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綾瀬中央教室のメッセージ

現役高校生の英検準1級合格戦略5 ライティング(エッセイ編)

2026.09.07

今回はエッセイについてのご紹介です。

 まずは基本的なところからの確認です。準1級は120~150語で、与えられたトピックに対して理由を2つ書くものです。
理由のポイントが4つ与えられますが、2級とは違い、これらのポイントは必ず2つ使う必要があります。(2級は自分で考えた観点で書いてもOKです)

 ではここから、具体的に書き方を説明していきます。

1. 段落を分ける

 2級までは、理由を2つ書くにしても段落分けをする必要はありませんでしたが、準1級からは「エッセイ」という位置づけになるので、段落分けが必要です。以下の4段落に分けて書くことになります。

Introduction
Body1
Body2
Conclusion

 さほど難しい分け方ではありませんが、必ずこの構成にしてください。それぞれの段落についてみていきます。

2. Introductionの書き方

 いわゆる「イントロ」と呼ばれる、導入の段落です。多くのことを書く必要はありませんが、まずは他の級と同様、問われたことに対して、賛成、反対、どちらの立場をとるかを明示する必要があります。

 この際、問題文をどの程度引用するのか、という疑問が生じますが、準1級であれば模範解答でもイントロのところでは比較的問題文を引用して書いているので、特段無理しなくてもよいかもしれません。

例えば与えられたトピックが、

Should companies be required to produce goods that are easy to recycle?(2023年第2回)

とあった場合、模範解答では

Companies should be required to produce goods that are easy to recycle.

とありますので、まずはこの形から入ればよいでしょう。この点は2級などと同様です。
ですが、違うのはこの先です。解答例は以下のように続きます。

This opinion is based on the following reasons: customer demand and pollusion.

 英検のエッセイは、1級も同様ですが、この先に何について触れるかということをあらかじめ、書いておくのが推奨されます。この点は一般的な英文エッセイという点でも行うことではありますが、英検であれば、難しい書き方をする必要はありません。上記のようにある程度典型的な書き方でよいでしょう。

 なお、ある程度アレンジをしたいと言ことであれば、このような書き方もできるでしょう。

Companies should be required to produce goods that are easy to recycle because of customer demand and pullusion.

Companies should be responsible for producing recyclable goods. I will discribe the two reasons regarding customer demand and pollution.

 上の文は先ほどの例を1つにまとめたものです。because of はdue toなどにも書き換えられます。

 下の文は2つ目の文ごと違う言い方に変えました。regardingはここではaboutの意味ですが、準1級では使えるようにしたい単語です。ここのregardingをfrom the perspective of などとしても面白いでしょう。concerning にもかえられます。

 なお、下の文の1文目は少し変えたのですが、このような言いかえをできるのであればチャレンジしてもよいと思います。ただし、後ほどまた述べますが、結論の段落では表現を変えたいので、言い換えの表現がなくなってしまうようであればここで無理をして変える必要はないでしょう。

 なお、この、事前に二つの観点をイントロで書く書き方、および段落に分けるという書き方は構成点に影響します。2級のようにI have two reasons.とだけ書いていた人は、これを改めるだけでも構成点が変わるかと思います。


3. Bodyの書き方

 1つの段落に1つ理由を書く形になります。1つのボディに対して40語程度が目標です。
なお、全体的には
intro 20~25語
Body1 40~50語
Body2 40~50語
Conclusion 20~25語
計 120~150語
が目安です。

 40語を書くとなるとおよそ4文から5文です。基本的な流れは以下のようになります。

第1文でまず理由の根拠を大まかに言う。
第2文でそれをサポートする理由を書く。
第3文で、その結果どうなるか、や具体例を書く。
第4文でその段落をまとめた意見を書く。

 話の展開によっては前後することもあると思いますが、基本的にはこのような流れで書くとかきやすいでしょう。

 例えば、以下のように書いてみたとしましょう。
First, people are increasingly aware of the importance of protecting the environment. In fact, some people tend to choose eco-friendly goods rather than ones that cannot be recycled. This means unless companies do not address this issue, their revenue will decline. In light of this, companies should focus on recyclable goods.

 4文でまとめて49語となりました。それぞれ見ていきます。

第1文
First, people are increasingly aware of the importance of protecting the environment.
人々の環境への意識が高まっている、ということを言っています。
表現のポイントとしては、

people are increasingly aware of ~
人々がだんだん~を意識している

 このまま使ってもいいくらいの表現です。環境系の内容を書くなら使いやすい表現かと思います。
なお、「だんだん」はmore and more なども可能ですが、increasinglyを使ったほうが文が引き締まるでしょう。

 これを受けて第2文で具体例を書きました。
In fact, some people tend to choose eco-friendly goods rather than ones that cannot be recycled.
tend toやrather than などを自然に使えるでしょうか。文法問題では頻出ですが、ライティングでも定番表現です。

 その結果、どうなるかが第3文です。
This means unless companies address this issue, their revenue will decline.
unless(~しなければ)を使って、何が起こってしまうかを書いています。ここでは、収益が下がる、ということです。「もししなければ」をif they do notとしてもよいのですが、unlessもしっかり使いこなしたいところです。

 先頭のThis meansは全文をうけていますが、こういった「受けの表現」を使うことで、内容が飛躍せずに文がきちんと流れていくことを示せます。

 revenueやadressなども準1級では使えるようにしたい単語です。

 そして第4文で、この段落をまとめています。
In light of this, companies should focus on recyclable goods.

In light of ~ 「~に照らして」と訳されることがありますが、Given(~を考慮すると)などの意味です。

 なお、ここで、
In light of consumer' conscious shiftとすると、
「消費者の意識の変化を考えると」となりますが、このshiftが第1文の「だんだん意識している」を受けた、指示語のような使い方になっています。高校生がここまで行うのは難しいので解答例はthisで受けました。こうした技術が使えるようになると高得点が狙えますが、こういったことを本番でできるようにするには、かなり慣れていないと難しいので、参考程度に見てもらえればと思います。



 以上のように、

・文の流れ
・準1級のレベルにふさわしい単語(高校で学習した単語を使うようにするとよいです)
・接続詞や関係代名詞の使い方などの文法事項
 
を意識してBodyを二つ書きましょう。

 なお、2つ目のBodyを書く際、解答例ではSecond,から書き始めていますので、ここのアレンジはあまり気にしなくてもよいでしょう。もし変えたいというのなら、Additionallyなどを使ってもよいと思います。


4. Conclusionの書き方

ここで意識したいことが2点あります。

・イントロの表現は言い換える
・(できれば)2つの観点を再度言う。ただし、言い方は変える

それぞれ見ていきましょう。


・イントロの表現は言い換える

 イントロでは
Companies should be required to produce goods that are easy to recycle.といいましたので、またこれを使うのは避けたいところです。

 例えば模範解答では、
Producing goods that can be easily recycled should be requiered for companies.
のように主語を変えて同じ内容を言っています。

 他にも
It is necessary for companies to produce easy-to-recycle products.
などともいえるでしょう。
necessaryの語彙レベルが心配であれば、vital やessential などを使えるようにしておくとよいでしょう。

 なお、気づいたかもしれませんが、「リサイクルしやすいもの」を
goods that are easy to recycle
goods that can be easily to recycle
recyclable goods
easy-to-recycle products
などと言い換えています。4つ目は力づくで書いたものですが、毎回goods that are easy to recycleを繰り返すのは避けたいところです。


・2つの観点を再度言う。ただし、言い方は変える

 模範解答(一部改変)は以下のように続きます。
, as this helps meet new consumer demands and preserve nature.

 1文目を受けてどうなる、ということを2つの観点を再度書くことで示しています。
pollutionをpreseve natureに変えるなどの工夫もできればしたいところです。
なお、andがmeetとpreserveをつないでいますので、ここは逆にpollutionの名詞はおけません。こうした文法には常に注意を払いたいところです。

 本番で時間が無いときなどは無理に書かなくてもよいですが、構成点をしっかりとりに行くのであれば、やっておきたいことです。


・最後に注意点

 最近、エッセイの方でも0点が出ているという話がインターネット上に出ています。これは、いわゆる「テンプレート」を使ったものですが、近年の英語試験では、あまりによく見かける表現すぎると点がつかない、ということが起こります。自分の考えを何も述べていないほどの、長いテンプレートは大失点につながりますので気を付けてください。ここでかいた、イントロの書き方や、ボディの構成などについてはなにも問題ありません。大切なのは、ある程度のフォーマットに合わせて自分の意見を書く、ということになります。



・おすすめ勉強法

 ライティングはどうしても勉強しづらいので、つい「テンプレート」に頼りなくなってしまいますが、おすすめの勉強法としては、

模範解答をまずは自分で書いてみる
そのうえで、分析し、良い表現をまねていく

ということになります。一度はすべてを覚えるのもよいでしょう。ただし、そこから、このテーマではこういう表現を使うな、というように利用していく形になります。

 途中でも書いたPeople are increasingly aware of ~ などは、~の部分にそれぞれのテーマに合わせた内容を書くことになりますが、段落のはじめによく使う表現として使っていく、という点では問題ありません。


 また、すでに皆さん使っていると思いますが、AIを使って勉強するのは非常に有効です。その際は、プロンプト(AIに指示する文)で、英検の採点項目で採点をしてほしいなどと指示するとより明確です。

 文法のミスや論理のつながりなども見てくれますし、自然な表現なのかを確認することもできるので、ぜひ利用したいところです。
※ご存じのようにAIは時々間違える(誤情報を基にする)ので、文法を確認して心配なときは複数のAIを使ったり参考書などで確認するようにしてください。また、英検の各級の難易度の情報や、文字数などの条件はAIは間違えていることが多いので、プロンプトである程度情報を与えることも大切です。




 いかがでしょうか。高校生には少し難しい書き方も紹介しましたが、2級とは違い、準1級ではアカデミックな書き方が求められます。単語については、難しいものをその場で使えるようにするというのは大変ですが、ライティングの練習をするようになると、単語を覚える際に、この単語はこの文脈で使える、というように思うようになります。最後は数をこなす、ということになってしまいますが、ある程度の方法論はありますので、しっかり情報を入手して対策してみてください。



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