作ってあるので、その点を意識して音声を聞くと答えられやすくなります。

例えば音声で、
「ケンは昨日図書館で勉強した。エミリーは昨日、バイオリンの練習をした。」
という内容を言っているとします。

選択肢はたとえばこのように作られます。
1. ケンは明日図書館で勉強する。
2. エミリーは昨日図書館で勉強した。
3. ケンとエミリーはバイオリンの練習をした。
4. エミリーはバイオリンの練習をした。

このように、放送の内容を混ぜる形で選択肢が作られているので、何かある言葉を言っていたからそれを選べばよい、というようにはなっていません。

その分、この設問イはややアよりしっかり内容を聞き取れないと答えられないようになっています。

ですので、多くを聞き取れない場合は、今誰のことを言っているのか、というところを意識して聞くようにすると正解できるようになってくるでしょう。

この設問イでは時間や場所の違いについてもよく出題されますので、選択肢にふたつ時刻が載っている、などの場合、放送ではどちらも言っていることがありますので、だれが、いつのという視点で聞くことになります。

こういった点はリスニングがいつも半分くらいとれて、さらに点を高めたいという人が意識すると、より確実に点を取れるようになります。


■設問ウ スピーチの内容を聞いて表や図などを埋める問題

この問題が「先読み」が効果は発揮する部分です。No1の問題では表や図の穴埋め問題が出題されますので、表や図と選択肢を見ながら、何に注目して聞くべきかを意識する必要があります。ただし、この設問ウでは20秒間の準備時間が与えられますので、先読みをする時間は十分にあります。逆にここを先読みしないで終えることのないように、あらかじめ形式を知っておくことが大切ということになります。

基本的には音声で言っているまま答えることが多いのですが、1つ大切なポイントがあります。

選択肢の言い換えを予想しましょう

問題によっては音声をいいかえたり、違う言い方をした選択肢を選ぶことがあるのを踏まえたうえで、この予想をすることが大切です。

たとえば、
選択肢に「Sunday」「Friday」などとある場合
音声では「weekend」のように言い換える可能性がある

選択肢がその日の授業の数を答える問題の場合、
音声では具体的に「English」「Science」「Japanese」「P.E」と列挙する可能性がある

などです。

こういったことを考える20秒にする必要があります。


■リスニング問題全体で言えること

神奈川のリスニング問題は音声が2回流れます。これが普段からリスニングを練習していなくても、直前の練習で点が上がる大きな要因です。

上記に書いてあることを意識しながら、1回目の段階である程度答えを絞り、2回目でそれを確実にする、というのが基本的な解き方です。

特に設問アやイで2択まで絞れた、という場合に最後の絞り込みをすればより正解の可能性が高まります。


そして、やはり直しが大切です。こういったポイントを踏まえて練習したうえで、間違えた問題をどこで間違えたのか、何が聞き取れなかったのか、ということをリスニング台本を見て確認しましょう。特に設問アの直前の質問で知らない単語があった場合は意味を覚え直すなどの対応が必要です。



こういったことをまとめて、2か月間練習していくと、多くの場合、リスニングの問題で最低限半分は正解できるようになることが多いです。はじめの段階で半分程度取れるという人はリスニングで8割以上ということも終盤の練習で実現可能です。

過去問を購入するとかならず音声CDがついていたりQRコードで音声が聞けるというようになっているはずですので、最低限3日に1回はリスニングの問題を1セット解く、というにすることでも十分です。県入試用の問題集などを用意できるのであればなおよいでしょう。


冒頭にも書きましたが、これは「リスニング力」そのものを上げる方法ではありません。ですが、試験の傾向を知ることで点をあげられるのは、実はリスニングも一緒ということを知っておくとよいでしょう。


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2023.08.26

2023年2月に行われた神奈川県公立高校入試の数学の問題の出題内容と今後の対策をご紹介します。

■概要

大問は問1~問6まであります。詳細は以下のようになります。

問1:計算問題

問2:計算問題・小問集合

問3:証明・資料の整理・文章題・図形

問4:関数

問5:確率

問6:空間図形

全体的な構成は例年通りです。マークシート形式ではありますが、選択問題ばかりでなく、自分で求めた数値をマークする形式の問題もあり、その分配点も高くなっています。

ではそれぞれ小問ごとに見ていきます。

■問1 計算問題

計算が5問出題されており、ここ数年この形式で、すべて計算問題になっています。
正負の数の計算、分数の計算、文字式の計算(2問)、平方根の計算となっており、中1~中3までの計算問題が出題されています。1問3点で5問出題され、全問正解で15点となります。決して難問ではないので、全問正解したいところですが、ここで注意点があります。

いくつかの問題で符号のミスをしやすい問題が出題されていますが、ある程度想定されたミスをすると考えられる選択肢があるため、焦っている中なので、気づかずにそれを選んでしまうことがあります。

数年前はここは自分で計算をしてそのまま答えを書く問題でしたが、選択問題になったことで、かえってここを数問落としてしまう生徒がふえています。こういったことも踏まえて入試に臨む必要があります。

■問2 計算問題・小問集合

ここにも計算問題が出題され、因数分解と2次方程式が1問ずつ出題されます。ここの計算問題は1問4点ですので、問1からの計算問題をすべて正解すれば23点です。

あと3問小問が出題されますが、ここに出題されるのは、関数に関する問題と文章題、その他の問題です。今年は変化の割合、数に関する文章題、数に関する小問となっていました。

ここでの注目ポイントは「関数に関する問題」はほぼ毎年、2次関数の変化の割合に関する問題です。4年か5年に1度程度、ここか2次関数の変域の問題になることがありますが、基本的にはこの2種類の問題のどちらかが毎年出題されていますので、この問題は必ずできるようにしておく必要があります。

文章題は中1範囲の文章題(1次方程式)が出題されることが多いです。

最後の小問は式の値の問題がここ数年多かったですが、今年はちがいました。ただ今年出題された、「3780/nが自然数の平方となるような最も小さい自然数nをもとめる」問題は神川県の入試では頻出です。

問2は1問4点で5問出題され20点ですが、計算以外にも頻出問題があるため、問2までを全問正解して35点を取るというのは、決してハードルの高いことではありません。しっかり練習していくことが大切です。

■問3:証明・資料の整理・文章題・図形

今年はアが証明問題、イが中2の箱ひげ図の問題、ウが速さに関する文章題、エが平面図形の問題でした。

アの証明問題は穴埋めになっており比較的正解しやすくなっています。なお、アには角度問題も出題されています。実際に角度を求めて、求めた数値をマークする形式です。この形式の問題がここ数年出題されていますので、しっかり対策をして少なくとも、証明の穴埋め問題を正解したいところです。

イは箱ひげ図です。学習指導要領が変わったことで出題されるようになったものです。箱ひげ図に必要な知識として「中央値」というものがありますが、これを始めて学習するのは小6です。中1でも扱い、中2でも学習するというようになり、ある意味数学では大切な単元になっているといえるかと思いますが、問題自体は決して難問ではありません。「中央値」「四分位範囲」「第1四分位数」「第3四分位数」という直接箱ひげ図に関連する用語はもちろん、「平均」「最頻値」などの用語もしっかりと抑えておく必要があります。箱ひげ図が出題されずとも、最頻値、中央値などの「資料の整理」に関する問題は神奈川では頻出ですので、これを踏まえたうえで学習を進めましょう。

ウはやや新しい傾向と言っていいかもしれません。速さに関する文章題ですが、一見すると単純な問題に見えて実は方程式の文章題となっています。方程式の文章題は出題されないこともある範囲になっていますが、比較的速さの文章題は神奈川県では出題されることがあるので注意が必要です。6割以上を得点したい場合は、広く文章題を練習する必要があります。

さて、エです。最近の入試では、問3の最後の図形問題が正解率が非常に低く、年によってはここが、その年の一番の難問になることがあります。ですので、最高でも8割狙いという人でさえ、解かないことになる問題なので、戦略としては後回しにするべき問題となると思います。

今年の正解率は8.0%なので、例年よりやや易しめの問題でした。面積比を求める問題で、比較的定番の知識で解けるものにはなっているものの、使いこなすにはしっかり練習が求められるので、まずは、問題集などにのっている比を求める問題の練習を一通りするとよいと思います。

■問4 関数大問

平成のころから出題形式が固定化されている箇所です。ここのアとイを正解できるかは非常に重要なポイントです。

ア:2次関数y=ax^2の比例定数aを求める問題です。基本的には放物線上を通る1点の座標を求めることになります。

年によっては比を使って座標を求めることもありますが、今年の問題は、別の直線の式に代入して座標を求めるだけでしたので、解きやすい問題でした。

イ:2点を通る直線の式を求める問題です。順番に座標を求めて直線の式を求めますが、最近は途中の計算に分数計算を必要とするため、間違えてしまう生徒さんが増えています。ですが、この問題は基本的に毎年出題されるため、手順を覚えるまでたくさんの問題を解くことで本番でも正解できるようになります。

県入試用の問題集には関数の問題が多く収録されていますので、それを1回解くだけでなく、できるまで何度も解くというようにすれば、必ず得点できるようになります。

ウ:問3のエ同様、正答率が低くなる問題です。6割を狙う、というのであればここは解かずに、次の確率の問題に時間を使う、というのが正しい戦略ではあります。

上位校を受験する場合は、ここは取りにいきたい問題にはなります。関数で必要となる有名なテクニックがありますので、それを練習しておけば、見たことのある問題、というように対応できることが多いです。これまでに出題されたのは、面積2等分や、面積を特定の比に分ける分ける点の座標、面積比などで、面積関連の問題が出題されることが多いです。関数だけでなく、図形の知識も必要となるので、問3のエなどの対策とも関連します。

■問5 確率

神奈川の確率の問題は、基本的には2つのサイコロに関する問題です。一時は袋に入れたカードを取り出す問題になったことがありましたが、近年は2つのサイコロの問題に戻っています。

そして、この点が重要なのですが、2つのサイコロの問題が出題されるということは、最大36通りなので、基本的にはすべてのパターンを調べれば得点できるということになります。計算をしてもとめるということでなく、根気よく調べる、という作業を求められます。とはいえここは2問出題されますが、36×2=72通りを、すべて同様に調べているとさすがに時間が足りません。問題を読みながらパターンをつかみ、調べるスピードが上げることで全て調べます。問題によってはこのパターンはない、というようなことがわかることもあるので、そういったことをしながら、およそ8分で2問を解くことになります。1問5点ですので、ここで2問正解すれば10点です。途中でも書きましたが、問3のエや問4のウなどに時間を使わず、ここで確実に10点を取りに行く方が合格に近づけることが多いです。この点を把握して過去問や模試で練習する必要があります。

1点注意なのは、問題文が長いため、しっかり練習しないと時間内に解くことができません。中には問題文の意味を把握できないということも少なくないため、確率の問題文になれる必要があります。1時間確率の問題をたくさん解く、というのを3回程度すると慣れてくる印象で、その後は日々1問時間を測って解く、というようにすれば本番で正解できるようになることが多いです。頑張ってみてください。

■問6 空間図形

今年は円錐の問題でしたが、年によっては直方体の問題であったり、図形は様々です。

ア:表面積を求める問題でした。円錐の表面積は、側面積の公式を知っていれば、1分程度で解ける問題です。なお、例年もここは立体の表面積や体積を求める問題が頻出です。図形の公式をしっかりとおさえておけば正解できます。確実に正解したい問題です。

イ:空間内の線分の長さを求める問題です。例年通りで、ここは三平方の定理を使う問題が頻出となっています。6割、7割を狙いに行くのであれば取らなければいけない問題です。

ウ:問3のエ、問4のウと並んで、正解率の低い問題です。今年一番正解率が低いのはこの問題でした。(4.0%)

例年展開図を利用した問題が出題されることが多くなっています。年によって難度は変わりますが、今年は円錐の問題だったため、参考書によっては同様の問題を収録しているものもあると思います。とはいえ、他の難問同様、「あ、これね」と思えるようになるまでに、たくさんの練習が必要で、さらにそれを使いこなすには計算力も問われます。8割以上を狙っていくにはこうした練習が欠かせないということになります。



なお、神奈川の数学全般で何点を取るために、どの問題を狙うべきか、というのを別の記事でまとめてありますので、こちらもぜひ参考にしてください。

神奈川県立高校入試対策【数学】目標点数別対策

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2023.06.12

現中3生の公立高校入試の選考基準が、6/9に発表されました。

昨年の時点で、現中3生の入試から面接が必須でなくなることが決まっておりましたが、以下の点が未発表でしたので、注目が集まっていました。

1. S値(1000点満点)の配分がこれまでは、内申、入試点、面接点で配分(選考比率)されていましたが、面接がなくなることで、内申、入試点の配分がどのようになるのか。

2. 面接は「特色検査」の形で各学校が実施・不実施を決めるということで、実際に面接がなくなるのか、学校によっては面接を実施する学校が一定数あるのか。

それぞれの点で見てまいります。

■1について

今回からは、内申点と入試点を最低2割比重をかける形とし、内申点:入試点で、

2:8、3:7、4:6、5:5、6:4、7:3.、8:2

とできるようになりました。

ただ、2:8や8:2は普通科ではありませんでした。

以下に、綾瀬市近隣および主な校の選考比率(内申点:入試点)をご紹介します。

厚木 4:6
厚木東・厚木商業 5:5 ※令和6年より統合
厚木北 6:4
厚木西 5:5
海老名 3:7
有馬 5:5
大和 4:6
大和南 5:5
大和西 4:6
座間 4:6
綾瀬 6:4
綾瀬西 6:4
藤沢西 4:6
湘南台 5:5
伊志田 5:5
上溝 5:5
上溝南 5:5

湘南 4:6
横浜翠嵐 3:7

 

■2について

普通科で特色検査として面接をすることになった学校は非常に少なかったです。その対象校をご紹介します。

舞岡、上矢部、川崎市立橘、愛川

なお、今回の入試から、第2次選考(2次募集とは異なります)において、通知表の「主体的に学習に取り組む態度※」を点数化して合否に利用することになっています。

Aを3点、Bを2点、Cを1点として、合計27点満点を100点満点に換算して、それぞれの学校が決めた比率に基づいて計算されます。

どうしても入学したいということになれば、2次選考も意識して入試の作戦を立てることになりますので、普段の学校の授業の受け方も意識しておきたいところです。

※「主体的に学習に取り組む態度」

各教科それぞれで判断されるところで、実際の授業中の様子だけでなく、提出物の評価(提出の有無だけでなく、その内容)や定期テスト内でもこの観点を問う問題などが出題されており点数化されています。

■「逆転係数」について

「逆転係数」という名称は個人的につけているものですが、これは、上記、3:7や6:4などの学校で、内申1点分の不足を試験では何点取れば取り返せるのか、というものです。それぞれ以下のようになります。

内申点:入試点 逆転係数(約)
3:7 1.58点
4:6 2.46点
5:5 3.7点
6:4 5.55点

例えば、海老名高校では今回、内申点と入試点の比率を3:7としていますが、この場合、内申が1足りない場合には、本番で1.58点を余計に正解すると良いということになります。

なお、神奈川県の入試では1点問題というものはないので、実質1問余計に正解すれば、内申1ポイント分の不足を補えることになります。

ただし、中3の内申は2倍されますので、中3の内申1ポイント分は上記の数値を2倍してください。

第1志望の合格は入試制度を正しく理解して、それを上手に利用することが必要です。難しいものにもなっておりますので、ご不明点はぜひご相談ください。

なお、詳細の入試制度は神奈川県教育委員会ホームページにてご確認ください。

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2023.05.17

令和6年の神奈川県公立高校入試の主な日程が4月末に発表されました。

  • 募集期間:124日(水)~1月31日(水)
  • 志願変更期間:2月5日(月)~7日(水)
  • 学力検査:214日(水)
  • 特色検査および面接:214日(水)、15日(木)および16(金)
  • 追検査:2月20日(火)
  • 合格発表:228日(水)

ほぼ昨年通りの日程で、暦の影響で募集期間や志願変更期間が1日ずれている程度の変化です。入試日は昨年と同じく2/14です。なお、来年はうるう年ですが、入試日程に大きな影響はなかったようです。

来年の入試から面接は全員必須ではないことがすでに発表されています。また、それに伴い、選考基準の配分(※)がどのようになるのかは今後の発表となり、注目が集まるところです。

※選考基準

合否を決める際の点数(S値)を1000点満点とし、今年まではこれを内申、入試点、面接点に振り分けていました。これは学校ごとに異なっています。全体10割を各項目最低2割を割り当てることとなっており、多くの学校が、3:5:2や4:4:2などの割合で割り振っていました。面接がなくなることで、内申:入試点で4:6や6:4、5:5のようにする学校が多くなると思われますが、3:7や7:3のようなケースがあるのか(以前の神奈川入試で面接が必須でなかった時は3:7や7:3のようなケースはありませんでした)、また実際に面接を廃止する学校がどの程度でるのか、今年の受験生はきちんと把握したうえで受験をすることが大切となります。

詳細は教育委員会のホームページにてご確認ください。